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ベスト

Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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ゆり子の災難・8章

第1部8章

瞳たちの乗ったトラックは、ゆり子のオフィスからほんの数十分の所にある都心近くの人身売買組織のアジトに滑りこんだ。

アジトの地下室の床に転がされたゆり子は、子宮の奥から突き上げるような熱いものと必死に戦っていた。
媚薬を塗り込められた秘部が男性自身を欲しがってどうしようもないのだ。
全身から汗を噴き出しながら、猿轡を噛み縛り獣のような呻き声をあげながら必死に耐えた。
瞳は、悶え苦しむゆり子の全身を男性自身の形をした電気製品で撫でまわし、
「白状する気になったら、首を縦に振りなさい。そしたら、猿轡を外してあげるわ。お水も飲ませてあげる。この男性自身だって銜えさせてあげるわよ。どお?」
と誘いを掛け続けたのである。
しかし、ついにゆり子は首を縦には振らなかったのだ。

それから1時間後、瞳の携帯が鳴った。ボスからの電話だ。

「あっ、ボス。もしもし瞳です。今、こちらから連絡しようと思っていたところでした。
先ほど田石ゆり子をアジトの方に運び込みました。・・・実はまだ、ネガの在り処を聞き出せずにいます。例の媚薬をたっぷり塗りこんだのですが、決して白状しないのです。本当に申し訳ありません。こんなに業の強い女は初めてです。今晩中には必ず自白させます。もう少し御猶予いただけないでしょうか。本当に不手際申し訳ありません」
瞳は申し訳なさそうに、言い訳をしゃべった。
「わかった。実はそのことだ。もう、白状させなくていい。実はな、ネガはすでに我等の
手に入る段取りになった。その女カメラマンは親友の女刑事にネガを渡して相談している
事がわかったんだ。(笑)。それを知って、私の飼い犬になりたいと言って、寝返った裏
切り者の同僚の刑事がいるのだ。ハハハ。これまでのすべての経緯をその裏切り者に全部
聞かせてもらったよ。
今からその女刑事を生け捕りにして、女カメラマンといっしょにロシアに売り飛ばして口
を封じれば一件落着だ。ハハハ」
ボスは上機嫌で、瞳の不首尾を許したのだった。
「え!……。そうなんですか。ハイ、…。わかりました。ところで、その女刑事ってどんな女なのですか?」
叱責されずホッとした瞳は、その女刑事の事が急に気になりだしたのだった。
「ウン。実はそれが実にやっかいな女なのだ。いいか、よく聞け。名前は村木佳乃・
28歳。警視庁では知らぬものはいない程の美人刑事で、スーパーモデルのような抜群のスタイルをしている。空手とカンフーの達人でその上あらゆる特殊訓練を警察から徹底的に叩き込まれた警視庁きってのスーパーヒロインだ。この前までは捜査1課で辣腕を振るっていた。とにかく狂暴なほど強い。下手に襲撃したらひどい目に合うぞ。捕まえた女カメラマンとは子供の頃からの空手仲間のようだ。しかし、村木佳乃については性格まで全て把握出来ている。シリアスなハードボイルドな刑事に憧れていて決してスカートを履かない事でも有名だそうだ。罠を仕掛けて生け捕る方法は考えてある。」
「・・・・・・・」
瞳は、1年前、偶然警視庁の駐車場で目撃した1人の女性のことが脳裏を走った。
ブン屋らしき男数人が、追いすがるのを振りきるように、長い黒いストレートの髪を風に靡かせ、黒のレザーパンツにブーツ姿で颯爽と大型バイクに乗り込むスタイル抜群の20代の女をみたことがあったのだ。警視庁にもあんなに垢抜けしたイイ女がいるのか、と感想を持ったのをはっきりと憶えている。もしかしたらあの女のことかもしれない。

ここでボスは一呼吸を置くとまた話だした。
「村木を生け捕る罠についての私の考えだが。ふふふ。後で話そう。ところで、瞳も最近、巷で「正義の味方・パープルキャット」というのを聞いたことがないか?」
「え?、ええ、知っていますわ。何でも法で裁けぬ巨悪に天誅を下すとか言って、悪徳政治家や大物ヤクザの自宅に深夜侵入して全裸で縛り上げて、その写真を同業者たちに送りつけて大恥を掻かせるとか、週刊誌なんかでまるで実在するかのようにまことしやかに書かれているのを読んだことがあります。」
「実はそれは本当の話だ。被害者たちが、警察の介入を恐れて被害届けを出していないだ
けの事だ。そして、そのパープル・キャットが実は村木佳乃のようなのだ。」
「??????」
瞳には、話があちこちに飛んで、頭が混乱してきていた。
「さっき捜査1課の刑事といったが、それは最近までのことだ。実は今は東京地検に出向という事になっている。半年前に東京地検特捜部に女性で初めて特捜部長に任官した坂松慶子という女がLRP(ラ―プ)という組織を作った。これは特捜部長直系の遊撃隊だ」
「何ですか、そのラープって?」
「ロングレンジパトロールという意味で、長時間都内を巡回してパトロールするという
名目の聞こえは可愛い組織だ。しかし、実際は特捜部長の直接命令で諜報活動をしている
との事だ。そして、このLRPが司直の網を巧みに逃れて不正を行う巨悪に対して天誅を
加える組織だと私達の間では噂されているのだ。LRPのメンバー構成は極秘になってい
るが、平片なぎさという30代の元刑事がチームリーダで、村木佳乃が「パープル・キャ
ット」という実行役のようだ。この中谷は坂松慶子が直々にスカウトして出向させたらし
い。この坂松慶子という特捜部長が実に忌々しい存在なのだ。東大出のカミソリ検事とい
われた女で正義感の塊で、『巨悪は眠らせない』とか青臭い書生みたいな理屈を言う女だ。
私も若い時に赤っ恥を掻かされた事がある。巧みに秘書に罪を押し付ける悪徳政治家や決
して捕まらない大物暴力団幹部が許せないらしい。
莫大な遺産を親から受け継ぎ、ずいぶん裕福な暮らしをしているらしい。都内の高級マン
ションの最上階で1フロアを買いきって暮していやがる!。LRPの資金も一部ポケット
マネーから出ているとの事だ。とにかく彼女の肝いりで発足した組織だ。しかし、今度は
私が泣きっ面をかかせてやる番だぞ。ふふふふ。それと、もうひとつ、これは私の推測だ
が、昭和50年代、汚職政治家たちに密かに制裁を加えた『紫頭巾』とかいうヒーローが
もてはやされたが、あの紫頭巾こそ若き日の坂松慶子だったと思えるのだ。平成の今、ま
たあの坂松が2代目紫頭巾こと『パープル・キャット』を村木にやらせているのではない
かと睨んでいる。」
「それでは、2代目紫頭巾の『パープル・キャット』が村木佳乃であり、村木佳乃が今回
のネガを今持っているという、こう言う事ですね?」
「その通り。いいか。今から生け捕りにする罠を話す。今夜中に必ず誘き出して捕らえる
んだ。いいな。」
「ハイ!」瞳は面白い話の展開に、心が弾んできていた。
そんな正義の味方面した女を一度、たっぷりと可愛がってみたかったのだ。
それから、ボスは瞳に丹念に指示を出した。

「村木という女は、気が強く、気位も非常に高い性格のようだ。寝返った女の推測だと、陵辱されるくらいなら、自害すらやりかねぬ気性らしい。いいか、決して死なせるな。捕らえたら直ぐにクツワを噛ませろ!。間違っても舌など噛ませるなよ!まあ、瞳のことだ、手抜かりは無いと思うが(笑)。とにかく、生きたまま、怪我もさせずに捕らえるんだ。無傷で調伏させたらとんでもない高値でロシアに売れるぞ。「サムライ娘」はとにかく高く売れるんだ。残念だが、今日もそっちには行けない。ただし、一部始終を撮影しておけ。楽しみにしているぞ。」
「万事心得ておりますわ!。ふふ」
  
第1部 おわり
第2部に続く

   


ゆり子の災難・7章

第1部7章

ピンクのブラとショーツ姿で無残な格好に縛り上げられたゆり子の手首を、天井から吊るすようにと瞳は命じている。
背中の縄尻を天井のフックに掛けるのだ。
ゆり子は膝と脛でバランスをとる状態で正座しているような格好だ。
M字に縛られた脚は左右に膝頭が開脚している。
空手で鍛えぬいた細身の肉体は引き締まり、全身の至る所に美筋が浮き上がって、ゆり子の魅力を引き立たせている。
か細い襟足に食い込むように締め上げられた猿轡の、有無を言わさぬ厳しい2重の結び目と幾筋かの柔毛が、物悲しくも美しいのである。
ベストが目の前に大きな鏡を運んできて、
「ゆり子さんよく見て下さい!。美しいです。綺麗です。」と本気で嬉しそうに言っている。
ブラとショーツだけで不恰好な姿で縛られ、厳しい猿轡で洋梨のように変形した醜い顔を見せられたゆり子は屈辱のあまり目から涙が一筋零れ落ちている。
若い女性にとってあまりにも惨めな屈辱的な姿なのだ。
空手の達人である自分が不覚をとったことが悔しくて口惜しくてたまらない。
手足さえ自由ならこんな二人を倒すのなんか訳ないのに。
こんな人間達に女として最高の恥辱を味あわされていることが無念でたまらない。
口の中には、本来口さえ自由なら思いっきり罵倒したい憎むべき瞳の使用済み果汁入りのショーツをパンパンに詰め込まれているのだ。それを味あわせておいて、
「お味いかが?美味しいかしら?」と聞いてくる。
瞳が笑顔を絶やさずに嬉しそうに話す度に、ゆり子ははらわたが煮えくりかえるような屈辱を感じるのだ。
同性であるがゆえに、ひとつひとつの責めが的を得たいたぶりに思えるのだ。
瞳は、指先でゆり子の顎と頬を撫でながら、
「ねぇ、私ってホント女に猿轡噛ませていたぶるのが大好きなの。ふふふ、特にあなたみたいな跳ねっ返りの娘が大好きなの。ねぇ、悔しい?、そりゃ悔しいわよねえ。こんな目にされて。ふふ、ほら、もっと悔しそうに睨み返しなさいよ。ほら、ほら。猿轡ってどんどん痺れてきてとっても辛いのよね、私にもよくその辛さわかるわ。可哀想にね!うふふ。でも、あなた自身、本当はこんな目に合いたかったんじゃないの?こんな理想の猿轡をされて嬉しいでしょ。ねぇ。」
瞳はゆり子を言葉で嬲るのが楽しくてしょうがないようだ。

ベストが「瞳お姉様、これ僕もらっていいですか?」そう言って、ゆり子の足の汗の匂いが染み込んだロングブーツと、瞳とゆり子の唾液が付いてるボール猿轡を見せた。
「困った子ねえ、いいわよ、あげるわそんなの。一生の宝物になさいな。」
「ハイ」との返事もそこそこボール猿轡をぺろぺろ舐めだして、ブーツの中に顔を埋めてベストは恍惚の表情だ。
呆れた顔で見守る瞳。
「さあ、ベストちゃん、ご希望どおりゆり子さんをお舐め申し上げてちょうだいな。でもエッチはまだだめよ。旅行に行ってからのお楽しみ!」
猟犬のようにベストは吊るされ不自然な格好のゆり子に抱きつき,乳房を揉み、うなじから背中を舐め出した。
ベストにとって、ゆり子のブラジャーと乳房は永年のあこがれだ。
今それに触れているのだ。弾力のある小ぶりの乳房をカップの上からそっと撫でる。
ブラのワイヤーが指先に伝わってくる。
このワイヤーの指ざわりこそ、ベストが夢想していたものだった。
ゆっくりと丹念に胸部、わきの下、背中、肩とブラジャーに沿って舌で舐めていく。
ブラジャーのカップのスベスベ感や、バックベルトとホックのゴツゴツ感が舌先に伝わってくる。
細い襟足の匂いを嗅ぎ、猿轡の結び目を何度も舐めまわす。

舐め廻されるゆり子にとって、まるでそれは毛虫が身体を這うような最低の気持ち悪さで、身をよじり、大きな結びコブを思いっきり噛み締めながら呻き声を上げ出した。
そのゆり子の姿、顔の表情をじっくり嬉しそうにビデオ撮影する瞳。
ゆり子は、眼を閉じたら負けとばかりに瞳を睨み続けていた。

ベストは指先をゆり子のブラのカップの中に入れ、ゆっくり丁寧に乳首を転がし、うなじを舐めながら甘ったるい声で話始めた。
「あのねぇ、ゆり子さん。実はあの写真のことを密告したのは僕なんだよ。ねえ、ゆり子さん本当にネガどこにやったの?早く正直に白状して楽になった方がいいよ。あっ、それとも今のまま縛られてた方が嬉しいのかな?へへ。でもホント、ゆり子さんのブラを舐められるなんて夢のようだな。いつの日か、ゆり子さんをブラジャー姿のまま縛って、顎が動かせないような猿轡を噛ませて、乳首をゆっくり愛撫して楽しめたらどんなに幸せだろう!っていつも夢想してたんですよ。ほんと今日のゆり子さん最高に素敵です。可愛いです。」
そう言いながら、ベストは何回も乳首を指で転がして愛撫したのである。
あまりの恥辱にゆり子は「ウンンンン、ムンンムムンン………」
と猿轡を思いっきり噛み縛って身を捩じらせながら、必死に叫んでいた。
(誰が話すもんですか。憶えてらっしゃい、必ず復讐してやるから。あなた達の事は絶対に許さないわ。死んでもネガのことは絶対に話さないわ。)
そう何回も心の中で繰り返し言いつづけるのが、屈服しそうになる気持ちを抑える唯一の防波堤であったのである。

ベストはカメラを持ってきて、猿轡されたゆり子の顔のアップを撮り出した。
猿轡にはゆり子の紅いルージュが付着し、唾液が染み込んで滲んでいた。
二度と同じよじれにならない結びコブを「芸術作品」を撮る様にドアップで何枚も撮る。
噛み締める白い前歯、鼻の穴の中や左右に引き伸びた唇のしわ、頬の毛穴までもを鮮明に撮影する。
駈けだしでもプロのカメラマンである。妖艶な写真が次々に撮られていく。
スレンダーな引き締まった肢体も持つ空手の達人のゆり子が、高手小手に縛められM字開脚縛りに厳しいコブ噛ませ猿轡を噛まされている。
寄せて上げたハーフカップの淡いピンクのブラジャーからは、真っ白い乳房が半分こぼれ見え、同じピンクのハイレグショーツは股間に食い込み、背筋、腹筋、お尻、太ももと贅肉のない引き締まった筋肉には薄っすらと汗が光っている。
ブラジャーやショーツの細部が鮮明に判るくらいのアップの写真を撮り、背中や腹部の汗と筋肉の筋、毛穴や体毛がわかるような写真を何枚も撮っていく。
首を小さく振り猿轡を解こうと身悶えするゆり子。
しかし、残酷に噛まされた猿轡は全く緩まない。
その姿は余りにも無残で被虐的で、この世でもっとも美しい女性の姿そのものである。
手折られ、踏みつけられた香り高い一輪の梅の花を思わせる哀れさが漂っていた。
悔しさからレンズを時折睨むゆり子の妖艶な眼の輝きは身震いしたくなるような色香が匂い立つようである。
そばから瞳が「ねえ、ゆり子ちゃん、可愛いベストちゃんからの撮影なら本望でしょ?意地を張らずに、辛い辛いって呻いて泣き叫んで御覧なさいよ!ほほほ。」
健康的でキュートな魅力を持った田石ゆり子のフェロモンが、ベストのカメラにおさめられたのである。

瞳はソファに座り、ビールを飲みながらベストの責めをずっと見物していた。
全身を揺らすように腰を振ってダンスをするゆり子を満足そうに眺めている。
同性から見ても艶かしくエロチックなダンスである。
しかし、心の中ではどうやってネガのありかを聞き出すかを思案していた。
ネガを見つけださないと、ボスに顔向け出来ないのだ。
ボスは商品にキズをつけることは決して許さない人だ。(まあ、別の家に移してからじっくり白状させるしかなさそうね。夜になるまで、もうしばらくここで、いたぶって遊ぶわ)瞳はそう心の中で思い返していた。

それから瞳はゆり子の正面に座り、乗馬用のムチの先端で立て膝姿で立たされているゆり子のショーツを嬲り始めた。
クリトリスの辺りから尻の穴までをピンクのショーツの上からゆっくり丁寧にしかも執拗にこね、いじりまわす。
「ムンンッ」と呻き声を上げ、腰を振って拒絶しようとしても逃れられないゆり子。
「ふふふふ!ああ面白いわ。気分はいかが?ゆり子さん。」
やがて、小さく濡れたシミが見えてくる。
「あらいやだ、こんな時でも感じるのねえ。わあ、すごく濡れてきてるわ。顔に似合わず好き者なのよねぇ。ふふ。」徹底的に言葉で嬲る瞳。
ゆり子が以前から撮りたい、と考えていた構図が今、皮肉にも本人に拠って実現してしまったのである。

その時、ゆり子の正面からムチで遊んでいた瞳の背後に、ベストがそっと廻りこみ、本当に優しく瞳を抱きしめると、バストに手を載せながら、囁いたのである。
「ねえ、瞳お姉様、僕にご褒美って何ですか?」
「もうベストちゃん、さっきゆり子さんを思いっきり舐め上げたじゃないの。それじゃ駄目なの」と瞳は急に甘えた声でベストに答えた。
「だって僕、ゆり子さんじゃ満足出来ません。・・・・・・・・・・僕、瞳お姉様がいいんです。瞳お姉様見たら、どんな女も色褪せて見えちゃいます。」
歯の浮くようなベストのお世辞だが、瞳はうっとりとした顔になり、もうメロメロになってきている。
「もうベストちゃんったらお世辞も上手いのね。じゃどうしたいの?」
「まだ時間あるんでしょ?仲間の人が迎えに来るのって。」
実は、まだ2時間以上たっぷりとあった。
「僕、さっきの撮影の続きがしたいんです。お願いです。瞳お姉様を縛らせて欲しいです。」
「それだけなの?」と眼を閉じながら甘えた声を出す。
「もっと好きにしていいのよ。でも優しくよ。」
そう言って2人は向き合い、濃密な長いキスを交わし、見せつけるかのように重なりあったのである。

ゆり子は不潔な行為を見せ付けるという2人からの屈辱的なはずかしめに必死に絶えながら、心の中で親友の村木佳乃の事ばかり考えていた。
ネガを渡した警視庁の女刑事である。
テレパシーというのがあるのなら、私の危機を感じとって助けにきてくれないかしら。
(お願い!佳乃助けて!)必死に念を込めて叫んでいた。もう身も心も限界だったのだ。


日が暮れ始めた頃、玄関のチャイムが鳴り、2人の宅配便業者の制服を着込んだ屈強そうな男が入ってきた。
ボスに頼んで送ってもらったレスキューの2人である。
瞳が「ご苦労様、この女よ。今日のは特別の上玉なの。キズが付かない様に気をつけてね。」
「はい、承知しました」と男達が直立不動でこたえる。
この男2人は組織の中では、荷造りのスペシャリストとして有名で、彼らが荷造りすると、
瞼と足の指以外は自分の意思では全く動かせないと評判の縛り屋だ。
「頼んでたアレ持って来てくれたかしら?」と瞳が聞く。
「はい、預かってまいりました」と小さな容器をひとりの男が差し出す。
「ゆり子ちゃん、この薬何かわかるかしら。これどんな女の人でも悦ばす魔法の薬なの。
中国の雲南省の山奥でだけ作れるそうで、昔っからこれを大事な所に塗り込むと、どんな
堅物の尼さんだって、腰を振って男に抱き着いてくるって代物なの。塗ってしばらくすると、身体中が熱くなって、それから大事な所が熱くて痒くて気が狂いそうになるの。もう男性自身を受け入れなくっちゃ辛くて耐えきれなくなるの。ふふふ。女の芯の、その又芯の奥底を溶かしてしまうお薬なのよ!。さあこれからたっぷり塗り込んであげるわ。今までこれを塗られて根を上げなかった女はいないのよ。ネガの在り処をおとなしく話すどうか、箱の中で良く考えることね。さあ、旅行に出発よ。旅行中はおしゃべり厳禁なの。」
ゆり子は怯えた表情で必死に呻き声を上げながら、身体を揺すって必死で嫌々して抵抗した。
しかし、そんなゆり子の怯える姿を喜びながら瞳はショーツの脇から指を入れ、大事な秘部の隅々までクリームを塗り始めたのだ。
「さあ、これでじゅうぶんね!」とたっぷり塗り込んでから、瞳は最後にもう一度ゆり子の秘部のツボを大きくつねり上げたのだった。
ゆり子が、鼻腔を全開にして、猿轡をしっかり噛み締めながら、呻き声を上げるのを確認してから、2人の荷造り人に目配せをした。
男達は馴れた手付きでゆり子の手足を縛り直し、運送会社のマークのついた大きなダンボールに詰め込んだ。
窒息防止に猿轡の上から酸素マスクをゆり子に嵌めると、恨めしそうな顔でにらみ返すゆり子をよそにふたが閉じられた。

ゆり子を乗せた運送会社のトラックは夜の帳が降りたばかりの都心の夜に消えた。













ゆり子の災難・6章

第1部6章

しばらくの沈黙の後、痺れを切らしたように瞳が話しだした。
「ねえ、ベストちゃん。これがこの女の正体よ、貴方のことなんて所詮どうでもいいのよ。」
言いながら瞳はベストの猿轡を外すと縛めを解きだしたのだ。
事態が飲み込めないのはゆり子の方だ。
やがて、緊縛から解放されたベストは、きつく縛られていた手首を擦りながら、
「やっぱり瞳さんの言うとおりだね。ちょっとはゆり子さんの愛を信じてたんだけどな。」
ブリーフにテントを張ってゆり子の方に近づいてくるではないか。
若いとは凄いことだ。
(ベスト、あなたもこの女とグルなの、裏切ったのね!)
やっと裏切りを理解したゆり子は悔しくてベストを睨みつけた

≪誘拐組織に密告したのはベストだったのだ。あの日、女性キャスターと連れ立って民家に入った男をベストは知っていた。
有名なフリーのルポライターだ。いつか雑誌で写真を見たことがあったのだ。
直感的にこれは強請れるネタだと思った。
次ぎの日にすぐ電話して金を要求すると、ルポライターと瞳が約束のホテルのロビーに現われて10万円を渡し、仲間に入るように言った。
もし手伝ってくれたら、ゆり子を一晩自由にしていい、との条件だった。
初対面でかなり危険を感じたが、了解した。
そばにいる瞳の視線が気になったのだ。
「貴方の事好みよ」という視線を感じて、「もしかしたら、人生が変わるかもしれない」
と思った。
瞳の視線に賭けてみようと思ったのだ。
初めて瞳を見た瞬間、ベストは雷に打たれたような衝撃を受けた。
今まで見たこともないような美人だったからだ。
自分より10歳くらい年上だろうか。
洗練された上にエレガントな都会の大人の女性だった。
一流の女優のように身体から色香のオーラが発散しているのだ。
若いベストにとって経験したこともない甘い大人の女の薫りが漂っていたのだ。

そして、さっき隣の部屋でベストは瞳に命令調で「服を脱いで!手を後ろに廻しなさい!」と命じられた。ベストは嬉々として服従した。
言われた通りブリーフ1枚になると、瞳は容赦なく手足を厳しく縛り上げた。
そして「さあ、口を開けなさい!」と言うと同時にハンカチを口に乱暴に捻じ込み、スカーフの結びコブを口に押し込んできた。
「どお?嬉しいでしょ?ふふふ」と笑って聞きながら、手加減なしに厳しく猿轡を締め上げたのだった。
それから、猿轡されたベストの顔を撫でながら「ふふふ、とっても可愛い子ね!」
と言いながら、ブリーフの上に手を当ててきたのだ。
ベストの顔の前には、涎で透けきったブラウスのバストが見え、ベストの大好きな白いブラジャーのカップが目前に透けて見えている。
鼻孔からは瞳の高級そうな大人の香水が脳天を突き抜けている。
今まで嗅いだこともない甘酸っぱい香りだ。
飛びっきり綺麗な年上のお姉様から厳しい猿轡を噛ませてもらい、透けブラを見せられながら、ブリーフの上から細い綺麗な指で愛撫される。
ベストにとって天国に昇った気持ちだった。
ベストはこの時、ゆり子に見切りをつけて、瞳お姉様の下僕になったことの幸せを感じていた。
この時、何度も昇天してブリーフの中はぐしょ濡れになっていたのだった。
最後にホッグタイに縛られてから、瞳が耳元で囁いたのだ。
「ちゃんと捕らわれの小鳥のように演技するのよ!。あとでちゃんとご褒美をあげるから!」そう言われて隣の部屋に放置されていたのだった。≫

「ねえ、瞳さん、違った。瞳お姉様、僕にゆり子さんの折檻手伝わせて呉れるんですか?嬉しいな」
再びソファに戻った瞳の前に膝をついてベストが聞いている。
「いいわよ。ベストちゃん、あなたの事気に入ったのよ。私のペットにしてあげてもいいわよ。貴方みたいな若くて可愛い子は大好きなの。」その言葉に満面の笑みで喜ぶベスト。

それからベストは,ゆり子の目の前で、これまで聞かされてきたゆり子のボンデ―ジへのこだわり、撮りたい猿轡の写真の事をべらべらとしゃべり出したのだ。
大きな結びコブを作った布の猿轡のアップが大好きで、その結びコブのよじれ具合に特別なこだわり、美学を持っていることを詳しく話した。
縛めを解かれたベストはその間、瞳の背後に座り、背中から抱きしめるように両手で瞳のバストをそっとブラウスの上から、ブラの手触りを楽しむように撫でていた。
「ちょっと!ベストちゃんったら!もう!、ゆり子ちゃんが見てるじゃない!」
と笑いながら瞳は喜んでいる。
若いイケメンの男に、背後から優しく抱きしめられて、瞳もドキドキ感じ始めていた。
ベストは頬を瞳の背中に当て、恍惚の表情になりながら頬を背中にすりすりし続けていた。
ブラウスの上から、ブラジャーのバックベルトとホックの感触を頬で満喫していたのだ。

ベストの両手を胸に当てながら、視線はゆり子に向けて興味深そうに聞く瞳と裏切りが許せないゆり子の表情が対照的だ。
悔しそうに2人を睨みつけるゆり子はボール猿轡を噛み締めていて、真っ白な上の歯が口元から覗いている。
聞き終わると瞳はベストの顔を自分の豊かな胸に抱き寄せ、
「ベストちゃん、あなた可愛いわ、これご褒美よ。ふ~ん、この女、そんな事考えてんの。可愛い顔して。それってね、ベストちゃん、きっと、このゆり子ちゃん自身がされたいことなんだわ。自分自身がされたい事を、写真に撮って表現してるのよ!。」
ベストの顔をブラ越しに谷間に埋めさせ、
「今から願望通りにしてあげましょうよ、喜ぶかどうか確かめて遊びましょう、手伝って。……………。」
二人はゆり子に見せつけるように濃密なキスを交わした。
そして瞳は声を落とし、ベストの耳元でそっと囁き始めた。
その声は、ゆり子の耳にも届いた。
「ねえ、ベストちゃん、あとでゆっくり私を縛って!。お願い!。ベストちゃんみたいな若くて素敵な男の子から、一度厳しく縛られたいの。身動き出来ないくらいにキツク縛って!。それから口の中一杯に詰め物をした猿轡を噛ませて欲しいの!。思いっきり強くよ。」
そう言うと、ベストの手をブラウスの上から乳房の上に持ってきて、また甘えた声で話を続けた。
「お願い!、それから優しくネ!。」
ベストは天にも昇る気持ちで頷いた。

ゆり子は二人の会話に眼を背け、首をイヤイヤと振りながらもがいていた。
同性の瞳に心の中を見透かされてしまったのだ。
その上に、2人の不潔なランデブーまで見せられて挑発されているのがわかった。
猿轡を外して否定したかった。思いっきり罵倒したかった。
しかし、下あごを完全に固定したボール猿轡は全く動かず、飲み込めない涎が垂れ落ち、赤いノースリーブシャツの小ぶりに盛上がった胸部を唾液で変色させていた。
黒のロングブーツからはベストの大好きな革が擦れ合う音が「キュキュッ」と発し続けている。
革フェチのベストにとって、足を揃えて縛られた女性の革靴が擦れ合う音が、何よりも耳に心地良く聞こえるのだった。

瞳はベストにビデオ撮影の準備を命じ、ゆり子の真正面に固定させた。
「さあ、お好みのポーズに縛り直しましょう、狂暴だから暴れられないように手順良くやるわよ」
それから二人がかりで足首の縛めを解きブーツを脱がせ、膝のロープも解いてパンツも剥ぎ取ると、空手で鍛えた引き締まった太股とふくらはぎに、筋肉のすじが浮き上がった。ショーツはピンクのハイレグで股間に食い込んでいる。
そして丁度正座をさせてから、両膝を左右に開かせたような状態にして、片足ずつ脚の脛と太股を重ねて合わせて縛った形にした。
まるで仰向けに転がされたら、股間が丸み見えになってしまうような屈辱的なM字開脚縛りだ。
次ぎにうつ伏せに組伏せてからシャツを剥ぎ取ると、後ろ手に廻し、手首の腹と腹を合わせてから、手首の関節を白いロープで縛り、肘上も同じく重ねるように縛りあげたのだ。
更に、今度は縄尻を、ゆり子の乳房の上下に2重に廻し、ブラジャーのカップを挟み込むように胸縄を噛ませたのである。
乳房の両サイドにも縦縄を噛ませ、小ぶりのゆり子のバストが突き出て、押しつぶすように絞り上げたのである。

いくら空手の達人でも2人がかりの上、縛られた足で組み伏せられたら無抵抗で何も出来なかった。
ゆり子のブラジャーはストレッチ素材で出来たピンクのハーフカップブラジャーで、思いっきり寄せて上げている。
背中はやや細めのバックベルトにシングルホックだ。
ベストは憧れのゆり子のブラジャー姿をまじまじと見つめている。

瞳は撮影用に用意してある白無地の布を持ってきて、真ん中に大きな結びコブを丹念に作った。
「ベストちゃん、ボール猿轡を外したら声出せない内に鼻を摘まんで口を開けさせて置くから、ゆり子ちゃんに私のショーツを食べさせるのよ。ふふ。きっと喜んでくれるわよねぇ、ゆり子ちゃん」
そう言うと瞳はミニスカートからショーツを脱いだ。
脱ぐ瞬間、ベストがスカートの中を凝視したのは言うまでもない。
瞳が脱ぎたての自分の純白のシルクのショーツを、手に持ってゆり子の顔に近づけると、ゆり子のあごに手をかけ、顔を自分に向けさせてから話始めた。
「ゆり子ちゃん、さあ、お口のお色直しの時間よ。今度は白いウエディングドレスにしましょうよ。さっきベストちゃんから胸触られた時にすいぶん濡れちゃったの。その私の果汁入りのショーツをプレゼントするわ。どお?。召し上がっていただけるかしら?まだ、温もりのあっていい香りがしてるでしょ?お望みどおりに猿轡も結びコブによじれをしっかり作ってあげたわよ。さあ、お口あ~んするのよ」
瞳の手には、さらしの白い布の大きなコブの猿轡がある。
ベストがゆり子の顎に手をかけ、顔が動かせないように押さえつけた。
瞳がうなじのボール猿轡の留め金具を外し、ボールを口から引き抜いた。
ボールからは、唾液が糸を引いている。
次ぎの瞬間、ゆり子は大きく首を振って、ベストの手を必死に振り解いた。
ボール猿轡を長時間噛まされて、ゆり子のあごは痺れて限界だった。
「お願い。騒がないから。もう猿轡はやめて。」
2人への恨み事ではなく、哀願をゆり子は選んだのだ。
「それじゃお話する気になったのかしら?、ふふ。でも私もベストちゃんもゆり子さんにお好みの猿轡をプレゼントしたくてウズウズしてるの。白状するのは後でいいわ。ハイ!早くお口あ~んしなさい。ふふふ」
ゆり子は口を真一文字に閉じ、屈辱に震えながら、瞳たちを凝視して反抗した。
「あら!。私のパンティじゃご不満かしら?。そんな事ないわよね!。ふふふ。ねえ、これはゆり子ちゃんのリクエストなのよ。猿轡噛まされたいんでしょ。大きな結びコブ猿轡が好きなのでしょ、きっとよく似合うわよ」
「わあ!ゆり子さん、瞳お姉さんのパンティをご馳走してもらえるなんて羨ましいなあ!」とベストが屈辱に拍車をかけてくる。
瞳は意地悪に笑うと、ベストに向かって「さぁ、私のパンティをご馳走してあげて。美味しいわよ、きっと泣いて喜ぶわ」
瞳が履いてたショーツを口に噛まされるなんて、唾液のついたボール猿轡とは比べ物にならない吐き気を催す猿轡である。
ゆり子は、顎を引き歯を食いしばって抵抗した。
「あらあら!困った子ちゃんね!でも、いい加減に駄々こねるのはおやめなさい。」
と言って、猿轡を拒否するゆり子の抵抗を楽しんでいる。
それから、「しょうがない子ねえ」と言いながら、瞳とベストは2人がかりであごを掴み、口をこじ開け様として鼻を摘まみ上げた。
ゆり子は必死に口を噤み、首を揺すって抵抗した。
しかし、所詮無駄なあがきである。
10秒、20秒、30秒。ついに息苦しさから口を開かざるを得なかったのだ。
「いやぁ~」というのが精一杯である。
息苦しさで口を開けるゆり子に、ベストが瞳の白いショーツを口に丸めて押し込む。
「ウグウグ」と言う声が漏れ、綺麗に口にショーツが詰め込まれた。
「さあ、いい子にするのよ」と瞳は予め用意した白い布の大きな結びコブを背後からゆり子の口に綺麗にすっぽりと丁寧に嵌め込んでから絞り上げた。
演技ではなく本当にゆり子は首を振って抵抗したが所詮は無駄なあがきである。
唇と唇を閉じる事も出来ない大きなコブを口に噛まされ,ゆり子の美しい顔が再び醜く歪んだ。
鼻から頬の辺りに皺がよるほどである。
噛まされた猿轡は、皮肉なことに自分が撮りたいと追い求めていた構図そのものだ。
結びコブの布のよじれが、鮮明にゆり子の顔の真ん中で自己主張していたのだ。
「まあ、素敵!とっても可愛いわ。ゆり子ちゃんってとっても猿轡が似合う顔なのよね。ほほほほ…はあははは」
ゆり子のあごを右手で掴み、ぐいっと持ち上げながら、瞳が大声で勝ち誇ったように笑った。
ピンクのブラジャーとショーツ姿でキリキリに縛り上げられ、口一杯に大きな結びコブの猿轡を噛まされて、憎らしげに2人を睨みつけるゆり子の表情は「魅力的」そのものだった。












ゆり子の災難・5章

第1部5章

ソファから立ちあがると瞳は、ゆり子の背後にしゃがみ込み、右手でゆり子のパンツのジッパーを下ろすとショーツの中に手を突っ込んできた。
予想していなかった侮辱的な行為に「ムム~~ンン」と呻くゆり子を横目に、瞳の指先が秘部をまさぐり続けた。
そして、「女には女にしかわからないツボがあるのよねえ。ここを摘まむとどんな女でも泣いて喜ぶのよ」
そう意地悪そうに言ってツボを思いっきりつねり上げた。
身体中に電気が走り、ゆり子は10センチ位尻を浮かした。
思いっきり猿轡を噛みしばり、「ウグーグゥー!」と絶叫した
瞳は大笑いして喜んでいる。
撮影の時の上品な貴婦人とはまったくの別人の見事な性悪女である。
それから,今度も背後からゆり子のバストを着衣の上からわし掴みにする。
乱暴に揉み廻して「噂どおりの貧乳ね。あなたこれでも女のつもりなの、恥ずかしくないの。ほんとえぐれてるじゃないの!。」
ゆり子の感情を逆なでするように侮蔑の言葉を投げ続ける瞳。

これはゆり子の品定めである。
上半身と下半身を、自分の指で触って確かめたのである。
言葉とは裏腹に瞳にはもちろんゆり子を殺す気など最初からまったくなかった。
初対面の時、ゆり子を見てこれは最高級の上玉だと思った。
調教すれば最高の商品になると確信している。
顔もスタイルも申し分ない。バストもまったく問題ない。小ぶりだが弾力も有り、男を喜ばせるには十分過ぎるくらいだし、本当に可愛くて知的な女だった。(本当に調教が楽しみなじゃじゃ馬だわ。)瞳は内心、ほくそえんでいた。

ゆり子はありったけの悔しさを眼に込めて、瞳を睨みつけた。
ゆり子自身、初めてのボンデージでもあり、他人からこんな仕打ちを受けたことなどもちろん無かった。
しかし、瞳の折檻は、ツボを得た女性特有の厭らしい苛めに思えた。
いたぶり方が手慣れているのだ。
捕らえられた女性が悔しそうに睨み、暴れるのを嬉しそうに含み笑いを浮かべながら折檻する。
その優雅さ。
美人の瞳の笑顔が一層折檻される女性の悔しさを増幅させる事まで計算していることがゆり子にはわかった。
一体何人の女性がこうやっていたぶられてきたのだろう。
あの失踪した女性ニュースキャスターもこの瞳にいたぶられたのだろうか。

鏡には、ゆり子のノースリーブシャツの左の上腕部にピンクのブラジャーのストラップがずり落ちてきているのが見えた。
今、自分のブラのストラップがずり落ちているのを、ベストが見たら、また鼻血を出すかもしれない。そう思った時、ベストの事を思い出した。
(そうだベストは一体どうなったの?。見えない所をみると上手く逃げ出したのかしら。もうベスト何やってんのよ!。早く警察を連れてきてよ!)、そう心の中で叫んだ時だった。

そんなゆり子の心を見透かすように瞳が話しかけてきた。
「ねえ,あなた、もしかして、あの男の子が助けに来るとでも思ってるのかしら、うふふ。」
それから瞳は隣の部屋の方へ移動すると、
「ちょっとこれを見て御覧なさい!ふふ。」とドアを開けた。
部屋の奥には、真っ白のブリーフ1枚にされ、さっきまでのゆり子のようにホッグタイにされ、床に転がされているベストがいた。
口には鎖模様のブランド品のスカーフで猿轡を噛まされている。
猿轡は真ん中に結びコブが作られ、奥歯でくわえこむように、口の奥まできっちりと嵌め込まれた厳重な猿轡だ。
ベストの口元が歪むほど厳しく噛まされている。
瞳が近づくと気配を感じて、ハフハフと芋虫のようにもがいた。
笑いながら瞳はベストの太股をパンプスで蹴り上げてから尻を踏みつけて「お生憎様ね、トイレ出てきた所を後ろからぶん殴ったらイチコロだったわ。でも若い子っていいわね(笑)、縛り上げておもちゃにしてあげたら、可愛い呻き声を出して喜んでたわ。ホホホ。ねえ、この子がどうなってもいいの。この子、あなたのツバメじゃないの?。」
ゆり子は眼を大きく見開いてベストを見つめて硬直している。
「可愛そうな子よねえ、あなたの事務所で働いたばっかりにこんな目にあってさ、あなたが白状しないとこの子も殺されるのよ。」
確かにそうだった。ゆり子はベストに対してすまない気持ちで、涙が出そうになっている。(自分のせいで、あの子にまで。でもネガの在りか話したらきっと2人とも絶対殺されるわ。)ゆり子は思っていた。
瞳はしゃがみ込むと,ブリーフの上から右手で膨らみを撫でだした。
ホッグタイに縛られた身体をくねらせて、ピクピク反応するベスト。
無残にも見る見るうちにブリーフにテントが脹らんで行く。
「いやだあ、この子また興奮してるわ。情けない子ね」と笑って楽しむ瞳。
「ウゥゥゥ」と悶えて声を出すベスト。
「ほらほら、もっと大きくなるでしょ?それとも、もう限界なの?じゃ、今度は小さくさせてあげようかしら。」
そう言うと、瞳はまた煙草に火を点けて、大きく紫煙を吐き出す。
その煙草の火をベストの顔近くに持ってきてから、
「さあ、これで手の指に順番に押し付けて行こうかしら?いかがかしら?坊や。」
「ムムムンンンンン」(やめてくれ~)と大きな呻き声を上げて、ホッグタイのベストは床で悶えた。
次の瞬間、瞳は立ち上がり、黒いパンプスのつま先で、床のベストの頬を踏みつけて
「うるさい小僧ね。おとなしくしな、パンツの中身も焼ききってもいいのよ。」
と言いながら、猿轡のスカーフの上から頬をグリグリと踏みつけたのである。
ベストは結びコブを噛み締めながら、涙目になってゆり子をみつめていた。
「ねえ、まだ話す気にならないの?早く首を縦に振りなさい!」
もうこれが最後よ、とばかりに瞳がきいてくる。
ゆり子は、猿轡されたベストを見つめ返しながら、
「ムウゥゥゥ…・ムグムグムグ…・」(ごめんなさい、ベスト。でも、話したら2人とも殺されるに決まってるわ)
ゆり子は、猿轡越しにそう呻くと、今度も目を瞑り、顔を背けて拒絶した。












ゆり子の災難・4章

第1部4章

床にうつ伏せに倒れたゆり子を見下ろしながら、瞳は大きな息をひとつついた。
口から抜いたボール猿轡は、まだ瞳の首に首飾りのようにぶら下がっている。
ソファに座り、綺麗な足を投げ出しながら、横に置いた黒の大きめのトートバッグを持つと、中からシュガーケースを取り出し細く長い煙草を抜き出して火をつけた。
美味しそうに紫煙を吐き出す。
縛られて痺れた肘を痛そうにさすりながら、「まったく冗談じゃないわ。よくもやってくれたわねこのアマァ。とんでもない恥をかかされたもんだわ!。この御礼はたっぷりしてやるわよ。覚悟することね!。」
そう吐き捨てた。
口元から頬には赤い猿轡の痕がきれいに残っている。
実は瞳は、国際美女誘拐組織の一員だ。組織のボスは縛られ猿轡されて身悶えする女を酒を飲みながら鑑賞するのが何より好きなのだ。
瞳自身、これまで何回もボスに縛られ猿轡を噛まされて遊ばれた事はある。
しかし、今日のように同性の年下から、それも自分とはまた違う魅力をもった女から縛られたのは初めての経験だった。
プライドの高い瞳にとって、想像していた以上に悔しかった。
その反面、心の奥底にうずくような興奮があったのも事実だ。
女にボンデージされる女の気持ちがわかった気がした。

煙草を吸い終わると、すぐに仕事に取り掛かった。
まずはこの女を縛り上げることだ。
意識が戻るにはまだ時間がかかるとはいえ、空手の達人である。
万一暴れられたらさっきのように大変だ。
トートバッグの中から、手足を拘束する白いロープを取り出すと、うつ伏せのゆり子の手首を腰の後ろで交差させてから縛った。
次に黒いロングブーツの足首を合わせて締め上げ、膝上も同様に縛った。
それから、自分の首にまだぶら下がっているボール猿轡を外すと、気を失っているゆり子の口を左手で左右から押して開けさせ、まだ瞳の唾液がべっとりと光っているボールを口に強引に捻じ込んでからうなじで厳しく締め上げた。
今度は特製のフックがついた金具で手首と足首が背中で引っ付く位に近づけて留めた。
しなやかな肢体のゆり子がまるで海老のように反り返り、見事なホッグタイが出来上がった。
空手で鍛えた肉体は少しの贅肉もない、スレンダーでしなやかなゆり子の身体。
鮮やかな赤のシャツと黒く光るロングブーツのコントラストは美しく、瞳から見ても美しいほどのホッグタイである。
非常にシンプルな縛りだが、これまでの経験で絶対に縄抜け出来ない事は証明されていた。
一連の拘束の動きの手際良さは瞳がいかに沢山の女をボンデ―ジしたかがわかるのである。
「さあこれでいいわ。しばらくそこでおとなしくしていることね。」
気を失ったままのゆり子にそう言い捨てて、瞳はネガの捜索に入った。


ゆり子は夢を見ていた。
空手の試合の夢だ。突然相手が飛び掛り、背後から柔道の絞め技に入ってきた。
「あなたそれは柔道よ。空手じゃないわ。」
そう叫んだが言葉にならない。
まったく絞めは緩まない。頭が割れるように痛い。そう思った時、覚醒した。
朦朧とする意識で身体を動かそうとしたが、まったく動かない。言葉も出ない。
初めは夢の続きかと思った。
自分が拘束されている事に気づくまで少しの時間が必要だった。
部屋を見渡すと何かを探したような跡がある。
そして、スタジオにある大きな姿見をみて愕然とした。
自分が海老のように縛られた上に、口にはボール猿轡を噛まされていることがわかったのだ。
赤いボール猿轡はゆり子の顔を瓢箪のように醜く歪め残酷なほど頬に食い込んでいる。
そのボール猿轡がさっきまで自分が瞳に噛ませていたものだと気づいた時、ゆり子は吐き気を催した。
他人の唾液のついた猿轡を噛まされる事などこれまで想像もしていなかった。
必死に吐き出そうとしたが、きっちり頬に食込み、下あごを固定されたように噛まされており、まったく動かない。言葉もまったく出ないのだった。
自分が好きな大きなボール猿轡が今は逆に恨めしかった。
しかし、瞳は一体何者なのだろう?この手際の良さは普通じゃない。プロの人間だわ。
そう言えば「早くネガを渡しなさい」と言っていたわ。
あの写真が欲しいのね。しかし、なぜ自分が証拠写真を持っている事がわかったのだろう?何故?とにかく親友の刑事に渡したことが正解だった。

とにかくここを早く逃げ出さないと。それから必死にもがいた。
力の限りを振り絞って暴れてみた。
恐らくそれは活きの良い海老が飛び跳ねているように見えただろう。
しかし、それは無駄である事を直ぐに悟らされた。まるで縛めは緩まないのだ。
猿轡だけでも外そうと床に頬を擦りつけたが外れない。
頭の中が真っ白になっている。
化粧はくずれ、パンツと革のブーツの中は汗びっしょりだ。

その時、背後のドア辺りに人の気配を感じてた。
「気がついたようね。もういくらあがいても無駄よ。」後ろから瞳の声だ。
ドアの側で腕を組み、壁に寄りかかって笑っている。
「もう観念することよ」
そう言って近づいて来ると、芋虫のように悶えるゆり子の乳房をパンプスの先で踏みつけ、「ずいぶん貧弱な胸ね!ふふふ。体さえ自由なら貴方なんかぶん殴ってやるって思ってんでしょ、ねえ、空手の達人さん。貴女の事はすべて調べがついてるのよ。」
とコロコロ笑う瞳。
「これじゃお話出来ないわね。」
瞳はゆり子の背中で手足を留めているフックを外し、ホッグタイから解放した。
しかし、もちろんボール猿轡を外す気はまったくない。
それから乱暴に髪の毛を引っ張って、体をひき起こすと、尻餅をついた格好に座らせた。
ゆり子はその痛みから、「ウググ~」とうめき、髪の毛をひっはぱれた悔しさから、瞳を鋭く睨みつけた。
「あら!悔しいの。でもこんなのまだ序の口よ。達人さん!」
と瞳が楽しそうに言う。

大事な髪を引っ張られた悔しさから、ゆり子は首を斜め上に振り、猿轡を外すように要求した。
しかし、瞳は笑いながら「猿轡を外して欲しいって事?ふふふ。いいわよ、大人しくネガの在りかを話すのなら、猿轡を外してもいいわよ。どお?。………でも、その顔じゃ簡単に話しそうもないわね。まあ、いいわ。たっぷり痛めつけてからゲロさせるわ、ほほほ!」
ゆり子は大きなボール猿轡を口一杯に銜え込んだ顔で、眼だけは瞳を睨んでいる。
瞳はゆり子の前にミニスカート裾を気にしながらしゃがみ込み、右手の細くて繊細で綺麗な白い指先でゆり子の顎をちょんと持ち上げて優しい声で諭すように話し掛けた。
「ねえ、ゆり子ちゃん、この世には見てはならないものがあるの。変なことするからこんな目に遭うのよ。いい子だからネガの場所を教えなさい。話す気持ちになったら、首を縦に振るのよ。ねっ、そしたら命だけは助けてあげるわ。さあ、どお?」
しゃがんで揃えた両膝からは34歳の大人の女の色香が匂い立っている。
白い太股のストッキングの擦れる音が官能的にかすかに聞こえる。
「ムムンンン・・」(誰が話すもんですか!)そう聞こえるような呻き声を上げてから、ゆり子は眼光鋭く睨み返して拒絶した。
話した後で殺されると思ったからだ。

次ぎの瞬間、瞳の激しい平手打ちが右頬に飛び、両頬を右手で鷲づかみにして凄んでいった。
「その反抗的な眼は何様のつもり!。小娘の分際で生意気な目をするんじゃないわよ。いいこと!、二度とそんな眼は私にはさせないわ。まあ、簡単に口を割られても面白くないわ。これからゆっくり躾てあげるから覚悟なさい。」
それから立ち上がると、ゆり子の眼の前にソファーの椅子をひとつ運んできて、最高の美脚を組んで携帯をかけ始めた。
その姿は目の前で尻餅つかされているゆり子には「私の脚、最高に綺麗でしょ!」と言われているようである。

「ボス、瞳です。連絡が遅くなりすみません。今,例のカメラマンを生け捕りにしました。縛り上げて転がしたら、ピチピチ跳ねてとっても活きがいい子です。」
「ご苦労。さすが瞳だ、仕事が早いな。それで例のものは見つかったか?」
「残念ながらここにはありません。これから折檻して白状させます。ただ隣の住人に感づかれてもまずいですし。」
「そうだな、その点は大丈夫なんだろうな。」
「もちろん、手抜かりはありませんわ。猿轡を噛ませてから締め上げてますもの。今、物凄い顔でこっち睨んでますわ、ふふ。噂以上のとってもチャーミングな子なんです。殺すにはもったいないくらいの美人ですわ。それよりレスキューお願いします。荷造り手伝って下さい。いつもの場所に連れ帰ります。」
「ほおぉ!、瞳から見てもイイ女か?」ボスが関心を示す。
瞳はソファに座ったまま、パンプスの先でゆり子の胸を小突きながら、
「ええ!なかなかの上玉ですわよ。胸は少しばかり貧乳ですが、スレンダーで引き締まったいい身体をしてますわ。あら!、口惜しいの?。ふふ。今は顎が外れそうなくらいのボール猿轡を口一杯に噛ませて間抜けな顔をさせてますけど!。ボス好みの反抗的な顔で私を口惜しそうに睨んでますわよ!。ほほほ。」
瞳の報告にボスは満足したらしく、
「わかった。いつもの2人を行かせる。夜になって運び出そう。わかったな。」
「了解しました。それまで出来る限り尋問します。」そう言って携帯を切った。
会話中、瞳のパンプスはゆり子の顔や胸をずっと弄んでいた。
ゆり子が垂らす涎をパンプスの先端部ですくい、ゆり子の顔や服に擦り付けて遊んでいるのだ。
「さあ、これからがお楽しみよ。ゆり子ちゃん」
瞳の眼に残酷な光が宿っているように見えた。




ゆり子の災難・3章

第1部第3章

「まったく、もう何いってんのよ。撮影中よ。ほんとしょうがない子ねえ、だからあなたは駄目なのよ。仕方ないわ、ちょっと休憩しましょう。早く行ってらっしゃい。」
「ほんとすみません、すぐ戻ってきます。」そう言って慌てて部屋を出ていくベスト。

部屋を飛び出したベストを見送ると、ゆり子は瞳に話かけた。
「瞳さん、ごめんなさい。ちょっと休憩しますけど、瞳さんはそのまま我慢してて下さいね。まだ続けますから。それじゃ、さきにこの後の撮影の事をお話しておきますね。しばらく今の姿で撮影を続けたら、一旦休憩を入れて、それから次ぎはブラウスも脱いでいただきます。ブラジャー姿になっていただいてから、また今と同じように縛ります。今度は、もっと恥ずかしいかもしれませんけど、出来るだけ綺麗に撮れるように頑張りますから、どうか協力をお願いします。下はスカートのままで結構ですわ。」
そう言って、説明している間も、瞳の口からは、飲み込めない涎がタラタラと流れ続け、ますます瞳のブラウスが濡れていっている。
「実際は、猟奇的な誘拐犯にブラウスを切り裂かれたシーンにしようと思ってます。切り裂くシーンはありませんけど、こちらで用意した白いブラウスを引き裂いて、椅子の廻りにブラウスが引き千切られて散らばっているシーンを考えているんです。猿轡も紫紺の柄の模様が入った日本手拭に換えます。真ん中に結びコブを作った手拭の丸玉銜えっていう噛ませ猿轡です。よく時代劇で見掛けるコブ噛ませ猿轡です。おわかりですよね。小さなガーゼの詰め物をしてから、今度も頬が歪むくらい厳しく噛ませます。今度も噛まされるシーンは丹念に撮影しますから。でも今度は呻き声はあまり上げないで下さいね。もう抵抗することの無駄を悟っていますし、暴れても縛めが緩まないことに観念した、もがくことを諦めた、って感じです。しかし、心はまだ観念していません。容易く口は開かないで下さい!。噛まされる間も、眼だけは有りっ丈の「怒り」の目でカメラを睨んで下さいね。言われもなく拉致され、理不尽に監禁された上に、縛り上げられて厳しい猿轡まで噛まされるという無慈悲な仕打ちを受けた貴婦人の内面の心の襞をなぞるように写真で表現したいのです。縛り直され、猿轡を嵌め直されて、着衣を1枚づつ脱がされて行くだびに、変化する囚われの女性の内面の変遷を、写真で表現するというとてつもないテーマに挑みたいと思っているんですよ。」
ここまで言った時、瞳が苦しそうに「ウンンムン」と呻いて悩まし気な眼差しで、ゆり子を見詰めた。
「ごめんなさいね。瞳さん、猿轡がお辛いんでしょ?、もう少し我慢して下さいね。もう少しブラウスが濡れてる所を撮影したら、一旦休憩しますからね。」
ゆり子の話を凝視して聞く瞳の眼が恨めしそうにゆり子には感じられながらも、話を続けた。
「写真を見た男性マニア、女性マニアが自分が誘拐犯人になったつもりで、監禁されてる女性に「ふふ、悔しいかい?色っぽいぜ!。」とか「ご気分はいかがかしら?ふふ、辛いでしょうけど我慢するのよ!」なんて話しかけられるような、そうまるで写真と会話が出来るような写真にしたいんです。ブラジャー姿にさせられた屈辱や好奇な目で見られる恥ずかしさ、下着姿の女性の恥らい、次ぎは全裸にさせられるかもしれないっていう恐怖心、そんな顔を撮影したいのです。大変でしょうけど、また「眼」で演技して下さいね。瞳さんはプライドが高く、高貴な貴婦人の役です。決して犯人に屈服したり服従したりしません。ブラウスを剥ぎ取られるという恥辱的仕打ちへの反抗心と言われもない辱めに、必死に耐えている女性のいじらしさを表現して欲しいのです。さっきまでのように、(誰があなたなんかに屈服するものですか!)って顔をして下さい。瞳さんなら大丈夫ですわ。さっきの演技最高でしたもの!。ちょっとの時間ですけど、演技を考えていて下さらないかしら。それじゃ、ちょっとそのまま我慢していて下さいね。しばらくしたら再開しますから。」
そう言うと、ゆり子は隣の部屋に出ていった。
これからがゆり子にとって悪夢の時間が始まることなど夢にも思っていなかった。

隣の控え室の椅子に腰掛けて、ゆり子は続きの写真のことを考え始めていた。
この時、ふっと我を忘れて物思いに耽ってしまったのである。
ゆり子はこの1年間,ボンデージの虜になり、あるゆる文献、写真集、ビデオを見まくった。
マニア諸氏ともメールで趣向やこだわりについて意見をたくさん聞いた。
自分なりにボンデージについての見識と美学を持ち得たと感じている。
今、世の中にはコンビニでさえも、ヘアーヌードや陰部の写ったものが氾濫しているが、あえて自分はその流れに逆行する形で、女性ボンデ―ジアーティストとして、陰部やヘアー、乳首をまったく映さずに、世の中の男性マニアの心を虜にするような作品を創っていきたい。
着衣での拘束で,エロティシズムが十分に表現できることを証明してみたい。
女性のプロカメラマンとしての本能がそう突き動かしているのだ。
そして今日の瞳は、自分が理想としていた以上の身体の持ち主で、羨ましくも妬ましくもある程魅惑的な女性だった。
椅子の上で縛られ身悶えする瞳の姿は、妖艶でなまめかしく、しかも、高貴な薫りが漂う写真家からみて「最高級の芸術品」と感じるくらいの優雅でエレガントな将に絶品と思わせる被写体でなのである。
きっと後半,彼女は猿轡と縛りの厳しさから身体が痺れ、もっと辛そうに身悶えするわ。
その『猿轡の辛さに耐えるように身悶えする女性の姿こそこの世でもっとも美しい姿』であることを表現しよう。
「シンプルな縛り」、「厳しい猿轡」、それに「背中に透けるブラジャー」、着衣緊縛の3種の神器ともいうべきこの構図にはとことこん追求するだけの価値があると思う。
着衣緊縛にエロティシズムを感じる男性には潜在意識の中にこの構図を求めているとはずだわ。
彼女だったらきっといい作品が出来るという確信が持てる。

今、ゆり子の目の前のテーブルには、予め準備した詰め物に使う白いガーゼの小さな塊と、白地に紫紺の桔梗の花柄模様の手拭が、細長く綺麗に折り畳まれていた。
この手拭の真ん中に結びコブを作って猿轡にするのだ。
ゆり子はテーブルの上の手拭を取り上げると、大きな輪を作り、両端をグッと引き絞り真ん中に結びコブを作ったのである。
(ふふふ、そう言えば,この前ベストが、「僕って、綺麗な女の人が、結びコブの出来た手拭を細い指で、玩びながら笑ってる姿を想像するだけで、身体が熱くなるんです」なんていってたわね。)
そんな事を思い出しながら、その紫紺の柄の手拭を玩びながら、ゆり子は、更に時間を忘れて、深い瞑想に入り込んで行ったのである。
(そうあれは、もう半年も前かしら。昼間、偶然つけたTVで時代劇スペシャルの再放送があってたんだわ、そこに長襦袢姿で柱に縛り付けられ、白い布で大きな結びコブを作った猿轡を口一杯に噛み締めながら、涙を流す女優の姿を見て、胸が突然ドキンって高鳴ったんだわ。そう、女優さんは、今、華丸マーケットの司会をしている江岡久美子さんって方だったわね。泣きながら噛み締めてる白い結びコブのよじれ具合がとても綺麗で鮮明で、何か猿轡を噛まされた女性の怨念や無念さが、結びコブに滲み出ているように感じた。あの時、結びコブには、他とは違う特別な魅力があると思ったんだわ。あれから、猿轡は結びコブの手拭噛ませが、一番好きになったのよね。)
一旦作った手拭の結びコブのよじれ具合が気に入らないゆり子は、手拭を解いて再び結びコブを作り直していた。
ゆり子は、あのTVを見てからは、必ず撮影に結びコブの噛ませ猿轡を使うようになったのだ。
(女性の口の中の結びコブのよじれ具合、皺の拠り加減、手拭の柄の模様加減が、噛まされた猿轡の魅力の半分を決めるんですもの、決しておざなりには出来ないわ。)
ゆり子は、撮影に使う手拭の柄模様には徹底的にこだわり厳選した。
噛み締めた結びコブが気に入らなければ、何回もコブを締め直し、口に嵌め直すほど、彼女にはコブへの美意識・噛ませへの美学を持っていたのである。
やっと気に入った結びコブが出来たゆり子は、目の高さに手拭を持ち上げて、口の締りが良いように、指で形を整えながら、コブの部分の柄模様の交じり加減をし絞まり具合を見詰めている。
ゆり子は、手のひらにある結びコブを見詰めながら、瞳が日本手拭を噛まされた姿を想像してみた。
(瞳さんの、少し大きめの口と赤いルージュを曳いた唇、細く小さい顎にはきっと日本手拭の猿轡がきっとよく似合うわ。紫紺の桔梗の花柄が絶妙に交じり合った結びコブを、彼女の唇を割って噛ませてから、長くて細くて白い襟足に気の毒なくらいキツい結び目を作っちゃおう。頬が歪み、皺が出来て、潤んだ大きな瞳と目元の小皺がきっと日本手拭の猿轡を引き立ててくれるわ!。凄く色っぽいわね。)

ゆり子は、またここで10日前のベストとの雑談を思い出した。
今日、ブラジャーにスポットを当てて撮影しようと決めたあの時の雑談である。
あの時、ベストの太股をムチで思いきって叩いた後、思い返し、
「じゃ、もう絶対に怒らないから、あなたが撮ってみたい写真のことや、感じてることを全部話してごらんなさい。ちゃんと聞いてあげるわ!」
1回ベストのような若い男の子の好みや求めているシーンをじっくり聞いて参考にするのも悪くない、と思ったのである。
そういってベストの趣向話を促したのである。

ベストは、あの時、喜色満面で話し出した。
これまでの自分の好きなブラジャーへのこだわりや、ボンデージの事をとうとうと喋ったのである。そして最後に、
「でも、やっぱり、30歳くらいの大人の、でもちょっとお肌が衰え始めた感じのする、そうだなぁ、ゆり子さんみたいなスタイルの良いスレンダーで素敵な年上のお姉様の純白のブラジャー姿が1番好きだな。まあ、レモンイエローや淡いピンク色のブラジャーもかなり好きな部類かな。」
とゆり子の感情をまたもピクリと反応させる話をしたのだ。。
しかし、ゆり子の微かな怒りに気付かすにベストは話を続けたのである。
「それに、僕なんかも、この事務所に働く前は、縛られた女性の姿なんか生で見たこと1度もなかったから、それまでは緊縛写真を見ながら、もっと至近距離からアップで女性の色んな所を見てみたい、「撮ってくれー!」みたいなものでした。想像だけで、写真やビデオをみるんですよ。普通の男は。」
「ふ~ん、例えばどんな風なことなの?それ。」
「至近距離からの撮影だと、目の前に本物の女性が居て、自分がその女性を縛ってるような感じがするんですよ。例えば背中のブラジャーのバックベルトのカットラインの縫い目の糸が鮮明に判る距離とか、ホックの留め金具の金属の色まで判るくらい至近距離から撮るんです。薄っすら汗を掻いていて、毛穴とか産毛が見え、お肌のシミとかホクロまで見たいんです。見られた女性が恥ずかしく感じるくらいに。なんかその女性の汗の匂いとか、若い女性の体臭とかが伝わってくる感じがするんです。
僕くらいの若い男だったら、みんな縛られ猿轡された女性の猿轡を触ってみたい、どれくらいの強さで噛まされているのかな、女性の身体の匂いとか、髪の匂いを嗅いでみたい、生のブラジャーに触ってみたい、胸の膨らみを揉んでみたいって思ってるんですよ。特に綺麗なモデルさんだったら、色々想像したりして、写真に向かって「へへへ、どんな気分だい?、口惜しいかい?」なんて話かけるんです。女の人だって、普段身に着けてる安物のブラジャーなんかを至近距離からじっくり撮影された恥ずかしいでしょ?新品じゃなくて着古したような下着を撮られたら、「ちょっと、止めてよ、そんなの見ないで!」と感じじゃないのかな。でも猿轡で抗議も出来ない、悔しい~って感じ!。
そんな顔を男は見たいんですよ。厳しく噛まされしっかり噛み縛っている結びコブのアップやその口元、凹みがわかる頬や、目元の小皺とか、毛穴やシミがわかる顔なんて絶対にみたいな。そんな恥ずかしい所を見られた女性の顔を見たいんですよ。僕だったら、結びコブ猿轡を噛まされた女性の顔と普段着のブラジャー姿が同時に見れるアングルからの写真を鮮明に細部がわかるように撮りたいですね。)
そこまでベストは話すと、ゆり子の顔をマジマジと見詰めながら、
(僕なんか、ゆり子さんがブラジャー姿で縛られ、しっかり猿轡噛まされた顔を間近で見れたらどんなだろうって、その姿を想像して、毎日股間が熱くなってます。)
次の瞬間、ゆり子のムチが、ベストの太ももをヒットし、跳びあがったところの臀部を、「馬鹿ぁ~、生意気言うな~!。」と言いながら思いっきり叩いた。
「ゆり子さん、絶対に怒らないっていったじゃないですか」
と言いながらベストは嬉しそうであった。

そんなベストとの会話を思い出しながら、マニアックな男性の希望が判った気がした。
今日はこの後、瞳さんのブラジャーと猿轡を全方位からドアップで撮影して見ようと思っていた。
そして、(やっぱり、私もベストの事が満更じゃないのかしら。何故かいつも彼との会話が思い出てしまうのよね。)
なんて思った時、自然と顔が綻んできて、嬉しくなってしまった。
こんな瞑想に耽ってしまって、ゆり子は時間が一瞬止まってしまっていた。


次ぎの瞬間だった。
いきなり背後からハンカチのようなものを誰かに押し付けられたのだ。
物思いに耽っていたゆり子は、不覚にも人の気配に全く気付かなかったのである。
まったく気配すら感じさせずに背後に忍び込み、クロロフォルムのついたハンカチを押しつけたのはなんと瞳だったのだ。
ゆり子が部屋を出ていくと、ベストからこっそり握らさせたナイフで素早く縛めを切り、足の縛めを解くとボール猿轡を口から抜き、急いでゆり子を襲撃したのだった。
しかし、そこは武道の達人。ゆり子は相手の手首を握り返し、すぐに反撃を試みた。
いったんクロロフォルムを吸わされて意識が遠のく中で、必死で瞳の腕を握り返してひねった。瞳はバランスを崩して床に倒れた。
「瞳さん、これは一体何の真似!」と大声で叫んだ。
しかし、瞳は「静かになさいな。それより大人しくネガを渡しなさい」
と言い、薄ら笑いを浮かべている。
「何の事、瞳さんあなた一体誰なの?」。
次ぎの瞬間、ゆり子は自分の身体が痺れていくのを感じた。
実は先ほどベストが運んできたコーヒーに少量の痺れ薬が入れられていたのだ。
「そろそろ薬が効いてきたようね」
と言うと瞳は動けないゆり子に再びクロロフォルムを押し当ててきた。
反撃しようにもゆり子は身体が次第に痺れて何もできない。
次第に意識がなくなっていき、床に崩れおちた。
薄れゆく意識の中で、瞳が笑っているのが見えた。







ゆり子の災難・2章

第1部第2章

「じゃまず背中に手を廻して、腰の後ろで手首の腹と腹をくっつけて立って下さい。」
そう言って緊縛が始まった。
真っ白いロープでまず手首を縛り、縦に一本ロープを噛ませると、次ぎは肘を合わせて同じく縛り、肩が固定するように、縄尻を肩に廻した。
腕を後ろに、ピンと棒のように延ばした縛りである。
あえて胸縄をしないのは、この縛りだと自然と胸が前に突き出るような姿勢になり、必然的にブラウスからブラジャーのカップが鮮明に透けて見えるようにである。
椅子に腰掛けさせた後、黒いパンプスを揃えさせてから、本当に細い足首にもロープを巻き付けていく。
縄尻を膝上にも廻して膝を縛り上げるとシンプルだが、身動き出来ない厳しい緊縛が出来あがった。
「じゃ写真撮りますよ。ベスト,猿轡準備して!」そう言われて、黒い覆面をした誘拐犯役のベストが瞳の背後に廻り、かなり大きめの赤いボール猿轡を瞳の顔の前にぶら下げた。

「瞳さんには、今日は突然拉致されたセレブな女性になりきっていただきますね。まず最初に、そのボール猿轡の赤いボール部を「エッ!」って顔で見詰めてくださいね。(まさかこんなものを私に噛ませる気なの!、冗談はやめて!)そんな顔をして下さい。難しいかもしれませんけど、猿轡って、言葉を封じる道具じゃないんです。私は「眼」に言葉を発せさせる道具だと思ってるんです。「眼」の演技を撮りたいんです。難しいかもしれませんが、頑張ってみていただけないでしょうか。猿轡される女性が、事前に今から噛まされる猿轡や詰め物を見せられて、(お願い!静かにするから止めて!)とか(こんな大きな物、口に入らないわ!)なんて顔の表情・眼の動きを撮影したいんです。少し不安そうな誘拐された直後の女性の心理でお願いしますね。」
そんな演技指導から始まったのである。
「はい、わかりました。頑張ってやってみます。」
そう言って、はにかむような返事をすると、いきなり瞳はプロの女優顔負けの表現力で演技を始めたのであった。

想像以上の瞳の演技力にゆり子は、ビックリしながらも大満足で、ゆり子は撮影に夢中になっていった。
「それじゃ、猿轡を噛ませますよ。瞳さん、縛られて無駄とわかってても首を嫌々して抵抗して下さいね。」
「ベスト、いつも言うけど、猿轡されるシーンやその時の拒絶する女性の顔が一番好きっていうマニアが圧倒的なの。ゆっくり丁寧にボールを嵌めこんでから厳しく絞り上げるのよ。大切なシーンなんだから、わかった?」
ベストが言われた通り、瞳の口に、顎が外れるかと思わせるボール猿轡を噛まそうとする。
関節を押さえたシンプルだが手抜きの無い縛りで瞳の身体は、身悶えするのもままならない程である。
それでも、瞳は、か細い身体を必死でくねらせ、顔を小さく揺さぶりながらボール猿轡を拒絶しようと演技を始めた。
ベストが瞳の頤を優しく掴むと、大きなボールを瞳の口にかっぽりと嵌め込み、口の奥まで丹念に押し込み始める。
やや大きめの瞳の口が、大きく開かされ、下あごが固定されるように口の中にボールがかっぽりと嵌め込まれた。
それから今度は乱暴にうなじにストラップを引き絞ったのだ。
「ウウンンン」と小さく呻き、嫌々と顔を小さく振りながらも、猿轡を受け入れた表情が、まるで可憐な少女を思わせるほど、いじらしく見える。
瞳の鼻の横から口元にかけて、大きな皺が寄り、顎下から頬にかけても2本の横皺が刻まれた。
ベストがストラップを厳しく引き絞り終わると、瞳の端正な顔は洋梨のように醜く縊れ、美人であるが故に被虐感を漂わせている。
「もっと厳しく出来ない?」ゆり子はまだ不満らしく、瞳の背後に廻り、ベストが噛ませた猿轡を再度絞り直した。
これには、これまで必死に痛みに耐えてきていた瞳も思わず「ウゥゥ」と小さく呻き声を漏らし、背中のゆり子に顔を向けて睨もうとする程だった。
しかし、ゆり子は気づかなかったが、このちょっと前、ベストが縛られている瞳の掌に小さな折りたたみナイフを手渡していたのである。
瞳は今必死にそのナイフを握り締めて痛みに耐えていたのだ。

「はい瞳さん、顔はちょっと背けて、眼はこっちを睨みつけて。眼に思いっきり力を込めて下さい。猿轡された女性の顔は眼が命なんです。」
と注文をつけながら、撮影は進んでいく。
端正な美人の怒った顔は一段と魅力的だ。
怨めしそうに愁いに満ちた瞳の大きな眼差しと、小さく震える優しく柔らかな熟しきったボディラインは、大人の女性だけが発することの出来る艶めかしさに思えた。
椅子に座って縛り上げられている瞳を、やや上方から見下すアングルで撮ろうとする。
「瞳さんは、今誘拐されてきたばかりです。上着を剥ぎ取られ、薄く透けたブラウス姿にさせられて縛られました。身悶えする度に、背中や肩には、申し訳ありませんけど、チラチラとかなりブラジャーが透けて見えてます。目の前の、アシスタントの誘拐犯は、ゲスな嫌らしーい目付きで瞳さんの身体を舐めるように見ています。瞳さんは今、もの凄く怒ってます。抵抗も諦めてませんし、縛めを解こうと、身悶えして、呻き声も上げて下さいね。囚われた美女の無駄なあがきを撮りますから。悔しそうに、でも上品に身体を揺すって下さい。そして、眼には(私をどうするおつもりなのです!。乱暴は許しませんよ。)って眼差しで上目使いにカメラを睨みつけて下さいね。」
瞳はボール猿轡で動かせなくなった小さな顎を、僅かに引いてうなずくと、「ムムンンンムン」と呻き声を上げながら、身体を小さくくねらせ、潤んだ瞳を流し目にしながら、カメラを睨みつけてきたのだ。
驚くことに、完璧に瞳はゆり子の要求を応えていったのである。
嬉しくなったゆり子は、快調に撮影を続けていった。

目の前の瞳は、長く白い細い足が揃えて白いロープで縛られ、黒いパンプスの微かに擦れ合う音が聞こえてきている。
ウエストの細さがミニのタイトスカートからはっきりわかり、太股のストッキング擦れ合う音さえも、魅惑的に思えるほどである。
髪をアップにした襟足に締め上げられた革のストラップの留め金具が妖しく光り、後ろ手に肩を固定するように縛られた拘束は、瞳の肢体をとても窮屈そうに見せている。
大きく左右に開かされ胸をピンと張った恰好になった上胸部には、ブラウス越しに鎖骨とブラジャーのストラップが透けて見え、小さなアジャスターとリンクがブラウスから浮き上がってきていた。
ふっくら盛り上がったバストがブラウスに吸い付き、1/2のハーフカップブラの白い刺繍のデザインまでもがうっすらと透けて見えるほどである。
スレンダーで華奢な肢体の瞳が、椅子の上で、小さく身悶えしながら、縛めを解こうと身体を揺すりくねらせる姿は、特別に美しく、まさに言葉では表現出来ないくらいな妖艶な色気が満ち溢れ漂ったとゆり子には感じられたのである。
「わあ!、瞳さん!,ものすごく綺麗!本当に素敵です。凄い演技力だわ。」ゆり子はシャッターを押し続けながら、瞳を絶賛し続けていた。
そして、ちょっとカメラの手を休めると、
「瞳さん、ちょっと御免なさい、少し失礼します。」
というと、ブラウスの襟元から中に手を入れ、ブラジャーの左のストラップだけを、二の腕にずり落としたのである。
「下着の乱れが見えるのって、何か囚われの時に、必死に抵抗した女性って感じがするでしょ!」
と瞳に向かって微笑むと、二の腕にずり落ち、ブラウス越しに透けて見える左のブラのストラップを丹念に撮影しだした。
着衣のまま緊縛された女性の薄いブラウスの袖に、細く健康的な白い素肌の二の腕が綺麗に透けて見え、ブラジャーのストラップがずり落ちてきている構図は、おとなしく縛られたのではなく、必死に抵抗したことを想像させ、DIDシーンで凄く「物語」になると思ったのである。

ゆり子は、これまで同性の女性のランジェリー姿には全く無関心だったのだが、今日の撮影はブラジャーにスポット当てて撮影してみようと決めていたのだ。
実は10日ほど前、ベストと雑談していた時だった。
「ゆり子さんも知ってると思いますけど、僕って女の人のブラが大好きなんですよね。なんか大人になった証って感じですかね。でも最近の若い女の見せブラとか、女子高生の無造作な透けブラ見ると、むかつくんです。色気ってもんがわかってないんですね。やっぱゆり子さんみたいな大人の美人が、時折見せてくれるわずかな透けブラがいいんですよ。綺麗な女の人の、背中のホックが浮き上がって見えたり、腋の下のブラのサイドラインの透けが拝めた時とか、最高に得した気分になります。特にゆり子さんのは最高です!。この前、ゆり子さんのブラウスのボタンの間から、ピンクのブラのカップがチラリって見えた時は鼻血が出そうでした。」
言い終わらないうちに、ゆり子はたまたま横に置いてあった撮影に使う乗馬用のムチで、思いっきりベストの太ももを叩きつけた。
すごく腹がたった。
その上叩かれて喜んでるベストにもむしょうに一段と腹がたったものだ。

しかし、その時、ゆり子は一度はそのベストのアイデアに沿って撮ってみるのもいいかな、と思った。
今日は、若い男の子のベストの意見に沿って、女性のブラジャーに焦点を当てて撮影してみよう!と決めて撮影に臨んでいたのである。
その為に、ゆり子は瞳に昨日、撮影にはあえて薄くて白いブラウスを着てくるようにお願いしていたのだ。
高級ブランドらしい薄く白いブラウスを着た瞳の背中には、オーソドックスな2段ホックのバックスタイルの白いブラジャーがくっきりと透けて見えている。
肩にちょっと食い込んでいるストラップはもちろんの事、2段2列のホック部の形状やバックベルトのカットラインの縫い目まで間近からだと綺麗に透けて見え、高級ブランドのブラジャーであることまで判るほどである。
背中の肩甲骨や背骨の尾根の丘までも綺麗に透けて見え、同じく透き通った二の腕の艶かしさと相俟って、瞳の上半身からは、34歳の大人の女性の上品で清潔なフェロモンが発散して、さっきから部屋中に充満しているように感じられた。

ゆり子は更にここで、「ごめんなさいね。またちょっと失礼します!」と言うと、ブラウスの2段目のボタンをひとつ外したのである。
「今から胸元のチラリズムを撮ってみたいんです。男性の方って、この胸元のチラリズムが特にお好きみたいなんですよ(笑)。今日はそれに挑戦してみたいんです。また、少し斜め上から撮影します。瞳さんは、そうですね、時代劇のお姫様になった気分で、(この不埒者!どこを見ているのです!無礼は許しませんよ!)って言っている感じで、下あごで強くボールを噛み締めながら、怖い顔で、カメラを睨み帰して呉れませんか?縛られた女性の下着を覗き見る男なんて凄く卑怯で最低でしょ(笑)。口惜しい!って顔をお願いしますね。」そう言いながらレンズを覗き込んだ。
瞳の真っ白なブラウスの胸元のボタンの間から、透き通るような白い肌がちょっと見え、同じく真っ白なブラジャーの1/2カップの白い刺繍の模様がチラリと覗き見えたのである。
間近までレンズをズームしてみると、真っ白で薄青い静脈が浮き上がった乳房の上半分とブラのカップのパットの間に包まれたピンク色の乳輪がちょっぴり覗いている。
リクエスト通りに瞳は、下着を覗き見られる女性の恥ずかしさと口惜しさを「眼」と「口元」に表現しながら、「むむん」と小さく呻き声を上げながら、レンズを妖しく睨み付けたのである。
ゆり子には、清楚な薄く白いブラウス、透き通るような白い素肌、純白のブラジャーのカップが覗き見える胸元と、残酷に食い込むように深く噛まされた猿轡の無残さ、このギャップこそが、清潔な魅力の瞳を一層被虐的に表現出来たように思えたのだった。
「きっと男性マニアは、こんな美人の姿・表情が好きなんだわ。」とそう思いながら、シャッターを押し続けたのである。

瞳の素人離れした見事な演技に満足したゆり子は、一旦、ブラジャーのストラップを元に戻し、ボタンをはめ直したのである。
そして、今度はボール猿轡から飲み込めずに、こぼれ落ちる涎のアップを撮りはじめた。
時間の経過と共にボール猿轡から垂れ落ちる涎は、瞳の白いブラウスの胸部をびしょびしょに濡らし始めていたのだ。
ゆり子の狙い通り、突き出た美しいバストが、涎で濡れたブラウスからふっくらと盛り上がっている。
そして、真っ白なブラジャーのカップの花柄の刺繍の細部までが、揺れる胸元に浮き上がってきて、一段と綺麗に「濡れ透け」始めたのだ。
瞳に涎を垂れさせて、ブラウスが涎で濡れさせる為に、あえてまず、最初にボール猿轡を噛ませていたのである。
口一杯に頬張るように噛まされた猿轡と身悶えして揺れる「濡れ透けバスト」、上胸部の鎖骨やストラップと、小さいアジャスターのリンクと一緒に丹念に写す。
想像以上の瞳の艶かしさに、ゆり子は夢中になって撮影を続けていった。
もう少し待ってもっと涎でぐしょぐしょになったらもっと綺麗な「濡れ透けブラ」を撮ろう、そう思ったときだった。
アシスタントのベストが声をかけてきたのだ。

「先生、すみません。僕急にお腹が痛くなって。ちょっとトイレに行って来てもいいですか?もう、我慢出来ません。」

ゆり子の災難・1章

第1部第1章

5月の平日の昼下がり、オフィスの玄関のチャイム。
今日が約束の撮影の日。
ドアを開けるとそこには、将に思わず息を呑むような美人が立っている。
さすがのゆり子ですら、気後れしてしまうほどの美しく上品でエレガントな女性である。
「お待ちしてました。靴は脱がずにそのままで結構です。さあ中へどうぞ。」
「失礼します。」
彼女のいでたちは、濃紺のストライプスーツに、ワイドカラーな真っ白な薄いブラウス、タイトなミニスカート、黒いパンプス,淡いパールのストッキング。カールのかかった綺麗な黒髪が肩にかかっている。
「今日は採用ありがとうございます。初めまして、木黒瞳と申します。もうご覧のとおりのおばさんですけど、よろしくお願いします。」
「とんでもない。こちらこそ。瞳さんみたいな美人がモデルだとこっちもとっても嬉しいです。こんなお綺麗な方の撮影は私も初めてなんですよ。でも本当に昨日お話したギャラでよろしいのですか?裸のシーンはありませんから、あんなギャラしか出せないんですけど。すみません。それとこれはこちらからのお願いなんですが、今回は初めてビデオ撮影もやらせて欲しいんです。その分ちょっとギャラは弾みますから。お願いします。」
「もちろん結構ですわ。もう身体には自信がありませんけど。私みたいなおばさんにそう言って頂いてとっても光栄ですわ。一度本格的にプロの方に縛られたかったんです。綺麗な写真も残したかったし。映像なら尚嬉しいですわ。もちろん主人には内緒なんですけど。どうかよろしくお願いします。」
そういって謙遜して笑う瞳に、ゆり子は「本当に綺麗。全然34歳なんかには見えない、服のセンスも凄く洗練されてて、ホント素敵だわ。20歳前後の小娘には持ち得ない大人の魅力ってこういうものよね。エレガントなレディってこんな方を言うんだわ!」
と憧れを抱くほどである。

そこにアシスタントの男の子がコーヒーを持ってきた。彼の名は愛称「ベスト」。
カメラの専門学校を出たばかりのひよっこ。
自称「ブラジャーフェチ」、それと何でもOLの制服のベスト姿が好きで、ある時、白いブラウスの二の腕に黒いブラのストラップがずり下がっているのを見て、鼻血を出したから、このあだ名がついたとか。
半年前にゆり子に一目惚れし、「ある事件」がきっかけになり、半ば押しかけみたいにして弟子入りして働き始めている。
外見はかなりイケるいわゆる今風のイケメンなのだが、気が弱く小さい。
初対面の女性には可愛そうなくらい赤面する、そしてどこかマニアック。
一途にゆり子のことを想っているのがよくわかる。
いつも仕事で厳しいことを言いつけ、意地悪をしても、素直に従い子犬のように尻尾を振ってなついて来るのが、彼女の自尊心をおおいに満足させる為、時折思わせぶりな態度で年下の男の子の心を引きとめている。


ここで彼女、「田石ゆり子」についてもう少し説明することにしよう。
実は彼女にはもうひとつの「顔」があり、それが浮気調査員。
以前知人の探偵から隠し撮りの手伝いを頼まれたことから興味を持ち、空手の達人、好奇心旺盛、向こう水な性格とも相俟って、今でも保険会社の仕事なんかを手掛けるほど。
そしてつい先日はある浮気の調査中、ひょんな事から事件を目撃してしまった。
もちろん、ゆり子が事件と思っているだけなのかもしれないが。

それは、新婚の女性の浮気調査を依頼されたことに始まる。
本当にそれは偶然の目撃だった。
昨年、結婚したばかりの女房が浮気をしているみたい、調査して欲しい、との依頼を夫から受け、女性を尾行中の5日前の事だ。
浮気相手の男性と郊外のラブホテルに入るのを確認、出てくる所の写真を撮ろうと、車の中でアシスタントのベストと2人で待っていた時の事だった。
隣の民家に1組の男女が入っていくのを偶然目撃したのだ。
男の方は、35歳前後の背の高い中々の2枚目で、雰囲気からジャーナリストかルポライターという感じのラフな服装の男だ。
一方の女性に見覚えがあった。
テレビ夕日の夜のニュース番組「フルタチ・ステーション」の人気女性キャスターだったのだ。
ジーンズにスニーカー、ブルーのカジュアルシャツといういでたちで、大きなカジュアルバックを持っている。
家の位置をまるで確認するかのように辺りを見回し,男と一緒に民家に入って入った。
テレビではいつも自慢の美脚を意識した服装に、文武両道、才色兼備という才媛で、28歳には見えない落ち着いた雰囲気で原稿を読む姿勢は好感がもて、ゆり子が好きなタイプの女性だ。
ゆり子の「女のカン」で2人は男女の中には見えなかった。
目当ての浮気女性は,大胆にもお泊りを決め込んだらしく中々出てこない。
そして、夜になって、不意に隣のその民家のガレージから1台の黒塗りの高級セダンが出てきた。
急いでシャッターを切った。中には3人の男が乗っている。
後部座席には2枚目の相手が乗っているが、女性キャスターの姿はなかった。
そして、女性キャスターは、とうとうその夜出てこなかった。
夜中になって家の中を外から覗ったが、中に人がいる気配は全くない。
直感的に、あの車で外に出たと思えた。
翌早朝、もう一度庭から忍び込み家の中を覗きこむと、中は空家でありスニーカーが片方だけ転がっていた。
もちろん彼女のかどうかはわからないが、不自然に感じて、一応写真に収めた。
そして、その日の夜から彼女はニュース番組を病欠している。何か腑に落ちない。
ゆり子は、あのセダンのトランクに女性キャスターが監禁されて、運び出されたのでは、と思えてならなかった。

数日たっても、どうしてもその事が気になるゆり子は思いきって空手道場の同門で警視庁で刑事をやっている無二の親友に相談してみることにした。
彼女はすぐに「写真を見せて!」と言ってやってきた。
真剣な表情で考えこんでから、「少し変よね。調べてみるわ。でもここから先は警察に任せて。何かわかったら必ず報告するから。この事は絶対に他言しないで。あのベスト君にも口留めしててね。でも、ほんと、ゆり子情報ありがとう。」友人はそう言ってネガを持ち帰ったのだった。

さて、スタジオのソファで瞳と向き合ったゆり子は自分のボンデージに対するコンセプトをまず少し説明したいと思っていた。
今日のゆり子は5月にも関わらず膝まである黒光りのする革のロングブーツを履いている。彼女の細くて長い脚によく似合う細身のブーツで、これはベストが実は革フェチであり、女性のブーツ姿に密かに興奮する性癖がある事を最近知り、ちょっと挑発する意味で最近履いている。
同じ黒系のパンツに今日は真赤な薄手のノースリーブセータ。
ノースリーブの腋の間から時折覗けるブラのストラップに、ベストが視線を集めるのも計算済みだ。
髪も、自分では大いにチャームポイントのひとつと思っている細くて白い襟足が、引立つように綺麗にアップに纏めている。
この方が行動しやすく機能的でもある。
「それじゃ瞳さん,アシスタントの準備が整い次第撮影を始めます。その前にもう一度説明します。撮影は着衣とランジェリーでの撮影です。裸はありませんが、縛りと猿轡は決しておざなりではありません。かなりキツク噛ませます。もちろん観る人は男性が圧倒的ですが、同性の女性がみても綺麗、美しい、と感じるような写真。縛られた女性の肢体の美しさや切なさ、猿轡された顔の恥ずかしさや悔しさを表現したいんです。私は男性の中にも、裸より下着姿や着衣での緊縛によりセクシャリティを感じる人って沢山いると思ってます。瞳さんのような方がモデルでしたらきっと伝えたいものが表現できるんじゃないかと期待してるんですよ。それじゃ始めますが、上着は脱いでブラウスだけになって下さい。昨日も電話でお話しましたが、キャミやスリップはお召しになっていませんか?どうも男性はキャミに幻滅感じる人が多いみたいで、私の撮った写真でも不評なんです。それから髪は後ろにアップしていただけませんか?襟足の美しさも撮りたいんです。」
「はい、わかりました。今日はブラだけですわ。では先生お願いします。」
そう言うと瞳は立ちあがり、上着を脱いだ。スレンダーな身体とは不似合いな程、白いブラウス越しに見えるバストはボリュームがあり、背中を向けた彼女の背中には真っ白な薄いブラウス越しに上品な白いЦ型の2段ホックのブラジャーがくっきりと透けてみえ自己主張していた。
ブラの透けた背中のシルエットは「背中美人」というにふさわしく、ブラフェチのベストが硬直したまま、背中に視線が釘付けになっているのが、ゆり子には可笑しかった。
それから瞳は鏡の前に行き、なれた手付きで黒髪を後ろに纏め上げた。


ゆり子の災難・プロローグ

第1部『ゆり子の災難』

プロローグ
ここは都心に近い高級住宅街の傍らに立つ瀟洒なビルの一室。
ここがフリーのプロカメラマン・田石ゆり子のオフィス兼フォトスタジオ。
田石ゆり子・28歳。外見はか細く華奢にみえるが、空手の有段者であり、その腕前は達人の域に達していると言う人もいるほどだ。
そして主にスポーツ選手の表情を追うカメラマンとして業界でも高い評価を得ている。
いつも現場を飛びまわる彼女の存在はその美貌から特別に目立ち、誘いをかけるスポーツ選手は後を立たない。
そしてみんなからよく言われるのが、「そのノースリーブのシャツがよく似合うね。」という言葉。
「丸くて可愛い肩と細くて綺麗な腕がなんかそそるんだよね。」
そんな言葉を信じて、勝負の時は、ノースリーブを着るように心掛けている。
将に「美人だが、『絶世』と言うほどではなくどちらかと言えばキュートで健康的、知性と教養,行動力をもったキャリアウーマンタイプ」のスレンダー美人だ。

そんな彼女に変化が訪れたのが丁度1年前、知り合いの雑誌社から縛られた女性を撮ってくれ、と言う依頼があったこと。
もちろん最初は断った。同性の裸や秘部なんて逆に見たくなかったから。
しかし、着衣とランジェリーまでであり、縛られた女性の美しさを同じ女性の視点から撮ってくれとの、再三の懇願に負け、撮影してみた。
いざ撮影してみると縄師によって縛られていく同世代の女性が美しくみえ、持ち前の凝り性から今度は自分がもっと綺麗に縛りあげ、撮ってみたいと思うようになり、知り合いの武道家を通じて、江戸時代の捕縛術研究家に弟子入りして、縛りを覚えてしまった。
そして同性の女性から縛られ、写真に撮られるという安心感から、女性の方からモデルになりたいとの依頼が増え、その内のいくつかはモデルの同意のもと雑誌社にも売りいい金になっている。
今ではこっちの仕事がライフワークなっているほどだ。

そしてつい3日前、モデルとして縛られたいという女性からのメールの中に、びっくりするほどの美人からの申し込みがあった。
年齢は34歳と年上だが、身長、体重、スリーサイズは申し分なく、まるでモデルのようなスタイル、将に『現代の絶世の美人』タイプ。
履歴書には都内に住むサラリーマンの主婦としか書かれていない。
メールには「これまで縛られた経験はないが、少女の頃から同性の綺麗なお姉様に厳しく縛られ猿轡を嵌められ、優しく折檻されたいという潜在的な願望があったと思います。
テレビ時代劇でお姫様が悪人に捕らえられ、男より首領の情婦の年増女から猿轡されて弄ばれるのを見ると胸がどきどきしてました。今回思いきって田石先生に縛られてみたい。綺麗な自分を撮ってもらいたい。」と書かれている。
将に女性ボンデージアーティストの自分がこれから目指す志向である。
早速TELをして条件を詰め、撮影することとなった。
しかし、これが田石ゆり子にとってとんでもない災難の始まりであることを彼女は知らないのである。
彼女の知らない水面下で陰謀が語られている事を。


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