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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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Yumiko erotic suspense その10

第10章

「ひぐぅッ」
責め手を休めた痴漢男が愛液塗れの指を抜くと、股間を痙攣させた由美子がその清楚な外見に似合わぬ嬌声を上げる。
「へへへ、お嬢さんも昇天させてやりたいのはやまやまだけど、うちのボスが味見するまでは俺らには払い下げてもらえねぇからさ まぁ、これだけ濡らしとけばお喜びだろうな」
もう一人の男が続ける。
「お前さんを欲しいって仰る方は、‘渋谷の裏ドン’って呼ばれている方だ おとなしく可愛がられた方が身のためだぜ もっとも逆らおうったって縛られて猿轡を噛まされてりゃ無駄なことだが…」
「あの方は、もっとヤバい薬を使うからなぁ Sくらいじゃ済まないかもな」
めいめい、由美子を言葉で脅したのち由美子という「戦利品」の利潤についてあれこれ相談し始める男たち。
「とりあえず、学生所は写真を撮れ 後でしらばっくれて何を言おうと動かぬ証拠になるし、脅迫の材料になる」
「エロ染みと糞染みの付いたパンティと、ブラは取り上げてうちの店で並べようぜ 奈央の口に噛ませてるルーズソックスもな」
「これだけ可愛けりゃ、ウリ(売春)をやらせてもいいし…」
覚せい剤による心悸亢進が収まらぬ中、由美子はそれでも取り乱すことなく男たちを静かに監視している。
男たちのボスの来訪をまるで待ちわびているかのように、どこか蠱惑的で冷めた瞳が印象的だった。
数分後。
「ああ、ボス お待ちしていました」
男の一人が恭しく大柄な男を迎える。
「この娘ですよ、館に行っているお嬢様は 学生証でチエックしましたから本物です」
一人が調子を合わせる。
「ボスにお愉しみいただけるように、程よく今朝から濡らしておきましたので… まぁ、丁重にお預かりしておきました・・」
ボスと呼ばれた男は無言で、頭上で両手を縛られ口を塞がれた由美子に歩み寄る…。
だが、物言えぬ由美子はまんじりともせず、黒い大きな影を見つめている。

「…おちゃん… なおちゃん… 奈央ちゃん…? しっかり、しっかりするのよ」
意識を取り戻した片瀬奈央は、心配そうにその顔をのぞき込む幼馴染、仁科由美子に抱き起された。
「さぁ、大丈夫?」
冷たい水を唇に流し込む彼女に、奈央は何が起こったのかわからない。
だが、先ほどまで幼馴染を散々辱めていたことと、その後自分が受けた忌まわしい凌辱行為を思い出して、背筋の凍る思いをした。
「ゆ、ゆみ、なんで私を介抱するの? わたしは、あんたを…」
「いいのよ…もう」
後ろめたさに苛まれているであろう奈央を責めるでもなしに、由美子はすべてを達観したように頭を振る。
「や、奴らは…」
つい先ほどまではグルだった男たちを尋ねる彼女に、由美子は無言で視線を向ける。
そこには倒れ伏して完全に意識を失った三人の男が。
 「ま、まさか、あんたがやったの?」
 目の前の光景を信じられない表情で呆然と見つめる奈央。
 「まさか…」
 再び由美子は頭を振る。
その向こうに立つ、大柄の柔和だが凄みのある中年の男性に気が付いた奈央は身を固くする。
 「こ、この人…渋谷の裏ボス…」
 彼は奈央のそばにしゃがみ込むと、低い声で忠告する。
 「お嬢さん、あんまり男をなめると痛い目に遭いますぜ 一歩誤れば、薬漬けにされて売り飛ばされてたんだ それと、幼馴染はたいせつに、な」
 由美子をまるで娘をいたわるような目で見つめた後、傍らに転がる男の頭を軽く蹴とばした。
 「こいつら、‘俺の娘’を… 丁重にあずかる意味を勘違いしやがって!」
 ドスの利いた声に、奈央は縮こまる。
 「むすめ、って、ゆみの…?」
 由美子はそれには答えず、意志の強そうな、それでいてその妖しげな光を湛えた瞳で奈央を見つめる。
 「奈央ちゃんが私を嵌めようとしていたことは知っていたわ それにあなたが悪い人たちと付き合っていることも、ね それをやめさせるのは一寸、冒険が必要だって思ったの これに懲りて悪いことを企んだりしちゃダメよ」
 由美子は少々悪戯っぽい、先輩が後輩を注意するような口調でたしなめた。
 「ゆみは、全部計算ずくであんな目に遭っていたわけ? 怖くはなかったの?」
 女子高生の中では相当なワルの奈央ですら身の危険を感じた今回の出来事を、いとも簡単に「総括」しようとする由美子。
 「もちろん怖かったわぁ あの人たちは何をするかわからなかったし… でもね、渋谷は私の‘テリトリー’だから… なにがあろうと私の行動は彼に行きつくの… 危なくなれば、‘彼’が助けに来てくれるとわかっていたわ 何せ、渋谷の‘裏ドン’だもの」
 由美子が甘美な声で甘えた視線を向けると、男はまるで愛娘とも連れ添った妻ともいう様子で由美子の肩を抱き留める。
 「なにより、私の‘パパ’だしね…」
 由美子は幼馴染ですら見たことのない、魔性の笑みを浮かべるのだった。      完




Yumiko erotic suspense その9

第9章

「いひぃぃ~~~…」
口に噛まされたルーズソックスの下で、気がふれたように奇声を上げながら身悶える奈央。
引きずり下ろされたパンティがばたつかせる足首にまだ引っかかっていた。
「そうだろ、そうだろ…ヤクをやると俄然、スケベになるよなぁ~~」
一人の男が煙の立ち上る覚せい剤を、奈央の貌に近づける。ルーズソックスと唇の間からじゅわじゅわと唾液を垂れ流し、狂った動物の様に顔をふり、女の部分に侵入した男の指にクリトリスを扱かれる快感に発狂せんばかりに身悶える奈央。
「イカせて欲しいだろ、イカせて欲しいだろ、ええ? お前は本当にドスケベ女だぜ 幼馴染のお嬢様と違ってな! おい、こいつの恥ずかしい姿はバッチリ撮っておけ いいかぁ~これから、起こることを喋りでもしたら、お前は東京で暮らしていけなくなるぜぇ」

幼馴染が辱めを受ける姿を悲しげに見ていた由美子は、もう堪忍してあげて、という表情で俯く。
「やべ、こいつ潮吹きやがった ハハハ」
じゅっじゅっと噴き出した聖水が、床に飛び散るのを目の当たりにした由美子は深く項垂れ、ぎゅっとブルーのリボンを噛み締めた。
「さぁ、お嬢様 あんたはボスが来るまでにスケベな女になってもらわにゃあ、困るんだ」
痴漢男は由美子の顎に手をかけ、猿轡貌を引き上げる。
「さぁ、潮を吹かれちゃ困るが、存分にHな気分になってもらう」
由美子の貌にも白い粉が発する怪しげな煙が近づけられた。
口を塞がれた由美子は鼻腔で酸素を取り入れるしかない。貌をイヤイヤして抗った由美子だが、その顎を2人がかりで鷲づかみにされ、鼻腔を魔の煙に押し当てられた。

それ自体を吸い込んでも、何ら由美子の気持ちに変化は現れなかった。
しかし…。
存分に吸い込んだと見るや痴漢男が由美子を責め始める。
「さぁ、今朝の続きだよ、お嬢さん…」
先ほどまでの凌辱で濡れそぼったパンティの上から、ワレメを可愛がられると想像を絶するほどの快感に打ちのめされる由美子。
頭がハイになり、異常なほどに肉体が熱る。SEXの際に覚せい剤を用いると異常な性的興奮がもたらされることは知られているが、オナニーでもそれは変わらないことを痛感させられた。
(下着を通してもこれだけの快感なのに、これで直に触れられでもしたら…)
そんな由美子の懸念を見事着くように、痴漢男はパンティを指で押し広げ、今朝と同様に女の部分に闖入してくる。
頭上で手首を縛られ、無抵抗の由美子の性感帯は知り尽くしている、とでもいうとおり、クリトリスを扱いたり、揉んだり、剥いたり…。
手首を縛るPPロープを引きちぎらんばかりに悶えたが、逆に手首に紐が食い込むばかりだ。
虚ろになりかかった美貌が天を仰ぎ、心悸亢進が収まらない肉体は震え、太腿には無数の愛液が滴を作って流れ落ちている。
くちゅくちゅくちゅくちゅ…。卑猥な責め音が女陰から漏れるたびに、緊縛を受けた由美子の快楽に耐えかねた身体が震える。
「あんッ、あむッ、はむッ、ひうッ うぅいひぃぃ~~~ッ」
口枷の下で嬌声を上げながら、無意識のうちにビクつく由美子はまるで快楽ダンスを踊らされているがごとくだ。
「ははは、お嬢さん、あんたなかなか男を悦ばすのがうまいねぇ 清楚な振りをして案外スケベな反応をしてくれる こっちの幼馴染と違って生真面目な分、責め甲斐があるってもんだ」
男の一人が、リボンを失い大きく開いたセーラー服の胸元に手を伸ばす。
そこには、17歳の少女らしいランニング型の質素な白いブラが。
「おお…なかなか可愛いブラ… 以外に乳は小さいな」
その中にたまらない、という表情で指を伸ばす男。
「おお~~ッ、乳首がいい具合にこりこりに勃ってますねぇ」
由美子が艶めかしい表情の中にも、キッとした怒りの色を浮かべ猿轡を噛みこんだ…。

Yumiko erotic suspense その8

第8章

「ぬちゃはあぁ~~ッ」
黒いバンダナの猿轡を抜き取られた由美子の口から、夥しい唾液が流れ落ち、唇から滴る。
「どう? 人前でナニらされた感想は? 潮も吹かせてやればよかった?」
「お、お願い、奈央ちゃん 本当のあなたに戻って…こんなことを続けたら、とんでもないことに…この人たちは…」
これだけの辱めにも、まだ友人を想う言葉を発する由美子。
「そ~~お、そういう態度をとるなら、私にも考えがある… さっきのアンタの恥ずかしぃ~~姿を学校とあんたの家に送りつけてやろうかぁ? 二度とその制服を着られなくなるし、堅物の親父は卒倒するかもよ」
奈央はさらに男3人に命じる。
だが、様子が少し変わってきた。
1人の男は由美子の私物をチェックしている。
東京女学館指定の革鞄をひっくり返すと、興奮冷めやらぬ様子で学生証をニマニマ見つめている。
痴漢男はなにやら携帯で誰かと会話をしているようだ。
「そうなんです…本物の‘館’の娘です しかも、かなりの上玉ですよ 名前が…仁科由美子 …はい、はい、わかりました」
電話を切った痴漢男はもう一人に目くばせをしている。
「ほら、あんたたちッ! コイツのエッチなジュースとうんこシミのついたパンティを‘強奪’しなさいよ こいつのHビデオさえあれば、いつでも小遣いが稼げるようになったんだから、私に感謝なさいよ」
ハスッパな態度で男たちを見下ろす奈央。
しかし、男たちはニヤリと笑うと、先ほどまでは自分たちに小畜の様に命令していた少女に歩み寄る…。

東京女学館の清廉さを象徴するブルーのリボンが結び目を作られ、その持ち主である少女の蠱惑的なピンクの唇の間に侵入する。
その端は首の後ろで強く引き締められることで、仁科由美子の頬にブルーのラインがひかれ、それが頬肉に食い込んだ。
そしてこの4人に捕まり監禁されて以降、彼女の自由を奪い取ってきたPPロープで再び頭上で手首を縛られた由美子は、その縄尻を部屋の天井に備え付けの洗濯かけに引き結ばれ、立ち縛りにされてしまった。
裸足にされた踵が床をやや離れる程度につられた由美子は、手首に食いこむ紐の痛みにブルーのリボンを強く噛みこむ。
相変わらず、由美子が囚われの身であることに変わりはない。
だが先ほどまでと一つ異なるのは隣にもう一人の囚われ人がいることだ。
それは幼馴染にして、先ほどまで由美子をいたぶってきた片瀬奈央だ。
奈央も由美子同様に頭上で手首の縛めを受け、立ち縛りにされている。奈央にも猿轡が噛まされてはいるが、それは由美子のルーズソックスで、敵視する少女の靴下を口に入れられたことで屈辱が倍増していることは想像に難くない。なんで私まで、という表情の奈央に、さらに追い打ちをかけるように男の一人が言う。
「悪いなぁ、奈央 お前と小銭を稼ぐよりももっといい商売が見つかったんだよ 俺らの‘上司’が、こちらのお嬢様を是非、‘囲いたい’とおっしゃるんだ それまで丁重におもてなしするように言われてるんでさぁ こういうことをしていると知られた以上、お前の恥ずかしい写真もいっぱい撮って、口止めする必要が出てきたわけさ」
もう一人の男が、ビニールに入った白い粉を取り出し、和紙のような薄い紙の上にばらまく。
「お前でも‘炙り’はやったことないよなぁ…」
そう、それは覚せい剤。
「怖がることはねぇよ、す~~ぐ、気持ちよくなるぜ」
男はライターで和紙の下から白い粉を炙る。奇妙な煙が立ち上った。

Yumiko erotic suspense その7

第7章

「はむぅ…」
後ろ手に縛りなおされた由美子がベッドに投げ出される。
「さあ、こっからは優しくてスケベなお兄さんたちに可愛がってもらいな」
由美子が縛めを受け、口を塞がれている事実は変わらない。
変わったとすれば、一連の辱めを受ける彼女の艶やかな姿に3人の男たちも、本能を刺激され始めたという事だけだ。
男3人は先ほどまでよりはるかに積極的に由美子をいたぶる行為を愉しみ、そして実践している。
ベッドに転がされた由美子の制服のミニスカはたくし上げられ、パンティの上からローターを女陰に押し当てられ、腰回りをぐるりと透明の粘着テープで張り付けられている。
「お嬢様のオナニースタートぉ」
奈央のノリのいい声に合わせて、‘大人のオモチャ’のリモコンを操作する痴漢男。
純白パンティに覆われたワレメをこじ開けるようにテーピングされた男根型のソレは、卑猥な音を立て、粘着質な動きで上下に振動を始める。
十数秒の後、由美子の性感に今朝方、痴漢男に昂ぶらされた熱い感触が蘇る。振動を強められると、敢え無く縛られた肉体を痙攣させる由美子。
「はっはは、ゆみ あんたってホントに感じやすいねぇ、そのくせ反応がお嬢ちゃんなんだから ほんとにまだ処女なの? パンティの上からでもこんなに感じるなんてよほどの世間知らずなんじゃない?」
「あるいは、ドスケベ娘だったりしてな?」
男たちの間からも興奮した失笑が漏れる。
痴漢男はどこまでも粘着質に令嬢を責めたてる。
こらえたくてもこらえられない股間の甘い痺れに、達してしまいそうになる由美子。
しかし、そんな彼女の性感の限界値を把握するかのように、男はバイブをこまめに停止させいわば「寸止め」を繰り返す。
そのたびに由美子の美少女フェイスは眉間にしわが寄り、肉体が震える。
背中に回され縛られた手首を振りほどこうと二の腕を捩り、揃えて縛められた足首を激しくこすらせる。
隠し立ての手段すらないバイブを押し当てられた股間はこれ見よがしに浮き上がる。
その動作がたまらなく色気にあふれていた。悶えれば悶えるほど、17歳の少女の色香は残酷な三人の男と一人の幼馴染の女を刺激してしまうという皮肉な結果。
この屈辱刑にはさすがの由美子も、噛まされたバンダナの猿轡を憎々しげに噛み締め、男たちを睨む。
しかし、由美子が受ける辱めはこれにとどまらず、絶望的な状況だ。
2人の男が由美子の転がされているベッドの上下左右を、ビデオカメラ片手に乱舞する。
「カメラに撮られているっていうのに、ああもうこんなに感じちゃって! パンティぐしょ濡れじゃん! 最っ高、陰毛透けてまるみえ! あははは」
幼馴染の嘲笑を浴びせられながらも、浜に打ち上げられた人魚のように由美子の悶えは続く…。

Yumiko erotic suspense その6

第6章

奈央は由美子の四肢を縛めたPPロープにヨリをかけ、その肉体をくるくると回転させる。
当然、ミニスカを履いた臀部は隠し立てすることもできず、白いパンティが色欲に満ちた男どもに晒される羽目になる。
手首足首に食い込むビニール紐の痛みと、次第に頭部に血が上る不快感で端正な顔を歪める由美子。
だが、彼女に許されることといえば、口に噛みこまされたバンダナを強く噛み締めることだけだ。
「はっははは、あんた、パンティがケツの穴に食い込んでるじゃんッ」
綺麗に揃えられ縛められた太腿の付け根で、白いパンティは激しい緊縛劇でせり上がりビキニのような状態になって、まるで肛門を隠すのがやっとの状態になっている。
それがたまらなくコケティッシュで、男3人はその一転に釘付けになり溜め息を漏らしている。
彼らにすれば、初めて目にするであろう名門女子高生の痴態。
しかも、清楚かつ優しげな由美子と正反対に淫靡な17歳の肉体のギャップが、彼らを虜にしている。
しかし、皮肉なもので僕と化した3人の男の目が由美子に注がれるにつれて、奈央の憎悪も増すばかりとなる。
「ゆみ、あんたってオッパイはちっちゃいくせに、脚も身体も妙にエロイんだよねぇ~~ ‘感度’もいいってとこみせてやんなよ ちょっといじめてやるわ」
50センチサイズのスチール製定規を手にした奈央は純白パンティの食い込んだ由美子の尻をピシピシ打ち据え始める。
「ほらほら、どう?痛い?苦しい?答えなさいよ、雌豚! 悔しかったらなんか言ってみなさいよ、豚ゆみ! ブっとい太腿してミニ履いてんじゃないわよッ あんたなんて名門校の制服が似合うがらじゃないわよ」
奈央の憎悪は幼馴染に対する嫉妬、女としてのライバル心むき出しのものだった。
しかし、哀しきかな、奈央の言葉とは裏腹にどんな下世話なコギャル・メイクを施し、無様に縄目の恥を受け、あられもない痴態をさらそうと仁科由美子の美しさは揺るがない。
いや、辱められる姿こそ、美人に足りない憐憫さを付加し、男たちを惹きつけるだろう。
「尻打ちの刑」の手を休めた奈央は、ふと思いついたように傍らの痴漢男に顔を寄せる。
「ねぇ、こいつのパンティってホントに高く売れるんだ?」
「あ、ああ、写真があれば10万にはなるな…」
痴漢男は躊躇いながらも頷いた。
「ふぅ~~ん でもさぁ、もっと高くできるよねぇ たとえば、XXXが付いていれば…」
いっぱしの悪女の貌で奈央は男の耳元でささやく。
「そりゃぁ…かなりの値が付くな 館のお嬢さんで、これだけ可愛けりゃ…」
男の最後の言葉に反発心を覚えたのか、奈央はフンという表情を作ったが、すぐにまた悪女の貌で吊るしたままの幼馴染の臀部を眺めるようにかがみこむ。

「あんんんんむむぅぅぅ~~ッ」
豚の丸焼きポーズのまま、自分の肉体を吊るす頑丈なハンガーラックを引き倒さんばかりに身悶える由美子。
「ほらほら、暴れんじゃないの いくら120キロまでは壊れないからって、雌豚のアンタが悶えたらヤバいっしょ」
そんな幼馴染の意地の悪い言葉責めも、味わったことのない仕打ちを受けた由美子の耳には届かない。
パンティの上から肛門に触れられた瞬間身を固くした由美子。
最初は柔らかく肛門を愛撫していた指の腹らしき突起は、唐突に下着越しにアナルに侵入してきたのだ。
「ほらぁ、ゆみ 変に力入れるんじゃないのッ おとなしく親友の好意を受け入れなッ」
情け容赦なく人差し指を、臀部を突き出した状態で吊るされたままの由美子のパンティに突き立て、グイグイとめり込ませる。
「はぁッ!はッ!、はッ!、はぁ…あぁ~~~ッ! はむあぁッ!!」
バンダナ猿轡を噛み締めた蠱惑的な唇を震わせ、端正な顔を仰け反らせ白目を剥く由美子。
大腸を掻き回されるような過酷な責め苦に、縛られた両手を拳を作って握りしめ、天に突き上げた素足の指をぎゅうっと縮こまらせる。
サディステックな快感に身を任せる女王のようなかつての親友に翻弄されるばかりだ。
「ほうら、ほら、可愛いアンタの糞なら高い金を出して買ってくれる男はいっぱいいるんだってよ 遠慮なく穢い汁をパンティに漏らしな」
まるで内臓を貫かんばかりに厳しく指を突き立てる奈央。責め苦は数分間に及んだ。
アナル開発から解放された由美子は力尽きたように、猿轡を噛まされた顔を逆さに垂らし、力なくふらふらと宙を揺れている。
「フフフ、ゆみ あんたがバージンかどうかなんて知ったこっちゃないけれど、アナルを可愛がられるのは初めてっしょ? まあ、無様な貌! 猿轡を噛まされた顔ってホントに情けないよね」
奈央の罵倒に、由美子は虚ろな瞳の視線を動かす。
「何よ、その目?」
由美子の口は塞がれており口はきけない。
だが瞳は口よりも雄弁に幼馴染の更生を求めている。
しかし、憐れみとも真摯な願いを込めたとも受け取れる育ちの良い娘が持つ雅な色を湛えた由美子の表情は、逆に奈央の嗜虐心に灯をともす。
「いいわ…今日という今日はあんたを徹底的に可愛がってやる 二度と優等生ぶった態度をとれないように…死ぬよりも恥ずかしい目に遭わせてやるから」

Yumiko erotic suspense その5

第5章

PPロープで縛められた両手を胸の前でぎゅうっと拳を握りしめながら由美子は言う。
「こんなことやめて、奈央ちゃん 奈央ちゃんの将来にも、この人たちにとっても…」
わが身よりも幼馴染を想う言葉を続ける由美子の頬を奈央が打ち据える。
「ああ~~ほんっとうにムカつく!! あんたのそういう良い娘ぶった態度 昔っから大嫌いだったのよ、ゆみの性格が!! さぁ、脚は縛った?」
由美子の手首を手際よく縛ったのは奈央だが、男たちは三人がかりでやっとの思いで、由美子のやや肉付きの良い、それでいて長く綺麗な脚を纏め上げ、足首を命じられるがままに縛り終えた。
どうやら、奈央はSMの心得もあるらしい。
由美子を罵倒する口調も、男たちに縛り方を指示する声音も女王めいた堂に入ったものだ。
「あなた方も,こんなことはやめてください! 奈央を、奈央を立ち直らせてッ」
自分の肉体を縛る男たちにも、友人の攻勢を嘆願するが聞き入れられるはずもなく。
男たちは、この期に及んで自分の事よりも、友人を想う稀代の純粋令嬢をいたぶる喜びに目覚めかけたようで、高貴な女囚に垂涎の眼差しを送り始めている。
「さぁ、ゆみ きょうはあんたの優等生ぶった性根をじっくりと叩き直してあげる…さぁ、最後の仕上げ…手拭いとかある?」
男に命じて用意させたのは黒いバンダナだった。
奈央は憎々しげにバンダナの両端を持つと、由美子の薄ピンク色の唇の間にググッと押し当てる。
「はぁ~~~はぁぁぁくくくぅ~~…」
思春期の終焉をまじかに控えながらも、やや少女らしさの残るふっくらとした頬にバンダナが激しく食い込む。
薄ガングロの肌とは対照的な白い歯でバンダナを噛み絞め、堕落した友人への抵抗を示すかのように健気な表情をみせる由美子…。

「むぐううぅぅーッ!!」
PPロープが手首と足首に食い込む痛みに、轡代わりのバンダナを激しく噛み締め、こもった悲鳴を上げる由美子。
「きゃはは、最ッッ高ぉ!! まるで豚の丸焼きじゃんッ」
奈央が快哉を叫ぶ。
ビニールロープで縛られた両手と両足首をさらに一括りに纏め上げられた由美子は、室内用のハンガーラックのポールから吊るされてしまったのだ。
仰向けに宙を仰ぎ、健康的なナマアシを天に向け突き上げたまま宙ぶらりんにされた由美子は幼馴染の言葉通り、豚が丸焼きにされたような格好だ。
床から1mほどの高さにぶら下げられた由美子の貌が逆さのまま力なく垂れさがり、即席で染め上げたやや栗色のロングヘアがカーペットをこする。
「ゆみってムカつくくせに、妙にお人よしだよねぇ こうも、簡単に騙されて監禁される娘なんて今時小学生でもいないと思うけど… でも、いくらあんたがお人よしでも、さすがにこれだけの目に遭わされたらキレるんじゃない? ほらほら、こいつらにあんたのみっともない格好を見てもらいなさいよ」

Yumiko erotic suspense その4

第4章

待ち合わせの場所から少々離れた、ワンルームマンションで奈央の「パパ」とされる中年の男と向き合った由美子は真剣な表情で切り出した。
「お願いです、奈央とはもう関わらないでください この娘もあなたとはもう会いたくないといっていますし、あなただってお勤めがあるでしょう? 会社に知れたら…」
そこまで口にした由美子は、年上の男性を脅迫するようなはしたなさに気が付き口つぐんだ。
「とにかく、私が言いたいのはそれだけです ほら、奈央ちゃん、あなたからも」
傍らの幼馴染を促しながら、由美子は我がことの大事な証文を求めるように、身を乗り出す。
「約束してください! 今後、奈央に会わないと」
由美子の真摯な要求に、意外な言葉が男の口から出る。
「いいよ 約束する 今後、奈央には会わない 今日がぎりだ」
安堵したように幼馴染に微笑みかける由美子。
奈央はニヤついている。
だが男が言葉をつづける。
「ただし、条件がある アンタのシミつきのパンティを戴きたい」
怪訝な顔をする由美子に男は続ける。
「ほら、今、履いているあんたのパンティだよ 今朝方電車の中で感じちまってアヘ貌を存分に見せたことを忘れるわけはないだろ」
その時、部屋のクローゼットとバスルームから2人の男が現れる。
そのうちの一人には由美子も見覚えがあった。
そう、今朝さんざん彼女を辱めた痴漢男、その人だ。

「あなたは…!」
「とっくに気がついてると思ったけどなぁ あんたが向き合っている男はあんたの右手を必死につかんでた男だぜぇ そっちの男は左手を そしてコイツはあんたを売った女だよ」
男は奈央を指さす。
「ど、どういう事…奈央ちゃん?」
向き直った奈央は小悪魔的な笑みを浮かべ、立ち上がる。
「まだわかんないの?、ゆみ… 私はね、あんたを売ってこの人たちと取引したの ‘館’へ行っている娘のパンティが欲しいってこいつらが言うからあんたを紹介したわけさ そう、あんたに電車の中で痴漢をさせたのも私だよ ただの下着よりスケベ汁の付いたパンティの方が高く売れるんだってさ パンティには持ち主の写真が必要だったから、あんたに来てもらったっていうわけ」
「館」とは女学館の通称だ。
名門女子高に通う女子生徒の下着や持ち物を高く取引するビジネスが存在することは由美子も知っていたが、まさか幼馴染が自分の下着を狙って男をそそのかしたばかりか、痴漢行為までけしかけるとは…。
由美子にとってはこの上ないショックだ。
そんな彼女にさらに追い打ちをかけるように奈央が嘲笑を浴びせる。
「それにしても、あんたの今朝のアヘ顔は最高だったねぇ クリちゃんをいじられた位であんなスケベな顔をしたのは、あんたくらいだよ」
由美子は屈辱感と羞恥心で、ガングロに変身した薄チョコレート色の美貌を紅色させ、瞳に涙をにじませる。
17歳の純粋な乙女にとっては、親友の裏切り行為は何よりもこたえる。
奈央は自分を売り渡したばかりか、電車の中で辱められる彼女を心行くまで愉しんでいた…。
だが、妙に気品のあるガングロ令嬢の涙は、非情な幼馴染をさらに燃え上がらせたようだ。
昔ながらのスベ公の口調で男たちを上目づかいで見つめ煽動する。
「ねぇ、あんたたち この娘のパンティが欲しいんだろ、それもこいつの写真付きで… だったらパンティはもっと高値が付くようにしてやろうかぁ?」
男3人の方が戸惑うほどに、奈央は悪辣な表情を浮かべている。
「俺らは、このお嬢さんの写真だけ取れれば十分だぜ これじゃ犯罪まがいだろ…」
痴漢男はやはり小心者のようだ。
「なっさけない男! お嬢様の下着もらうくらいで満足してんじゃないわよッ アンタたちが一生の間でお話しすることもできないようなお嬢さんと‘逆玉’に乗るチャンスなんだよ うまくいけばかなりの小遣いが稼げるよ」
奈央の罵倒と叱咤と、そして甘言の入り混じった誘惑に男たちは躊躇いながらも顔を見合わせ、そして頷いた。
「よし、じゃあ決まりだね まず、あんたたち…この女を縛って! ルーズソックスは脱がして裸足にして それから、騒がれると困るから猿轡をかまして!」
                  

Yumiko erotic suspense その3

第3章

16時。
都営バスを降り、再び京王渋谷駅に向かう由美子は胸騒ぎを覚えながらも定期入れを鞄から取り出した。
朝の不快感は授業中まで消えることはなかった。
通学中とは打って変わって清楚な膝まで隠れるスカート姿だ。
彼女たちの大半は学校外では別の顔を持つ。
由美子とて多数の仲間と別の行動はとりにくい。
優等生ではあるものの、年相応のやんちゃな姿も校外では晒さねばならないのだ。
通学途中の超が付くほど短いスカートはカバンの中にしまい込んである。
しかし、そのスカートが理由で朝の淫靡な体験に巻き込まれたと思うと、しばらくはこの清楚なスタイルを貫きたくなる由美子だ。
「ゆみぃ~~ゆみ!」
自分にその呼び方で声をかける少女は少ない。
振り返ると案の定だ。
近所に住む幼馴染、片瀬奈央の姿があった。
奈央とは学校は違う。
それなりの家柄選考を行う東京女学館に入学できるほど、彼女の家は裕福ではなかった。
女同士は親友と思えても、実態は複雑だ。
そのことを知っているだけに聡明な由美子は、彼女のプライドや対抗心に配慮して気を遣っている。
公立校に通う彼女と渋谷の白鳥とまで言われる美しい制服姿では、できるだけ会いたくないというのが本音だ。
「ひさしぶりぃ~奈央ちゃん 元気だったぁ?」
2人の少女は両手を合わせて笑い合う。2人はしばし、近況を語り合う…。

渋谷のセンター街を片瀬奈央の傍らを仁科由美子は寄り添うように歩く。
その姿は先ほどまでの清楚な令嬢女子高生とはやや趣が異なる。
漆黒の髪はやや薄金色に染め上げ、肌は当時流行していた薄いガングロメイクを施し、今朝方痴漢に遭った元凶である超ミニスカ姿だ。
そして女子高生の象徴ルーズソックス。
奈央が手持ちのアイテムで即席に由美子をギャルに仕立て上げたわけだが、これだけの品性を損なうはずの「装飾」にも、仁科由美子は良家の娘らしく気品を保っている。
それどころか、そんなスレ具合すら彼女の美しさを引き立てるアクセサリーになっていた。
だが、由美子はそんな自分の姿よりも、隣を歩く幼馴染を案じている。
彼女は先ほどまでの会話を思い出していた。
『ねえ、ゆみ 今日これから時間ある?』
そう切り出した彼女は由美子に付き添いを申し出たのだ。
『29歳のリーマンなんだけどさぁ、うざいったらね~のよ』
久しぶりの幼馴染との会話で地が出たのか、彼女の言葉は乱暴だった。
奈央はどうも、援助交際をしているようだ。
Hなしの「お友達」を条件にした建前のみのお付き合い。
奈央にとっては会うたびに小遣いをくれる体の良い「パパ」。
しかし、現役女子高生と‘会う’だけでは満足できなくなるのは男としては何ら不思議ではなく、本番を迫られ続けている。
そこで、同伴でその男に別れを切り出したい、という事らしい。
『ねぇ、私こんなこと頼めるのはゆみしかいないんだ 学校とかに知れたらヤバいし』
思えば、幼いころから、どこか妹のように甘える奈央を庇ってきた由美子は今回も承諾した。
『あ、でも、ゆみのそういう優等生みたいな恰好はやめた方がいいよ あいつ、今度はゆみに言い寄るかも ゆみは校則厳しいし、お父さん立派だし、変な奴に付きまとわれたら困るっしょ』
ゆえに、由美子はこのギャルスタイルに変身したわけだ。

Yumiko erotic suspense その2

第2章

「駒場東大前~~」
不幸にして、由美子の乗車した列車は各駅停車だ。
加えて猛ラッシュで通常は十数分で終点、渋谷に滑り込むこの列車も数分の遅れで運行されている。
その分、この半レイプ的な由美子への猥褻行為は続くわけだ。
(あぁ…あと2つで…渋谷… 早く…、早く着いて)
この男たちがいかに執拗といえど、大勢の人々が降車し、駅員も見張る渋谷駅でこんな蛮行を続けられるはずはない、
そんな確信があった由美子はただただ、終点まで耐えようと試みる。
井の頭線は駅の間隔は短い。あと4分も我慢すればこの生き地獄からは解放される。
(頑張れ、頑張るのよ、由美子)
自らを鼓舞する由美子。擦れあう太腿の間はもうヌルヌルに濡れていた。
と、徐に男の指の動きが止み、彼女の膣内から引き抜かれた。
「はぁ…」
思わず甘い吐息が漏れた。
太腿はまだガクガクと痙攣したままだ。
意に反した快感を与え続けられる、いわば公開処刑は終わりという事か?彼女が油断したその直後、再び「異物」が由美子の中に侵入する。
辱めから解放されて、包皮に覆われかかったクリトリスがその異物の先端で再び扱かれ始める。
(な、なに、これ!? こ、このままじゃ、このままじゃあ…私…)
女の突起物に走るひんやりした感触から、それがボールペンらしいものであると確信した由美子。しかし、彼女になすすべはない。
さらに男は存分に由美子のソレを苛め抜くと、意地悪くも今度はその異物をクリトリスに押し付けてくる。
渋谷に近づくにつれ、井の頭線は緩やかなカーブやポイントのため左右に激しく揺れる。その振動や車内に伝わるたびに、由美子の女陰に突き立てられた異物は快楽の波を作り、彼女を悦楽の坩堝に突き落とす。
ガタンガタン…
「あうぅッ」
タタン、タタン…
「ひぃうッ」
由美子はこれほどまでに数分間を呪ったことはなかった。兎にも角にも口を何かで塞いでほしかった。
この夥しい乗客の前で、自分の痴声を聴かれないためにも。
「渋谷まで持つかなぁ」
男の声が頭上で嬲るように響いた…。

渋谷駅の公衆トイレにどうにかたどり着いた由美子は、純白の下着にぬるりとした無色の液体が大きなシミを作っていることに絶望にも似た感覚を覚える。太腿の痙攣はいまだ止まず、クリトリスもヒクついている。
男は渋谷駅のホームに滑り込む寸前に由美子の女陰から異物を引き抜き、去り際にこう囁いた。
『よく我慢したね』
と。両手を拘束していた男たちも立ち去り、恐怖とも屈辱とも理由のわからぬ肉体の震えを抑えながら、トイレまでたどり着いたのだ。
由美子は先ほどまでの数分間の体験を白昼夢のように思い返しながら深くため息をつく。
この性欲の証を再び身につければ、陰毛も透けてしまいさぞかし破廉恥な姿であろうと彼女は観念する。
想像通り、パンティの女陰部や肛門部に至るまでの広範囲に濡れ地味を作り、加えて女陰がまだぬるっとした液体が糸を引いていることに不快感を覚えた由美子はティッシュでその始末をする。
由美子にも性欲はある。先ほどまでの妖しい痺れを思い返した由美子はいっそ、ここで己を昇華させたいとまで思ったが、通学途中であることを思い返しとどまった。


Yumiko erotic suspense その1

第1章

20世紀末のある初夏の朝のこと…。
仁科由美子は杉並区永福町にある自宅を出た。
「お父さん、早く食べないと遅刻するよ」
母を亡くして以降、主婦替わりも務める由美子は父の食事をテーブルに並べ、彼の着替えの支度をソファにならべると、ブルーのリボンが艶やかな東京女学館のセーラー服を翻し、玄関に走りながら父を促す。
都内の大学で教鞭をとる父は、温厚な教育者そのままに、キッチンチェアに身体を沈めたまま朝日新聞を眺めたまま穏やかな笑みを愛娘に送る。
だが、己の身支度一切合財には何の関心もないという態度を示しながらも、出かけようという娘の姿にやや顔をしかめた。
「おい、由美子 少しスカートの丈が短すぎやしないかね?」
父の視線は由美子の膝上20数㎝にまでたくし上げられたスカートの裾から伸びるやや健康的な太腿に注がれる。
ちょっぴり気まずそうに俯く由美子。17歳という年齢以上にしっかり者で親の手を煩わせない愛娘をだれよりも信頼している父だ。
時にはいまどきの流行を己の中に取り入れたいと思うことをとがめるつもりはない。
しかし、規律の厳しい東京女学館に通わせている以上、それは尊守させるべきという教育方針を持っていたし、何より美しく成長した由美子が世の男を扇情的に誘うようでは困る。
そんな思いもあっただろう。
確かに清楚かつ聡明さを絵にかいたような17歳の由美子だが、一方、で楚々とした表情とは裏腹に成熟した女の肉体美を隠しきれずにいるのも事実だ。
「大丈夫! お父さんこそちゃんと食べて元気にお仕事しないと天国のお母さんに心配かけるよ じゃね!」
反抗期の香りを父を想う心で押し殺し、由美子は上質な鞄を手にし、ドアを女の色香を漂わす身体で押し開けた。

渋谷に出る井の頭線の混雑は毎朝のことだ。立錐の余地もないドア付近のスペースで160㎝以上あるすらりとした肢体を伸ばしながら電車の揺れに身を任せる由美子。と、その太腿に生暖かい感触が走る。
(まただ…)
とっさにそれが痴漢だと察した由美子は、身を固くした。井の頭線の痴漢の多さは有名で、由美子自身このセーラー服を纏っての登校途中に十数回は被害に遭っている。
だが、たいていは身を捩ったり、たぶんは被疑者と思わしき男を睨むだけで退散するケースがほとんどだ。
軽度の性犯罪を犯す人間は小心者である場合が多いことを彼女は知っていた。強気に出れば、打開できる―――しかし、今日は違った。たいていの痴漢は背後から臀部をまさぐり撫でまわす程度だ。
だが、今日の相手は正面にいた。大胆にも由美子の丈の短いスカートを人波の中でじわじわとたくし上げた男は、前から太腿に両手を這わせ、粘着質に愛撫を始める。
嫌悪感と恐怖に耐次の駅に滑り込む。えながら、由美子は己の正面に立ち、今にも抱き付かんばかりに肉体を密着させてくる男を睨もうとした。が、その時、列車は次の駅に滑り込むべくスピードを落とす。

『次は明大前、明大前ぇ~~』
明大前駅は乗り降りの激しい駅だ。
別の路線とのジャンクションでもある故、多くの乗客が列車を降り、また乗り込んできた。
悪いことにドア付近にいた由美子は背後からのラッシュアワーに飲み込まれ、正面の「軽犯罪者」に身体を押し付けられる羽目になった。
胸元のリボンが男の白いシャツに密着する。同時に相手のタバコと、卑劣な行為の緊張感からくる汗と、得体のしれない混合臭が由美子の鼻腔を突く。
頭一つ分、背の高い相手の顔を恐る恐る見上げると、痩せてはいるもののどこか脂ぎった男はにやついていた。
気色の悪さに震える間もなくがたんと、列車が動き始める。
と、同時に由美子は今朝履いてきた白いパンティーの上から、大陰唇のラインをなぞられる感触に声をあげそうになる由美子。
(ま、まさか、そんなことまで…?)
しかし、女陰をまさぐられた事を公衆の面前で知られるのは17歳の少女にとって耐えがたい屈辱だ。
季節は初夏だ。弱冷房の車内は寒くはない。
だが太腿を軸に全身にカクカクと震えが走る。
それが、恐怖によるものか、屈辱によるものなのかはパニックに陥りかけた由美子にはわからない。男の指遣いは絶妙だった。
女陰を弄り慣れたその所作に、由美子は奇妙な炎が心に灯ることに気が付く。パンティの上から、乙女のワレメをこじ開けるように激しく指を突き立てるではないか。
30秒と経たぬうちに、由美子は純白の下着に彼女の性欲の証である聖なる液体が飛び散る感触を覚えた。
「んんッ、あぁ…」
走行音の響く車内でなければ彼女の喘ぎは周囲の乗客の耳を刺激していたに違いない。
そんな羞恥心を掻き立てる暇さえ与えぬ淫靡な策が由美子を翻弄する。
男の指はパンティの押しのけ、由美子の膣内に無作法にも侵入してきた。
中指と薬指らしき二本の「角」が、まるで少女の弱点を突くように膣内を弄る。
(あぁ…怖い、で、でも熱い、熱いよ、アソコガ…誰か助けて)
由美子は心の中で甘美な喘ぎを漏らしながら助けを求める。
快楽の波に嬲られていることも、助けを求めていることも声に出せないとは皮肉なことだ。
そんな由美子をさらにいたぶるように初めて男が口を開く。
蚊の鳴くような小さく低い声。まるで由美子を抱きすくめるような姿勢も、超満員電車では怪しむ者もない。
「ブラの下で乳首も勃ってきてるんだろう? オッパイは割と小さいね Cカップ? …やっぱりクリちゃんは感じやすいんだね」
ギリシャ語にして「鍵」を意味する突起物を公衆で弄ばれるという悦楽地獄に、由美子はむせぶ。
いっそ、そんな行為で声を発するくらいならば、猿轡をかませてもらいたい、そんな気分だった。
男の指の腹に勃起しきったコリコリのクリトリスをなぞられるだけで由美子は気を失いそうな快感の坩堝に突き落とされる。
(あぁ…次の駅で何とか降りられないかな? このままじゃもう…)
由美子が熱り切った肉体を人波の中でわずかに捩ったその時、彼女はあることに気が付いた。
左右の背後から手首を鷲づかみにされているではないか。
それも2人がかりで…。
「声を出したければ、大丈夫だよ 君の後ろにいる2人は僕とグルだから…」
男が陶酔したように囁く。いわば、組織ぐるみでの犯行ともいうべき痴漢行為。由美子はそんなトライアングルゾーンに囚われてしまったのだった。

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