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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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高校時代の思い出 あとがき

あとがき
この小説は私が以前発表した、「少年探偵団の思い出」と「新婚時代の思い出」との間に入るべきものですが、当初二編の小説を書いたときは高校時代のことを書こうとは思っていませんでした。
そのような中で何故この小説を書くに至ったかと言いますと、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のアキちゃん、ユイちゃんの高校の制服が可愛くて、その制服を着せた女子高校生が縛られている絵を描いてみましたら、その絵にあった小説も書きたくなり、高校生のお話ならば少年探偵団で登場させた健二と裕子の高校時代の物語にしようと思って書き上げた次第です。
急遽思い立って書き始めましたので、以前の二編の小説と符合しないところもままありますが、素人の書くものですのでその点はご容赦ください。
ここに書かれている裕子はDIDの対象として理想的な女性であり、もちろんモデルがいるわけではなく、私がこんな女性がいたらいいなあと思って書きました。
また、小説と同時進行で挿絵も描いていったら、場面場面での情景を描きたくなってしまい、昔少年雑誌に載っていた絵物語みたいにたくさんの挿絵ができあがってしまいました。
相変わらず、つたない文章と下手な挿絵ばかりで申し訳ありませんが、このようなものでも読んでいただけたら幸いです。

高校時代の思い出 その4

第4章

私は裕子を座らせてその前に私も座り、裕子の肩にやさしく手をかけて「裕子ちゃん、いきなり縛ってごめんよ。どうしてこんなことをするのか今から話すからよく聞いてよ。いいかい、裕子ちゃん、僕は君のことがかわいくて、かわいくて、好きで、好きでたまらないんだ。だから誰にも君を渡したくない。僕の手元から逃がしたくない。だから、君の自由を奪うために縛ったんだ。そして、君が誰かに助けを求めたり、他の誰かのことを好きだと言えないように猿轡も噛ませたんだよ。裕子ちゃんが危ない目にあったら、必ず僕が命がけで助けてやるから、誰も呼ぶ必要もないだろう。裕子ちゃんを誰にも渡したくないんだ。僕の気持ち、わかってくれるかい。」
「ううう、ううう、くく、ううう。」裕子の言葉は猿轡のためにくぐもっていますが「健二さん嫌い。でも大好き。」と言ってこっくりとうなずきます。

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「わかってくれたんだ。裕子ちゃんありがとう。それにこんなひどい目にあわせてごめんよ。でもこうやって縛られて猿轡を噛まされた裕子ちゃんは本当にかわいいんだ。昔の探偵ごっこを思い出したよ。でもあの事件のことを思い出させたかもしれないな。さっきは悪者役で縛ったけど今度は助けにきた正義の味方だよ。でもすぐには助けないよ。ほら、裕子こんなことをされるのはどうだ。」
私は裕子の後ろに座り、背後から裕子の肩を押さえてもう片方の手で上下を縛られたために胸のこんもり盛り上がっているところをさわります。
制服の上からですが軽く揉んでやると裕子は猿轡の下で呻き声をあげるのです。
「どうだい、いいかい、うれしいかい。」裕子はこっくりとうなずくのです。
「裕子ちゃん、縛られた自分の姿を見てみるかい。ほら、立ってご覧。」
私は裕子を立たせて鏡の前に連れて行き、縛られ猿轡を噛まされた自分の姿を見せてやるのです。
裕子は最初いやがりますが、私が後ろからやさしく肩に手をかけてやると、うっとりしながら私のほうを見つめるのです。

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そこで私は裕子の猿轡をはずし口の中のハンカチを出してやって、私の口をつけてキスをしてやります。
キスをしたまま両手を縛った紐の結び目を解き、胸の縛りも解いてやると裕子は私にしがみついてくるのです。
唇を離すと裕子は「健二さんのバカ、意地悪、嫌いよ。いつも裕子のことをいじめてばかり、もっとやさしくできないの。裕子怒ってるぞ。でも、でも、健二さんは裕子の命の恩人ですもん。だから健二さんにはどんなことをされてもいいと思ってるの。本当は大好きよ。」と言って強く私にしがみついてきます。
そんな裕子を抱き上げてベッドに運び、再び唇を重ねてベッドの上でしばらくの間抱き合っていました。
このときのキスが二人にとって初めてのキスだったのです。
そしてこれ以上のことはしませんでした。二人ともまだ幼くてそれ以上のことを考えてもいませんでした。
いわゆる純愛物語がその後も続いて、結局二人が本当に結ばれたのは結婚した後の新婚旅行先のホテルのベッドの上だったのです。
もちろんピンクのワンピースを着た裕子をホテルの浴衣の紐で縛りあげたうえ猿轡も噛ませてやりました。
このあとのことは以前に書いた「新婚時代の思い出」に続くことになります。


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高校時代の思い出 その3

第3章

裕子の屋敷は昔のままです。
二人は二階の裕子の部屋へ入りました。
あの事件のとき、裕子が二十面相の手下に縛られて猿轡を噛まされて椅子に縛り付けられていた部屋です。
助けに入った私も縛り上げられて裕子は一味にさらわれる直前に明智小五郎や警官隊に助けられたのでした。
あのときと比べると机と椅子は一回り大きなものにかわっています。
そして、本棚には、若草物語や、小公女、家なき子、女学生の友といった女の子向けの本の他に、少年探偵団シリーズが全巻そろって並べてあります。
「へえー、裕子ちゃん、少年探偵団シリーズ全部持ってるんだ。女の子にしては珍しいね。」
「だって、健二さんや明智先生、小林さんたちの活躍がみんな載ってるんですもの。ねえ、この「狙われた少女」というのを見て。これ、私たちのあの事件のことが書かれているのよ。事件の一年あとに出版されたのよ。」
「ああ、それなら僕も買って読んだよ。あの事件のことがそのまま書かれているんだね。鼻猿好男という人が挿絵を描いていて、裕子ちゃんが縛られて猿轡されてるとこなんかきれいに描かれているけど、僕なんかはつけたしみたいに、いい加減乱雑に描かれていたもんな。いやになったよ。」
「そうだったかしら。でもあのことはもう思い出したくないわ。健二さんもそうでしょ。」
「そうだね、裕子ちゃんは怖い目にあったんだから、思い出したくないよね。でも、僕は実を言うとそうでもないんだ。こんなものも持ってきたし。」
私はバッグからさっき襷にして使った白い紐を取り出しました。
「あら、それなあに。それを何に使うの。」
「これかい、これはさっき僕が使ってた襷だよ。今からこれで裕子ちゃんを縛ってやろうと思ってるんだ。今から俺は悪者になってやる。おい、お嬢ちゃんおとなしくしな。」私は片手に紐を持ってもう一方の手で裕子を捕まえに行きます。
「どうして健二さん、私縛られるのいや。やめて、やめてください。健二さんお願い。やめて。」
「ふふふ、裕子おとなしくするんだ。いい子だからね。」
私は裕子の左の手首をつかむと、後ろに捩じ上げて壁に裕子を押し付けます。
右手も背後に捩じ上げて両手を重ね合わせて紐で縛り上げます。
そして、残った紐を胸の上下に一巻きづつ回して背後で両手首を縛ったところに結び付けて高手小手に縛ってしまいます。
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いや、いや、健二さんほどいて、どうして裕子をいじめるの。やめて健二さんなんか大嫌い。助けて。お願いほどいて。」
「大きな声をだすんじゃないよ。ようし、こうなったらさっき絞めてたこの鉢巻で猿轡も噛ましてやる。ほらこのハンカチを口にくわえてな。」
私は裕子の口に無理矢理ハンカチを押し込んでやります。
「猿轡なんてしないで、いやいや、ああ、くくう。」
ハンカチを押し込んだ後、私は裕子の口の上から百発百中の手拭いで猿轡を噛ませます。
字が書いてある方を裏にしてあるので、真っ白な猿轡になりました。
裕子は私のほうを見て呻き声をあげます。「ううう、くく、ううう。」猿轡のために何を言っているのかはっきりとはわかりませんが、「健二さん、嫌い。ほどいて。」と言っているようです。

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高校時代の思い出 その2


第2章

そして文化祭の当日です。弓
道部の模範演技は三十三間堂の通し矢と同じ60mの遠的を射るもので、通常の弓道場では長さが足りないため、運動場に特設の射場を設営して行います。
この演技に参加できるのは弓道部の3年生男女に限られていて、男子は紺色の弓道着に紺色の袴を着け白い襷をかけています。
女子は白い弓道着に紺色の袴を着用したうえ、胸当てをして赤い襷をかけています。
1時丁度に出演者が勢ぞろいして競技が始まります。
男子が3名、女子が2名ですので、男子、女子、男子の順番で行います。
私の順番は3番目です。頭には百発百中と紺色の字を書いた白地の手拭いの鉢巻を結びました。
裕子は健二の雄姿を見ようと射場のすぐ横の席に座っています
。声をかけて応援しようと思いましたが、健二の心が乱れて的をはずしてしまうのではないかと思い、黙って心の中で祈ることにしました。
所定の位置についた私はまっすぐ正面の的を見たあと、裕子の方をそっと見て少し微笑みました。
裕子は心の中で、「健二さん、落ち着いて的に全部当ててください。」と祈ります。
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私は再び的を見つめて静かに矢をつがえ弓を満月のように引き絞り、方向角度を合わせて矢を放つと、矢は唸りを挙げて飛んでいき見事に60m離れた的の中心近くに突き立ちました。
みなの歓声が上がる中、私は次々と5本の矢を放ちすべて的に命中させたのです。
大歓声の中、私はみなに一礼し射場を下り、裕子の横にいき話しかけます。
「裕子ちゃんが祈ってくれたおかげで全部的中することができたよ。ありがとう。僕はみんなの演技が終わったら着替えてくるからここで待っていてね。あと、他の展示なんかも見て一緒に帰ろう。」
「健二さん本当にかっこよかったわ。私、はらはらしながら見てたのよ。でも、絶対全部命中するって思ったわ。だって一生懸命お祈りしたんですもん。今日はお父さん、お母さんも誘ったんだけど、お父さんはアメリカへ出張しちゃったし、お母さんは女学校の同窓会だって出かけて行って夜まで帰って来ないんだって。ねえ、健二さん、裕子のおうちへ来てくれる。一人ぼっちで寂しいんですもん。」
「そうか、お父さんもお母さんもいないのか。わかった、じゃあ一緒に帰って裕子ちゃんのおうちに久しぶりに寄せてもらうよ。」
「うれしいわ。じゃあ待ってます。」
他の部員の演技もすべて終り、5本全部命中したのは私だけだったのです。
的や射場をみんなで片付け、部室に帰って制服に着替えて、弓道着と襷、鉢巻の手拭いをバッグに詰め込んで裕子の待っているところに駆けていきます。
「お待たせ、お待たせ。どっか見たい展示はあるかい。」
「ううん、あんまり興味ないから早く帰りましょう。いいんでしょう。」
「ああ、僕は午前中に見たいところは見たからいいんだ。じゃあ、帰ることにしようか。」
私たちは裕子の家に向かって歩き始めました。
私の学校からは歩いて20分くらいのところなのです。
道々話した内容は、私がこれから受験する大学は電気系を目指していて、卒業したら裕子の父が社長をしている会社に入りたいと思っていること。
あの事件当時はおじいさんが社長をしていましたが、2年前に亡くなって今は娘婿である、裕子の父親が社長になっているのでした。
裕子が高校でやっている部活は、コーラス部と、茶道部に入っているというのも話してくれました。






高校時代の思い出 その1

第1章

私は高杉健二。
以前「少年探偵団の思い出」「新婚時代の思い出」を紹介させてもらいました。
その中で、少年探偵団時代の事件のあとは、裕子と結婚するまで探偵ごっこはしなかったと書きましたが、実を言いますと高校時代にも探偵ごっこではありませんが、裕子と今でいうDIDプレイをしたことがあったのです。
今回はそのときのことを書いてみたいと思います。

小学校から中学校、高等学校と私はすべて公立の学校に通いました。
裕子は前にも書きましたが、お嬢さま学校の花園女子学園に小学校から大学までずっと通っていましたので、あの事件のあとあまり会うこともなかったのです。
裕子との久しぶりの出会いは私が高校3年生で彼女が2年生のときでした。
学校からの帰り道で偶然一緒になったのです。
そのころ私の高校は男子はみな丸坊主にするよう校則で決まっていましたので私も丸坊主で制帽をかぶっていました。
彼女は高校の制服である、紺色のブレザーに同じ色のプリーツのスカート、白いブラウスの襟元にはえんじ色のリボンを結んでいて、少し大人っぽくなり本当にきれいになっています。
私は裕子に向かって手を振って声をかけました。
「裕子ちゃん、久しぶりだね。元気そうだし、なんだか楽しそうだよ。」
「健二さんも、お元気みたいね。運転手さんが高齢になっておやめになったので学校まで電車で通ってるの。そしたら仲良しのお友達とも一緒に帰れるし、こうして健二さんとも会えるしそれで楽しそうに見えたんだと思うわ。」
「そうか、そしたらこれからも時々一緒に帰れるね。電車通学だと色々社会勉強にもなるしね。あ、そうだ、再来週の日曜日に僕の高校で文化祭があるんだ。部活は弓道部に入っていて、その日弓道場で模範演技を披露することになってるんだ。3年生は三十三間堂の通し矢みたいなことをするんだ。1時からだから裕子ちゃん是非見に来てくれないかな。」
「本当!見たいわ。絶対に行きます。健二さんの晴れ姿見たいから。」
「ありがとう。でも裕子ちゃんが見てたら緊張して的をはずしてしまいそうだな。でも、一生懸命がんばるから絶対見に来てよ。」
「ええいいわ、全部真ん中に当ててね。祈ってるから。」
その後も文化祭の当日まで2回くらい帰り道で出会って、進学のことや、部活のことを話しながら帰ったりしました。


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