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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅷ― 雅子が…殺される!?

「さーてと…」
和気は、椅子に腰かけた状態で、完全に意識を失った雅子の髪をつかんで、その哀れで美醜が混在した失神貌を天に向ける。そして、愉しむかのように、薄汚れたアルミバケツにたまった雨水を、嬲るように美人キャスターに滴らせた。
「ンンッ…ンン…」
虚ろな視線は、処刑間近という目の前の現実を再認識させられ、すぐに悲しみを帯びた瞳に変化した。
「最高に興奮させてもらったよ、雅子ちゃん。君ほどいたぶりがいがあって、かつ苦痛に悶える姿が美しい女はいないと、本気で思うよ。雅子ちゃんほどの日本女性の至宝といってもいいレディをここまで責め苛み、怯えさせ、この手で血祭りにあげることができるなんて、俺は稀代の幸福な殺人鬼だ」
和気はすでに正気の沙汰ではなかった。すでに逮捕も、極刑すらも受け入れる覚悟なのだろう。いや、法や常識など、この男独特の美学の前では、何の意味も持たないのかもしれない。雅子という極上の獲物のスナッフ動画をモノにする、それが彼にとっての至上命題であり、本能の赴くままに作成したいわば芸術品なのだ。
「さぁ、そろそろクライマックスと行こうかね。究極の暴行シーンは、君がまだ意識もはっきりしていて、死んでいく恐怖を実感できる状態で撮影したいからねぇ。さあ美人キャスターらしく知的で往生際良く、毅然と死んでいく様をその美貌だけで実況してくれ」
和気は、すでに抵抗する気力を失った雅子を、セミロングの黒髪を乱暴にわしづかんで、『最後のOA』にエスコートした。

「ふへへへへ…綺麗なおっぱいじゃーん? これを握りつぶせると思うとぞくぞくするねぇ…って言いたいところだけどやめたよ」
和気は、これまでの犠牲者に施してきた乳首をペンチで握り潰すという残虐行為をわざと雅子に思い出させつつ、その恐怖をあおったうえでさらに恐ろしいプランを公開する。
「どうして、こんな廃工場を君の殺害場所に選んだと思う? ここはね、あらゆるヤクだけでなく違法な薬品を密輸出する首都で数少ないアジトなんだよ。そこでだ、君という極上のスナッフ・ヒロインの姿を焼失させない意方法を思いついたのさ」
和気は、大きな円筒形の何かから包み紙をはがしている。それは大きな試験管のようなガラス張りの容器だった。
「ある海外の大学で密かに用いられている人体実験用の遺体保存セットさ。濃度の濃いホルマリン漬けにした遺体をほどんできるっていうわけだ。フヒヒヒ、わかるだろう、雅子ちゃん」
雅子は、恐怖を超えた壮絶な気色の悪さを覚え、嘔吐しかかった。

「そう、ギャグを噛まされた君は美しい。壮絶な暴行を受け傷付けられながらも耐え忍んだ君の女体は神々しい。そして、俺という鬼畜な男の手中に墜ちたまま絶命し、その姿を半永久的に保存され、干渉され続ける運命の君は憐憫で、そして可憐だ!」
興奮が最高潮に達した様子の和気は、雅子の足首をまたも結束バンドで結わきながら陶酔した口調で言った。二メートルはあろうかという円筒形の前面はパカリと外れ、恐怖とこれまでの拷問同然の仕打ちで抵抗する力を失った雅子は、和気の腕力に抗えず敢無く担ぎ上げられ、ガラス張りの円筒器の中に幽閉されてしまう。
「さてと、蓋を閉じるとしようか。防水シールドも完璧だから、君がどんなに暴れようと逃れることも抵抗することも、もちろん泣き叫び嘆こうと、この容器はびくともしないし、物音一つ立てない。ホルマリンの中で溺死していく君をしっかりと保存してくれるだろうね。ま、そのギャグボールを噛まされた女で、声を出せた前例はいないが、ネ。ふふふふ」

立たされたまま逃れる術のなくなった雅子は工場備え付けのポンプで、巨大なホルマリン瓶から、自分を幽閉するガラス張りの『棺』にホース伝いで送り込まれるホルマリンを緊縛された美しい裸体に浴びつつ、硬く噛み込まされたギャグを蠱惑的な唇で噛み締めるしかない雅子。だが、そこは気丈で聡明な雅子だ。死を覚悟しつつ、この稀代の犯罪者、いや異常者でしかない人非人ともいえる和気を口惜しげに睨み続けた。
(ゆ、赦せないわ、和気さん、私は貴方という人を…。罪なき女性たちの命を奪い、そして富岡君までも利用した…。たとえ、私は命を絶たれても、貴方という人間を赦さない、一人のジャーナリストとして、いえ、人間として!)
雅子は死を間際にしつつも気高かった。たぐいまれな信条と勇気、資質を持った若き美貌のジャーナリスト奥寺雅子。だが、その命は今、風前の灯火だった。いよいよたまり溜まったホルマリンは、雅子の長い脚を水没させ、ビキニショーツの股間部分にまで達し、陰毛が淫靡に白い下着に張り付いている。
「フフフフ、良いね良いねぇ~~ッ、雅子ちゃん、どんな顔で死んでいくのかなぁ? その死に顔がホルマリン漬けデスマスクになるんだから、せいぜい美人キャスターらしく綺麗な猿轡顔を残してくれよ~~、はっははっは―――ッ!!」
和気は雅子から奪い取った『戦利品』ブラジャーを手にほおずりしつつ、狂気している。
(いよいよね…)
『死の薬品』が白い首筋にで迫ったとき、雅子はついに覚悟を完全に決めた。そのときだったTBCの社名の入ったワゴン車が刑事ドラマさながらに、工場内に突入してきたのだ。
後方からはパトカーのサイレンも聞こえてくる。
「た、高見さん!! 来てくれたのね」
雅子は、ガラス張りの処刑台の中から、恋人が勇ましく駆け寄ってきて和気を殴り倒す様子を見つめつつ、石製の轡の下から声ならぬ声を付し絞って叫んだ。

「どうして、どうして…わたしが和気さんに捕まっていると? それに、そうだわ、富岡君は、彼は無事!?」
キャスター然とした口調で矢継ぎ早に、それでも想い人にすがるような歓喜と悲しみの入りまじった憐憫な表情で質問をぶつける雅子。
「まあまあ、落ち着けって、雅子。実はな、お前さんに来たあのファンレター…」
雅子はピンときた。あれは富岡が雅子に出したものだったのだ。
「お前さんに渡さなかった一枚があってさ。あれに、富岡の名前が書いてあった。お前さんをマジで女神みたいに想って縋りつくような想いだったんだろうな、あえて自分の名前を晒すなんてさ」
そう、恭平は、あのファンレターの最重要部分を受け取り主である雅子に見せず抜き取ったのだ。
「悪く思うなよ。お前さん、富岡の名前を知ったら、自分で説得に出かけかねない純粋真直ぐな女だからな。だが、逆に危険に陥れちまったわけだが…」
「いいえ、気にしないで。私、ずっと富岡君が犯人ではないと思っていたわ。それで敢えて、連れ去られたの。真犯人を見つけ出すために」
「ああ、俺も富岡の周囲をいろいろ洗っていたら、数年前、彼の飲酒運転揉み消しに和気が関与したらしいっていう情報をある線から仕入れてさ。それ以来、なにかと、彼を自分の性癖を満たすため利用していたらしい。運送屋の仕事を斡旋したのも和気で、警察の住民基本情報を使って若い女の住所にわざと配達に回らさせて『獲物』になる女を物色させては相手の容姿を聞き出し、気に入ると彼にさらわさせて殺害していたらしい。富岡の動きもマークしていたんだが、まさかいきなりお前さんを拉致しに行くとは思わなくてな、甘かった。ホントにすまなかったよ」
恭平はかなりバツが悪そうだったが、自分の上着を裸同然の雅子にかけてやりながら言う。
「だが、お前さんのお手柄だぜ。下手に騒ぎ立てたら、トカゲのしっぽきりで富岡だけが割を食ってただろうし。和気はうまい具合に海外に逃亡するつもりだったらしいからな。でも安心しろ、和気はほぼ間違いなく極刑だろうし、富岡はトラックの中で自殺に見せかけて殺されかけていたが、警察に保護されて今は病院で治療中。命に別状はないそうだ」
「そう、よかった…」
雅子の安堵した声からは、命を奪われていった女たちへの哀悼と、利用され尽くしながらも命を取り留めた富岡への更生の願いが、真に込められていた。『了』

美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅶ― ついに噛まされた特性ギャグ・ボール!! 恐怖と苦痛に声も出せず、雅子の命は風前の灯に…

獲物の思わぬ反撃にうしろ向きにのけぞる和気を尻目に、雅子は脱兎のごとく駆け出した。が、甘かった。和気は武道の有段者。空手・柔術に優れた猛者でもある。所詮乙女の反撃など、蚊が刺したほどにも感じず、雅子の反撃を微かに楽しむ余地すらあった。雅子は逃走から5mも経たぬ地点で、あえなく和気に捕まり、セミロングの髪を背後から鷲掴みにされてしまった。
「あ、あぁッ! いッ、痛いィ~~ッ!」
苦痛に歪んだ美貌が天を仰いだ。相変わらず、後ろ手に親指を拘束されたままで、逃げることも抵抗することもできない。
「フフフフ、やってくれるねぇ雅子ちゃん。現場でもさんざん馴染みになった関係だし、少々手心を加えてあげようと思ったけど、そういう生意気な態度をとられては殺人鬼だって、より残酷な手法で君をいたぶり殺したくなるってものだろ?」
雅子の抵抗は、和気の少しばかりの良心と、彼女をこれまでの犠牲者よりはるかに過酷な暴行でいたぶることへの躊躇を完全に打ち砕いてしまったらしい。和気は雅子を向きなおらせると強烈な膝蹴りを、スレンダーな女体に打ち込む。蹲る間も与えず、雅子を鉄『壁ドン』すると、無防備な魅惑のウエストのくびれにドスドスとジャブの様に正拳を打ち込む。
「あうッ! ううッ! ああッ! ぐぅぅッ…」
 引き締まったウエストから柔肌を殴打する鈍い音が漏れ伝わる。痛みで意識を遠のかせる雅子。
「ふん、簡単に失神はさせないよ。もっと苦しんで、身悶えてもらわなくては動画が売れないし、俺も興奮しないからねぇ」
和気は崩れ落ちる雅子の髪をまたも乱暴につかむと、廃材の中にたまった汚水にその美貌を叩きこむ。
「はぐッ…ご、ごぼぼぼぼぉ~~…」
後ろ手に回された白い二の腕をびくびく震わせ、女体をびくつかせる雅子の感触を満足する様子で楽しむ和気。絶望の中、雅子は、この男に捕まった女たちの運命に心底、同情するのだった。

だが、雅子の生き地獄は始まったばかりで、ここからが本番だった。
「さーてと、雅子ちゃん。それじゃあ、特製の猿轡を噛んでもらいましょうか…。俺のお客は、どうも断末魔の悲鳴は聞きたくないらしいんだよねぇ。呪いの言葉なんかを吐かれても困るし、フフフ。君だって、知的で冷静なお嬢さんってイメージを最期の時まで崩したくないだろ?」
地面に倒れ込む雅子を引き起こすと、例の固く冷たい石造りのギャグボールをググっと無理やり唇の間をこじ開けるようにねじ込む。
「あぁ…ぐ・ぐ・ぐぅ…」
ただのギャグボールとは比べ物にならない重く、硬く、そして冷たい石玉の舌触りは、雅子を言い知れ無い絶望に導く。それだけに終わらなかった。
「こいつを噛まされた女の屈辱と苦痛に満ちた顔はたまんないよぉ。今日はなんせ、君というTV界のスターにこの口枷を嵌めることができるんだから、俺の興奮も最高レベルに達するっていうもんじゃないか」
和気は雅子の背後に回り込むと、荷造り用のPPバンドと呼ばれる硬いビニール製の青い帯を手にし、雅子の噛まされた轡玉に設けられた左右の端の金具に、取り付けた。恐怖に引き攣る雅子の青白い美貌に、真っ青なラインが引かれる。
「さぁ、少し痛いよ、雅子ちゃん…」
雅子の首の後ろに回したPPバンドの紐尻同士を、ハンドタイプの専用締め付け機でぐいぐいと締め上げ始めた。

「ああぁぁ~~……あ、あ、あ…ぐぐぐぐ…ぐぐッ…ぐうぅ―――ッ…」
頬肉を引き裂くようなPPテープの痛みが、ミスKOにまで輝いた雅子の美貌を存分にいたぶる。声を出すことはおろか、喘ぎ声を漏らそうとするだけでも唇の端が引きちぎれんばかりの激痛に苛まれる雅子は、純白のブラパン姿の肉体をビクンビクンと浜に打ち上げられた人魚の様に震わせる。だが、和気はその様子にもまた異常な性的興奮を覚えた様子で、より時間をかけて、雅子に噛ませたギャグボールを、断末魔の悲痛の叫びを漏らす権利すら剥奪するかのように、強固に厳しいものにせんと、締め付け器具のグリップをググっと力を込めて握りしめた。
「さぁ、雅子ちゃん、君の普段は知的で涼しげな顔が、どんな風に醜く歪んだのかなぁ?」
雅子の特性轡玉を噛み込んだギャグ・フェイスを目にした和気は、心底満足げに残忍な笑みを浮かべる。
「ンンンン、ああぁぁ…」
顔面を拷問されている激痛と、ひたひたと迫りくる生命の危機に、普段は怜悧な瞳に涙を浮かべ、頭を振り続ける雅子。そこには、危機に陥った自分の身だけでなく、死んでいった過去の犠牲者たち、そして、和気に利用し尽されたであろう、富岡への憐れみも含まれている。だが、和気はそんな雅子の優しさも見逃さない。むしろ、彼女が、類稀な美しさや憐憫さを兼ね備えた女性であればあるほど、己の作った忌まわしき魔具ともいえる轡を噛ませ、暴行を加える喜びを覚えるのだろう。それが稀代の変質的猟奇殺人者の性癖でもあるのだから。

「はっ、ははは―――ッ、こりゃあ傑作の貌だ!!」
和気は快哉を叫ぶ。
「これまで俺、お手製の特性猿轡を噛ませたどんな女の面より、惨めで無様だぜ」
和気は、雅子の頭を弄ぶようにパシパシと張り続けながら言う。
「富岡もいいもの考案してくれたもんだよ。そのPPテープを使ったギャグは、運送屋独特のアイディアだ。女を荷物同然に縛ったうえ、声を出させない方法まで考えてくれるとは、最高のビジネスパートナーだったぜ」
もはや死に追いやっているであろう、利用し尽した青年を嘲笑した和気は、パトカーの助手席からあるものを取り出す。黒光りするスティックだった。
「へへへへ、これはな、アメリカ産で重宝されているトンファー型っていう警棒だ。なかなか殴られ甲斐のある痛みをじっくりと味わう羽目に陥る君を、存分に撮影させてもらうとするか…」
和気は、警棒でシュッシュッと空気を切り裂いて見せた…。

両足こそ結わかれていないものの、後ろ手に親指を拘束され、硬いギャグを噛まされた雅子が逃げ場を失うことに時間は必要なかった。三脚に固定したビデオを回し始めた和気は、雅子をパイプ椅子に座らせる。早速、稀代の暴漢魔は椅子の背もたれをバックに逃れることもできず、ノーガードになったウエストに、警棒の先端を何度も何度も撃ち込み始める。
「ほらほら、どうだい、雅子ちゃん? 援けなんて誰も登場しない絶望の中で味わう苦痛は、格別だろう? 裸同然のあられもない格好で殴り続けられる感想は? ハハハ、モノを言いたくても言えないだろうけどねぇ」
和気は声音こそ静かだが、自己陶酔したような口調で背筋の凍るようなセリフを投げつけ続けた。
(こ、殺されるわ…私、間違いなく…。た、助けて…)
断末魔の叫びをあげる権利すら奪われた雅子は、内臓をえぐられるような痛みの中、ただただ固く冷たい石造りのギャグ・ボールを噛み締めるしかなかった。

美人報道キャスター雅子・事件危機録


―Ⅵ― 壮絶なるスナッフ動画のヒロインに仕立て上げられる美人キャスターに迫る『猟奇的猿轡』の危機!!

横浜埠頭にあるとある資材庫。その薄暗い場にそぐわぬ、クラウンマジェスタのパトカーの後部座席を嬉々として開ける和気。
「フフフ、つきましたよ、囚われの可愛いお姫さん。一度やってみたかったんだよ、ブラパン姿の飛び切りの美人をパトカーで『護送』するっていうのをさ」
その言葉通り、富岡から拉致された下着姿のまま、今度は現職の刑事にさらわれるという常識では考えられぬ誘拐劇の生贄となったのだ。だが、雅子は気丈だった。裸足のまま、パトカーから引きずり降ろされ、愉しむようにじろじろとその魅惑のランジェリー姿を眺められつつも、キッと涼しげな瞳に怒りを湛え、職責を忘れた刑事を睨んだ。
「怖い顔しなさんな、美人キャスターさん、ミスKOの美貌が台無しだぜ。もっとも、そんな怒った貌を拝めるなんて光栄だが、もうすぐ、その表情が恐怖に引き攣り、激痛に歪むと思うだけで、ぞくぞくするねぇ」
和気はここならば絶叫されても、助けは来ないと踏んだ様子で雅子の口から粘着テープをはがした。
「富岡君は…?」
虜のキャスターは、それでもこの真犯人に利用された青年を気遣う。
「ふふん、あいつには死んでもらうさ。今頃、一連の誘拐婦女暴行殺人の罪をかぶってもらってトラックの中で一酸化炭素中毒による、自殺って事でかたが付く手はずだ」
「あなたの目的は何?」
鉄骨を背に、それでも人間の良心を信じる瞳で和気を見据える雅子。

「雅子ちゃん。世の中にはさ、いろんな性的趣向を持つ輩がいっぱいいるわけ。変質者だって何も女を凌辱するだけが愉しみとは限らない。女を生け捕りにして、猟奇的な手段で縛り上げて、少しづつ暴行を加え、いたぶって最後の最後に命を奪う…。そういうことに興奮する奴もいるのよ、俺みたいにね」
和気は雅子ににじり寄る。和気の表情はすでに殺人鬼のそれだった。
「雅子ちゃん、スナッフ動画って知っているか。平たく言えば、殺人の過程を収めたビデオだが。その手のマニアが世界にはごまんといるのさ。その餌食となるのが美人であればあるほど、もっと、言えばあんたみたいに超がつくほど有名で、かわいらしい美女とくれば、その値打ちは跳ね上がる。ばあによっては億単位の値が付く闇ビジネスにも大化けするってわけだ。サツの退職金よりも割がいいやな、ハハハ」
和気は、すでに用意されている三脚の上の動画カメラに一瞥をくれ、次なるその犠牲者が雅子であることを示唆しつつ続けた。

「あの富岡にはずいぶん協力してもらったよ。奴は少々頭が温かいからね。運送屋とくれば、どこに無防備な若い女が住んでいるか、ずいぶん情報提供してもらった」
「最低ね…」
雅子は唇を噛み締める。これまでの殺人もすべて動画にし、己の性欲と反社会的な利益のために犠牲者を貶めたことへの怒りを禁じえない雅子だ。
「その見返りは君さ、雅子ちゃん。奴は性的不能の気があるらしいが、君の個人情報を少しばかり教えたら、下着泥の真似事までして取り入ってくれて、まんまと気を許した雅子ちゃんを旨い具合に拉致してくれたわけだ。奴、マジで君に憧れていた様子でねぇ。君を抱かせてやるって条件だしたら、ホントに乗ってきた」
和気は心底、富岡を侮蔑した様子で言う。
「だが、君に妙なファンレターを贈った様子だったねぇ。そろそろ潮時だって踏んだので奴を始末し、最後に史上最高のスナッフ動画をゲットしてから、ほとぼりが冷めるのを待つって寸法さ」
和気は、パトカーの座席から妙なものを取り出した。

「君も疑問に思っていただろう。すべての犠牲者の口に嵌められていた猿轡がなんであるかって?」
それは石で作られたギャグボール、そしてその両端には金属製のリングが作り付けられている。
「これを君にも噛み込んでもらうんだが…これがちょっと痛いよぉ。この突起に業務用の結束バンドの端と端を結び付け、ぐいぐい締め上げる感触はたまらないよ。餌食となった女の子たちは別の意味でたまらないだろうけどねぇ。美人であればあるほど、奇妙な歪み方をした猿轡顔はエロティックで、性的サディズムを喚起するからねぇ」
被害者たちの口元に金属片が残されていたのは、この猟奇的な猿轡によるものらしい。和気は、バチンバチンと業務用の巨大なホチキスで石製のギャグボールの端に、太い結束バンドを打ち付けると、雅子に歩み寄る。恐怖に美貌を引きつらせつつも、雅子はこれが危機を脱する最後のチャンスだと覚悟を決めた。雅子は美脚をそっとずらす。幸いトラックからパトカーに載せ替えられる際に、脚を結わいた結束バンドを解かれていた。渾身の力を込めて、長いムチリとした魅惑の生足をふり上げた。
「えいッ!」
凛とした気合い一千、パンティが恥肉に食い込み、恥丘が浮かび上がるほどの蹴りが和気の顎を砕いた!!

美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅴ― 真犯人登場、本当の恐怖はここから始まる…

疾走するホワイト・ドッグ輸送のトラックに運び込まれた巨大な段ボール。その中に梱包されているのが、今を時めく麗しの美人キャスター奥寺雅子だとは、想像する者すらいないだろう。運送屋の職業柄、怪しまれることなく雅子を拉致した富岡に、どこへやら『護送』されゆく運命なのだ。雅子は窒息せんばかりの息苦しい空間の中、後ろ手に親指を結束バンドで結わかれたまま、同様に拘束された長い美脚を抱え込むように折り畳まれている。口には粘着テープ。文字通り手も足も出ない。仮に、この結わかれた手足が自由になったとしても、高速で走り続けるトラックの車内から逃れることは出来ないだろう。ましてや、今の雅子は、ブラジャーとパンティだけの下着姿だ。
「ンン…ンッ」
身悶えてみるものの、やはり後ろ手にされた親指への拘束は固く、自由を取り戻すのは不可能のようだ。レース・ブラの下でDカップとも噂される乳房が大きく蠢いただけだった。政財界エリートまで惚れこませる美脚も、狭い段ボールの中ではそれが仇となり、立錐の余地もない小さな檻の中に生け捕られた美しき捕虜をさらに苦しめた。だが、雅子は聡明なレディだ。恐怖と息苦しさの中でも、冷静に『犯人像』を考察していた。
(富岡クンは真犯人ではないわ…。確かに私のストーカーかもしれないけれど…彼にあれほどの事件は起こせない。こうして私をさらったのも、きっとその男の命令だわ。その犯人は、もうすぐ私の前に現れるはず…)
その、対峙の時に備え、手足の自由を取り戻したいと願う雅子だが、親指に結束バンドが食い込み、乳房が妖しく揺れ、纏められた生足がこすり合わさる音が段ボールの中に虚しく籠るだけだった…。

『箱詰め護送』で、どれだけの時間が経過しただろうか。いすゞの白い犬のペイントが施された1.5tトラックが停車した。分厚い積載部のコンテナの中、しかも段ボールの中に緊縛され箱詰めされた雅子だが、明らかに外界で『事件』が起こっていることを素早く察していた。やがて、トラック後部の観音開きのドアが開かれる重々しい振動ののち、閉じられた段ボールの中からも外界の光が感じられ、空気も肌同然の雅子の素肌を刺激した。
(いよいよね…)
雅子は意を決したように、しばし瞑想するように箱詰めされたまま瞑想するように瞳をつむる。やがて、段ボールの閉じられた蓋が開封された。眩しさに凛とした瞳に険しさを湛えつつ、見遣る視線の先に現れたのは―――。

「無事だったかい、雅子ちゃん? 正義の美人キャスター危機一髪を救ったのは、日頃、憎まれ口を散々たたいてきた相手、警視庁の敏腕刑事ってわけだな」
ニヒルに、にやけた顔で、正義のナイトを気取るのは警視庁捜査一課の和気清磨。和気は雅子の口から粘着テープをはがした。だが、雅子は、救われたとは無論思っていない。そればかりか、美貌に闘志をみなぎらせたように、厳しい表情で刑事を睨んだ。
「ついに真犯人登場といったところね、和気さん。これまでの一連の犯人は富岡君ではない…あなたね」
和気清磨は、ふふんと鼻を鳴らすと雅子の頭の良さに納得するように気障に笑う。
「ククク…。嘘でも可愛い顔して、虜の身から救出されたお姫さまって態度をとっていりゃあ、こっちの出方も変わったのになぁ…。可哀想だけど雅子ちゃんには、相当辛い思いをしてもらうよ。これまでのガイシャとは比べ物にならないほどに、ね」
和気は自己陶酔するかのような表情で、声音を興奮で震えわせている。その表情からは、いつものニヒルな刑事とは別物の、異常者としか思えぬ薄気味の悪い笑みが絶えなかった―――。

美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅳ― 予期せぬ襲撃に美貌のキャスターは恐れ戦く!!

―――数日後。雅子の周囲には何の変化も見られなかった。麻布のマンションの窓から黄昏時の街を見つめていた。窓辺に佇む形の佳い後ろ姿は、映画女優さながらだ。先ほど、近くの馴染みの自然食品販売店まで買い物に出かけたので、白いブラウスに紺色のスカートという清楚ないでたちだ。
(まだ酔うには早すぎるかしら?)
と、思いつつ、ワインのグラスを食器棚から取り出した時だ。インターフォンが鳴る。すでに有名人である雅子だが、過度なセキュリティのある部屋は好まなかった。セレブばかりが住まう部屋となれば、その手の有名女性ばかり追いかけるストーカー的な雑誌記者などには逆に狙われやすくなるし、著名人は知り合い同士の場合も多く、仕事に差しさわりが出るためでもある。もっとも財界エリートの父親は、愛娘の一人暮らしに気が気でない様子だが。15階建て、3LDKのマンションは、一応管理人やセキュリティは備わっているので、雅子自身身の危険を感じる場面はなかった。

「はぁーい…どなた?」
モニターにゆっくりとした動作で映り込んだ相手には見覚えがあった。運送屋だった。
「あら、ホワイト・ドッグ輸送の…富岡くん」
多忙を極める雅子がショッピングをする機会は少なく、大半はネット通販に頼っている。
「ご苦労様、いま開けるわ」
通常ならば、管理人に受け取らせてもいいのだが、ふとしたことで、富岡という青年が勤労学生だと知ったことから、彼が配送に現れたときは、直接受け取ることにしていた。今時珍しいほどに真面目で実直な人見知りの大柄な青年に、雅子は好感を持っていた。雅子が彼の人柄を知るきっかけとなったのは半年前の小さな『事件』だった。

やはり今日の様に土曜の午後、現れた彼はしばし照れていた。最初は、一応名の知れた放送局でアナウンサーとして勤務していたことで、ファン的な身で見ているのかと思いきや、彼は大きな体を丸めるようにして、注文のダンボールの包みをおずおずと差し出し、小声で言ったのだ。
『あ、あのすみません。奥寺さん…。マンションの下に、…落ちていましたから』
小さな紙袋を差し出した彼を怪訝な瞳で見返した雅子は、その袋の中身に急に頬を赤らめた。
『奥寺さんのお部屋の下だから、きっと貴女のものだろうと…気を付けたほうがいいっすよ、奥寺さんは有名人なんだし』
そう言って駆け出す富岡。その袋の中身とはなんと、雅子のブラジャーだった。気が付かなかったが、風の強い秘、小さなバルコニーめいた窓からほしていたものが、風で飛ばされたのだろう。無骨ながらも、配慮のある遠慮がちな彼に、雅子は感謝もした。それ以降、少々気恥ずかしい思いを抱きつつも、年下の青年は心優しい気遣いを欠かさなくなった雅子だ。

雅子は富岡を招き入れた。富岡は、いつも通り照れたような表情を浮かべ、会社の帽子を外し一礼する。
「『アマゾニア』が繁盛するおかげで、貴方も大変ね」
ネット通販たけなわで、寝る間もないことを以前から聞いていた雅子は、労いの言葉も忘れない。
「奥寺さんの方こそ…いつもご苦労さんっす。今お持ちしますね」
富岡は振り返ると玄関前に置いていた荷物を運びこむ。無骨な所作に加え、どこか田舎訛りが抜けないことも、都会育ちの雅子の母性をくすぐった。が、その女特有の優しさが、仇となることを思い知る羽目になる…。

「あら、今回私、こんな大きな買い物したかしら?」
台車に人間一人くらい入りそうな段ボールを押してきた富岡に、雅子は不思議そうに記憶を手繰り寄せる。今回取り寄せたのは書籍のはず。高見から勧められた小説だった。
「間違いじゃないかしら、富岡君?」
しかし、富岡はその答えは予期していたかの様子だが、まるで動じず、いつになく自信に満ちた表情ではっきりという。
「いいえ、間違いないっすよ、…奥寺さんが買ったのは…僕の心の闇です!」
「えぇ?」
富岡は言うが早いか、背中のベルトからスプレー缶を取り出し、雅子の美貌に浴びせた。
「きゃううッ、な、何をするのッ!?」
それは催涙スプレーだった。数秒の噴射で、雅子は咳き込み、声すら出せなくなった。が、富岡は彼女の意識を奪うことが目的ではないらしく、もんどりうつようにして、部屋の中に倒れ、逃げ惑う雅子を追い詰める…。

「言ったでしょう、奥寺さん。貴女のとこに出頭するって…。」
「…あ、あなた…富岡君が…今回の犯人…なのね……ああッ」
声ならぬ声を振り絞る、弱々しい表情の雅子の美貌が、大きく歪んだ。後ろ手に回され両手親指を、荷作り用結束バンドで厳しく結わかれてしまったのだ。連続暴行殺人の被害者たちが逃げられなかった理由を、身をもって知ることとなる雅子。結束バンドは強く食い込み、完全に肉体の自由が奪われてしまった。
「な、なぜこんな…ことを…」
催涙スプレーで喉を傷めつけられてしまったようで、蚊の鳴くような声しか出せない。いや声が出せたとしても、土曜の午後とはいえ、プライバシーを尊重しあう土地柄に立つ防音部屋、しかも多忙を極める者が居住するこのマンション。救助を呼んだところで、助けが来る可能性は極度に低かろう。かくして雅子は自宅マンションで、監禁されたわけだ。
「その理由はこれからたっぷり聞いてもらうよ…あんた、この前、こういう人間になった理由を知りたいって言っていたじゃん」
富岡は、雅子を拘束したことでますます優位に立った様子で、後ろ手にされ座り込む雅子を仁王立ちで見下ろす。
「昔っから、テレビとかで、ドラマや時代劇見てて、女の人が手籠めにされるっつうの? そういう場面を見ると、アソコがギンギンに膨らむんだ。一度自分でも、そういうことを現実の女にしてみたくってさぁ」
「そ、そんなことで、大勢の女性を手にかけたの?」
雅子は小声ながら怒りと、憐れみとが入り混じった言葉を漏らす。
「俺のことを理解してくれるって言ったじゃん」
富岡は駄々っ子のような甘えをにじました狂喜の目で雅子を見下ろす。

「俺、あんたを見たとき、この人はすっげぇ綺麗な人だって思ったよ。ネットで名前調べたら、超有名人じゃん。お嬢様でいい大学出てて頭良くて、バリバリに仕事してて、めっちゃ優しくて…。東京出てきてすんげぇ美人とか、何人も見てきたけど、女神様みたいだった。そんな女性を自由にさせてくれるって人が現れれば、言うなりになるのは当然じゃん!」
富岡は、崇拝と羨望が入り混じる表情で、さらに雅子に歩み寄る。
(この子は今、冷静さを失っている…。だとすれば、殊更、騒いだり逆らっても彼の感情を刺激するだけだわ)
「奥寺さ…いや雅子さん。俺一度、拉致・監禁っていうのをやってみたかったんだ。あんたみたいな、高嶺の花っつうの? とにかくすんげぇ美人が俺みたいなゲス野郎に裸にされて誘拐されるなんて、最高に興奮しねぇ? あんたのブラを拾ったときに決心したんだ、俺、この人を好きにできるなら、逮捕されて死刑になっても構わねぇって」
「富岡君…冷静になって聞いて頂戴。あなたは、そんなくだらない子じゃないはずよ。自分で自分を貶めてはダメ…。あなたが一生懸命お仕事している姿を私、いっつも見てたのよ。わかってくれる、私の言うことを?」
雅子は家庭教師の様に、母性と知性を織り交ぜた姉のような態度で、富岡をなだめすかそうとした。だが、それは逆効果だったらしい。

「俺、頭の良い人にお説教とか、されたくねえし…。それに立場が逆だろうッ、あんたは今、俺に逆らえねえんだよ。あんたは、さらわれるお姫さんなんだよ、わかるか!」
激高しかかってきていることに焦りを覚える雅子。
「今から、俺はあんたをさらう!でも騒がれると困るし、まずこれをごちそうしてやる!」
富岡は、仕事用の道具入れから粘着テープを取り出すと、雅子の口にべっとりと張り付ける。雅子は、完全に富岡の支配下に置かれたといっていいだろう。
(口を塞がれちゃった! でも仕方ないわ、ここで逆らっても無駄だし、彼にもう一つ罪を重ねさせることにもなりかねないわ。おとなしく、捕まるしかなさそうね)
聡明且つ、倫理観を持った雅子は、罪深き青年の前途まで慮るように悲壮な決意を固める。
「よっし、その綺麗なおっぱいを見てぇとこだけど、裸にはしない約束だから、まずはブラジャーとパンティだけになってもらおうか」
富岡は雅子の両肩に手をかけると、力任せに白いブラウスを白湯に引き裂いた。飛び散ったボタンの後から、花柄のブラジャーに覆い隠された巨乳が現れた…。

美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅲ― 美貌のキャスター面目躍如 だが、彼女の知性は犯罪者を挑発し…

その夜の『NEWS・TODAY22』。被害者への哀悼を示すように、ブラックのスーツと、スカート、そして高校までは体操部で鍛え上げた美脚をピシ―っと揃え斜めに崩す彼女のいでたちは、キャスターというより聖教者の様に神々しかった。
『この事件の容疑者のあなた…。わたくしは、報道の場にいる者として、被害者と同じ女性として、いえ、人として…あなたを許すことができません。あなたはなぜこのような残酷な仕打ちを罪なき人にできるのですか? 私はあなたの心の闇を問いただしたい。共感はできなくとも、貴方がそんな非人間的な人格を持つに至った経緯を理解したい、とは思いますし、それを伝える使命も感じております…ですから、出頭してください。そして、奪った命に真摯に詫び、そしてその方々の死を悼む心を取り戻す義務があります―――』
奥寺雅子キャスターのメッセージが流れた場面では、深夜のニュースであるにもかかわらず瞬間最大視聴率31.1パーセントを記録した。

「それでは、また明日の晩にお会いいたしましょう…」
横でコンビを組む、TBC系列新聞社出身のジャーナリスト筑井哲忠と共に項を垂れる雅子。
「雅ちゃん、君今日は、神々しいな。オーラが出ているよ」
筑井は何かと雅子に目をかけてくれる、いわば、この世界の父親のような存在だ。
「いえ、そんな」
雅子は少々、緊張で上気した美貌を、悲しげに俯かせる。
「この仕事、そこまで人の感情を揺さぶれたら、一人前だよ。君のコメは被害者の魂そのものに成り代わっている。いうことなしだね」
26歳にして看板キャスターに成長しつつある雅子が可愛くて仕方無いという表情を浮かべる筑井の称賛は嬉しかったが、今朝方目にした残酷な死を遂げた被害者を想うと雅子の心は晴れなかった。

報道局へ戻ると、雅子が密かに想いを寄せる高見恭平が、がっしりとした体躯と精悍な顔つきによく似合う白い歯を見せた。
「よ、現場主義のお前さんらしく、言葉に重みがあるぜ。電波に敬意を払ってるって印象だな。ま、お前さんを抜擢した俺の目は確かだったってわけだ」
高見は弁護士や、フリーのジャーナリストを志望する雅子を熱心にこのTV業界に誘ってくれた人物だ。『電波に敬意を払う』とは彼独自の言い回しで、気に入ったOAの後に口にする賛辞だ。それだけに彼に認められることは嬉しく、またこの世界の尊敬する先輩として敬愛以上の感情も日ごと増している。
「明日は、ファンレターもメールも、ブログへのコメントも半端ないだろう。熱狂的なファンの中から、婿でも探すか?」
ユーモアのセンスはあるものの、和気のような粘着質なセクハラ気質がないだけに、彼のジョークは雅子の心にすっと沁み込んでくる。逆に、一回り以上年上の彼との関係が、恋愛、と言えるところまで発展しない理由ともなっていて歯がゆい乙女心を抱くことも少なく無い雅子だ。

「そういえば、さっき局の玄関の前に、今宵の『ラブレター』の最終便が投げ込まれていたぞ、ほれ」
ご丁寧に、ペーパーナイフでカットしておいてくれたらしく、彼の手を離れた白い封筒が、宙を舞って雅子の手元にひらりと落下した。
「中を見ておいてやろうと思ったんだけど、上司といえどそれはやりすぎだな、ははは」
軽く右手を挙げて、部屋を後にする恭平。
「ヤダわ、高見さん。プライバシーの侵害ですよ」
想い人との会話を愉しみつつ、自分の宛名の書かれた封筒の中身を、何気なく取り出した雅子。その表情が凍り付いた―――。

―――放送見ました 仰せの通り、出頭します ただし警察ではなく、憧れの奥寺雅子キャスターのもとに 僕の心の闇を問い糺してくれるのですよね 貴女のキャスターとしてのプライドと気高さは僕に火をつけました 貴女は僕を理解しようというなら、身をもって僕の性的趣向を理解しなければなりません 僕が好み女性の縛り方、ご存知でしょう 貴女の白い親指をきゅっと締め上げその理性的な言葉しか発しないお口には、きっちり猿轡を噛ませて…書いているだけで震えが来ますよ 貴女とまず連絡が取りたいです 逮捕覚悟で―――

「ど、どういうこと…? 犯人は、私を知っている人? マスコミ関係者?」
犯人が女性を拘束する手口などの詳細は、その猟奇的手法からまだ公表されておらず、一部の関係者に限られ共有されている。それにしても『ファンレター』の終わり方も、何か続きがある様子だが、文章はその飾り気のないコピー用紙一枚のみだ。連絡を取りたいと記してあるにもかかわらず、何の情報も書かれていないのは不自然だ。
(いいわ、待ちましょう。そのときは、わたくしがキャスターとして、いえ、女性を代表してあなたという人間を悔い改めさせたうえで、罪を償わせてあげるから)
雅子は、不敵にも美貌を引き締め誓うのだった。

美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅱ― 残酷すぎる手がかり

「二の腕の内側にブラ紐の後がくっきり残ってるだろ? つまりホシは女を後ろ手に縛った後も下着を着せたままだったんだ。パンティも別の場所で見つかったが、体液らしいDNAは検出されてない。それも前、5件と同じだな。だが、顔面をこれだけボコって、腹にスタンを押し付け、明らかに気絶するまで痛めつけることを繰り返し、それを楽しんでいるうちに殺しちまったんだろう。ブラの方は見つかっていねぇが、胸は最後に切り刻んだんだろうな」
「まぁ…酷いわ」
雅子も気の毒そうに、美貌を悲しげに沈ませる。同じ女だけに若い肉体を傷つけられる無念さも人一倍理解できるし、怒りも禁じ得ないのだ。
「でもおかしいわ」
雅子は遺体をいたわるように触れ、後ろ手に組んだまま硬直している手首に注目した。
「縛られていたはずなら、手首に縄の跡が残るでしょうし、テープを巻かれていたとしても抵抗したとすれば、鬱血するはずよ」
「ふふん、なかなか鋭いじゃないか、雅子ちゃん」
聡明な娘であることがよくわかる発言に、『この子できるな』という表情を浮かべる和気。

「だがよく見てみろ、親指の付け根を」
雅子が涼しげな瞳を大きく見開く。
「まぁ、左右ともに傷があるわ」
あかぎれの様に血のにじんだ細い傷が、親指に食い込むように残っている。
「雅子ちゃん、人間はさ、親指を縛られると手首を交差させて縛められることと同様に身動きが取れなくなるんだ。女を下手に縛り上げて逃げられるより、遥かに効果的な手法だ。緊縛の知識とリスクを知り尽くした男だと思うね、この相手は」
肉体の自由を奪い取られて、命が続く限り暴行される…。雅子も恐怖の念を禁じ得ない。和気はさらに続ける。
「さらにだ、ガイシャの口元をよく見てみろ」
俯せになり、顔の半分が潰れた遺体の頬にも、何かが食い込んだような細い跡がある。
「猿轡を噛まされていた?…」
雅子は囁くように言う。被害者は被疑者の手中に墜ち嬲り者にされたわけだから、捕まった直後から、死を迎えるまで口を塞がれ、声を発することができない状況に陥っていたことは想像がつく。

「ああ、だが、手拭いやタオルみたいなタダの布じゃないね。もっと本格的に女の声を封じるためのものだ。その口枷の部分からは金属片が検出されたし、頬に食い込んだ痕も、その物証がなんであるかは時間の問題でわかるだろう」
女を捕らえて、残酷な緊縛を施し、ただただ残忍な方法で処刑することだけを目的とした相手の心理を理解できない雅子は、しばしその利発な性格とは裏腹に言葉を噤んでしまう。そんな女性心理を察したのか、和気は少しだけ茶化す様にいう。
「美人キャスター奥寺雅子嬢のような有名人は、よくよく気を付けるべきだと思うよお~~。何せ、今はネット社会だ。パソコンで検索掛ければ、あんたの綺麗な貌はいつでも拝めるし、局にやらされているだろうあんたのブログにも、こないだ『マンションの近くに狂い咲きの桜が満開になりました』とかって写真入りで記事出してたでしょ? ああいうの場所を簡単に特定されるぜ」
「まぁ」
雅子自身はアナウンサー志望でなかったので、自分が不特定多数の主に男性から好奇の視線にさらされる悦びなど、端から無かった。だが、キャスターに就任して以降、毎日私書箱にはち切れんばかりに届くファンレターには、かなり際どいメッセージも記されていることに少々怖くなる。また、和気のいうTBCサイト内の雅子の特設ブログ『雅な視線』にも、一般に表示こそされないもののブログ主だけが読めるコメント欄には、応援メッセージに交じって『今日は三ニスカが良いね』とか、『君を誘拐して抱きたい』などという、ある種犯罪予告めいたカキコミも少なくない。

「ま、あんたがいきなり狙われるってことは無いだろうが、プライベート情報は流出しないことだな。…でも、雅子ちゃんが猿轡を噛まされて貌っていうのをみてみたいねぇ。きっと似合うあろうねぇ」
「和気さん! いくらなんでも不謹慎だわ!」
さすがの雅子も、不快そうに声を震わせた。
「でも気をつけな、雅子ちゃん。今は本格的なSMっていうのも流行っていて、マニア好みの猿轡はいっぺん噛まされたら、声を出すどころか、呼吸すら怪しくなるハードな奴も多いって聞くぜ。不逞の輩にとっ捕まったら、俺の助けを呼ぶんだぜ。あ、猿轡噛まされてちゃ、声も出せねえか」
「まぁ、和気さん!」
雅子は恐怖も覚えたが、現場を去るころには、キャスターとしての使命感と、犯人への怒りで心は埋め尽くされていた。


美人報道キャスター雅子・事件危機録

―Ⅰ― 世にも奇怪な猟奇的緊縛殺人事件
都内某所―――。KEEP OUTの規制線が張られたロープを黒いタイトスカートを纏ったスレンダーな、かつ肉感的な肢体が気品ある所作で、潜り抜ける。春らしい薄いイエローのジャケットが、愛らしさとキャリアレディを掛け合わせた新鮮な報道キャスターのスタイルを確立しつつある、彼女の名は奥寺雅子。民放キー局TBCで放送される『NEWS・TODAY22』で、4月の番組改編からサブ・キャスターを務める彼女は、事件現場や政治の場にも頻繁に足を運ぶ。微かな遠慮の表情を、その瓜実型の美貌に浮かべつつも、切れ長の瞳は仕事への情熱と使命感に燃えているように爛爛と輝いている。KO大学でミスコンまで受賞した美貌は、その陰惨な事件の現場である物々しい光景にはそぐわないが、彼女の周囲だけは、満開の桜が開いたかのように華やいだ空気に満ちている。警備にあたっているいかつい警官も、美女フリークたちの話題をさらい、有名人となりつつあるうら若きキャスターの『ご苦労様です』というたおやかなねぎらいの言葉に、頬を緩めている。

登戸にある河川敷に女の拷問されたかのような凄惨な傷の残る遺体が上がったのは、つい今朝方だ。各社とも取材陣を送り込んでいるわけだが、TBCも例外ではない。一般にはマスコミは警察発表だけを待つものと考えられがちだが、必ずしもそうとは限らない。大手マスコミは政財界とも関係が深く、良家の子女たちを採用するのは、公的な場でもそのバックにいる組織が『顔を利かせられる』利点があるためだ。その点は雅子も例外ではなく、大手自動車メーカーで役員まで務めた父を持ち、母方は鎌倉の旧家の出だ。TBCの美人キャスターで、財界エリートの父を持つ御令嬢とくれば、当然警察方も便宜を図ってくれる。刑事に忖度させ、優先的に現場やガイシャと対面させてもらえ、情報もいただけるというわけだ。
「TBCの奥寺です、ご遺体はこの奥でみつかったのかしら?」
名前の通り雅な笑みを浮かべる雅子を目にすると、捜査官の一人が有名美女をご案内できる役得に肖った喜びを、不謹慎にも隠そうとせず姫様のご到着といわんばかりにエスコートした。

ブルーシートの中に案内された雅子は、真摯に合唱をした後、その無残な若い女に心底同情した。が、芯の強い雅子が進退を害された様子はない。心身ともにタフな娘なのだ。
「李クン、しっかり。亡くなった方のお姿を目に焼き付けて報道することも私たちの使命なんだから! 私たちのブイ(VTR)を見て、被疑者が罪を悔い改め出頭するような番組を創らなければ」
吐き気を催す後輩ADの李を叱咤激励しつつ、雅子は美貌を引き締めご遺体に合掌をささげると、無念な死を遂げた若い女の動静としての代弁者となる決意を固めた様子だ。
「おやおや相変わらず、こんな現場にも乗り込んでくるなんてさすがは当代きっての美人キャスター、名番組の看板娘だねぇ」
捜査一課の和気清磨は、女好きで知られるイケメン顔をにやけさせ、皮肉がかった言葉を投げつけてくる。

「普通は女子だったら、『いやん、怖い』とか言って近くの男の胸に飛び込んでくるもんだろう?」
「お生憎様でした。そういう和気さん好みの可愛くって、か弱い女じゃありませんので!」
雅子はマスコミ人らしく華麗に返答する。
「それより、捜査一課にこの人ありの和気さんでしたら、ホシの目星はついているんじゃなくって?」
微かに高飛車な物言いは、和気のモーションを牽制する意味合いもある。だが、育ちの良い雅子がそんな態度をとっても嫌みがなく、逆に女好きの男たちの好感度を上げるだけなのだが、本人は察していないのかもしれない。

被害者は28歳の保母。衣服はまるでなく、顔面が晴れ上がり、身元の確認に手間取ったほどだ。死後硬直で後ろ手に回された姿勢で俯せのままだったのが、せめてもの救いだったかもしれない。何せ、乳房は無数の傷が刻まれ、乳首はつぶされている。しかし、裸にされているにもかかわらず、奇妙な点が…。それを和気も指摘する。
「俺の見たことろ、手口こそは違うが、明らかにこれは同一犯だ。これはかなりヤバ目の輩だぜ、この一連の緊縛殺人。全員レイプされた跡がまるでない。と、いうより男なら女を自由にできるチャンスだぜ、EDでもなけりゃあ、犯っちまうのが普通だろ。だが、間違いなく女を正常に犯すことには微塵も執着がねぇ奴の犯行だ」
和気の物言いは、女の雅子には不快極まりなかったが、刑事としての見立てには同感せざるを得なかった。ここ3か月都内や神奈川の各所で発生している、痛めつけられた女の死体が発見される事件、その女の外見や職業、年齢もさまざまで、とどめの刺し方もナイフで心臓を一突き、もしくは絞殺、そして目の前の被害者の様に撲殺など様々だったが、その点だけは共通しているのだ。

優子ファン様投稿 テレ緊考

テレ緊考7

少し文章の順序が逆で未完成のまま送ってしまい締まらなくなってしまいました。
面白くないと思いますが、私は最もこだわるポイントなので書かせていただきます。
それは「役柄」につきます。
何度も他ブログ投稿などでも書いてますので耳にタコが出来ておられかもしれません。
ご容赦ください。

まずヒロインは善玉であること。
よくお白州場面で後ろからのカメラでは縛られた手首がしっかりと映っていたり、女囚縛りで犯罪者(濡れ衣も含む)が馬の背に乗せられて引き回される場面が有りますが残念ながら全く萌えません。
多分大島優子や加藤綾子でもダメかもしれません。
百歩譲って冤罪なら少しは違うかもしれませんが、まずあの囚人服姿が汚らしくて萎えてしまいます。
もちろん慶子さんの亀甲縛りは逆に高貴な姫を敢えて犯罪人に仕立てるための演出とも思えて萌えでした。
服装も武家の奥方らしい感じでしたし。やはり美貌の女優は綺麗なお召し物に身を包んでいたままで縄目を受けて欲しいものです。
強いキャラでは男装剣士、紫頭巾、じゃじゃ馬のお姫様など何でもOKです。
とにかく悪を憎み正義のために戦って捉まって欲しいです。
町娘やお嬢さまや現代劇なら令嬢や女子大生も性格設定や家柄が良くないとダメです。
家庭環境に問題が有る非行少女はNGです。
偏見丸出しですがあくまでヒロインは高根の花でなければなりません。

また女優のキャラや経歴にもよりますが、あんまり延長上にあるのも興奮はするでしょうが楽しくありません。
例えば優子ちゃんがアイドル役だったり、加藤綾子が美人キャスターで誘拐されるストーリーだったら大満足はすると思うのですが、やはり女優に転身したからには新境地で縛られて欲しいものです。
優子は弁護士事務所を手伝う女子大生役で誘拐されて縛られてくれましたが、これからはもう30歳になるのでOLや女刑事や新聞記者などで捉えられて欲しいです。
時代劇ならやはり岡っ引きですね。
綾子ちゃんは婦警のコスが可愛かったのでやはり婦警や女刑事、探偵などが見てみたいです。幸せなセレブ主婦もいいですね。
現代劇の場合はチャラチャラした飾り物は必要ないですが清潔感ある清楚な服装で縄を掛けられて欲しいものです。
逆に時代劇の場合は「かんざし」など髪飾りは必須です。
山口いづみちゃんが監禁されて咥え轡をされたシーンでも大店の娘らしく綺麗な髪飾りを付けていましたが、もがくたびに揺れて哀れさを誘いました。
男装剣士や町娘は仕方ないですが、大店の娘や武家奥方やお姫様はそれなりの装飾品を身に付けて緊縛されて欲しいと思います。連れ去られる際に身に付けたものが落ちてしまって、それが見つかって拉致されたとみんなが騒ぐという展開もありがちですが外せない演出ですね。

いろいろとくだらないことばかり書かせていただきましたが、理不尽な目に有ってしまうDIDヒロインですから、うんと高根の花の設定や服装のままで縛られて猿轡まで咬まされて、「うう~ん・・・うむっ・・・むう~・・・」なんて呻き声を出してもがくシーンを演じて欲しいですね。


最後に、コメントで「暴れ十庵」に出演することになった優子の心境を勝手に考えてみましたが、これは山口いづみちゃんや片平なぎさちゃんが時代劇女優として縛られたりしていった際に、こういう心境だったのかなと推測したものです。
以前に送ったこだわりシーンの女優でも書きましたが、二人ともにアイドル歌手としてデビューしており最初は事務所も一生懸命に売り出して歌番組での露出や「明星」「平凡」といったスター雑誌にもよくグラビアが出ていた記憶がありました。
年代は3年ほどずれていますが二人ともそれなりに美形で歌唱力も有り同世代のアイドルに勝っていた面も有ったと思います。

しかしいつしか歌番組に出なくなり、ヒットチャートに名前がでることもなく、気が付いたら時代劇で縛られてしまっていました。
なぎさちゃんは現代劇での初緊縛猿轡体験でしたが・・・。本人たちもアイドル歌手を志してレッスンも積んで芸能界に入ったと思うのですが、いきなり「こういう役でドラマに出てみないか?」と事務所から言われて台本に目を通したときの心境は如何なものだったのでしょう・・・。
台本というものの実物をみたことは有りませんが、勿論セリフだけではなく状況説明は書かれていると思います。

「何をする!無礼者~許しませぬぞ・・・(抵抗するも網を掛けられ悪人どもに駕籠に押し込められる)」、
(廃屋のシーン。後ろ手に縛りあげられて猿轡を咬まされている)「あっ・・・ううっ・・・うう~ん(鼻から声を出すように)・・・・んん・・・んっ・・・(縛られた上半身をくねらせながら悔しそうな表情をカメラに向ける)」

なんて具体的に書かれているのでしょうか?
そしてそれに目を通した時の彼女たちの心中は如何に?こんなことを考えて優子に全て心境を語らせてみました。
四天王と言われる方々ですが初緊縛や初猿轡の撮影前夜はお二人はどんな気持ちだったのでしょうか?
その後のご活躍を見ると今回私が勝手に創作した優子のように胸がキュンとしてドキドキして眠れなかったのかもしれません。
そして演技指導を受けて何度もNGが入り同じシーンを繰り返し撮影されていくうちに段々と本当に捉われている気分に盛り上がって行ったのかもしれませんね。

好き勝手なことばかり並びたてていますが、ヒントになるような切り口が有れば使ってください。お騒がせして申し訳ありませんでした。

優子ファン様投稿 テレ緊考

テレ緊考6

例によって体験談に変わります。
流石に竹轡などはしたことは有りません。
ただ縛った場合は例外なく手拭い咬ませをしていました。もちろん瘤付きです。
先に縛りあげてから少し会話したり、縄酔いから発せられる呻き声やため息や絶叫を楽しんでから猿轡をすることにしていました。
緊縛に興味が有ってその過程までは一緒に内心楽しんでいても布を持って近づくと多くは不安な表情を浮かべます。
目隠しを連想(期待)するようでしたが私は目隠しは好みませんので一切したことは有りません。

いきなりかませるのも芸が無いので色んなセリフで猿轡をされる理由を伝えます。
大体はワンパターンなのですが「少し静かにしていてもらおうか、お嬢さま・・・」とか「これからもっと夢うつつにしてあげるから、しばらく静かになってもらうよ」というのが多かったです。
縛られてしまっても会話は拒絶意志が出せることは安心だったのかもしれませんが、会話の自由を奪われることについては多くが不安を訴えます。
「お願い・・・それだけはやめて」、「お口塞ぐのはイヤ・・・」という感じです。
ただ目の前で瘤を作って正面から唇に押し付けると半分ほどは観念したように自分から口を開けて咥えてくれます。
どうしても口を開けようとしない女や顔を背ける女に対してはそれはそれで楽しくて頬を手のひらで挟み込み口を開けさせて瘤を押し込みます。
どうやらこのパターンの女性はそうされたくてわざと抵抗のフリをしていたようにも思えます。

咬ませられた後はやはりほとんどがかぶりを振って拒絶っぽい動作をします。
全身でもがきながら首を左右に振る着衣緊縛されたOLや主婦は見ごたえがありました。
「うう・・・」「うう~んん」などと喉から出ているような声を出して自分に酔っていきます。
少数ではうなじで手拭いを締め上げるとそのままうな垂れてしまい力なく首を左右に振ってくれる娘もいました。
これはこれでか弱い小娘のようで可愛いものです。
もがくタイプの女は慶子さんほどではないにしても挑みかかるような目つきで視線を合わせてくるものも居ますし、目を合わせずに空中や鏡を見て瞳を見開いて首を振るものも居ます。いずれも呻き声は無意識に出てしまうようです。
顎を手のひらに乗せて「これから極楽に送り込んでやるよ」なんて言おうものなら、大体は首を小刻みに左右に振って「ううっ・・・」と形だけの拒絶を示すのですが感じているのは解ります。
それだけで昇り詰めてしまう女もいました。

最後に感想を聞くとほぼ100%が「猿轡されて感じた」と言ってました。
「惨めな気持ちで胸がキュンキュンした」、「切なくて涙が出そうになった」、「これから何をされても抵抗出来ないんだわ」、「悔しかった」などという意見が多かったです。縛りと同様に女優たちにも絶対こういう気持ちになる女は居たはずだと思ってテレ緊を楽しんでいます。



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