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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…最終章

最終章:真の悪女は!?

数日後の朝、由美子は少々やつれた顔で出勤する僕を玄関まで送ってくれた。
「今回もまた貴方に助けてもらって…感謝していますよ」
「何言ってんだよ それより元気出せよ、ゆみ」
由美子のプロジェクトは見事失敗に終わった。
幸福の国からやってきたお姫様の誘拐劇はまるで報道されず、しかもドレサージュも完了していなかったため彼女が真の俗物(由美子調査による)であることを披露できずに終わった。
姫君の清楚な振る舞いにより、日本は貧しくても裕福になれるという偽りのキャンペーンの坩堝に嵌り、庶民はますます貧しく、金持ちはますます栄える、という負のスパイラルに陥ろうとしていた。
「ええ、今回は完全な私の敗北です じゃ、行ってらっしゃい… 気をつけて下さいね」
由美子は少し弱々しく微笑み、少々名残惜しげに僕に手を振った。
さすがに怖い体験のオンパレードだった今回は、一人になるのが怖いというトラウマを残したらしい。
駅までの道を歩きながら、昨夜のMr.Bとの電話のやり取りを思い出す。
『なあ、U君 考えてみたんだが、今回の黒幕は意外に近くにいるんじゃないかと思う 知っての通り、瀬名はるかはその人物の道具にすぎず、Mr.コレクターすら利用されたにすぎなかった』
由美子たちが起こした海上パーティの事件は一切報道されなかったが、かわりに近くでクルージングを楽しんでいた資産家が溺死したというニュースを僕は新聞の片隅に見つけた。
それは紛れもなくMr.コレクターだろう。
『君がパーティに参加したことを知っている人物、そしてニンフ様のドレサージュを邪魔できる可能性があった人物 船内を停電させることができた人物 そして警察に通報が可能な状況にあった人物…』
Mr.Bの言わんとしていることはよくわかった。
そう、彼女だ。
もしや、彼女は裏組織と係わりがあり、僕とDID組織のリーダーである由美子の関係を知り尽くした上で、セレブパーティに招待したのだろうか?僕を人質に取らせ、由美子の作戦を邪魔し、予定外に妻がさらわれた先まで潜入し、ドレサージュを失敗させた。そして混乱のさなか手足のように使ったMr.コレクターを消した…。
そう考えるとすべての辻褄が合う。
さらにMr.Bは嫌な証言をした。
『停電になった時、ニンフ様も言っていたことだが、首筋に激痛を覚えて瞬時に意識を失ってしまった あんな劇薬が手に入るのは裏社会の人間、もしくは…医療関係者だ 麻酔の技術も高い人物でなければ不可能だろうからね』
僕はあの心優しく20年のブランクを経ても、変わらず親しみを持てる美女を疑いたくはなかった。

駅前に出ると見慣れぬ白い小さなビルが完成していた。
ちょうど看板が掛けられるところだ。
白地に黒い気真面目な文字でこう書かれているのを観て僕はあんぐり口を開けた。
【クリニック 倉橋 内科・耳鼻咽喉科】
その様子をきっちりとスーツを着込んだショートカットの美女が見つめていた。
そう、それは倉橋麗奈。麗奈は僕を見つけると例の親しみやすい笑顔を僕に向け驚いたように微笑んだ。
「あらぁッ Uクンの家、この近くなの!? わぁ~~嬉しい~~ 今度ここで開業することになってね~~ ご近所さんになりますけど、どうぞよろしく」
愛らしくぺこりと頭を下げた。
朗らかに微笑む麗奈を前に、由美子のセリフが頭をよぎった。
人間の内面的な部分は必ずしも、外見では判断できませんよ…。
あの由美子に悪女の部分を垣間見た。
女優も魔性を持っていた。姫君も裏の顔を持っているのかもしれない。
しかし、最も悪女はもしかしたら、もっとも、「らしくない人物」なのかもしれない。僕は背筋が寒くなるのを抑えきれなかった。        (完)

B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その11

第11章:絶体絶命

「はあぁむうううぅぅ~~~……」
ドレサージュを施されているのは姫君だけではなかった。
そう、瀬名はるかもMr.Bの責め苦に悶絶している。
瀬名はるかは以前「巨乳バレー」なる学園青春映画に出演し、ダメ生徒を励ます巨乳のマドンナ教師を演じていただけあって、めちゃくちゃおっぱいがでかい。
しかし、ウリにしている天然ボケキャラとは打って変わって憎々しげにMr.Bを睨みながらも、後ろ手に緊縛され床に横たえられた彼女は呻くだけだった。
「さあ、瀬名 お前のバックにいるのは誰だ 誰に頼まれ、私たちを嵌めようとした?」
Mr.Bは瀬名の顔の前にしゃがみこむ。猿轡を噛ませた顔をぐっと掴む。
口を塞いだ相手を拷問するというのは何とも矛盾があるが。
「言うつもりがなければ、もっと気持ち良くなるかね?」
妙に粘着質な言い回しでMr.Bは瀬名はるかの陰部に挿入してあるリモコンローターのスイッチを入れる。
「はぁうぅんッ!!」
トロンとした瞳を熱く潤ませ、ビクンと悶えるはるか。
「ん?気持ちいか、ね? 天然美人女優も性欲には勝てず、か… 生き恥をさらしたくなければ、そろそろ泥を吐くが良い」
Mr.Bはこわもての秘密組織人と、SMの責め手が混在したような表情で瀬名を追い詰める。瀬名の額に汗がにじむ。
「そろそろ観念しそうだな」
Mr.Bは長年のドレサージュで培った感を確かめるように呟く。
「これでこのお姫様をドレサージュして、はるかから裏の方々の秘密を聞き出せれば、私たちの大勝利ね」
由美子は意識を失いかけて項垂れた姫君を前に、少し得意げに笑った。悪女のようにも、信念を貫く戦士のようにも見える表情だが、やはり美しかった。
Mr.Bはさらに瀬名を追い詰めるべく、自らの舌を瀬名の腹部に滑らせる。
ブラ・フェチだけに、その位置から責めると、瀬名の薄いピンクのブラが堪能できるのだろう。
「あ、うんッ、はうんッ、いやああうんッ」
若い娘特有の悶え声が室内に漏れ出て、僕は再び股間が固くなる。
瀬名の陰部からは艶めかしい液体が光る。その時だった。突如、室内の明かりがすべて消えた。
「な、何!?」
「停電?」
由美子もMr.Bも狼狽した声を発した。
その直後だ。2人の呻くような声が響いた。

「由美子!! Mr.B!!」
明かりが戻った船内に、僕は驚愕した。
由美子もMr.Bも意識を失い横たわっていた。
僕はすぐ妻を抱き上げたが、ぴくりとも動かない。
いったいどうしたというのだ。
明かりが消された数秒間の間に何があったのだ?Mr.Bもいくら揺すれど呼べど返事はない。
しかも、その時、海上を疾走しているであろう、警察艇のサイレンが聞こえた。
サイレンは次第に近づいてくる。
通常、国家的主賓がさらわれたのだから秘密裏に警察が動くことがあったとしても、この船に姫君が捕まっていることがわかるはずはない。
明らかに誰かが由美子たちの誘拐劇をばらすために警察を動かしたのだ。
そう誰かが。
姫君も瀬名はるかも縛られたまま意識を失っている。
ドレサージュはまだ完了していないはずだ。
瀬名からも黒幕の名を聞き出してはいない。
これでは由美子軍の今回の活動は敗北以外の何物でもない。
いや、そればかりかこのままでは由美子もMr.Bも犯罪者として文字通り捕まってしまうことは間違いない。
僕はぐったりとしたままの由美子をお姫様抱っこし右往左往。
その時チャイナドレスを着こんだ美女が現れた。そう、幼馴染倉橋麗奈だ。
「Uクン 大丈夫!? 怪我はないの!?」
「ああ、僕は大丈夫 でも、女房が失神しちまって このままじゃヤバいんだ コイツこのままじゃ警察に逮捕されちゃうんだ」
僕は泣きたい気分だった。
突如麗奈は今まで見せていた庶民的な表情を一変させ、芯の強そうな大きな瞳で僕を見据えた。すべての事情を把握しているような表情だった。
「Uクン、しっかりするのよ まだ、間に合うわ 奥さんを抱っこして乗ってきたクルーザーに戻るのよ」
麗奈はそう言うとMr.Bの重い身体を引きずり始めた。
「この方も置いてはいけないでしょ」
病人を運び込むので慣れきった様子で、自分の倍近いMr.Bの身体をぐっと肩から引き揚げる麗奈。
チャイナドレスの下で大きな膨らみが、ゆっさゆさと揺れた。


B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その10

第10章:悪女&技師のドレサージュ

「ニンフ様ご無事ですか!?」
しばらくして室内に入ってきたのはMr.Bだ。
傍らには女優、瀬名はるかもいる。
「大丈夫、御苦労でしたMr.B…」
由美子はすでにDID組織のボスの顔に戻っていた。
僕と握り合っていた手をそっと離すと、白い肌を隠すように、僕がかけてあげた上着を首もとでつかんだ。
「幸福の国の姫は確保できました?」
由美子はMr.Bに確認する。
「はい、すでに…」
「そう、船内のMr.コレクターの部下は?」
由美子は実にてきぱきと指示を出し、回答を得る。
「それが、全員眠らされています」
「どういうこと?」
由美子は不審そうにMr.Bを問い詰めた。
なんだか、王女様が僕に話しかけているような図式だが、品の良い由美子がやると嫌味にならない。
「どうやら船の中にも敵がいるみたい… 一刻の猶予もなりません Mr.B、ここで姫君のドレサージュを行います 準備を始めて…」
由美子は静かな、それでいて有無を言わさぬ口調でMr.Bに命じた。
だが、由美子はその美貌をキッと引き締め、予想だにしないことを口にした。
「でも、その前に…ドレサージュしなければならない人間がいます」
由美子が険しい美貌を向けた相手は瀬名はるかだ。
「はるか…わたくしたちを騙し通せると思って? ウチの主人がセレブパーティに潜入したことを知っていたのも、そして私の前に拉致してきたのも貴女の仕業ね」
Mr.Bの話では瀬名は忠実な由美子の下女のはず。
それが何故?由美子は続ける。
「貴女はMr.コレクターの背後にいる誰かに雇われた女…そうでしょう? 主人を拉致し私の動きを封じ、幸福の国の姫君のドレサージュを阻止しようと試みた…」
「そんな!誤解です、ニンフ様」
瀬名は狼狽して後ずさりを始めた。
しかし、Mr.Bが彼女の肩を捕えて離さない。
「はるか、お前には嵌められたよ 幸福の姫君を拉致した後、俺は突然劇薬をかがされて意識を失った 気がついたら、ニンフ様のご亭主と一緒に‘緊縛の身’になっていたわけだ すべてはお前の仕業だったというわけか さしずめ、船内の部下を口封じのため眠らせたのもお前か!!」
Mr.Bも瀬名を前に凄んだ。
「ち、違います…それは」
瀬名は怯えた表情で身を縮こまらせた。

船の内部のセレブ室とも言うべき、豪華な作りの部屋で僕はまた興奮を抑えきれずにいた。
幸福度世界一の国からやってきた姫様はまるで清楚な女子高生のような純白のブラパン姿で、全身を汗で光らせ、熱っぽい潤んだ瞳から涙を滴らせ、身悶えていた。
下着は色こそ純白で清純なイメージだが、ブラジャーはバラをあしらったデザインで、ところどころ透けており、姫の乳房の地肌を垣間見ることができる。
しかもパンティーは妖しげな蝶が舞うデザインで、な、な、なんと陰毛は無論背後からは、肛門まで確認できる凶悪なデザインだ。
姫君は大の字に手首足首を枷で拘束され、柔肌を愛撫する大きな黒い羽に狂喜している。口には無論猿轡だ。
こんなサディスティック仕打ちを施しているのは誰あろう、僕の妻由美子だ。
由美子はセクシードレスを着直し、高いヒールの音をカツカツいわせながら、姫の周囲を歩きまわる。
MR.Bが泣いて喜ぶような胸元は凶悪ともとれるクロメッシュ状で、その下にはアンバランスな薄ピンク色のレースブラが!!もはやそこにいるのはいつもの由美子とはかけ離れた美女。まるでS女王だ。
美女が美女をいたぶる。
そんな光景に僕は言い知れない興奮と戸惑いを覚える。初めて見る由美子のドレサージュはあまりに刺激的だ。
姫君は長い髪を振り乱し、由美子の責めに正直すぎるほどに反応している。
由美子は時折、大の字に固定された姫君の耳元に、その美貌をよせ、何事かを囁いている。
「ニンフ様のお言葉には力があるからね」
Mr.Bはその様子を眺めて惚れ惚れしている。
彼の由美子信仰は相当なものだ。由美子は愉しむように、それでいて憂いを含んだ表情でまるで奉仕するように、姫君を愛撫していく。
僕は嬉し恥ずかしで、目のやり場に困ったのだが、大の字に括られた姫の背後に回り込むと擽りを受けるごとに、彼女の肉体がビクッと痙攣し肩甲骨の下あたりでブラの紐が浮き上がり、うっすらと滲むブラ痕が浮き立つ。
それを愉しむように見つめるMr.Bの姿も僕の視界に入ってきた。
由美子は姫君の母国語らしきものを囁きながらさらに彼女をいたぶる。今度は白い内股に羽を滑らせる。
「あむうん~~ッ」
猿轡をねじ込まれた端正な顔を天に向け喘ぎ悶える姫。
白いパンティにじっとりと愛液が滲み始めている。よくよく見ると噛み込まされたコブの間からも淫微に唾液が溢れ出ている。
清楚な姫に淫乱なドレサージュ。
それにしても、これは何を目的としているのだ?その疑問に答える様にドレサージュの主、由美子が口を開いた。
「あなた…幸福って何だと思います?」
突然のご質問。
「ひ、一口に言われても、な」
僕が口ごもる。
「そうですよね、人それぞれで簡単に言い表すことなんてできない でも、これほどまでに幸福の国の幸せぶりをマスコミがこぞって報道する理由は何だと思います? それは陰謀よ!」
由美子は断定的な口調で言いきった。
「日本は今、経済が息詰まっています 衰退していく日本を凌駕したいと目論む国や組織が、新しい幸福論を唱えて国民を堕落に導こうとしている いわばそのまやかしのキャンペーンガールを務めているんですよ、このお姫様は…」
由美子はまるで処刑を宣告する様に行った。
由美子の策略には壮大な国家的からくりがあったとは…。
それにしても、由美子は姫君をどのようにドレサージュしようというのか?
「さあ、姫君 真の姿を国民の前に晒してもらいますよ いえ、晒さずにはいられない女に変えてあげます…」
由美子は真の悪女の表情で猿轡のコブをのみ込まんばかりに噛み込み、ううんと唸る姫君を睨む。
「ど、どういう風に姫君を変えるんだい、ゆみ」
僕は生唾を飲んだ。すると由美子は神妙に、それでいて妖艶に切り出した。
「それは、ね…」
「うん」
「ブランド好きで功名心が強くて、上昇志向の塊で…」
由美子はいたずらっぽい表情でクスリと笑う。
そこまでこの姫君が悪女には思えぬ僕だが、そんな心理を見透かしたように由美子は言う。
「貴方、言ったでしょう 人の内面は外見からでは想像もできないことを」
「その理由は?」
そこまで言うと由美子は急に生意気な女子高生が唇を尖らせるような表情でやや語気を強めた。
「彼女が持ってたブランド物のバック、いくらするか分かります!? 特注品で数百万円ですよ!! マスコミの前では絶対に持ってあるきませんけど そういうところも、このお姫様は信用できません!! ど~~考えたってブランド好きのセレブ嗜好のお姫さまですよ!!」
ちょっぴり、目の前のドレサージュ対象の姫君に嫉妬をするような表情も愛らしかった。以外に、由美子の判断も女特有の視点から生まれているのかもしれない。

B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その9

第9章:反撃&真相

再び拷問室を覗く。それを観た瞬間僕の股間は再びせり上がる。
「ンッ、ンンン~~~…」
由美子のくぐもった呻き声。拷問からは解放されたらしいが、部屋の支柱にがっちりと縛められたセクシーショーツ姿の由美子が!!無論口には猿轡。
猿轡を噛み切らんばかりに必死に身悶え、スレンダーなボディを捩る。
それもそのはず、Mr.コレクターは身動き一つとれない由美子の象牙色の肌をいやらしい手つきで愛撫する。
もはやMr.コレクターの興味は裏組織の秘密を聞き出すより、女神ニンフの肉体を弄ぶことにあるらしい。
もはや猶予はない。
僕は通路の傍らに転がっていた米国製の懐中電灯を手にした。
警備員も用いるという敬棒代わりにもなりうる、50センチはあろうかという頑丈なものだ。
僕はそれを握りしめ室内に飛び込んだ。
人間とっさのときは何でも可能だ。Mr.コレクターの高等部にそれを振り下ろした僕は、震える眼で囚われの妻を観た。

「んん!?」
由美子は驚きと嬉しさの入り混じったような瞳で僕を観る。
まあ、それはそうだろう。頼りないと思っていた亭主が自分の最大に危機に突然現れたのだから。
それにしても、由美子の「囚われ絵図」はまた一段と妖艶だ。
Mr.コレクターは相当マニアックらしく、由美子を後ろ手にして柱に縛めたのだが、形の良い乳房を上下で細めの縄に挟まれている。
身悶えるたびに縄にサンドイッチ状にゆがめられた乳房がフルフル揺れる。さらに、し首を縛められているので身悶えると、太股がこすれる。
セクシーショーツ姿の下半身はそれがまたたまらなくいやらしさを醸し出す。
それにしても由美子というのは女を捕える側の女ボスでありながら、どうしてこうも捕まってしまうのか。
隙が多いのか、弱いのか、はたまた囚われる趣味があるのか…。
そんなたまらなくHな姿の妻にしばし目を奪われていた僕だが、すぐに優しく縄を外してあげた。

「ふぅ~~はぁ~~ッ」
猿轡を外してあげると甘い吐息をもらすと同時に、感極まったような表情で僕に抱きついてきた。
「あなたッ!…」
むしゃぶりつくように僕の胸に顔をうずめる妻を抱き止めてやりながら、僕はカッコイイ亭主を演じる。
「怪我はないか、ゆみ」
由美子は泣きべそをかきながら、うんうんと頷く。
白い肌のところどころに鞭の跡が生々しく残っている。
(か、可愛い…)
僕は改めて妻の可愛さにデレッとなる。
「ごめんなさい、危険な目にあわせて でも、ああするしかあなたを守るすべがなかった…」
由美子は泣きながら詫びる。
あの迫真の悪女ぶりはやはり彼女の芝居だったわけだ。
「あのMr.コレクターというのはナニモノだい?」
「DID組織のいわばスポンサーです あちこちの組織に女性をドレサージュするために出資を持ちかけているのよ 今回の幸福の国の姫君もターゲットにしていて某国へ転売しようとしていた 私たちとはまるで考え方の異なる人間よ でも姫の誘拐という目的だけは一致していた だから、一緒に仕事をするふりをしたの でも私たちには彼らに動かれては困る理由があるの Mr.コレクター自体は対して力はないわ でも背後にはもっと恐ろしい力が隠れているから」
「それはどういうことだい?」
由美子は少し口ごもる。突然話題を変えてきた。
「うん…それよりも貴方、どうやって今夜のパーティに参加したの?」
確かに疑問だろう。
でも麗奈のことを話すのは少々気がひけた。
「お前一人を危険には晒せないからな、パーティに潜り込めば由美を守れると思ってさ」
僕はパーティに参加した経緯は曖昧にぼかした。
「それにしてもゆみ、亭主を拉致して縛り上げるなんて相当な悪女だね 僕がどこでどういう動きをしていたか監視していたのか?」
僕がいたずらっぽくその聡明そうな額を指でつつく。
由美子は少し不審そうな表情でこう言った。
「ごめんなさい、縛ったりして… でも、私は貴方がパーティに来ていることは知らなかった 船底のあの部屋で縛られた貴方を観た時は心蔵が止まりそうだったわ それにMr.Bまで囚われていて…」
「へ?」
僕は間抜けな声を出した。
由美子は僕たちを自由に泳がせては危険だからと芝居を打ち、あえてMr.コレクターの軍門に下ったと見せかけ、僕を拉致させたのではないのか?
どうなっているんだ。
僕にはさっぱりカラクリが呑み込めない。だが、由美子は何かの確信を得たようにつよい眼差しで遠くを観た。

B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その8

第8章:甘酸っぱいDID!?

「ボスは今、あの女をいたぶるので忙しいからよ! チャイナドレスのお嬢さんは後でしっかり吟味してやるぜ」
僕と麗奈は捕まり、操舵室に近い個室に放り込まれた。
僕はさっきと同じように後手、脚首縛りにされた。
しかし、ヤバいのは麗奈だ。
胸元ぱっくりのチャイナドレス姿のまま後ろ手にギリギリと括りあげられ縛めを受けてしまったのだ。
たぶん麗奈は緊縛初体験だろう。
麗奈は小柄だが、むっちり体形。
ただでさえ巨乳なのに後ろ手に縛られたためバストアップした状態になり、チャイナドレスの胸元ははち切れんばかりに膨れているではないか。
さらに随分運動したため、チャイナドレスの裾、つまりは太腿の脇が裂けてしまい、むっちり太腿の付け根までばっちり拝めてしまうのだ。
さらにさらに、脚首まで縛られちゃったわけだが、暴れたためチャイナシューズも脱げ素足。
これまた形の良いナマ脚をきっちり揃えられて縛められたわけだ。
綺麗なナマ脚をこすり合わせて縛めから逃れようとするその姿は妙に憐美で可愛いのだ。
そして囚われの美女の象徴、猿轡をきっちりと噛み込まされた麗奈の顔はたまんなく卑猥でDIDファンならずともグッと来てしまうこと間違い無し。
麗奈は左頬に笑窪があるのだが、その笑窪に食い込むほど容赦なくギャグを噛まされたのだから気の毒というほかない。
しかし、本当に意味で拷問は僕の方かもしれない。
狭い個室の中にそんな麗奈と一緒に放り込まれたのだから興奮するなという方がおかしい。
悪いことに、麗奈は乱暴に床に投げ出された僕を庇おうとしてくれたらしいが、僕は彼女の柔らか~~いおっぱいに顔から突っ込む羽目になり、気持ち良いやらバツが悪いやら。
2人してしばらく、ううん、ううん~~と呻きながら悶えていたわけだが、僕は興奮しっぱなしだ。
(ごめんよ、そんな危険な目に遭わせて)
僕が眼で謝ると、麗奈は首を振る。
縛られた女の子を観るのは興奮するが、縛られた自分を観られるのは相当恥ずかしいことに気がついた。
何せ相手は幼馴染だ。まるで肉親にオナニーを見られているような始末の悪さ。
その半面、甘酸っぱい懐かしさをもった美女が自由を奪われ身悶える姿に妙な背徳感まで覚えてしまう。
股間の膨らみに気がつかれなかっただけでもラッキーだ。
そんな僕の気持ちなどつゆ知らず、麗奈は必死に上体を持ち上げると、背中を僕の顔の前に横たえた。
縛られた後ろ手で、僕のギャグを外してくれる気らしい。
背中もパックリ開いたチャイナドレスなのでブラのホックの痕が丸見えだ。
麗奈って何カップだ?Mr.Bがさぞかし見たがりそうな光景だ。
それにしても交差させられた白い手首というのも何とも艶めかしい。
しかも、麗奈ちゃん医療関係者は力仕事とあって、二の腕は程よくムッチリでこれまた艶っぽい。
麗奈は文字通り手さぐりで僕の鼻や頬を触っていたが、ようやく口に詰め込まれた手ぬぐいを探し当て、顎の下にずらした。
「ぷは、麗奈ありがとう」
麗奈は早くギャグを外して、と瞳で哀願する。
可愛らしい口からギャグを外してやると頬にチャームポイントの笑窪が甦った。
「Uクン、早く逃げなくちゃ 待ってて、今紐を解くから」
麗奈は僕の性癖など考えもしない様子で、幼馴染の窮地を救うべく頑張ってくれている。
今度は自由になった口で僕の後ろ手にされた紐を必死にほどきにかかった。

自由になった僕は麗奈の脚と手首を自由にしてあげた。上半身を自由にするのはちょっとモッタエナイとい思いながら。
麗奈は縛られていた手首をさすりながら僕を促した。
「早く奥さんの所へ!!」
「麗奈は!?」
「私は、無理みたい 足をくじいたみたい」
麗奈は脚をさすっている。
「必ず、迎えに来るから待ってろ!!」
頷く麗奈を残し、僕は再び船底に戻った。



B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その7

第7章:淫微な責め苦

ベイブリッジを遠くのぞめる海上に停泊する個人所有の巨大クルーザーに向けて海原を疾走する小型ボート。
それを運転するのは麗奈だ。
「おいおい、麗奈 あんまりスピード上げるなよぉ 大丈夫なのか!?」
「大丈夫! 父の趣味に付き合って免許まで取ったんだから 幼馴染を信じなさい」
操舵室で女船長、麗奈は得意そうな笑みを浮かべる。
大人しい半面、結構冒険好きなのも昔と変わらない。
「怖い怖い、女の運転は」
「もう、頼りないんだから そんなこっちゃ奥さんを守れないよ」
麗奈と一緒にいると、なんだか元気になってくるから不思議だ。
すでに仕事上のパートナーとしても息がぴったりと感じていた。
でもその様子を不審そうに、見つめているMr.Bに僕は気が付いていなかった。
やかて目指す船が見えてきた。
あそこで由美子はMr.コレクターと対峙している。何のために?それはまだ分からなかった。

Mr.Bのアドイバイスのもと麗奈と僕は船内に潜入した。
Mr.Bは見張りとして船底への入り口で待機した。
僕は麗奈を巻き込みたくはなかったが、Uクンの奥さんを助けるためだから協力したいと言い張り、熱い友情に根負けした僕は一緒に潜入したのだ。
Mr.コレクターの所有物らしく、船内は妖しさ満点だ。
SMチックな拘束具が無造作に置いてある。
「いやだ、もう」
麗奈は頬を赤らめて瞳をそむける。
時折、僕の肩をぎゅっと攫んでくる。
そんな仕草が可愛かった。
しかし、マンホールのふたのような円形窓が取り付けられた部屋の前で僕は心臓が止まりそうな衝撃を受けた。
柔肌を打つような鋭い音。
「はあ…はあ…ああ~~ッ…あぁ~~ッ!!」
若い女の悲鳴。それは紛れもなく僕の妻、由美子の声だ。
中で彼女がどんな仕打ちを受けているかは想像が出来た。
でも、僕はのぞき窓のふたをそっと開ける。
すると…。天井から横に垂れさがったパイプがくるくると回転する。
その良端に両手首を縛められた由美子が力なく項垂れている。由美子はほぼ裸にされていた。
形の良い乳房に無数の蚯蚓腫れが出来上がっている。
傍らには葉巻を悠然と咥えるMr.コレクターの姿。責めを受ける由美子を眺めていた彼はやがて責めに疲れ果てたように端正な顔をカクンと俯かせる由美子の漆黒の髪をつかんで引き上げた。
「ニンフ、少しは堪えたかい? ええ? 小生意気なお前がそうそう簡単にワシの軍門に下るとは思っていなかった まあ、迫真の演技だったんだろうが、無駄な徒労だったな」
由美子は厳しい責めに疲れ果てた表情の中にも、敵将に屈しまいという気丈な様子で抗弁した。
「主人や部下を貴方の手にかけられたとあっては、私は死んでも死にきれませんから」
由美子…やはりあれは僕やMr.Bを守るための演技。
「しかし今になって何でワシに擦り寄る振りをした?」
「そんなことにも気がつかないんですか…」
由美子は捕えられた絶対的な不利な状況下でもどこか余裕を感じさせる表情で敵を見据える。
「あなたを始末するためです!」
「小生意気な もう少しニンフを仕込んでやれい! そしてこの女の企みをすべて白状させろ」
2人の部下が両手を開いたポーズで縛めを受けた由美子の裸身を徹底的に打ち据える。
「おらおら!」
「吐け、このアマ」
ほぼ裸の由美子が力なく回転する。
スレンダーボディが鞭打たれ力なくクルクルと回転する様はなんとも扇情的で責め手の欲望をソソルだろう。
鞭の痛みに時折、ビクビクと裸身が震える。健気に耐え続ける由美子だが、途中から意識を失いかけ、美貌を天を仰がせながらクルクルと回転するだけになった。
「口ほどにもない 意識を失いおったか 水!」
部下の一人が由美子の真正面から水を叩きつける。
「ああ…」
美しい黒髪が美貌に張り付き、鞭の痕が刻み込まれた白い乳房や、腹部、生美脚が光る。
その瞬間僕は由美子の陰部に注目し、由美子の本心を知ることとなる。
由美子が履いていたパンティはアメリカの有名ランジェリーブランド【ReneRofe】のセクシーパンティだ。大胆にカットされたストレッチ素材のセクシーショーツで伸縮性のあるなめらかな肌触りのスケ感のある薄い生地が特徴だ。
クロッチレス、オープンクロッチ(股開き)タイプ!!この上なくHな下着で由美子に、履いてくれるよう哀願したものだ。
Mr.コレクターもそれに着目したらしく、項垂れる由美子の股間をしげしげと眺める。
「なかなか扇情的な下着じゃな」
由美子はそれでも敵を見据え、毅然とした表情で飛んもない、僕には嬉しすぎる発言をした。
「夫の欲求に応えただけです 夫を興奮させるのは妻の務め、でしょ? たとえ、気色の悪い相手を誘う場でも愛する男へのロイヤリティは忘れないのが私の流儀でして」
僕には感涙モノの発言だ。
「小生意気なぁ~~平凡以下の男がそんなにいいか!?」
「そんなに、いいんです 残念ながら人間の屑のようなあなたより…」
由美子の正義感に満ちた発言だが、ヒヒ爺の怒りに火をつけてしまったらしく、再び由美子への鞭・ムチ。むちの雨嵐。
妻の艶姿に興奮したり、感動したり、怒り狂ったりの僕の傍らで麗奈が見てはいけないものを観た、という表情で固まっていた。だがすぐに気を取り直す。
「早く助けてあげないと!そうだ 自家発電用のブレーカーを落とそう! 混乱させれば、奥さんを助け出せるかも」
麗奈は機転を利かせてその場を離れて行った。
そうしている間にも由美子は責めにセクシーパンティ姿で身悶えるしかない。
ああヤバい。
アソコがギンギンに勃起してきた。
心底愛する女房の拷問シーンに何でこんなに興奮するのか。
我ながら性癖を呪いたくなる。
そんな僕の肩をゴツイ手が叩いた。
振り返るとそこには、大柄な目つきの鋭い男にアーミーナイフを突きつけられた麗奈が僕を怯えたような瞳で見つめていた。

B‘S DID 魔性の女は誰だ!? 乱舞する美女!! 美貌の妻、女優、姫君、そして幼馴染…その6


第6章:脱出&救出

「Mr.B、なんか手立てはないんですか!?」
僕は縛られた肉体をもがかせながら傍らのMr.Bに叫んだ。
「も、もがぁ~~~…」
彼も完全にあきらめた様子だ。このまま爆死するのか。
この船ごと、大勢の人とともに。しかし、由美子ってそこまでの悪女なのか。
女神なんてこの世にはいないのか?
「くっそ~~!!」
僕は叫んだ。
しかし、だ。捨てる神あれば拾う女神あり。突然、扉が開いた。
それは誰あろう、幼馴染、倉橋麗奈。
「Uクン、一体何やってるの!?」
麗奈は僕に駆け寄ると、抱きつくように僕を案じてくれた。
医師特有の癖で身体に異常がないかを調べたのかもしれない。
麗奈はすばやく僕の縄をほどきにかかる。
そして、脚の紐も解こうとしてくれたが固く縛めてあってなかなか解けない。
ちなみに麗奈は仮装パーティで着ていた紫色のチャイナドレスのままだ。縄を解こうと力を込めるたびに胸元の巨乳がフルフル震える。
不覚にも大興奮してしまった。
「こんなひどい!! 誰にやられたの!?」
麗奈は優しげに僕を抱き起す。
しかし、今は逐一彼女に説明している暇はない。
そんなことよりももうすぐこの船は大爆発をする。このままじゃ、みんな木端微塵なのだ。
「おい、麗奈早く逃げろ この船もうすぐ爆発するぞ!!」
「どういうこと?」
麗奈はキョトンとしている。
目の前でもうじき爆発まで15秒を示すデジタル時計が意味するものを彼女は理解できないのか?
「ああ・・・これ? 中身なんにもないけれど…?」
麗奈ははこの中を見せた。
そう、それはデジタル時計がガムテープで張られただけのからの木箱だ。
(私からの贈り物)
由美子いたずらっぽい笑顔が浮かんだ。
やはりそうか、由美子はこの船を爆破するつもりなど、そして僕らを殺すつもりなどなかったのだ。
麗奈に助けられることなく忘れ去られていたMr.Bが猿轡の下で呻き声を発した。
初めて彼の存在に気がついたように、麗奈が彼を助け起こした。
どこか慈愛に満ちた行動で麗奈の可愛さが立ち居振る舞いに感じられた。
麗奈の白い指が彼の口に食い込んだ布をかぽっと外した。
う~~ん美女に猿轡を外される男の心理って?
「USクン まさか君、ニンフ様を疑ってやしないだろうな?」
彼は開口一番僕に問いかける。
「ど、どういうことです!?」
「私の縄も解いてくれないか 早く助けにいかないとニンフ様が危ない!」
由美子の言動は演技だったことは間違いない。
ということは?由美子が危険にさらされる?僕にはどういうから繰りか理解ができなかった。
だがとるべき方法はただ一つ。
最愛の女房をヒヒ爺から奪い返すこと。



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第5章:悪女由美子!!

無様に「囚われの男」状態の僕ら2人の前に現れたのは黒い蝶をあしらった妖しげなドレスをまとった美女、そう由美子だ。
由美子が来てくれた。僕は助かった、と思って心底狂喜し、もごもごと声ならぬ声を出した。
「ふふふ…」
由美子は可笑しそうに笑った。
何か様子が違う。
いつもの優しげな表情ではない。
そればかりか、由美子は嘲笑するように美貌を歪めると、信じられないセリフを連発したのだ。
「まあ、お二人さん 無様というかなんというか… ククク…」
由美子は呆れたように僕とMr.Bの顔を交互に見遣る。
そんなこと言っていないで早く解いてギャグを外してくれ。僕は呻いた。
この時はまだ、僕がいいつけを破ってパーティに潜入したことを怒り、お仕置きの意味を持って意地悪しているだけだと思った。
しかし、由美子は僕が御目にかかったことのないほど、妖しげでそれでいて、悪女そのものという笑みを浮かべた。
「本当に、お・ば・か・さ・ん! 私の言うとおりにしていれば危険な目に遭わずに済んだものを…」
僕の正面にしゃがみこんだ由美子は憐れむような瞳で僕を睨む。
しゃがみこんだせいでドレスのスカートのスリットの部分からムチッとした太股が半分露わになる。
「ニンフ、この男か?お前の駄目亭主は」
そんな由美子の背後に恰幅の良い髭面の諸相の男が現れた。
2人の腕っ節のよさそうな男2人を従えている。この男何者だ?
「フフフ、まぁそういうことになりますかねえ 仮の姿で日々を暮らすにはこういう取り柄のない平凡以下の男が不可欠なんですよ」
由美子の口から信じられない発言が飛び出した。
僕にはこれが何よりショックだった。確かに格差カップルだったかもしれないが、今までの生活は幻影だったというのか?自分が何かの目的を果たすため僕を利用したっていうのか?
「おい、仮にも亭主だった男だ 最後くらい話をさせてやれ」
恰幅のいい男は僕に温情を掛けてきた。
配下の男によって首の後ろで縛めが解かれ、ギャグが外される。僕は矢継ぎ早に由美子に質問を投げつけた。
「由美子! こいつらは一体、これはどういうことだよ!? 君の目的は!?」
由美子は縛られたまま、惨めな姿で妻に騙され続けた哀れな男を蔑むように答えてくれた。
「そんなに慌てなくともちゃんと答えてあげるわ いい?Uさん 政治の世界も何もかもポリシーが必要 でもね、それを実現する力はマネー、なのよ その力学だけはいつの時代も変わらない 私のポリシーを実現するため、このお方におすがりすることにしたのよ」
由美子はうっとりした瞳で恰幅の良いヒヒ爺を見つめる。
「この方は世界の美女フリークにしてコレクター…MR.コレクターとでも紹介させていただくわ 世界中の富が彼に集まる…そして美女も、ね 私もその一人として認められたというわけ その貢物の第一弾として幸福の姫君が欲しかったというわけよ」
由美子は清々したという表情で囁いた。選民意識に凝り固まったセレブ女が見せる表情だった。
「い、今までの君はすべて幻想だったのかよ!? 俺との暮らしは!?」
由美子はまだ分かっていないの、というように心底僕をかわいそーな奴、という目で眺める。
「いいええ~~、あなたとの生活は楽しかったですよ 十~~~分私を笑わせてくれたわ、ククク…でも、貴方と庶民の暮らしを隠れ蓑にしなくとも活動には困らないの ツ・マ・リ…あなたはもう用済みよ」
由美子は凍りつくような悪女っぷりを振りまき、クククと笑うと、僕の前から立ち上がり、こんどはMr.Bの前に座り込んだ。
「Mr.B…あなたには随分お世話になったわね おかげでずいぶん稼がせていただいたわ そして今日のお仕事も大変鮮やかでした これ以後は…どうか安らに眠ってね、永遠に!ククク…」
由美子はMr.Bの口からギャグを外さず、彼の鼻頭をくりんくりんと冷やかすようにつっ突く。
(に、ニンフ様…お、お願いです 私をまた、どうかシモベに! お、お願いですぅ~~!!)
彼のくぐもった猿轡の下から漏れる声はそんな風に聞こえた。
明らかにM男が女王様にこびへつらい恥辱の限りを尽くされて悦ぶような呻きだった。
Mr.B…。あ、あんたいったい。僕は思わず驚きに茫然となった。
遥に年下の若い娘である由美子に騙され、こき使われ、始末されようとしているのにまだ由美子を崇拝している。ある意味、僕以上の信奉者だ。
「Mr.B 貴方の名前は私がつけてあげたものよね 御餞別にその由来を教えてあげましょうか それはね」
由美子はそこまで言うと信じられない行動に出たのだ。ハッとするほど綺麗なナマ脚をむき出し、その長い脚でMr.Bの頭を踏みつけると、床にそのままじりじりと押しつけ、ハイヒールの踵でグリグリと嬲る様にいたぶったのだ。
「馬鹿者のB、よ!! どうせ、貴方のことよ、猿轡を噛ませることに目がくらんで、今日も簡単に私に『いけどられた』んでしょう!? 無様で愚かな男!それがお前よ こうされいてもまだ、興奮しているんじゃないの、へ・ん・た・い!!」
由美子はMr.Bの身体を爪先で仰向けに転がす。股間でせり上がる一物を侮蔑の表情で眺める。オ、恐ろしい…。
女とはこうまで変われるものか?そして人を騙せるものなのか?彼女との幸せに満ちた生活が走馬灯のように頭を駆け巡る。
それがすべては虚像だった。僕はもう死んでもいいと思った。
いや、由美子に殺されるのなら構わないと思った。僕は最後に言ってやった
「由美子、お前に殺されるのなら本望だ でもどうせ殺すのなら、亭主一人くらい騙しきって… 夢を観させたまま殺せよ」
僕の絞り出すような声に由美子の表情がやや変わった。
「最後に教えておいてあげます 人はね、そのとき見せている表情が本心とは限らない 可愛い顔している女が心底相手を愛しているとは限らないのよ…もちろんその逆もだけどね よく覚えておくといいわ」
「MR.コレクター ニンフ様、クルージングパーティの時間です 船の準備ができました そろそろ乗り移られませんと」
部下の一人が由美子とヒヒ爺を促す。
「フフフ、言い忘れたが、この豪華客船はもうじき吹っ飛ぶことになっている 君たちも日本の屑階層の連中と共に、灰になるという寸法なのだよ」
ヒヒ爺が指を差した先には巨大な爆薬と思われるタイムリミッター付きの箱が置かれている。
「私からの最後の贈り物よ」
由美子が得意げに笑う。
「それじゃあね、優秀な部下さん、それに愛するあなた わたくしはこれから本当の野望を達成するため、彼と2人っきりのパーティをするの それでは」
由美子は妖しげな笑みを浮かべ、ヒヒ爺Mr.コレクターとに手を回されながら消えて行った。その背後を幸福の国からやってきた姫君を担いだ部下が続く。


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第4章:誘拐、そして生け捕り!!

大混乱に陥った会場内の人波をかき分けながら、僕はある女性の行方を追った。
会場の照明が復旧した時に、幸福の国からやって来た美しい姫君の姿はどこにもなかった。
姫君は連れ去られた。
半狂乱で泣き叫ぶ国王、ざわつくセレブ達、宴は修羅場に変わりつつあった。
僕が追っているのは幸福の国の姫様ではない。
たぶん彼女を誘拐したであろう美女、そう僕の妻、由美子だ。
彼女を追ったところで何ができるかは分からない。
でもこの国家的犯罪に妻が首謀者として何を成し遂げようとしているのかは、亭主として知っておいかねばならないという思いはある。
そして妻が窮地に追い込まれたその時は身を呈してでも助けてやりたい…。
国道並みに広い通路を走ると、やがて船底に向かって伸びていると思われるドアを見つけた僕はそれを蹴破らんばかりに飛び込んだ。
いくら拉致のプロ、Mr.Bとはいえ、魔法は使えない。目立たぬように捕えた姫をどこかへ連れ去るにはまず船底へ向かうはずという感があった。
「お待ちしていましたよ、USさん」
ドアの向こうに立っていたのはまたしても美女。
だが、由美子ではない。女優だ。そう、癒し系清純派女優、瀬名はるか。薄暗い通路でもはっきりとそのプロポーションを確認できる白銀のドレス姿だ。T
Vで見るのと同じようにホンワカした口調で、ややとろんとした瞳で僕を見つめた瀬名は僕の手を突然、引いて会談を降りはじめた。
「お、おいおい、君 どこへ行くんだ」
「女神ニンフ様がお待ちかねです」
由美子が?アイツ、僕がここへきていることをなぜ知っている。
恐るべし嫁…。僕が苦笑しながら瀬名の後を追っていると、急に彼女は振り返った。
「女神さまのところにはお連れするのがあ私の役目です でも、しばらく眠っていてくださいね」
急にトロンとした瞳を険しく釣り上げた瀬名は僕の口に白い布を押し付けた。
突然急激な眠気を覚えた僕は意識が遠のいていくのを感じながらその場に倒れこむのだった。

どれくらい時間がたったのだろう。
視界が徐々に開けてきて、焦点が合い始める。
コンクリート張りの冷たい感触が臀部に伝わってくる。やがて目の前に緊縛された美女の姿が飛び込んできた。
そう、幸福の国の姫君だ。
姫君はパーティドレスの胸元を割かれ、かなり大きめの乳房を挟み込むように縄を打たれていた。
といってもおっぱい丸出しにされているわけではない。
ブラックのレースタイプのバラをあしらったブラジャーが露出しているだけで、乳首を垣間見ることはできない。
でもレースタイプなので、柔らかそうな乳房の肌が姫の身悶えに合わせて、その上下する隙間から垣間見えるのは逆の意味でそそられる。
しかも、コブつきのギャグをしっかり噛み込まされていて長い髪が顔にかかった様子が、何処か惨めでDID欲をそそる。
身分の高い姫君が縛られただけでなく、ブラを露出して身悶えている様はたまらなく扇情的だ。
そんな姿を拝めて、本来喜ぶべき状況のはずだが、僕は悦ぶべき状況かにいないことをようやく気付く羽目になる。
そう、僕自身後ろ手に縛られて両脚まで縄を打たれていたからだ。
しかも、姫君に負けずにギャグまで噛まされているじゃないか。
なぜ、なんで!? 実際縛られてみると、身動き一つできないばかりか、想像を絶するまでの恐怖に苛まれることに気がついたのはDIDファンとして不覚の一語だ。
しかも布を噛まされると、ベロが押し上げられ呼吸もかなり苦しい。
こうまで人をうまく縛れる男は一人しかいない。
そう、Mr.Bしかいない。
目の前の姫君の縛られ方といい、なんといい…間違いはなかろう。
そう思い、横目で傍らを観るとそこには…なんとぼくとおなじようにしばられたMr.Bの姿があった。こりゃ一体どうなっているんだ!?


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第3章:セレブパーティ

ベイブリッジも東京タワーも光り輝く東京湾。
そこに停泊した豪華客船はもはや船というよりも、巨大な城のようだ。
「すげぇ…」
借り物のタキシードに身を包んだ僕は思わずつぶやく。
しかし、チケットを見せて船内に「浸入」した僕は二度びっくり。
天井には無数の豪華なシャンデリアがまばゆい光を放ち、壁面はオーロラのように幻想的な妖しさを照らし出し、洋食器やテーブル類は金色に塗りかためられている。まるで映画さながらのセレブな世界に僕は思わず「お呼びでない」感覚にとらわれた。
「よッ、Uクン、来たんだ」
ポンと肩を叩かれ、振り返ると麗奈が微笑んでいた。
その親しみのこもった美貌になんだか僕は安堵した。
思えば、小さいころも嫌なことがあったときも麗奈と遊ぶとすぐに忘れられたような気がする。
時間というものはどんなにブランクを経ても、断ち切ることのできない絆で結ばれるものなのか?
麗奈はシックなパンツルックだったが、スーツの胸元は大きく膨れ彼女の巨乳ぶりを物語っている。
清楚で庶民的、それほど目立つ言動は取らない品の良い麗奈だが、肉体の方は大いにエロティックな妖しさを秘めている、僕は思った。

パーティは立食形式で始まった。
「それにしても、随分贅沢なパーティだね この船内見ろよ」
「そうだよね~~ まあ、幸福の国の国王と王妃を迎えるんだからこれくらい当たり前かもよ」
麗奈は場場馴れした様子でシャンパングラスをボーイから受け取り、一つを僕に差し出した。
「あ、ほらほら そんなに固くならずに愉しみなさいよ」
麗奈はにこやかだ。
周囲を見渡すと、ちらほら知っている顔が。
いや正確にはこちらが一方的に顔を知っていたり、TVやネットで目にしているだけの有名人が、会場のいたるところで談笑していた。
歌舞伎役者の亭主を見事に捨て去った小森麻美、いつか僕もMr.Bのドレサージュオークションの場で目にした滝川クリスタルの姿もある。
時の政治家も各々の野望を抱えてこの宴に臨んでいるのだ。
野望といえば、我が妻も部下を従えてこの場に身を潜めているはずだが…。
その姿はどこにも見当たらない。

やがて今夜の主賓、幸福の国の国王が鮮やかに彩られたマイクの前に立ち、和やかにスピーチを始めた。
「去年春の大きな悲しみを乗り越えられた日本国民に敬意を表します…」
スピーチは日本国民を称賛するもので会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。
確かにこの国王が日本の為政者や特権階級の面々とは異なり、何処か大衆をとらえて離さない術を身につけているのは確かなことだった。
そして来場者の心をとらえて離さないのは、若き姫君だ。
肩よりはるか下まで伸びる漆黒の髪。端正で柔和な顔立ち。
たおやかな表情。すべてが古風だが、多くの日本人には新鮮に映るのだろう。
そんな姫君は国王の傍に3歩下がって寄り添っている。

セレブが大集合した今夜の宴は趣向も変わっていた。
「芸もたけなわですが、皆様 今夜は『もう一人の皆様』に変身していただきます 日本が誇る仮装文化、コスプレタイムでーす!!」
本日の司会進行役、大日本TVの古参アナ、武下景子の声とともに顔にマスクをつけたウエイターたちが、宝箱を模した豪華なキャスター付きの衣装ケースを運んできた。
「今夜は幸福の国にちなんで、浮世を忘れ、別のご自分に変身いただくべく多数の衣装をご用意いたしました 更衣室をご用意しております どうぞ皆様、お好きな衣装をお持ち下さい」

1時間後、会場はさながら仮面舞踏会ならぬ仮装舞踏会の様相を呈していた。
会場のいたるところで奇人変人が右往左往している。
アニメのキャラクターに扮している経済学者。
48人のタレントで構成された歌手の衣装をお揃いで身につける女子アナ。
オネエキャラで売るコメンテータはターミ●ーターの格好で会場を盛下げている。しかし、僕を一番釘付けにしたのは、再び目の前に現れた倉橋麗奈だった。
「どう? 似合う、かな?」
麗奈が身につけたのはチャイナドレスだ。
それも胸元の谷間がぱっくり割れたエロいタイプの…。
麗奈は柄にもなく、という表情で苦笑した。
どうやら一緒に来たドスケベの先輩医師の勧め、いや策略にはまったらしいが。
「ドレスは抜群にイイけれど…麗奈ってホントに巨乳だな…」
「んもうッ!」
僕が思わずつぶやくと麗奈は頬を膨らませ、ぷんっと横を向いて見せた。
「あんまりHなことばっかり言ってると、奥さんに言っちゃうからね!」
そういえば、わが妻は今いずこ?
幸福の国のお姫様が身につけたのは艶やかなパーティドレスだ。
胸元もぱっくり開いている…わけはないが、背中の露出度は異常なまでだ。
健康骨までお披露目した姫君に会場から拍手とため息が漏れる。
拍手にこたえて再びマイクに歩み寄った国王がユーモアを交えた感想を述べた。
「日本の皆様は実にユーモアがあり、人を楽しませて下さる 皆さま一人一人とハグをしたいところですが、それができませんので代わりに私は愛する妻を抱きしめたいと思います」
惚気の入った表情で国王はセクシードレスに身を包んだ姫君を抱き寄せた。
これは僕も羨ましい。
(なんだよ、結局てめえの嫁を自慢したいだけかよ)
僕が心の中で毒づいたその時だった。会場内の照明が突如、すべて消え去ったのだ。大切な至宝を奪い去る様に…。

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