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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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ターゲットは梨園の若奥様~6

「残りのメンバーも眠らせて縛りあげました、Mr.B・・・」
「そうか」
女と思われる部下らしい全身黒づくめのメンバーが背の高い男にかしずいた。
Mr.B?この男が?男はなかなかのイケメンだ。
眉の濃い深い彫りの顔だ。彼は俺に駆け寄ると手足の縄をほどき猿轡を外した。
こ、これはどういうことだ?俺には状況がさっぱりわからなくなった。
「上川君・・・だったな 御苦労だった」
御苦労だったぁ?もう俺は用なしってかぁ?どうやら、俺と麻美を拉致したメンバーとMr.Bはまるで別組織のようだ。
だとしても俺は任務を遂行できなかった雑兵であることに変わりはない。
始末されるのか…。
俺は恐怖におののいた。が、Mr.Bは俺の手足の縄を解くと、猿轡も外した。
その後、俺は恐怖などまるで忘れるほどの興奮を覚えることとなる。

目の前に小森麻美緊縛絵図が展開されていく。
Mr.Bは実に手際よく麻美を縛りあげていく。
Mr.Bの侵入で一度は解放されると誤解したらしい麻美はえ?え?というような表情だ。すでに両手は縛りあげてあったためそのままだった。
しかし、細い脚を縛めた縄を一度解いたMr.Bは、麻美の白い脚を左右それぞれ折りたたむように足首と太股をまとめあげるように縛めたのだ。
まるで蛙のように足を開かれた麻美は股を広げた状態であおむけに転がされる。
はだけた股間部分に薄ピンクの下着が表れる。
Mr.Bはそこまで素早く仕事を終えると俺を向き直った。
「せっかくだ、協力してくれたお礼に私の仕事をお見せしよう」
「い、いやぁ・・・なにを、なにを、なさるの?あッ、あぁ~~・・・」
結った髪がほつれ、着物の前がはだけた麻美はたまらなく美しい。
Mr.Bはそこに手を忍ばせる。嫌々する麻美の胸元をまさぐった彼は和装ブラをはぎとった。一度、宙に舞い無残に床に落ちたブラが郷愁を誘う。
「あッ、あうぅぁぁ~~、あッ、ああッ やぁ・・・や、やめ、やめて・・・くだ・・・さいぃ~~」
麻美の嗚咽混じりの、それでいて万感迫るような喘ぎ声が漏れる。
麻美の開かれた秘部をMr.Bの巧妙な指遣いで責め立てている。
ただの「ごうかん」ではないことはこの場にいた者ならばわかる。
「そうか、そうか、梨園の若奥様はこのあたりが一番感じるかね フフフ・・・」
Mr.Bは淫薇な表情で麻美を責め続ける。
「上川君・・・世の中にはね、さまざまな奇癖を持つ者がいるのだよ 我々の仕事は、男女の趣向をマッチさせること、だ そしてその趣向に見合った相手を世話をする・・・そのためのドレサージュこそ私のチームの使命だ」
Mr.Bは手を休めることなく、俺に語りかける。どこかゆとりのある表情で麻美と俺を交互に見る。
「この女をとある性癖を持ついわば、奇女に仕立て上げることがわれらの使命!!そしてそれには逆らえる者はいない」
「あうぅ、はうぅ、くうぅ~~~ッ、い、いいッ!!、いいわぁ~~ッ」
麻美は縛られたボディをビクンと震わせながら天を仰ぐ。胸元も半分が露わになり、秘部からは卑猥な音が漏れ続ける。
Mr.Bは指を麻美のソノ部分に出し入れしたりかき混ぜたりしながら、なぶりの宴に引きずり込む。
Mr.Bの指の動きが激しくなると、開かれた麻美の足の先で白い足袋が快感を耐えかねるようにぐっと地面を爪先で蹴る。
「奴らとあんたたちは関係ないのか?」
床に倒れ伏し、縛りあげられている男たちに今更ながら気がついた俺は、察しはついていたが、尋ねてみた。
「ふ、あんな奴らと我らを一緒にしてくれるな 見識を疑う」
Mr.Bは麻美をなおも責めながら、鼻で笑う。
「奴らは単に蟹蔵への報復だけが目的のゴロツキよ 我々には理念とポリシー、そして目的がある」
目的?それはいったい?俺は興味があった。
「まあ、まだソレを君が知る必要はないがね フフフ、意外に正直な子だ、私のドレサージュをこんなに素直に受け入れるとは、ね・・・」
麻美はもう、恍惚の表情で縄を打たれた激しく胸を揺らし、息を荒くする。
Mr.Bは麻美のアソコから糸を引く指を抜き出すと、手元から丸いボールが埋め込まれた口枷を取り出した。
そして、薄ピンク色の唇に、クイッとボールの部分を押し込む。
ブルーのボールを噛み込んだ麻美の顔はあまりに卑猥だ。
そして、半乳で股を広げられ、白く細い脚を縛られた状態で股を広げた麻美は、痙攣したように全身をヒクつかせ何かをこらえているようだ。
秘部の毛は透明の歓喜のジュースで濡れている。
そしてMr.Bはその麻美の秘部に顔を近づける。同時に麻美は電流でも流されたように仰け反る。
「はあ、はむぅ~~、はむう~~~ッ、はああむううぅぅ~~~ッ」
ギャグボールの下で麻美のくぐもった声が室内に漏れる。
Mr.Bの後ろ頭しか、俺の視界からは見えないが彼の頭が左右上下に揺れるたびに麻美の端正な顔が甘く歪む。
ぎゅうッとつぶった瞳から涙も零れ落ちる。
それは果たして悲しみからか歓喜からなのか俺には分からない。
ひちゃひちゃ・・・卑猥な音とともに麻美のM字の着物姿のボディが、Mr.Bの絶妙であろう舌遣いに合わせて激しく軋んだ。
Mr.Bはそそり立っているである敏感なつぼみもまさぐっているようだった。
「うッ、ううぅッ」
麻美の甘ったるい、俺たちファンが何度想像したか分からない喘ぎを漏らす。
Mr.Bがおもむろに顔を放す。
「さあ、忘れられない快感をその身に刻んであげるよ」
ついに麻美は恍惚の表情のまま限界と言うように顎を天に向け、股間を突き出すように仰け反った。
Mr.Bは再び麻美の秘部に顔をうずめる。今度はトドメをさすようにゆっくりとした動作で・・・。
「はむううぅぅ~~ッ!!」
Mr.Bが頭を離したとたん、彼の肩越しに麻美の秘部からじゅうじゅうと音を立てて歓喜のジュースがとめどもなく流れ落ちるのを俺は股間を熱くしながら、見届けた。

小森麻美はギャグボールつきの口枷をはめられたままM型に縛られた姿で放置されていた。しかし、すでに逃れたいという様子ではなく、放心状態だ。
端正な顔には達成感と満足感のような色が現れ、口枷のバンド部分からは唾液が美しく溢れている。
秘部から流れ出た液体がコンクリを濡らしているのが艶めかしかった。
「小森をこのまま運べ」
Mr.Bは先ほどまで女を歓喜の極限に追い込んでいた男とは思えぬほど涼しげな表情で部下に命じている。
「ちょっ、ちょっと彼女をどこへ?」
俺は焦った。
これじゃあ、マジで誘拐だ。
と、行ってもすでに誘拐を実行している身でおかしな話だが。
「言っただろう? 彼女はすでにDIDと言う類まれな行為に快感を覚える女に変貌した それに適したパートナーに引き合わせるだけさ」
「でも、彼女は仁谷蟹蔵の・・・」
「誰の妻であるかなどは関係ない 世間の倫理などは関係ない ドレサージュに抗える女はいない」 
「だけど・・・!!」
麻美は人の嫁だ。
その女をいたぶった挙句、誰かに引き渡そうというのか。
俺はなぜだかこの男に反発したい気持ちだった。
むろんこの可愛いアイドルが遊び人の歌舞伎役者の亭主に激惚れなのを腹立たしく思う。が、それとは別の倫理観が俺の怒りを掻き立てたのだ。
他人の妻を別の男に引き合わせようなんて、いくらなんでも乱暴すぎる。
「君の考えている倫理など、この関では通用しないよ」
Mr.Bの物静かな、それでいて断固とした言葉を前に俺は口をつぐまざるを得ない。
この男にはどこか力がある。
そうこうしている間に、M型に縛められた麻美がメンバーたちに運ばれていく。
「それに・・・周囲が何を言おうとも麻美自身が亭主より適したパートナーを求めるようになるのだから、ね」
Mr.Bは達観したように笑った。
そんなバカな・・・。麻美が彼のドレサージュに「感じた」としても、夫や今の生活を捨て去るなんてことをするものか・・・。俺は確信していた。

「ところで・・・君はどうする?我らの組織に加わる気はないかね?」
Mr.Bは意外にも俺を雇い続ける気のようなのだ。
「俺は任務を遂行できたとは思えないですが」
「ふ、最初からパーフェクトなど望んでいない しかし、君には不思議な運がある 君は本日のドレサージュの立役者だからね」
立役者?拉致する筈の女の子と一緒にさらわれた俺がなぜ立役者何だ?Mr.Bはまんざらでもない様子で言葉を続ける。
「乱入者の登場は想定外だった だが麻美と拉致されてくれたおかげで我々の組織は何の足跡も残さず、また小森麻美誘拐の疑いをかけられるリスクを負わずに済んだ そしてこうして彼女の監禁の場所にも困らず、ドレサージュも完遂した もし麻美捜索の手が加わってもここに通れている連中にすべて疑惑の目が向くという寸法・・・ それもこれもすべてが君のおかげだ」
そういうものか、と思いながらもこのMr.Bと言う男の知略家ぶりに俺は驚いた。
「女神ニンフ・・・昨日君にお目通りした美女だがね あのお方が言うには君ならば麻美に警戒心を抱かせず、誘導してくれると仰ったがその通りだったわけだ やがて解ることだが、これは我らの女神の自費で行われる行為でもある 場合によっては世界の人々を救う意義深い仕事だ どうかね?」
Mr.Bは薄く笑った。
昨日の美女がどんなたいそうな理念を掲げているかは分からないが、俺は単なる安全パイってことで雇われていたということだ。
プライドを傷つけられた俺はその返答を保留した。
Mr.Bは最後に刺激的な言葉を付け加えた。
「君も、DIDの趣向からは逃げられない人間だと私は踏んでいるがね 縛った女に興奮し、縛られて感じる御仁なのだから・・・ふふふ・・・」
Mr.Bは俺が監禁されている間のMぽい気持ちに浸ったことまで観察していたのか?俺は羞恥心と屈辱とそれに加え、妙な快感を覚えながらその場を去った。

3日後、俺はTVを見ながら唖然とした。
ここ2日ばかり行方をくらましていた仁川蟹蔵の妻、麻美が突如記者会見を開いたのだ。目がくらむほどの報道陣のフラッシュを浴びながらも、それを見返すように麻美は黒目がちの瞳をぐっと開き、確固たる口調でこう言い放った。
「私、先日、20数年の人生でも忘れられない体験をいたしました そのことをここで詳しくはもうしません・・・・けれど仁川蟹蔵の妻でいることよりも有意な生き方を見極めました!!」
梨園の妻の廃業宣言だった。
その表情は想像を絶するほど美しく、これまでの「甘ったるい麻美ちゃん」の口調でもなかった。
俺は信じられなかった。
あれほどの恐怖と苦痛に耐え、夫を護った麻美・・・。
ましてや梨園の若奥様として前途洋洋の人生、そんな彼女が蟹蔵を捨て去るなど考えられないことだった。
その理由はやはり、Mr.Bのドレサージュにあると思わざるを得ない。
俺の予想は見事裏切られ、Mr.Bの言葉は現実のものとなった。
麻美は別の世界別の快感を求め始めたのだ。
彼らの組織…チームBの全貌は分からない。
でも俺は彼らの背景にある大きな力と欲望と、そして、人間の深層心理に深く隠された欲求に、これまで感じたことのない好奇心を刺激された。
この仕事・・・続けてみよう。
俺は携帯を手にした。
Mr.Bに連絡するために・・・。                  
続く・・・かも?

ターゲットは梨園の若奥様~5

俺の目の前に小森麻美が横たわった。
1時間ほど続いた拷問にも屈しなかった麻美は意識を失いかけたようだ。
「よっぽど亭主をに惚れてるんやな」
「玉の輿に乗ったウマ味を捨てられんのじゃろ」
「それとも歌舞伎役者のアレはよっぽどいいのかも」
口々に残忍なことを口走る男たち。
やがてリーダー格らしいハーフの男が麻美を引き起こす。
「お前ら、この女絶対逃がすな しばらく休ませたらまた徹底的に締めあげる こういう女は意外に一途だ 亭主庇うために舌噛み切らんとも限らん 猿轡噛ませとけッ」
男の一人が薄いタオルのような白い布をぎりぎりとねじり、麻美の健康的な唇にねじ込む。轡をされる瞬間、麻美が抗ったので男の一人が麻美の身体を抑えつけた拍子にはだけた胸元が露わになる。
かなり大きな膨らみが揺れた。
ビクビクと身体をはねた麻美だが、男たちの腕力の前に屈伏させられた。
白く綺麗な歯に噛み込まされる布が悩ましかった。
「あむッ!、あむううぅぅ~~……」
麻美が無念そうなくぐもった声をあげた。
黒目がちの瞳から涙が触れる。
その視線が床に這い蹲らされる俺と絡み合う。
それにしても、エロい・・・。エロすぎる。美しい女が口を塞がれている表情はたまらない。
俺も生でそんな女の姿を見るなど考えてもいなかったが、幼少期から緊縛された女が猿轡を噛まされる場面を見て胸を熱くした、その感覚が甦ってくる。
しかも、目の前の女は文句なしの美女。
また、麻美は猿轡が似合う顔立ちなのだ。
人相学上で言うところの法令線のくっきりした顔立ちの女は総じて端正だし、社会的な成功を収めやすいと言われる。
麻美はまさにそんなタイプなのだろう。
今は轡に噛まされたタオルが麻美の唇を上下に押し上げているので法令線がより鮮明となる。
そこがまた俺の股間を刺激した。
麻美は涙を溢れさせ、大きな瞳で俺を見た。
こんな目にあわせてごめんなさい、とも助けて下さい、と言っているようにも見える愛らしい表情だ。
しかし、こんないい女にそういう表情をされると、今の自分の姿があまりにも惨めになってくる。
なにせ、助けてやるどころか、麻美を捕えるための人質にされたうえ今も無様に縛りあげられ、彼女の前に転がされているのだから。
可愛い女に助けを求められながらそれができない。
こんな姿を美女に見られることがたまらない屈辱だ。
でも、心のどこかで惨めな自分を見られることに興奮してくるような複雑な快感が俺を襲う。S気の強い俺だが、こうしているとM気もあるのか?と思ってしまう。
やがて男たちが出て行き、俺達縛られた男と女2人が残された。
俺はなすすべがないことをいいことに、麻美の緊縛姿をまじまじと鑑賞した。
後ろ手にされて横たわるモデル体形。
着物姿はあまり彼女のイメージに合わなかったが、生でしかも縛られている姿はたまらなくそそられる。
胸元にがっちりと縄が食い込んで、その2つのふくらみはTVで見るよりもはるかにデカそうだ。
しかも肩も胸元がはだけていてそこが嗜虐的な気持ちを昂ぶらせられる。
着物の裾からカモシカのように細い脚首まで縛られているのが、またそそる。
足袋裸足だが、その右側の足袋の甲馳が外れ、やや下にずれているところも色っぽい。
や、やばい・・・。
俺は自分の置かれている状況も忘れかけ、警備員の制服姿の下でギンギンに勃って来てしまった。

やがて奴らが戻ってきた。
連中はようやく俺の存在に気がついたように残酷な提案をした。
「よぉ、こいつをボコルか? 麻美の前で…」
麻美はやめて下さい、というように唸りながら頭を振る。
「てめえのせいで関係ない警備員のおっさんが痛い目に遭うぜ」
お、俺を拷問して麻美に亭主の居所を白状させようってか!?俺はモガいた。
こ、怖い、怖すぎる。昔っから喧嘩は苦手だ。
おまけに今は身動きできない芋虫状態。
こんな姿のまま、美女の前で無様に痛めつけられるのか?あまりに惨めだ。
これも、あのMr.Bの指図なのか?俺は嵌められたのか?昨日、俺を面接した美人も俺を利用しただけだったのかぁ!?俺は心の中で絶叫した。
「麻美の猿轡を外せ」
リーダー格の男が命令する。麻美の形の良い口からタオルが外された。
その瞬間、タオルと彼女の薄ピンク色の唇の間に唾液が弧を描いた。
その様子がたまらなく色っぽく俺は恐怖におびえながらもアソコがビクンと膨らんだ。
「なんだぁ~、おっさん ムスコが元気に暴れているじゃねえかよ~~ アイドルの緊縛を目の前に恥も外聞もありませんってかあ!?」
男たちの嘲笑にもギンギンになった俺の息子は静まらない。
やがて竹刀を持った男が横たわる俺の股間をぐ~~りぐりと弄ぶ。
「はううぐぅッ!!」
情けないことに、その刺激に俺は快感のツボを完全につまみ上げられてしまい、あうんっとよがる。
麻美の俺を案じる顔が視界に入る。
そんな顔を見るとさらにアソコが・・・。ヤバい。
俺はせめてもの抵抗をするように身を捩り、口に噛まされた猿轡のタオルを噛み込んだ・・・・・・。
竹刀の先から暴れて逃れようとするムスコがいやがうえにも大きくなる。
男は愉しむようにウリウリと竹刀を押し付けてくる。
息子の先端から先走り液が漏れはじる感触が広がる。
その時だった。
限りなく無音に近い足音が忍び寄ることに気がついた。
おっ!?という驚いた男たちの声。全身黒装束の人々がなだれ込んでくる。
彼らは数秒のうちに俺たちをいたぶっていた男たちを「秒殺」した。

ターゲットは梨園の若奥様~4

「あうぅッ!・・・ くうぅッ!」
俺は淫微な、それでいて苦悶に満ちた女の短い悲鳴で意識を取り戻した。
激しい頭痛が次第に薄れ代わりにだんだん目の焦点があって来る。
冷たいコンクリート張りの埃っぽい部屋。天井に揺れる裸電球。
目の前には艶やかな着物姿の美女が縄目の恥を受けているではないか。
それは小森麻美その人だ。
ロープで後ろ手に縛められた麻美は正座を崩した座り方で、着物の前がはだけ、左右両方の肩を露わにされた麻美はまるで時代劇の良いところの若おかみといった風情だ。
ハーフのような風貌のガタイの良い男が、その麻美の白い肩を竹刀で打ちすえている。
「あ、ああぁッ!・・・いやぁぁッ!・・・」
肩に竹刀が食い込む度に、麻美は大きな瞳をぐっとつぶり、天を仰ぐように小さな悲鳴を漏らす。
体をくねらせるようにして痛みをこらえる美女の姿にS気のある俺は不覚にも興奮してしまう。
助けてやりたいような、このままこの光景を見ていたいような。
しかし、いずれにせよ俺はこのままこの状況を眺めているしかないようだ。
なぜなら俺は後ろ手に縛られ、脚首の自由も奪われた上に、なんと猿轡まで噛まされちまっていたのだ。
縛られた女は色っぽい。
しかし、自分が縛られた姿なんて想像するだけでみじめったらしい。
だが、それにしても、である。
この展開はどういうことだ。
この男らはあのMr.Bの支配下の誰かなのか?だとしたらなんで俺までこんな目に?使えない奴と踏んで俺を始末する気なのか?様々な憶測を勝手にしながら、恐怖におびえる俺。
それでいて目の前の美女の危機に興奮してしまう自分が情けなくなる。
俺は不自由な身体を引き起こして麻美の様子を見つめていた。

「はぁ、はぁはぁ・・・」
荒い息遣いに合わせて揺れる麻美の白い肩が、赤く腫れあがっているのが確認できる。
男の一人が、項垂れる麻美の結った髪を後ろから乱暴にわしづかみにし引き起こす。
「おらぁ~~、新妻の麻美チャンよぉ~~、いったいご亭主様をどこに逃がしたんだあ~~?」
「し、知りません・・・知っていたとしても言うはずはないでしょう」
麻美は不自由な身体を捩ってせめてもの抵抗をするように男から顔をそらす。どうやら麻美は亭主である蟹蔵をこいつらから庇っているようだ。
「こんなことをして、ただでは済みませんよ」
麻美は気丈にも大きな瞳で相手を睨みつけている。
その顔からは囚われても敵に屈しないヒロインの強さがみてとれる。
「ははは、ご心配なく 俺らとあんたのご亭主の交友関係がばれれば、あんたらご夫婦だけでなく、仁川家、いや歌舞伎界全体のやば~い顔が世間に知られることになる 麻美チャンが拉致されたって警察になんかだれもタレこめねえって」
麻実は悔しそうにうつむき唇をかんだ。
俺もマスコミのはしくれ。最近騒がれている仁川蟹蔵の起こした事件の背景はおぼろげながらにつかんでいたが、麻美の拉致事件でようやくその全貌を理解しつつあった。
蟹蔵が泥酔し、繁華街で暴行事件を起こして自らも重傷を負ったのは去年の暮の事。
しかし、この事件、不思議なことに蟹蔵に暴行を加えた相手の行方が未だに不明だ。
さらに最近、怪我の癒えた筈の蟹蔵が行方をくらましているという情報が流れているのだ。一説には蟹蔵が一方的な被害者でなく、また事実を公にされれば都合の悪い交友関係が明らかになるため、姿をくらましているという噂もある。
ここまでは一般的に流布している噂だが、もう一つかなり、アブナイ情報もある。
実は暴行の犯人グループが蟹蔵の命を狙って動き出していて、身の危険を感じた蟹蔵が逃げ回っている、という噂があったのだ。
今日、奴らは蟹蔵の父親を拉致しようとしていた。
きっと彼を餌に蟹蔵を誘き出さんと画策したのだろう。
しかし、思惑は外れ麻美を捕えた、ということか。
じゃあ、俺は蟹蔵の刺客の片棒を担がされたことになるわけか?
「おら、おらぁ、早いところチャラ男の居所を履いて楽になっちまいな」
再び竹刀が麻美の肩に振り下ろされる。
麻美の苦悶の表情。
白い額に浮かぶ脂汗、細い項が眩しい。
また麻美は細身のモデル体形だが、縄を打たれた上半身は異常なほど肉感的だ。
相当に大きな膨らみがはだけた着物の下で揺れるのを俺はこの目でしっかと見届けた。
麻美の嬌声にも似た悲鳴がコンクリ張りの部屋にこだました。

ターゲットは梨園の若奥様~3

まるでドラマにでも出てくるような数人の黒覆面の男が俺の前を通り過ぎていく。
そして、着替えを終え、廊下に出てきた仁川四十郎を取り囲む。
そして、四十郎を背後から押さえつける男たち。
一人の手には鋭利な刃物が握られている。女性の悲鳴、飛び交う怒号。
ど、どうなってんだ!? 俺は目の前の出来事が把握できず立ち尽くすばかりだ。
これもMr.B率いる「ウチの会社」の仕業なのか?でも俺には何の指示もなかったぞ!?
四十郎を捕えている男は5人だ。
一人が四十郎の首筋に刃物を突き付けている。
「よ~~し、おっさん 大人しく歩けや!! 怖ええか!? んん? できの悪いクソガキを持った不幸を嘆けや!!」
Mr.Bが何を目的に小森麻美を拉致しようとしているかはわからない。
でもターゲットは四十郎ではないはずだ。
こいつらは四十郎を拉致しようとしている。
これは一体どういうことよぉ~~!?
そうこうしているとき俺の背後の控室のドアが開いた。
飛び出してきたのは艶やかな水色の着物姿の小森麻美!!麻美の表情は先ほどまでの表情とは打って変わってまるで女剣士のように凛々しい。
「お義父様!!」
麻美はためらうことなく捕えられた四十郎に駆け寄る。
その声はTVで聞く甘ったるい喋り方ではなく、シャキッとした才女のそれだ。
「こいつ、蟹蔵の嫁の麻美じゃねえか?」
「うっほ~~かわいいぜぇ~~」
四十郎を抑えつけていた2人を除く、3人が明らかに好奇の目で麻美に近づく。
しかし麻美は怯まない。次の瞬間、俺は息を呑んだ。
「はッ!!」
麻美は一人の男の手首をねじり上げると細身の体を反転させた。
油断もあったとはいえ、男は敢え無く一回転すると床に背中から叩きつけられた。
「こ、このあまぁ」
もう一人が麻美の背後から襲いかかる。
だが、肘打ちを相手の顎の下にたたきこむ。
「せやぁっ」
凛とした気合とともにうずくまる男の首筋に叩きこむ。
つ、強い…。まるで時代劇のくの一バリの強さ。
麻美はさらにもう一人もなんと背負い投げの格好で投げ飛ばすと俺を向き直った。
「義父を助けて!!お願いします!!」
俺は麻美を拉致するのが使命のはず。
でも、この可愛く強いアイドルから哀願されて嬉しくないはずはない。
正義観ぶった俺は四十郎に刃物を突きつける男に猛然と突進した。
男は不意をつかれて刃物を落とした。
「ひいぃ~~」
自由になった仁川四十郎は腰を抜かしながら、這うようにして逃げて行った。
息子の嫁と赤の他人に助けられながら、我が身可愛さ丸出しの人間国宝の姿に俺は呆れた。
が、今度は俺自身に災いが降りかかってきた。
「やってくれるじゃねえかッ!! てめえ!!」
背後から首筋につきつけらる冷たい感触。
俺は喧嘩は勿論、護身術の類などまるで身につけてはいない。
「警備員さん!!」
麻美が驚いた表情で俺に駆け寄ろうとする。
「おらぁ~~、麻美ィ 動くんじゃねえ」
「ひ、卑怯です・・・」
麻美は薄紅色の唇を噛む。
大きな瞳がつり上がる。以外に正義感の強い女のようだ。それにしても情けない。非力な(はずの)アイドルを脅すための人質に、曲がりなりにも男の俺が盾に取られているのだ。
「その人を放してください」
麻美が言い終わるや否や、その白い項に男のチョップが叩きつけられる。
「ううッ!!」
麻美の愛くるしい顔が苦痛にゆがんだ。
そしてゆっくりと床に崩れ落ちていく。
「こうなりゃあ、この女でもかまわねえ、連れて行け!!」
男たちは気を失いぐったりした麻美を抱き上げ連れ去ろうとする。
「や、やめろ」
ソレを止めようとした俺も後頭部に強い衝撃を受け意識を失った。
拉致する筈だった女と一緒に誘拐されてしまうとは。
いったいどうなってんだ・・・こりゃ?

ターゲットは梨園の若奥様~2

Mr.Bと名乗る男から俺の携帯に連絡があったのはその日の夕方だった。
俺の形式的な挨拶には全く答えず、事務的に用件だけを伝えて電話は切れた。
「君の仕事はとある女に張り付くことだ 明日指定した場所に必ず来るように…」
探偵業か?俺はまだ疑心暗鬼になりながらも場所を聞いた。
翌日、俺は新橋の演舞場に向かった。
歌舞伎の公演が開かれる場になぜ?俺は理解に苦しんだ。
公演者らが出入りする立派な門前とは異なる従業員通用口に入りかかったちょうどその時、Mr.Bから携帯に着信があった。
「着いたようだね、昨日も言ったように君はある女に張り付く」
やはり探偵業か?でも何で芝居場なんかに・・・。Mr.Bは事務的な口調で続ける。
「その女とは・・・あるキャスターで、ある歌舞伎役者の妻だ」
え?俺は少しドキリとした。
「君も知っているかもしれんな その女の亭主はとある問題を起こして今は謹慎中
身・・・女はその亭主のお詫び会見とファンサービスのため今日、そこに現れる」
それだけ聞けばマスコミ界のはしくれである俺にはその女が誰だかすぐにわかった。
「もしかして・・・小森麻美・・・ですか?」
「その通り」
俺は思わず心の中で舞い上がった。小森麻美…。
J大学出身の才媛でタレント兼キャスターとして超売れっ子のアナウンサーだ。
スタイルもいいし文句なしの美人。
甘ったるい喋り方も男好きがするし、俺は大ファンだった。
俺を含む多くの麻美ファンが失望したのは2009年の暮。
歌舞伎俳優の仁川蟹蔵との婚約を発表したからだ。
なんであんな奴と・・・。そう思ったのは俺だけではあるまい。
清楚でお嬢様チックな彼女がプレイボーイで鳴らした歌舞伎俳優にたらしこまれたと嘆く論調がマスコミ界でも一般的だった。
まあ、そんなことは関係ない。
誰と一緒になろうとなるまいと、どうせ俺などには無縁の世界の女。
顔を見れるだけでもかまわない。
大方予想するに、今日一日俺はガードマンとして彼女の警護をしろということのなだろう。勤務時間や仕事内容があいまいなのも合点が行った。
それでも給料が高すぎるくらいだが。
「いいかね?君は今日一日、絶対彼女から離れるな そして彼女を絶対に・・・」
(はいはい、命懸けで守れって言うんだろ)
俺はMr.Bの言葉を聞き流そうとした。が、彼は信じられない言葉を口にしたのだ。
「絶対に拉致しろ!! 他のメンバーは君のことを把握している そして時期が来たら誰かが君に指令を出す」
はあ!?俺は聞き間違いと思った。が違った。
「拉致・・・ですか?」
「君は何のためにこの仕事を選んだのだね?」
「・・・・・・」
DIDというのは女を拘束することの略なのか。
つまりは俺は相当ヤバい仕事を引き受けてしまったことになるわけだ。
俺はようやく気がついた。
「言っておくが、引き受けた以上、任務を途中で投げ出すことは許さん」
Mr.Bのは岩石よりも重みのある口調だった。
彼は一般社会の人間とは思えない凄みがある。
断ったら何されるか分からない。
俺は昨日面接した美女をかなり恨んでいた。
だがもう遅い。すでに後には引けないのだ。
俺はとんでもない道に迷い込んだことに身体の震えを覚えていた。

1時間後、警備員の服装に着替えた俺は、記者会見場で多くのフラッシュを浴びる小森麻美を眺めていた。
麻美の亭主、蟹蔵はヤバ目のこわ~~い筋の方々と大乱闘を起こして謹慎中なのだ。
麻美は義父となった歌舞伎俳優、仁川四十郎と義母と一緒に甲斐甲斐しく頭を下げ、マスコミ各社の質問に丁寧に応じた上で夫の不始末を謝罪している。
(ああ~~麻美ちゃんやっぱり可愛いわ それにめっちゃいい娘じゃん)
年甲斐もなくミーハーな俺は、麻美の美しさと健気さにすっかり心を奪われた。
TVで観る時はきゃぴきゃぴした印象を受けるが、それでいてどこか凛としているところが魅力的なのだ。
しかし、こうして実物を目の前にして見ると輪をかけて綺麗で天女のような美しさを放っている。
加えて水色の着物姿だ。
俺は和服の女が好きだ。
和服姿の女がギリギリと縛られ、白い項を揺らしながら悶えている姿をよく妄想したものだ。
そして今日の麻美は夫の不始末を詫びるシオラシイ仕草から切なさがその美貌に浮かび上がり、よりその魅力を掻き立てている。
頭を下げるたびに白い襟元が俺たちの視線にさらされる。俺は一時恐怖も忘れて本日この仕事を依頼されたことを心底喜んでいた。
しかし、だ。
彼女を誘拐するとはどういうことだ?あのMr.Bという男は何を目的としているのだ。それは俺には想像がつかない。
そのとき一人の男が近づいてきた。
同じ警備服を着ていたが帽子とサングラスをしていて表情はうかがい知れない。
チームBのメンバーだろう。
「会見が終わり次第、麻美らは控室に戻る その時に指示を出す とにかく麻美から離れるな」
俺は頷いて、身体を固くした。

記者会見がハケて麻美たちは各控室に戻った。
俺は麻美の控室のドアの前に陣どった。
まだ何の動きもない。
大スターの控室前とは思えないほど平静を保っている。
少し緊張が緩んだ俺は、会見が終えてから誘導する間の麻美の身ぶりそぶりを思い出してニンマリとした。
小森麻美は可愛い。
韓国のスターならいざ知らず、日本の芸能人の横柄さは有名だ。
しかし、麻美は周辺のスタッフは無論、俺のような一介の警備員にも驚くほど丁寧に接する。控室に案内する間、麻美はしずしずと着物の前がはだけない様に心得た足取りで俺に従った。
(この女は男に愛される術が身についている)
そして、控室の前で俺に対して微笑しながら深ぶかと項を垂れた。
首筋が眩しかった。
(ほんとにかわええわぁ~~)
このドアの向こうで麻美が着替えをしていると思うだけで、もう・・・。マジで誘拐したらおれのアパートに拉致してやりたい気分だった。
だが、今俺は彼女の誘拐に加担させられそうなのだ。
(マジで犯罪者かよ・・・)
俺がつぶやきかけた時、コトは起こった。

ターゲットは梨園の若奥様~1

「よく、あんなもん建てやがるなぁ」
俺は浅草通りを歩きながら、視界にうつりこむ東京スカイツリーを見上げながら呟いた。携帯のナビによると目的地はこの商店街の並びにあるらしい。
「本当にここかぁ?」
先方から指定されたのは古ぼけた雑居ビルの2階の空き部屋だった。薄汚れたドアをノックする。中から若い女の声が返ってきた。

俺、上川隆文はフリーライターだ。
フリーに転じたのはこの春からだ。
いやフリーになったというのは事実と少し違う。
勤め先の出版社を上司との折り合いの悪さから退職したのだ。
ルポライターまがいの仕事をいくつか引き受けたが、いかんせん金にならない。
副収入を考えていたある日、とあるサイトで見つけた求人広告を目にした俺は面接を受ける気になったのだ。
ネット上には怪しい求人は無数にあるが、俺が目にしたこの広告は輪をかけて怪しかった。だがその広告はどこか不思議なメッセージが込められていた。
「あなたの勇気と少しのボランティア精神で世の中を変えてみませんか 月収120万 年齢経験不問 ㈱チームB」
ボランティア精神が必要と言っておきながらこの給与の高さはいったい何なんだ。
今ひとつ理解できない。
さらに輪をかけておかしいのが仕事内容も勤務時間も応相談になっているのだ。
だがその広告はどこか不思議なメッセージが込められていた。
「資格: DID・・・この言葉を聞いてピンと来るかたならば即ご一報を…」
DID・・・。
俺にとってこの言葉は性欲を刺激する以外の何物でもない。
縛られた女、拘束された女、捕えられた女・・・。
知る人ぞ知るフェティシズムだ。
先方のいうDIDの意味は不明だが、このキーワードに惹かれて俺はなにかに誘い寄せられるようにこの怪しげな求人に応募してしまったのだ。

面接会場、というにはあまりに乏しい薄汚れた会議室のような室内はある種、異様な雰囲気に包まれていた。
「上川・・・隆文様、ですね・・」
俺を面接したのは若い女だった。
それも美人だ。
スタイルは良い。
全身黒のスーツ、黒のストッキング、どれもサマになっている。
長い美脚をすっと組む仕草も男が周囲にいれば虜にするだろう。
育ちも良さそうだ。
知性を感じさせる顔立ちで表情は柔和だ。
だが、その瞳はどこか鋭い輝きを帯びていて時折、俺を上目使いに観察しているようだった。
昨夜、指定された履歴書と職務経歴書に目を落としてはいるが、女は全くない様には注視していない様子だった。
「結構です・・・」
何が結構なのだ。
丹精込めた書類をどこかおざなりにされたことに加え、若い女の面接官にあしらわれたようで俺は腹が立っていた。
「結構とはどういう意味です?」
「・・・採用させていただきますわ」
へ?俺は気が抜けたようだった。
あやしいサイトに求人を出すブラック会社とは言え、ろくに求職者に質問もせずに採用するのか?しかも肝心なことを聞いていない。
この会社、何を生業にする会社なのか、だ。
「採用って・・・おたくは何をする会社なんです? 広告には何も書いていないけれど・・・?」
女は少し微笑しながら、感情的になりつつある俺を宥めるような、包み込むような表情を作ると、物静かな口調で囁いた。
「DID、という言葉の意味を御存じなのでしょう?」
「DIDって危機に陥った女、ていう・・・」
女はまた微笑して頷いた。
「そのとおり・・・後ほど具体的なことはこちらからお知らせいたしますわ」
女は年齢不相応の妖艶な笑みを浮かべ席を立とうとした。
俺はまた肝心なことを何一つ来ていないことも忘れて女に見とれてしまう。
だが女はふと立ち止まると思い出したように僕に話しかけた。
「上川様・・・ご家族は・・・?ご結婚はされています?」
「あいにく妻とは何年か前、別れましてね」
俺はさりげなくモーションを掛けたつもりだった。
だが女はそんなことは意にも解さない様子だった。
「そうですか・・・このお仕事に取り組まれるならご家族はない方がいいでしょう・・・」
こうささやくように言った後、急に声音を変えてどこか断定的な口調でこんなことを言った。
「いえ、むしろ邪魔になる時が来るかもしれない あまり身の安全が保証できないお仕事ですので、ね」
「ちょっと・・・」
俺がビビると、女は急にどこか所帯じみた表情で優しげに微笑んだ。
「いえね、わたくしも数年前結婚しまして・・・女も男の方も守るものができると弱くなりますから・・・」
亭主持ちか・・・。俺は少しがっかりした。
しかし、この女、他人の心を読めるのか。
こちらがどれだけ疑問を持っても、心理的に抗おうとしても自然な力で引き寄せられてしまう。
結局俺は仕事の内容も曖昧なまま女と契約を交わしてしまった。
「私のお仕事は僭越ですが、貴方様を見定めさせていただくことだけ・・・ 折って貴方にメンバーから連絡を差し上げます」
「一緒に仕事をするのはあなたではないんですか?」
「わたくし等よりもずっと頼りになる者がご指導いたしますわ、どうぞご安心を・・・そう、名前はMr.Bとでも申し上げておきます」
女は静かに部屋を出て行った。

連載スタート

今週は、とても大切に思っていたメル友と関係が変になってしまい、すごく落ち込んでいました。
それで更新も出来ませんでした。トホホ(泣)

実は、US様から新作を頂いています。
早く連載をスタートしなければ・・・・・・と思っていたのですが、
どうしても気持ちの切り替えが出来ませんでした。

US様の新作は『ターゲットは梨園の若奥様』
聞いただけで、ゾクゾクするタイトルでしょ?!
中身も興奮度抜群の秀作です。
まもなく連載を開始します。
今しばらくお待ちください。

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