FC2ブログ

プロフィール

ベスト

Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


「怪兵と亜美」第4弾

12章

「すみません。・・・・それで、三枝子に猿轡を噛ませておとなしくした後に、何故誘拐されたのか?目的はなんなのか?を千冬さんが、三枝子に言って聞かせました。平山宏彦氏が自殺したこと、手記があって2人の行状も読ませてもらったこと。亡霊が現われ、ここにいる桔梗さんの実兄の陰間寺住職の玄竜さんから、2人に誘拐依頼書が来ていること。これから2人は九州に行くこと。それから先は・・・・・。そして、もう一つは、貴女の愛人だった「井沢の丹衛兵」が預かった血書瓶を探していること。・・・・これらのことを話し、素直に在り処を白状しなさい。しなければ大変な拷問が持っていると静かに言って聞かせたのです。・・・・・山崎三枝子は、完全にパニ食っていて、拷問もせずに完オチ状態でした。彼女にとっては、生まれて初めての緊縛だったことでしょう。平山宏彦氏の手記を読んだ限りでは、いくぶんのSッ気、Mッ気はあるかもしれませんが、DID心を持った女ではなかったようです。これまでやってきたことは相当の悪女で、男を随分手玉に取っているはずですが、根は小心者で拷問に耐える度胸も胆力も持ち合わせていないのです。生まれて初めて噛まされた猿轡をマジで噛み込んで、怯えていました。
まあ、自分が噛ませた手前言うのも変ですが、結びコブがかっちり口に嵌りこみ、綺麗な絵のような結びコブ噛ませ猿轡顔が仕上がっていました。これは中々の逸品です。」

庄次はスマホの写真を取り出して、山崎三枝子に噛ませた猿轡の出来栄えを自慢しました。
確かに言われて見れば、ブラジャーとショーツ姿で高手小手に緊縛され、綺麗な顔の正面で自己主張する結びコブは中々の美しさです。世に言う「猿轡顔が絵になる」女なのです。

庄次が続けます。
「これもさっきの世界中の女性の猿轡顔の続きですが、この山崎三枝子は、猿轡が絵になる顔なんですよ。平山宏彦氏も猿轡マニアですから、本能としてこの女の顔に惚れたんだと思います。猿轡が似合う顔の作りって、人相学としてあるんです(キリリと断言)。・・・・・
でも、後の話になりますが、この山崎三枝子は、陰間寺で相当辛らつな折檻を受けたようです。いや受けました。桔梗さんからそんな話を聞きました。その動画のDVDもあります。それはそれは、可哀想なほどです。本当に厳しくて辛い猿轡を頑丈に噛まされ続け、何といっても大勢の男性の前で尻の穴までも嬲られ、弄ばれ、たくさんの男から強姦され、ぼろ雑巾になってから、海外に売り飛ばされたと聞いています。海外でも男性たちの慰めものではなく、マカオにいる華僑のご婦人たちの奴隷というか、家畜のような扱いを受けているそうです。平山氏の怨念なんでしょうねえ。本当に過酷な運命が彼女を襲ったようです。  では話を続けます。
{さあ、血書瓶をどこにやったか白状しなさい!!}
{・・・・・こっくり・・・・}
素直にしゃべる意思表示の為、千冬さんが猿轡を外してやりました。
実は、この時も中々絵になるシーンでした。
手荒に千冬さんが、顔の手拭を顎に引き下げ、指で中のブリーフを引き抜いたのです。
千冬さんの姿もかなり絵になりました。内心「かっこいい!!」と叫んでいましたから。

そして三枝子が言うには、血書瓶は吾妻橋から「隅田川」に捨てたというのです。
こんなものを持っていたら、危険なような気がして、旦那から絶対に捨てるな!と厳命されていたが、咄嗟に恐くなって橋から捨てたというのです。
本当です。決して嘘はいいません。信じてください。涙目になって主張する三枝子に嘘はありませんでした。
間違いなく血書瓶は流れて東京湾の海の底にあると思いました。桔梗さんと千冬さんに虚脱感が生まれました。少し長い沈黙でした。家捜しで見つからなかった時から、覚悟は出来ていたようですが・・・・やはり3億円ですからね・・・・・かすかな期待を込めての尋問だったようです。・・・・2人して大きなため息を付いた後、桔梗さんが、{ちょっと打ち合わせしましょう?・・・・庄次さんも・・・・この女に猿轡を噛ませてから来て頂戴!・・・この女は、隣の部屋に押し込んでいて!}と言いつけ、桔梗さんと千冬さんは、別室で今後のことを協議し始めました。
私も、すぐに三枝子に猿轡を噛ませ・・・もちろん、さっき口から抜き取った私のブリーフをもう一回詰め直して噛ませましたよ(笑)・・・・協議に加わりました。・・・・桔梗さんと千冬さんは、残念だけど血書瓶は無理で、2人を九州の陰間寺に連れていく。そこで、合計3億を桔梗さんと千冬さんとで山分けしよう。まずは、三枝子を連れいく。
そこで玄竜さんから2億円貰ってくることになったのです。桔梗さんが陰間寺に連絡すると、陰間寺の僧侶が、引き取りにくることになりました。実は寺が大型リムジンバスを保有しているのだそうです。バスの内部は完全に外部とは遮断され、中にはトイレ、バス、ベッドが装備されていて、ホテルの部屋の気分で移動が出来るのだそうです。住職の玄竜さんが移動するときに使われるそうです。そのバスを使って配下のお坊さんたちが、三枝子を引き取りにくるようになったのです。九州を出発してから東京まで、丸1日以上かかります。その間は、真希と三枝子を徹底的に嬲ってやろう、私たちも死んだ平山宏彦氏の霊を慰めてやろう(笑)ということになったのです。


「怪兵と亜美」第4弾

11章

「正直、あの猿轡のシーンは、内心びっくりしました。千冬さんって、さっきも言いましたが、元女医さんだったようですし、何か家は裕福な家庭のお嬢さんだったと聞いていて、温厚で柔和な知性的な美人というイメージだったのです。M女性で、いつも桔梗さんが責められ、口ごたえもせずに、猿轡を噛みながらじっと快感を味わっているような・・・・
本当にどこか気品がある美人なんです。
明るい女性ですが、清楚な感じがするお嬢様キャラで捉えていたのですが、この時の千冬さんは、Sッ気たっぷりで、完全に屈服している真希に「さあ、口を開けなさい!」とピシッと命じました。真希は{お願い!もう騒がないから、猿轡はやめて!}そんな眼で千冬さんに哀願しているように見えましたが、千冬さんはとてもクールで、真希の顎をクイと持ち上げ、自分が脱いだブルーのショーツを口に捻じ込んだのです。{さあ、猿轡を準備するから、吐き出したらまた折檻よ!}といいました。飼い慣らす為のマインドコントロールの一つなのかも知れませんが、箪笥の中から豆絞りの手拭を取り出し、真ん中に結びコブを作る作業をゆっくりと真希の前で見せつけ、その間、真希は、ショーツを銜え込んだまま、じっと待っていたのです。わずかの時間でよくここまで荒馬を調教したもんだと感心しました。後から考えると、最後に耳の下のツボを押さえながら、何かを耳元で囁き続けたことが、調教のミソだったと思うのですが、それはまた後で話します。・・・こうやって、猿轡に座禅ころがしにした真希を私に見張らせたまま、桔梗さんと千冬さんは、2人で出かけたのです。帰ってきたのは3時間後の、午前2時頃でした。地下のガレージに迎えにいくと、助手席に若い女性が深い眠りのまま、身を横たえていました。・・・・深夜の病院行きとはいえ、若い娘の外出ですから、薄化粧をし、髪を整え、デニムですが小奇麗な格好でした。部屋まで連れて上がり、灯りの下で見ると、背丈は160chm足らずながらスレンダーで、地方とはいえ元女子アナをやるだけあって、小顔で綺麗な整った顔立ちの美女であることはすぐにわかりました。甘い香水の匂いがプンと鼻腔の奥にまで入った時は、ズンとするほど刺激を受けました。これはイイ女だと!(笑)・・・・それに肌が透けるように白くなめらかで、美肌維持にお金をかけなければこんな綺麗な身体は保てないはずだと男の私でもわかりました。・・・・・・・それから、すぐに3人で服を脱がせ、ブラジャーとショーツ姿にして、高手小手に縛りあげました。ここからのシーンは全部撮影しています。これは、山崎三枝子を引き渡す際に拉致・緊縛シーンから撮影して欲しいとのクライアントからの要望なんです。三枝子は、凝った高価そうな下着を見につけていました。私のような野暮天にすらわかるくらい、パールホワイトのブラとショーツでした。その姿のまま、桔梗さんが、器用に気を失っているまま縛り上げたのです。
鍛え上げた肉体ではありませんが、無駄な贅肉もなく、スレンダーで素敵な身体と感じましたよ。そして、手際よく縛られていく仲間の三枝子の姿を真希は一部始終を虚ろな眼で見つめていました。2人とも手中に落ちたのです。そして、この拉致劇は誰にも気づかれていません。千冬さんの計画は完璧だったのです。・・・・が・・・・結局、家捜しした結果、血書瓶は見つかりませんでした。これは大きな誤算でした。・・・・ここは、三枝子を覚醒させ、すぐに尋問して血書瓶の在り処を吐かせねばなりません。桔梗さんの焦りが手に取るようにわかりました。何せ3億円の瓶ですからね。・・・・気が高ぶっているようでしたが、ここでも、また千冬さんは、仮眠を取り、爆睡状態でした。結局、同じ部屋で5人が雑魚寝状態で夜を明かしたのです。

眼が覚めたのは、三枝子の覚醒からでした。
眼が覚めて自分がブラ姿で縛られていると気づいた時、きゃ~と声を出したのです。

次の瞬間、瞬時に飛び起きた桔梗さんの張り手が三枝子の頬に飛びました。
私も、千冬さんも起きだして、すぐに血書瓶の尋問を始めました。
完全に3人のリーダーは千冬さんになっていました。
「静かにしてちょうだい。」
千冬さんが、トーンを落とした声で言い聞かせ、同じ部屋で、尻の穴を丸出しにして犬のように無様に転がされている真希の姿を見るように促しました。
2人は眼があったのでしょう。
真希の姿を見た瞬間、三枝子の顔が硬直し、瞬時に恐怖の色一色に染まったのです。彼女はおそらく裏社会からの魔手に囚われたと感じたはずです。
まさか、私たちが、九州の平山宏彦氏の亡霊に導かれてやってきたとは思いもしなかったと思います。・・・・・この時です。撮影係だった私に千冬さんが、こう言ったのです。
{ごめんなさい・・・・庄次さん、・・・パンツを脱いで下さらない。・・・・}
やっぱり桔梗さんのパートナーである私には遠慮があり、またノー緊縛状態で、フルチンを見せる見せられることに抵抗があったのかもしれませんが、千冬さんが、少し恥らうように言ったのです。
実は、こんな美女からパンツを脱いで下さらないと言われて、それだけでツボでズキンとした上に、もしかしたら、これって猿轡の詰め物に使う気?なんて瞬時に思ったものですから、もう、瞬間勃起してまして・・・・・ズボンを下ろしたら、ブリーフがテントを張っていたんです(笑)。それを見て、また千冬さんがクスリと笑ったんです。正直、めちゃ可愛かったです。私も勃起をこんな美女に見られて、それから笑われて、ちょっぴり嬉しかったですね(笑)私、こんなところがツボなんです(笑)・・・・・ハイ・・・私のツボの話はいいですよね(笑)・・・・そうです。千冬さんは、私のブリーフを三枝子の口に詰め、それから手拭で結びコブの猿轡を噛ませるように命じたのです。
少し恥らうように私の男根を見ないように、気のせいかもしれませんが、少し頬を染めるような感じで、結びコブを作って猿轡を噛ませなさい!という台詞が、非常にそそられました。・・・・これって、怪兵さんなら判って下さりますよね。猿轡マニアには、美女の恥じらいながら猿轡噛ませなさい!なんて台詞を聞くのって・・・・ははは、ますます勃起しながら、モロチン状態で、私は言われたとおりに山崎三枝子に猿轡を噛ませたのです。そのシーンを千冬さんはアップで撮影したのです。囚われの身になった最初の猿轡シーンは、絶対に撮影が必要で、平山宏彦氏の墓前には必ず供えなければいけないのです。このシーンもDVDに撮ってますから、怪兵さん、後で一緒に見ませんか?・・・私のモロチンは映っていませんからご安心ください。」
怪兵の顔は喜色満面です。
「庄次さん、ナイスです。素晴らしい。そのDVDはどこに?」
「バックに入っていて、持ち歩いていますよ。さっきの江上真希のシーンも全部。・・・
怪兵さんにも見せる機会があるかもと思って、撮影会に持ってきたんですよ。・・・・あんな罠が待ってるとも思わずに(笑)」
「いや~それは嬉しいです。山崎三枝子も相当イイ女なんですよね。そんな美女に生ブリーフの結びコブ噛ませですか!!!!・・・それから、さっきの栗原千冬さんから、パンツ脱ぎなさい。猿轡噛ませなさいの台詞の話、相当きますね!!!!・・・・私だって、そんなこといわれたら、勃起どころか、即効で射精もんですよ!!!!!・・・・・・・そりゃ、羨ましい!!!」
「ちょっと2人!・・・・いい加減にしなさい!!(ピシャリ)」
亜美の一言で、話が戻ります。


「怪兵と亜美」第4弾

10章

「そして、6時間が過ぎた時、江上真希は心が完全に屈服しているのがわかりました。
猿轡を外してもらえずにただ放心状態で眼が虚ろな状態でしたからね。・・・・・そして、千冬さんが、今度は、正面から左手で顎を鷲掴みにして、右手で耳の下、コメカミの上を押し出したのです。またも、真希の顔に驚きの表情が浮かんだのです。後で、千冬さんに聞いたのですが、口いっぱいに詰め物を入れられた猿轡状態で、左右のこのツボを押すと、全身に電気が走り、次第に意識が朦朧とするそうなんです。千冬さんは、左右の手を入れ替えながら、耳元に口を寄せ、私にも聞こえないような小さな声で、何か江上真希に囁き始めたのです。
江上真希の目が、とろんとしたようになり、完オチした人間のように、何度も頷きました。
催眠術の一種でマインドコントロールに似たもので、素直な自白をさせるものだとこれも後で聞きました。何を囁いたのかは教えて貰えませんでした。ただ、{催眠術に使う言葉よ}といっていましたが、今思うと違う気がします。2人は整体院の施術者とお客の関係で、以前から会話していた間柄です。何かの会話だったと思うのです。
その囁きが、1時間近く続きました。何かを言って聞かせ、条件を囁いていたのかも知れません。・・・・・そして、7時丁度に、猿轡が外されたのです。この時間の正確さは千冬さんの性格によるものだと思います。時計を見ながら、針が7時ジャストを指すのを見て、{さあ、お約束の時間よ}と言って猿轡を外したのです。そして、ペットボトルの水を丁寧に飲ませてやり、{さあ、電話なさい?}といったのです。
すでに、その前の囁きの段階で、
{同居人は山崎三枝子よね?}{・・こっくり・・}
という会話がなされていたのです。更には
{血書瓶のこと知ってるの?}{・・首を横ふり・・}
{聞いてないの?見たことは?}{・・首を横ふり・・}
{家には彼女一人よね?}{・・こっくり・・}
{家には吠えるようなペットは?}{・・首を横ふり・・}
{彼女の背後に何か組織がありそうなの?}{・・首を横ふり・・}
{あなたが呼び出せば、彼女は家を出てくるの?}{・・こっくり・・}
くらいの会話がなされていたようなのです。」

それまで、動画を見つめていた亜美がここで目線はそのままに、
「確かにそんな感じで会話してるわね・・・・・」
亜美は興味本位ではなく、真剣に動画を見、庄次の話を聞いています。

「猿轡を外された江上真希は、もうとてもに素直な様子で、千冬さんの指示に従いました。
スマホのパスワードを素直にしゃべったのです。
千冬さんがスマホを見ると、{何度も山崎三枝子から着信が入っていると言って、昨晩から帰宅しないことを不安がってようね。LINEもたくさん入っているわ。・・・・今どこ?何かあったの?と聞いてきてるわね・・・・・そうね・・・・・貴女病気で倒れたといいなさい!}
もう、この時には、1階で休んでいた桔梗さんも起きていて、素直に服従している江上真希の様子を見て、驚いていましたが、無言で千冬さんのすることを見守っていたのです。

そして、会話の内容を細かく指示した後に、スマホを渡し、山崎三枝子に電話させたのです。
「もしもし・・・・三枝子・・・・真希よ・・・連絡せずにごめん・・・」
「どうしてたの?? 今どこなの?・・・・何かあったの?  心配してたのよ・・・」
「ごめんなさいね・・・・・今、入院してるの・・・・急病になって倒れたの・・・」
「・・・・急病?????どうしたの?・・・大丈夫なの?・・・」
「ええ。何とか・・・一命は取り留めたわ・・・・・・いつもマッサージしてもらってる栗原先生のところで、気分が悪くなって・・・それから救急車で運ばれて・・・やっと電話が出来るくらいまで意識が戻ったの・・・」
「ええええ!!!・・・・・大丈夫なの??何の病気なの???・・」
「詳しいことは会って話すわ・・・・親切に栗原先生が、ずっと傍に付いていてくれたのよ・・・・今から先生が、そっちに下着や身の回り品を取りにいってくださるの?・・・お願いだけど、先生に渡してくれない?!。」
「ええ、もちろん。私も病院にいくわ・・・・行ってもいいでしょ?」
「それは、いいけど・・・・それじゃ、裏の非常階段を下りた北側の公園の前に降りてきて・・・・そこに栗原先生が待っているわ・・・PM10:30に待ち合わせしましょう。
三枝子は、人に見られないほうがいいわ。・・・非常階段からそっと出るのよ。」
こんな会話を真希に電話でさせたのです。
千冬さんの指示通り、真希は従い、完全に屈服して服従しているようでした。
山崎三枝子は、電話の内容を信じているようでした。

それから3人が手分けして行動したのです。
千冬さんは、車で三枝子を誘き出し、車内で、三枝子を鍼で眠らせ誘拐してくる役目、私は、その間、江上真希を見張る役目。そして桔梗さんは、三枝子と入れ替わりにマンションの部屋に入り、血書瓶を家捜しする役目です。

迎えに行くまでの間、千冬さんは、真希の縛めを解き、お風呂に入れたあげました。
もちろん、屈服したといっても万一のことを考えて、暴れられないように最低限の拘束はしたままの入浴でしたが、汗と涙でぐちゃぐちゃになった体を洗い流し、それから食事を与え、全裸のまま、また縛り上げたのです。・・・今度はロープを使って、高手小手に縛り、胡坐をかかせてから座禅転がしにしました。・・・・私は、見張りの間、真希の丸見えになった股間をじっくり観察しながら、スケッチをやってました(笑)・・・・私がじっくり観察するように女性の秘部をスケッチするのは、相当恥ずかしく屈辱的だったらしく、真希は相当怒り、口惜しがっている表情は、かなりキマシタ!!(笑)・・・・やっぱり、美女の胡坐縛り、股間丸見えっていいもんですよね。もちろん、猿轡は噛まされています。千冬さんが履いていたショーツを捻じ込まれたのです。闘犬で戦いに敗れた犬が相手の犬に屈服させられた象徴のように、千冬さんは、自分が履きふるしたショーツを目の前で脱ぎ、真希の口に捻じ込んだのです。あれは見ていてびっくりでした。

「怪兵と亜美」第4弾

9章

桔梗さんの自宅の2Fの部屋で拷問が始まりました。
江上真希は、上半身は、前にお話したように、昔の精神病棟などで使用していた後ろ手に手首と肘を併せて縛るような革製の拘束具です。
金属ベルトで腕を締めるタイプです。
その拘束具にロープを付け、天井の梁に結びました。
下半身は、全裸で両足は広げて棒の両端に足首を革の拘束帯で縛られています。
全裸にされで天井から後ろ手拘束で吊るされたんです。
そして、肩まである黒髪は紐でアップにされ、口には、見事なまでにフィットしたボールギャグが頑丈にはめ込まれているのです。
部屋の中には、千冬さんと私が残り、桔梗さんは疲労があるらしく、1階の部屋で休んでいました。

「さあ、始めるわよ。いくら音を上げても無駄よ。ここは、いつも私が緊縛監禁されている部屋で完全防音なの。・・・どお?ここで私もいつも猿轡噛まされて遊ばれているのよ?いい部屋でしょ?ふふふ。これから陽が落ちるまでの7時間我慢しなさい。」


そして、警棒のような樫の棒で彼女の太ももを押し出したのです。
ただそれだけした。
棒の先端を太ももに押し当てているだけなのに、江上真希の表情が変わったんです。ただ、じっと10分近く押し当てていたでしょうか?明らかに苦痛の表情が顔に浮かび始め、30分過ぎたあたりからは、全身に汗が噴出しました。眼はくっきりと対面にいる千冬さんを睨みつけ、猿轡を噛み縛りだしたのがわかりました。
かなりの痛みに耐えているのが、はっきりと判ったのです。
千冬さんも無表情で、じっと警棒を押し付けながら、真希と目を合わせ、目と目で会話する準備の為の沈黙のように黙り込んだままです。

40分たった頃、初めて千冬さんが話し始めました。
「どお、まだまだ序の口よ。人間には普通の人が知らないツボがいくつかあるのよ。・・・・そこを責めれば意識が朦朧としたり、激痛が走って耐えられなかったり、逆に恍惚の世界が待っていたり・・・・中々世の中には知られていないことがあるの。中国人って昔よくこんなことを研究したものね。・・・・・・さあ、もっといくわよ。」
後学で知ったのですが、晩唐の頃の蘇墨という人が書いた「楽録強壮秘誌」という書物に
人間の知られざるツボが記されているのですが、現代ではほとんど知られていないそうです。千冬さんは、その技法をどこかで教わったようなのです。
千冬さんは、今度は、同じ警棒で、足の甲の指の付け根、それも小指の付け根を棒で押し始めたのです。
途端に、猿轡越しに呻き声が洩れ始めました。
「ほら、もっと騒いでいいのよ。まだ時間はたっぷりあるわ。次はどこにしましょうかねえ。灸や鍼でもマッサージでもしてあげるわ。いつも施術してるでしょ・・・・・でも、今日は違う場所ね。」
千冬さんは、警棒を私に持たせ、押す場所を動かさないように指示してから、今度は、脛と足の小指の爪の生え際にお灸を据え始めたのです。
「暴れたらもっと強い痛みが走るわよ。」もう1本、警棒を取り出し、腰の下を押し当てると、真希は、身動き出来ずに、激痛に耐えながら、激しい叫びを猿轡越しに漏らしたのです。腹部や腰、臀部。ツボに鍼を刺し、指圧していきます。更には踵にお灸を据え、足の小指をもみ始めました。
天井から吊るされていても、まったく身動きが取れないのです。
的確にツボを責めながら、暴れることも許されず、激痛を与え続ける責めなのです。
必死に猿轡を噛み縛り耐えていますが、相当の苦痛らしく、次第に涙や鼻水が流れ出すほどの拷問です。

2時間、3時間と過ぎると江上真希は完全にノックアウトされたのが判りました。
もう見境もなく鼻水と涎と汗と涙を流しています。
あれほど屈強で鉄の意志を持っているように見えた女が、たった3時間で軍門に下ったのです。正直、これには驚きました。
おそらくこの時間に、尋問しても何かを語ったと思います。
「話すから、もうやめて!」猿轡がなかったらそういっていたかもしれません。
しかし、千冬さんは、猿轡のストラップを再度引き締め直し、黙々と攻め立て続けたのです。途中で、真希は、あまりの責めに放尿もしました。脱糞もしたのです。
下腹部のツボを警棒で押すだけで、惨めなほどに脱糞、放尿するのです。
でも、千冬さんは、すべての事を把握済みで、事前に股間に容器を敷き、私を部屋から出し、2人だけになり、用足し後は、洗浄までしてあげたのですよ。
放尿や脱糞を男に見られないようしてあげたのは、女同士のよしみ、武士の情けよ!といいながら・・・・こんなところは、千冬さんは、配慮する女性だと思いました。しかし、責めの手は一切緩みません。逆に一層厳しくなっていきました。」

この話の間、亜美はじっと聞き入り、関心がある様子です。
私は、真希への責めの様子を全部、動画撮影していました。
脱糞と放尿シーンだけは撮影NGにさせられましたが、その間の責めは全部映しました。
撮影したいと言ったら、「お好きにどうぞ!!」といわれたんですよ]

その動画を私は、みんなに見せながら話をしていました。
亜美は、食い入るように動画を見続けています。

「そして、5時間たった頃は、完全に完オチしているように見えました。彼女は何でも話すから猿轡を外して、本当に責めを止めて!そういっているのが猿轡から洩れる呻き声でわかりました。渾身の力を振り絞って、叫んだようです。
でも、千冬さんは{まだ2時間あるのよ。それまで許さないわ。}またまた猿轡を引き絞って、責め続けたのです。
江上真希の顔は、何度も猿轡を締め直されたせいか、頬が滑稽なほど歪み、ほうれい線が浮き上がり、涙と汗と涎が滴りまくり、醜い女の顔そのもの変形していました。



「怪兵と亜美」第4弾

8章

「桔梗さんを遮った千冬さんは、残された時間がないと。いつまでも真希さんが帰宅しないと同居人が不信に思うはず。出来るだけ早く、同居人のことを確認して次の行動を行わなければならないと主張したのです。・・・・・最悪、同居人が逃亡するかも知れないと。・・・・・それで、桔梗さんもしぶしぶ納得しました。・・・・そして、千冬さんは、江上真希の眼前に立ち、こう話始めたのです。{まさか、私のお客さんだった清水さんとこんな風になるなんて・・・貴女本名は、江上真希さんっていうのね。すべて、調べているわ・・・・これからは、江上さんって本名で呼ばせてもらうわ・・・・・・ふふふ。・・・・いいい?  
おそらく何か話しても騙した私と会話する気なんかないわよね。・・・でも、それでいいわ。その顔を見れば貴女がどれくらい強い意志を持った人間かわかるし、・・・・並みの責めでは、貴女なら絶対にしゃべらないと思うわ・・・・でも時間がないの。拷問してでも屈服させなきゃならないのよ。・・・・ふふふ・・・やれるもんならやってみなさいよって言いたいのよね。どんな拷問だって耐える自信があるはずよね。貴女が所属していた自衛隊の第1特殊部隊なら、当然そうだと聞いてるわ。貴女のこと少しは調べたのよ。逆さづりにしてムチ打ったり、釘を手のひらに釘を打ち込んでも、きっと貴女なら呻き声すら上げないはずよ。・・・・第1特殊部隊でも忍耐力は特Aだったと調べてわ・・・・・貴女はそれくらい優秀なコマンドで強い意思の女だってわかってるわ。・・・・だから尋問なんかしないわよ・・・・}
それから千冬さんは壁時計を指差し、{今が丁度正午ね。7時間後の午後7時がリミットなの。今晩中に、山崎三枝子に会いたいのよ。今晩中に彼女を生け捕りにして血書瓶を手に入れたいの。・・・・・・さあ、これから7時間私と勝負よ。どっちが勝つか勝負しましょう。・・・・・}
こう言ったんです。
そして、千冬さんは、私と桔梗さんに向かい、これから7時間は何も起きないからその間休むように促したのです。
そこで、桔梗さんが、何も起きないってどういうこと?と聞きました。
千冬さんは、今まで見たことないような不敵な笑みを浮かべ、{これからどんなにしゃべりたくなってもしゃべれないように7時間、この女に猿轡を噛ませて話させないから何も進展しないの。だから午後7時まで休憩していて欲しいの。今晩は活動するから準備していて下さい}と言ったのです。
それから、また、江上真希に向き直り、{聞いた通り、貴女には今から7時間、言葉が無くなるわ。今まで私がこの桔梗さんから噛まされた猿轡で一番好きな猿轡を噛ませてあげるわ・・・}ここでもまた、千冬さんは不敵な笑みを浮かべ、ポケットからボールギャグを取り出したのです。それは、時折、千冬さんが、桔梗さんから噛まされている大きなボールギャグでした。真っ赤な大きなゴムのボールで、千冬さんの歯型が付いている猿轡です。
{さあ、これよ。中々素敵な猿轡でしょ!ボールが柔らかめだから、歯を傷めないのよ。・・・・・
あなたが出演したボンデージビデオ見たわよ・・・・貴女も猿轡が好きなんでしょ!・・私も猿轡でエクスタシーを感じるから判るのよ。クスクス。あなたもDIDマニアよね。・・・・でも、今日の猿轡はお遊びじゃないの。声が出せないのがどんなことか本当に知ると思うわ。貴女に猿轡噛まされて弄ばれて死んだ平山宏彦さんの苦しみが少しは判るかもしれないわね。・・・・・・彼、きっと口惜しくて、辛かったと思うわよ。ふふふ。さあ、庄次さん、貴方も手伝ってくださいな。」
この間も、江上真希の表情にはまったく変化がなく、見ようによっては勝ち誇ったような、どうせ私に何をやっても無駄よ的な態度と表情を見せていました。

千冬さんが、正面から、江上真希の口を鷲掴みして、{さあ、庄次さん、猿轡を噛ませなさい!}といったのです。千冬さんにしては、珍しい荒々しさで、口鷲掴みの鼻摘み状態です。私が、大きなボールギャグを口に捻じ込むと、本当に口の大きさにぴったりと嵌り、かなり強烈な厳しい猿轡になりました。本当に言葉を失い、呻き声すらままならぬほどの猿轡で、これを7時間は、相当顎が辛いだろうと同情したくらいです。
そして、栗原千冬が行った拷問は、見たこともないようなものだったのです。

「怪兵と亜美」第4弾

7章

まだ、庄次カノンの話は続きます。
「2人を誘拐し、血書瓶を見つけ出し、すべての始末が付けば、全部で6億。それを3人で山分けすれば、金には苦労せずに済むということになりました。やはり桔梗さんはお金に目が眩んだんです。・・・・眩んだというより、このお金を最後に闇の世界を引退したかったんだろうと思います。ひとり2億というのは足を洗うには十分なお金ですからね。・・・・そして、その時、私は桔梗さんにお願いしたんです。江上真希をモデルにして絵を描かせて欲しいって。取り分は一切要りませんからと言って。お金なんか1円も要りませんから、彼女を描きたいって、{あの松下菜々がモデルなんて・・・・それも演技とかじゃなく本当の誘拐劇です。}・・・・相当に萌えるものを感じました。・・・・信じて貰えないかもしれませんが、お金なんかより、絶対魅力的な女性の緊縛画なんです」
私も、亜美も令子さんもこの時だけは苦笑するしかありませんでした。
2億の分け前と緊縛画を天秤にかける馬鹿がいることに。
でもそんな馬鹿が私も亜美も大好きであることもわかっていました。
だからこそ仲間に出来ると本当にこの時そう感じたのです。
話は続きます。

「先に山崎三枝子を拉致し、血書瓶を押さえ、身柄を陰間寺に引き渡せば、6億の内、5億は手に入るのですから、清水純子こと江上真希は、時間をかけてゆっくりと描き、その後で陰間寺に引き渡すことを桔梗さんも千冬さんも了承してくれました。たったそれだけで、2人の分け前は3億ずつってことになり、2人はというより、桔梗さんはこの世界から足を洗うには十分過ぎると感じたほどです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうやって、私たち3人はこの仕事を請けることにしたんです。それからは、誘拐の手筈を3人でじっくり考えました。まず最初に一番大切なことを確かめる必要があります。
何と言っても、江上真希の家に転がり込んだ同居人が、山崎三枝子なのかどうかを確認することです。千冬さんが、鍼灸院で仮に江上真希を生け捕りにしても、もしかして、山崎三枝子との間に音信不通状態であったとすれば、この計画は台無しになってしまいます。・・・・・・・・・そこで、ある夜、施術が終わったあとの江上真希を尾行して居場所を突き止めることにしたのです。ここが、一番大事なところで、絶対に尾行が悟られないように慎重にも慎重にやる必要がありました。ところが、千冬さんは、いとも簡単に尾行に成功して江上真希のマンションを割り出したのです。・・・・・・千冬さんもやっぱり殺しの仕事人なのでしょう・・・・・気配を消し、尾行したんです。私も念のために更に離れて尾行したんです。・・・・・・・・それで、江上真希は都内の賃貸マンションの5階に住んでいました。不動産屋で確認したら、名前は清水純子・・・・ここが彼女のマンションだと確信しました。福岡での事件のことが気になって偽名を使っていたんだと思います。それで、その部屋が見える場所にお誂え向きに空き部屋がありましたので、私がすぐに部屋を借り、望遠鏡で常時監視し始めたのです。・・・・・・・・・同居人は確かに居て、女性・・・・・一日のほとんどをマンションで過ごしていました。・・・・高性能の望遠鏡ですが、やはり写真の顔かどうかの確認は難しかったです。それに一日の大半をカーテンを閉めていましたし、・・・・・・それでも何度か見えた顔から私は、中の女性が山崎三枝子のように思いました。何よりも絶対に部屋の外に出ないのです。怯えている人間だと思いました。追われている立場の自分も同じ境地ですから、直感でそう思ったんです。そして、桔梗さんは、同居人が、山崎三枝子と確認が取れなければ、決行を躊躇したのですが、千冬さんが、必ずやる!と言って譲らないのです。彼女も何かに追われている身なのかもしれません。直感として大丈夫だというのです。そして、筋書きは出来ているから任せて欲しいといったのです。躊躇していた桔梗さんも身を委ねようとしたのでしょう。とうとう、次の江上真希の施術の予約が入る日に誘拐の決行を決意したんです。桔梗さんは、他の同業他社に山崎三枝子の存在が知られ、先を越されるの何より恐れていました。裏社会の情報収集能力を桔梗さんは十二分に知っていましたからね。2人の拉致監禁の計画は、千冬さん主導でした。千冬さんはとても緻密な性格でどうすれば、2人を生け捕りに出来るか?綿密に考えていました。・・・・・・千冬さんには、この時点で、すべてのストーリーを描いていたのかもしれません(深いため息)・・・・・・・・・誘拐は、実に簡単でした。・・・・江上真希が、千冬さんの鍼灸院に予約を入れた夜、他のお客の予約は一切受け付けずに、彼女だけを施術したんです。そして、盆の窪と呼ばれる首筋のツボに鍼を刺して簡単に江上真希を眠らせることに成功したんです。いくら武術の達人で、特殊部隊の精鋭でも信頼する鍼灸師のベッドで寛いでいるところを、首筋に鍼を刺されたら一溜りもありません。本来、数時間は目を覚まさないような麻酔らしいのですが、念のため、クロロフォルムも嗅がせ、たっぷり眠らせた後、深夜3時になるのを待って雑居ビルのエレベータを使って車に乗せました。酔いつぶれた女性を介抱するふりをして私たち3人で抱きかかえて乗せたんです。たぶん、幸い誰にも見られなかったと思います。新宿でも裏通りの深夜3時ですからね。人通りはありませんでした。・・・・私たちは、無事に江上真希を生け捕りにし、桔梗さんの戸建の家に運び込んだのです。桔梗さんの家は、2階建てです。その2階が監禁部屋でした。運び込んだのは明け方だったのを良く憶えています。
3人で2階に上げて、全裸にしたんです。私自身、江上真希のブラジャー姿を見た瞬間、電気が全身に走ったのを憶えています。何と言ったらいいかわかりませんが、まったく贅肉のない引き締まった弾力のある身体でした。一流の陸上の跳躍選手を思わせるような・・・・・棒高跳びや三段跳びの選手みたいな感じです・・・・・きっと日々身体を鍛えているんだと思わせる肉体美です。そして、何の飾り気もない紺系の下着姿だったのですが、今までに感じたことのない不思議なエロを感じました。桔梗さんも、「この娘、身体の均整がとれてていい身体だ」と褒めていました。確かに背が高い上に足が細く長く、身体付きのバランスがいいんです。肌もとてもなめらかで弾力があるというか・・・・・・・すみません。少し脱線しましたね。・・・・・ええっと、それから彼女の拘束ですが、革製の拘束具で後ろ手に手首と肘を併せ、ベルトで締めました。精神病棟で過去は使われていた拘束具で、これは解けない代物です。足も革製の拘束具を使い、両足を開いた上体で椅子に繋いだんです。どんな猛獣でも逃げられません。
夜が明けかけていましたが、私は興奮して眠れそうもありません。それでも私は少しは仮眠しながら江上真希が眼を覚ますのを待ちました。・・・・ただ、桔梗さんがまんじりとも出来ず見張りを続けましたが、ただ、千冬さんだけは、眼を覚ます時間を知っていたのか、短時間ですが、爆睡していました・・・・・・江上真希が眼を覚ましたのは10時頃でした。猿轡は噛ませていません。無駄だとは思ったのですが、山崎三枝子を誘き出す為に力を貸すように、会話をすると桔梗さんが言ったのです。・・・・・でも、すぐに無駄だと私は気づきました。覚醒した後、{あなたたちは誰?・・・どうする気?}とだけ口を利きました。でも、すぐに自分が拉致されたこと。誘拐犯に鍼灸師の千冬さんがいることを見て、驚き、何かを悟ったようで・・・・・それからは、一言も言葉を発しなくなったのです。いかなることにだって一切動じない屈強な女スパイのような・・・・・岩のような表情を瞬時に作りました。そして、眼光鋭く千冬さんを睨み続けていました。
千冬さんに騙されたことが、自分自身情けなかったのだろうと思いました。
どういったらいいかわかりませんが、どんな拷問にだって耐えられるという自信があるというか・・・・一目で尋問は無駄だと感じました。・・・・でも桔梗さんは、平山宏彦と言う男は自殺した。その亡霊が報復のために山崎三枝子を誘拐して生贄として差し出すように陰間寺の住職に依頼したことを言い聞かせました。江上真希自身にその気があるなら、貴女だけは助けてやる。同居している女性は山崎三枝子か?と何度も問いただしましたが・・・・岩になった彼女の表情からは何も読み取れず、私は、傍から見ていて絶対に無理だと・・・・この江上真希はどんな拷問でも決して屈しない屈強な意思の持ち主に見えました。それは栗原千冬さんも同じように感じていると見えました。ひとり桔梗さんだけが尋問を続けようとしたのですが、・・・・・
その時、千冬さんが、ここは自分に任せて欲しいと桔梗さんを止めに入ったのです。桔梗さんに千冬さんが逆らうところを初めてみました。それまでの千冬さんは、桔梗さんに対しては絶対に従順だったから、びっくりしたのです。」

「怪兵と亜美」第4弾

6章

「ところが、翌日、また違うニュースが入ってきたんです。本当にすごいタイミングだったと思います。それは、仕掛け人の間では、血書瓶と呼ばれるものの話です。・・・・・つまり殺しを依頼する場合の契約書です。お互いは裏切らないように、自分の血液を注射で抜き、その血をペンで文字を書くんです。殺しの依頼内容と依頼者の名前、契約金額をです。それを依頼者本人と「幹」、「幹」と「蔓」との間で取り交わし、何故か名古屋の熱田神宮のお守り袋に入れ、さらにそのお守りを小さな小瓶に入れ、蓋を蝋で固めて封をしたものを、依頼者と仕事を請け負う「蔓」が相互に保管する。仕事が終わり、契約金が満額入金されれば、返却する。そんな決まりごとがあるんです。・・・・明治時代頃からの慣わしのようなんですが、この業界の決まりごとなんだそうです。実は去年、ある大物の国会議員筋から疑獄事件関係で殺しの依頼ごとがあったようで・・・・国会議員の秘書が殺されたそうです。・・・詳しくは私なんかしりません。交通事故死ということで処理されたそうです。ことが露見すれば大変な疑獄事件になったようだと聞きました。その仕事は池袋の「蔓」である「6代目・井沢の丹兵衛」が受けたと聞いています。・・・・・ところが、この井沢の丹兵衛が、何を狂ったのか、血書瓶を返還せずに、これをネタに強請をやったのです。井沢の丹兵衛の正体は、実は都議会議員で、「鈴木功」というのですが、自分の出世のために政治利用しようとしたんだそうです。とんでもない掟破りです。・・・・桔梗さんも言ってましたが、血書瓶での強請りなんて長い「蔓」家業で聞いたことがないと言ってました。業界の信用問題なんです。殺しの依頼者が大物国会議員で、与党の実力者ですから闇社会の面子は丸つぶれですよ。もちろん、そんなことがこの裏社会で許されるはずもなく、すぐに井沢の丹兵衛こと「鈴木功」は、裏社会の慣例通り始末されました。
酒を飲んで帰宅中に川に転落して事故死したと新聞にも載りましたが、殺されたんです。
ところが血書瓶の行方がわからないのです。女房を誘拐し詰問したらしいのですが、知らない、見たこともないの一点張りで、家捜ししても見つかりません。・・・・そして、最近、井沢の丹兵衛には、新宿のクラブのホステスの愛人が出来たとの情報があって、この愛人に血書瓶を渡したと思われるということになったのですが、今度は愛人が雲隠れしたんです。・・・・・・愛人の源氏名は、「蓮麗」。そして写真しかありません。本名を誰も知らないのです。そして、手配書として全国の「蔓」である闇の元締めに回覧された依頼書には、「蓮麗」の顔写真と血書瓶を見つけ出したものには、瓶の封が切られていなければ3億、血書だけでも1億の褒賞金を出すと書かれていて、女の始末は見つけ出したものに任せる。煮るなり焼くなり始末は自由と書いてありました。
長い長いこの仕事人の世界でも、こんなお触れが出回るなんて異例中の異例らしいのですが、とにかく裏社会は大騒ぎになったんです。
そして、その顔写真がなんと山崎三枝子だったんです。廻っていた写真は、不鮮明なものしかありませんでしたが、私たちには玄竜さんが送っていきた福岡のテレビ局時代の写真とよく似ていていると思ったのです。。
闇の世界でこれだけの懸賞金が出るのは、間違いなく珍しいと桔梗さんは言っていました。余程、闇社会の大問題で、しかも掟破りかが解ります。
この夜も私たち3人は、桔梗さんの家に集まっていました。そして、千冬さんが、こういったんです、{そういえば、施術の途中で、清水純子こと江上真希が、最近同居人が出来たって・・・そんなことを漏らしてたわ・・・・・私と彼女、歳も近いし、不思議と話が合うんでおしゃべりしながら施術するのよ・・・・}何かあんまり歓迎していない居候みたいな言い方だったと。江上真希と山崎三枝子が同級生であることや、2人とも脛に傷持つ過去があることを考えると江上真希の同居人は、お尋ね者の「蓮麗」こと山崎三枝子じゃないかとみんなそう思ったんです。・・・・・・もちろん確信はありませんでした。写真だって不鮮明でしたから、福岡のテレビ局時代を知っているものが見ても中々判りにくいものでしたし・・・・・・そして、ついに桔梗さんが決断したんです。この2人を捕まえようと。・・・もし、2人を捕まえ、血書瓶を見つけ出し、2人とも陰間寺に送り込んだら、総額6億の大金が手に入る。更には江上真希と山崎三枝子の存在は把握出来ている。桔梗さんは、このお金が入ったら「蔓」を引退し足を洗う気だったと思います。これが最後の汚れ仕事と言いました。


「怪兵と亜美」第4弾

5章

「はい・・・そして、今から1年前です。この陰間寺の玄竜さんから、桔梗さんに連絡があったのです。つまり兄から妹にです。すべてのことがここから始まりました。・・・・・玄竜さんの夢枕に平山宏彦の亡霊が立つようになったのです。・・・・とても成仏出来ない。俺をこんな目にした山崎三枝子が許せない!!と・・・・・平山宏彦が枕元で言うらしいのです。」
「・・・・・・・・」全員が今度は「はっああ??」って感じになりました。
「夢枕って・・・それって幽霊ってこと??  ははは」と令子

「初めは、山崎三枝子を捕まえて連れてきて欲しい。そうしたら報酬を1億出すという話だったようです。・・・・・その、陰間寺はかなり裕福で、莫大な資産がある寺だそうです。裏社会からの献金が凄いそうです。・・・・でも、桔梗さんは、山崎三枝子なんてどうやって探せばいいかわからないし、誘拐とか本業じゃないし・・・・ということで、話を無視してたようなんです。・・・・・それに幽霊が出るから女一人誘拐して1億なんて、荒唐無稽な話で・・・・・・なんでもその玄竜さんは、平山宏彦の墓前に、山崎三枝子をお供えするとか言っていたそうです。生け捕りにして緊縛猿轡した山崎三枝子を差し出す以外、幽霊から逃れられないと泣きが入ったようなんです。玄竜さんは、すごく霊感が強い人らしく、幽霊が見えるし、話が出来る人だって桔梗さんは言ってました。」
「夢枕ねえ、そんなことってあるのねえ、・・・・確かに、水知らずの女一人に1億って凄いわねえ・・・自分の寺に引き取った縁なき男の供養にでしょ!」と亜美。

「本当に、桔梗さんは全然乗り気じゃなかったんです。・・・でもしばらくすると、また玄竜さんから再度の懇願があったようなんです・・・・そうとう夢枕に参っているみたいで、
本気で山崎三枝子を捕まえたら今度は2億出すと、更には共犯の江上真希まで捕まえたらプラス1億、合計3億だすと出すと言ってきて・・・・・何でも平山宏彦氏が亡くなった後にこの遺品の「告白文」を見つけて読んだ後、幽霊は毎日のように現われ、その上話しかけるようになり・・・・・これは、何が何でも平山宏彦の恨みを晴らしてあげる他ないと・・・・逃れられないと思われたようで。玄竜さんは本当に霊感が相当強い人らしく・・・・・かなり憔悴して・・・・それでマジだったのです。それから、山崎三枝子のテレビ局時代の写真を見つけ、本の中にある江上真希の「松下菜々」のDVDをネットで必死で探し出し、同梱して桔梗さんに依頼されてきたのです。」
「それで、誘拐することに?」
「いいえ、やっぱり桔梗さんは、渋っていました。・・・・でも、赤の他人の恨みを晴らすのに、あの兄さんが3億出すなんて言い出すなんて・・・・あの兄さんのことだから、誘拐した女2人を何処かに売却して補填する当てが、すでにあるに決まってるわ。売却先の当てがなけりゃ3億だなんて・・・・でも、そんなこと思いつくなんて相当なのねと言ってました。・・・・・あとでわかったことですが、確かに誘拐した後、売却する予定だったようです。もちろん売価は、もっと安いらしいのですが・・・・・いくらかの補填になると。陰間寺は、実は裏では人身売買のルートを持っているようなのです・・・・・主に海外、それも東南アジアらしいのですが・・・・そして、これからが、凄い話なんです。
告白文とDVDが手紙と一緒に届いた日、私と栗原千冬さんも家に呼ばれ、丁度今と同じ感じで、3人で告白文を読み、「松下菜々」のDVDを観たのです。・・・・・すると、なんと千冬さんが、江上真希は自分の鍼灸院のお客だと言い出したのです。お客は、清水純子と名乗っているけど、背中の黒子の位置から間違いないって・・・・・・確かにDVDの松下菜々の背中には、小豆大の特徴的な黒子があります。顔も間違いないし、施術にくる江上真希本人だと・・・・清水純子は偽名に違いないって・・・・この広い東京で奇跡のような偶然だと思います。この数年、毎週一度は必ず店に来て、鍼治療を受けるらしいのです。持病ではなく、疲れを取る為らしいのですが、千冬さんのお得意さんだとわかったのです。千冬さんの施術が相当気に入っているらしく、世間話もよくする間柄だって・・・・千冬さんが言うには、江上真希は鍛え上げられた見事な肉体を持っているが、身体の線はシャープでスタイルが良い。そして相当に身体能力は高く、フィジカルは強く、格闘技にかなり通じた肉体をしている。身体を施術するとすべてがわかる。生きて捕まえるなんて相当に無理。でも、鍼治療中なら鍼一本で簡単に生け捕りに出来る。こう言ったんです。凄い偶然と思いませんか?・・・・・・・施術中なら簡単です。・・・・千冬さんは、この仕事をやりたがっているように感じました。やはり3億なんて相当凄い額です。そして桔梗さんの心が動いているのも判りました。
でも、桔梗さんは、この仕事は何か嫌な予感がする。3億なんて仕事今までやったことないが、何か身の破滅を予感させる気がするから。と言ってやっぱり断ろう。そう言って、それでその夜は終わったのです。私も千冬さんも桔梗さんの判断は絶対でしたから。異論は言えませんでした。私たちと桔梗さんの関係には、やっぱり序列があるのです。桔梗さんには逆らえません・・・・・やっぱり桔梗さんが姐御なんですよ。実は、桔梗さんも霊感が強いというか、何か特別な感覚を持った女性で、予知能力というか、感性に異様なものを持った女性でしたから・・・・不吉に感じられたようなんです。」
話の展開が読めず、また複雑になってきて、聞いているものたちも、頭の中を整理しているのがわかります。
でも、庄次の話は、ますます複雑になってきました。

「怪兵と亜美」第4弾

4章

「わかりました。・・・・・では、話を続ける前にこの告白文を皆さん読んでください。話はその後です。3人分コピーしているんです。」
庄次カノンが、みんなに配ったコピーは「告白~平山宏彦」という男性の体験記でした。

亜美と怪兵、それに令子がその文章を読んでいる間に、庄次は全員分の芋焼酎のお湯割りを作っています。
秋の夜が更け始めていて、虫の声しか聞こえないようになっています。

庄次が作ったお湯割りで舌を湿らせた令子が読み終えて口を開きました。
「これって本当の話なのよね。・・・・まあ、可愛そうな男が居たものね。くすくす・・・・でもやっと江上真希さんが登場してきたわね。長かったわ(笑)」と令子さん
「しかし、残酷な話だよね。初恋の女性とクラスメートだった美人に猿轡を噛まされて笑われるDIDマニアって・・・萌えるものはあるけどね・・・・はははは」と怪兵が合いの手を入れます。
「でも、最後に押し込められたお寺・・・・陰間寺だったかしら。こんな場所が今でもあるのね・・・さっきの仕掛け人の話といい、俄かに信じがたい話ね。」とこれも令子。
「まあ、フランスにも今でも似たような暗殺者組織はあるし、存在すら消している魔境の修道院だってあるわ・・・1千数百年の歴史を持つ日本ですもの・・・・あっても変じゃないわ・・・というか、むしろある方が自然ね。」と亜美の解釈が入ります。

「それじゃ、話を続けます。これからも話は長いですし、複雑怪奇な話ですから。私の説明が判りにくくて、話がこんがらがったら、聞きなおしてください。」

「読まれてお判りでしょうが、その告白記に登場する江上真希が、14枚目の絵の縛られている女性のモデルです。・・・・つまり私たちが本当に生け捕りにしたのです。口惜しそうで辛そうな眼は演技ではなく、本当に囚われた女性の本物の活きた眼です。・・・・これから彼女を捕まえた経緯をお話します」
「しかし、よくあの女を生け捕りに出来たわね。木更津の庄次さんのアトリエで遇ったけど、相当な手錬よ。・・・・自衛隊の特殊部隊に居たのね・・・・それで納得だけど、その中でかなり優秀だったはずよ」と亜美。
「ええ、それは後で知りました。格闘のスペシャリストだったって・・・・でも、捕まえるのは簡単だったんです。・・・・・話を続けますね。・・・・・ええっと、そう、そして、この告白記の作者の平山宏彦氏は、男根を切り取られ、この文章を書いた後に自殺して亡くなったそうです。・・・・・そして、その男色専門で男たちの姥捨て山である陰間寺の住職である豊前坊玄竜さんは、桔梗さんの兄なんです。異母兄妹らしいのですが、今でも交流があるんです。・・・・登場人物が多くて判りにくいかもしれませんが・・・」
「それよりもさ、俺、凄く気になったんだけど・・・・この告白文の中で、江上真希は今からだと・・・・ええ~と6年前か・・・・東京BD興行のDIDビデオの「松下菜々」で出演してたって本当なの!!・・・江上真希=松下菜々って正直びっくりなんだよね。このDVD、俺買ったんだよね、・・・・すごく好みで最高傑作だったんだよね。・・・・・あの女性は美人だったし表情も良くて、凄く好みだったなあ!!」と怪兵が言うと
「ねえ、怪兵さん。私は貴方の恋人よ!!恋人の前でAV女優を褒めるの!?」
「いや、そんなわけじゃないよ・・(都合がいいときだけ恋人かよ(チェ!!)・・・・でも、本当に美人女優の松嶋奈緒をイメージさせる感じで、目元につけ黒子までして、かなり顔やスタイルが似てるんだよ。・・・・あれはDIDビデオの中でも、突出した秀逸作品だよ・・・・・美人でスタイルもいいし、普通のDIDビデオってモデルの演技があまりにもワザとらしくてイモが多いけど、彼女は本当の女優みたいに捕らえられた雰囲気が凄く良くて、もがき方とか、ど真ん中のストライクなモデルだったなあ・・・・・(あっ)もちろん・・・・そう、俺が好きなのは亜美さんだけですよマジで!!ホントに!!」
その取っ手つけたような言い方に令子がクスリと笑いました。
「いや怪兵さん、あれはつけ黒子じゃなくて、本物なんです。だから結構似てるんですよ江上真希は、女優の松嶋奈緒に・・・松下菜々って芸名は、女優の松嶋奈緒を意識した芸名だったのは間違いありませんよ。ホント美人で似ているんです!!・・・それに彼女はDIDの性癖が絶対にあると私も確信してますよ!!」
「2人の話はわかったから、話を続けなさい!!(ビシッ)」
男2人の与太話に亜美がじれて、話を促します。もちろん亜美が、ここで怪兵をキッと睨んだのは言うまでもありません。



「怪兵と亜美」第4弾

3章

「この絵って、そうとうモデルさんは辛かったんじゃないの・・・・猿轡はもちろんだけど、この姿勢を長時間強いて描いたの?」と令子さんが、初めて口を開きました。
確かにかなり不自然な姿で厳しく緊縛され、頑丈な猿轡を噛まされていますから、並の女性ならこれだけで音をあげてしまいます。
その上に女性器丸見えですから、かなりの屈辱です。
「ええ、この絵だけは、桔梗さんのリクエストなんです。自分の愛人の千冬さんがこんな惨めな姿になって、屈辱に耐えているところを描きなさい!って命令されて・・・・もちろん、私は、千冬さんがモデルなら異存がなくて・・・でも、千冬さん、デッサンのたびに同じ姿勢に桔梗さんが縛られてそうとう辛そうでした。・・・・でも、この絵は、千冬さん自体も望んでモデルになったんです。2人の愛の軌跡ってことで。原絵は私が保管し、複写を桔梗さんと千冬さんに渡したんです。千冬さんをデッサンの都度縛るのですが、私が、縛らせてもらいましたし、猿轡を噛ませるのも私でした。思い出すだけで本当に美味しかったですね(笑)こんな美形の顔に厳しいボールギャグを毎回嵌めこめるのですから、噛ませるたび、勃起しましたよ(笑)・・・・それと怪兵さんへの自慢になってしまいますが(笑)
千冬さんって髪がとても綺麗なんです。黒い艶のある髪で、ストレートで肩まであって、凄く純和風な感じなんですよ。さらに首が細くって・・・・猿轡を噛ませる前に、アップにしてもらうんですが、いつも髪から甘い香りがして・・・・うなじがとても綺麗で・・・・そこにボールギャグのストラップを毎回私が締めたんです。実に良かったなあ(笑)・・・
それと脇道に逸れたついでに言うと、今年のお正月に千冬さんが、和服姿で桔梗さんの家に来たんです。・・・・浅葱色の素敵な着物でした。その着物姿で、きっと縛られてみたかったんだと思います。髪も整えてこられたんです。32歳という女性がもっとも艶やかで美しさが溢れる年齢です。千冬さんは実年齢より5歳は若く見える女性で、本当に千冬さん美しかったです。
そこで、桔梗さんもその日は服を脱がさず、着物のまま、後ろ手にキリキリ縛り上げ、詰め物を噛ませた後、豆絞りの手拭で、結びコブ噛ませ猿轡を嵌めたんですよ。それは、それは色っぽくて艶っぽくて、ぞっとするくらいの色香が漂って・・・・結い上げた日本髪と美しい襟足に締めこまれた日本手拭の猿轡の結び目・・・・・ほんとこんなに絵になるうなじは、中々ない気がします・・・・・・千冬さんって、そんな日本女性独特の色気があることを知りました。・・・・・これが実はその時の写真です・・・・千冬さん、普段は写真撮られるのを嫌うのですが、この日は、おそらく「美しい日本」を残したいとか笑いながら言って、着物緊縛姿を記念に残したいといって、撮影を許可されたんです。この日は、たくさん写真撮って・・・やや足を崩し加減で座り、手首をキリキリに捻りあげられて後ろ手に縛り上げられていて、厳しい豆絞りの噛ませ猿轡・・・・怯えるでもなく、怒るでもなく、運命を受け入れて緊縛に耐えている意思の強い大和撫子を思わせる美女の猿轡顔なんです。結び玉をしっかりと銜え、一点をすっと見つめた表情は、絶品でした。こんな美しい猿轡は、私も世界中でいろんな女性の猿轡を顔を見ましたが、日本でしか拝めないと自信を持っていえます。本当に「美しい国・日本」の素晴らしさが千冬さんにはありました。大和撫子と着物と手拭の猿轡。これは世界遺産ですね(笑)」


「それで、この女性が、仕掛け人なの?・・・・・」と亜美が話しを戻します。
「そうです。鍼灸師らしく鍼の先に毒を塗って・・・・千冬さんは、人間の身体というか、ツボについても、それから毒についても相当な知識があって、鍼で刺して、数時間後に突然心臓の発作が起きて死亡するなんて殺し方が出来るんです。街の中の雑踏であったり、電車やバスの中で、隣に立って刺したりとか・・・・医師の診断では心臓発作になり、事件になったことはありません。彼女の過去は良く知りませんが、一度、桔梗さんが、彼女は麻酔学専門の女医だったと言ったことがあります。確かにそう思わせるくらい知的で聡明そうな美人なんです。」
「今までに何人も殺したの?・・・・・あなたたち」と令子さんが顔を歪めながら聞いてきました。
「私が仲間になってからは3人です。・・・・その前にも数人は。でも・・・・3人ともやくざでした・・・・何度も刑務所に行って・・・・でも、憎まれっ子世に憚るで・・・・なんでこんな人間がこの世でのうのうと生きてるんだ!みたいんな男でした。私が調査したんです・・・・・人間の屑、社会の迷惑みたいな男でした。」
「この世に要らない人間なのいない」なんていうのは綺麗事だということは、ここに居る4人には判っていることですが、さすがにそれでも何か重たい空気が部屋の中に漂っていました。
「そう・・・・鍼で人を殺す!・・・か。・・・・・・なかなかやるわね、その千冬さんって方。」亜美だけは何か感心しているようでした。
「それで庄次さん、そろそろ、その絵に描かれている女性の話にならないの?・・・・」
と亜美が続きを促しました。

 | BLOG TOP |  NEXT»»