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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録 

第七章:残酷すぎる処刑!! 雅子の命は風前の灯!!

「君とこんな形でお別れとは残念だよ、君の肉体を愉しみたかったのだがねぇ。君の恋人はよほど美人キャスター殿に執心のようで、早く助けに来てくれるそうだ。ココで失礼するよ」
ここは深夜の東京湾埠頭。
今、雅子は残酷な処刑に処せられようとしている。
一糸纏わぬ雅子は、愛車トヨタのプリウスの後部座席に座らされている。
両手はそれぞれ縄で縛られ、後部座席上の手すりにその縄尻を結び付けられている。
口にはまだ、恋人との会話を阻んだ残酷な猿轡が噛まされたままだ。
「準備できました。これで高見が現れて女を助けようとすれば・・・」
残酷すぎる処刑方法だった。
室内のミラーにはなんとロシア製実弾入り拳銃が、後部座席に銃口を向けた状態で結び付けられている。
その引き金にも細い紐が結び付けられている。
その紐はこの車のすべてのドアの部に結ばれており、いずれかドアを開けばそれが引かれ、銃が発砲する仕組みだ。
後部座席中央にいる者の頭蓋骨を貫通することはほぼ間違いない。

海老原は、高見に雅子の引き渡し条件を提示した。
それは、高見が今後自分の周囲を嗅ぎ回らぬこと、という信じられないほど甘い条件だ。
はっきり言えば、提示した方もされた方も、その約束を反故にすることは言うまでもないことは容易に想像がつく。
にもかかわらず、高見の回答を取り付けた海老原は、雅子の監禁場所を教え、救出に来るよう命じたのだ。
それが、この埠頭に停泊する雅子の愛車というわけだ。
しかし、この車には前述の仕掛けがある。
つまり、高見が雅子を救出しようとした時点で、彼自身が最愛の女、雅子を処刑することになるわけなのだ。
「ン、ンン…」
観念した様に項垂れる雅子。
まるで磔のようなポーズで緊縛を受け、愛車の中で処刑を待つばかりの身・・・。
「では、美人キャスターくん、グッドラック!! いや、グッドナイト!!」
高笑いを残し、立ち去る海老原を悔しげに睨む雅子・・・。

(きょ、恭平さんッ、やっぱり来てくれたのね!!)
雅子はフロントガラス越しに見える恋人の姿に涙した。
彼は気が付かぬだろう、この車に恐ろしい仕掛けが施されていることは。
だが、それでもよかった。
彼の手で命を絶たれるのならば・・・。
雅子は猿轡を噛み締め覚悟を決め、恋人の行動にすべてを委ねた。
だが、恭平は雅子に気障なウインクを送ると、雅子が縛られている後部座席ではなく、運転席のサイドガラスを手にしていた工具で叩き割った。
そして、内部に手を挿し入れると手早くロシア製の銃を取り払う。
そして、すぐさま後部座席を開け、雅子の手を縛る縄を断ち切った。
(な、なぜ、この残酷な処刑の方法に気が付いたの!?)
雅子は猿轡の下で、歓喜の悲鳴を上げた。

喉の奥深くに捻じ込まれていた瘻付きの猿轡を、抜き取られると雅子は恋人の名を呼ぶ。
「恭平さん」
「雅子」
愛し合う二人は抱き合って再会を喜ぶ。
「ちょっと、お二人とも。僕の活躍も忘れないでくださいよ」
全裸の女体にジャンパーをかけてもらう雅子が目にしたのは、微笑む李の姿だ。
「実は、雅子さんが心配で今日はずっと尾行していましてね。さしずめ、美人キャスターの冒険をスクープしたってわけ」
「それで、私が捕まっていたことも知っていたのね。でも・・・もうちょっと早く助けに来てくれてもよかったわ」
微かに不服そうな雅子。

「いいじゃないか、お前を守るナイトは俺ってことで・・・」
「ごめんなさい、勝手なことをして・・・」
潮らしく詫びる雅子に、上司の顏で恭平が言う。
「報道局長には内緒にしておく。そして、俺ももう逃げも隠れもしないぜ、君が活躍してくれたおかげで、確かな裏も取れたってわけさ」
「これで、海老原と帝電の癒着も報道出来ますね」
李も誇らしげに笑う。
「私も一緒に闘わせて頂戴!」
「おいおい、あんな危ない目に遭ったっていうのに、相変わらずのお転婆ぶりだなぁ」
芯の強さを持った美人キャスターの恋人に、力強く微笑む恭平だった。  【第一話完】


メールは当分つながりません。すみません。
ベスト

US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第六章:無情の猿轡

海老原正源はつくづく緊縛が好きな男だった。
上半身を亀甲縛りにされた雅子が、今度は胡坐をかかされた姿勢で足首を縛められ、卑猥極まりない姿を晒している。
鎌倉の良家の子女である雅子にはたまらない仕打ちだろう。
さらに雅子の口には、頬肉に食い込むほどに硬く猿轡までかまされている。別に雅子が誘拐された少女のように泣き喚き助けを求めても、海老原は微塵も戸惑わない。
防音設備が完全なこの部屋に女が捕えられていることに気が付くものはいないだろう。
胡坐緊縛座りをさせられた雅子の肩を、海老原が気安く叩く。
「奥寺キャスター、君もなかなか強情じゃないか?」
散々責められた雅子だが、敵をキッと見据え、その気丈さは健在だ。
「ならば、こちらも趣向を変えて君を苛め抜いて差し上げようと思ってね」
「!!」
海老原が手下から渡されたものを目にした雅子の顔色が変わる。それは雅子のスマホだ。
虜の身になり、雅子が私物を調べ上げられたのは言うまでもなかった。
「君からの連絡とあれば、高見恭平君も出ざるを得まい・・・」
勿体つけたように、恭平にコールを始める海老原。
(いや、止めてッ。決して出ないで恭平さんッ)
恋人の優しさを誰よりも知っている雅子は、自分が海老原の手中に堕ちていることを恭平が知れば、必ず敵の要求を呑むであろうことを予測していた。
猿轡を噛まされた貌を必死に振って、コールの中断を哀願する雅子。
しかし海老原は、ニヤリと笑うと雅子の塞がれた口元にスマホを向ける。
『もしもし、雅子君か!?・・・どうした?、雅子君?』
聞こえてきたのは、愛しい恋人の声だった。

「フフフフ、話したければ話してもいいのだよ・・・。今、君が一番助けを求めたい相手だろう? さぁ、今の君の危機的な状況を教えてあげなさい。私は今海老原の手中に堕ち、世にも残酷な拷問にかけられてます、とね、クククク」
海老原は雅子の耳元で実現不可能な「望み」を許可する。
喉元まで深く硬く噛みこまされた瘻槻の猿轡が無ければ、雅子自身恋人に縋り付くように助けを求めてしまったかもしれない。
助けを求めたくとも声を発する術を奪われ、恋人の声だけを聴かされ続ける、それも何よりの拷問だった。
「ンッ、ンンッ…」
だが、無残な口枷に阻まれ、蠱惑的な唇を噛み締めくぐもった喘ぎを漏らす事しかできない雅子だ。
不審がる恭平の声を発するスマホを、海老原は何を思ったか愉しげに切る。
「フフフ、そうか、お嬢さんは今、口を利くことが出来ないのだったね」

ブイーンブイーン…。雅子は開かされ緊縛を受けた秘裂の間で、振動を続ける自分のスマホを心底呪った。
雅子の身を案じ、恭平がかけ直してくると見越した海老原の変態の変態的な責め苦の一環だ。
性器に挟み込まれたスマホのバイブレーションは、虜の身の雅子の陰核を的確に嬲った。
雅子のくぐもった悲鳴は、スマホを通じて恭平の耳に入ったことだろう。
ただならぬ事態を想像し、執拗にコールしてくる恋人が愛おしくも恨めしい。胡坐をかかされ、交差させられた足首の先で、その指を握りしめる雅子。
(きょ、恭平さん・・・。もうかけてこないでッ。これ以上、コールされたら、私・・・)
変態的な男に捕まり、いたぶりを受けたうえ、その姿を眺められ、恋人の救いの電話で熱く燃え上がってしまうという危機的状況に、不覚にも淫らになってしまう自分がいた。
「ンンンンッ・・・はむぅッ・・・」

何度目の呼び出しだろう、堪え切れなくなった雅子は膣内に、淫らな液体を漏らす感触に意識が遠のく。
「フフフフ、下の口では話ができないかね?」
雅子を存分に弄んだとみて、海老原はいやらし気な手つきで膣内からスマホを抜き取る。
「ひゃあむんッ!!」
くぐもった艶めかしい喘ぎを漏らし、胡坐緊縛させられた肉体を痙攣させる雅子を尻目に、黒幕のドンは交渉に入る。
「高見恭平君かね? 想像はつくだろうが、君の可愛い恋人、雅子君は私が預かっている。彼女の命を救いたければ…」
(恭平さん・・・助けになんて来ないで、貴方は逃げ延びて・・・。それに、こんな無様な姿を見られたくない)
雅子の切れ長の瞳から涙が流れ落ちた・・・。

追記
諸事情により当分更新出来ません。
コメントいただいても返信出来ません。

また4月23日からメアドが変わります。
新しいメアドは、いつかそのうちにお知らせします。
宜しくお願い致します。

ベスト

US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第五章:過酷な責め苦

「あ、貴方は、変態よッ」
雅子は、苦悶に美貌を歪めながらも、その様を子気味よく眺める海老原を罵る。だが、闇のドンはせせら笑いながら回答する。
「あるいはそうかもしれんねぇ。だが言っただろう? 私は自分の敵をただでは倒さん。はみ出し記者と名高い高見恭平を苦しめるにはどうしたらいいか…? 簡単なことだよ、君を生け捕りにしてたっぷりといたぶることが何よりも効果的だ」
図らずも恋人を救うどころか、逆に危機を招きつつある状況に、雅子の端正な美貌が険しく歪む。
「私としては君をどういう手段で誘拐してやろうかと思案していたのだが、まさか自分から捕えられに来てくれるとはねぇ」
雅子の顎に手をかけ、意のままにならぬ美女を嬲るような口調で愉しげに笑う海老原だ。
「貴方は経済人として恥ずかしくないのですか!? 国民が苦難を抱えているというのに、新たな災害を招きかねない原発を稼働させ、利益供与を受けるなんて!!」
正義感と倫理観に満ちた美人キャスターの説教を、まるでご褒美の様に楽しげに聞く海老原。

「残念だが、美人キャスターくん。今度はこちらの質問に答えて戴く番だ・・・。君の愛しい漢、高見恭平はどこに身を隠している。居場所を言え」
「……」
当然のように、視線をそらして口を噤む雅子。当然恋人の潜伏先は知っている。
「フフフフ、我が特技‘荷造り緊縛’だけでは、拷問にならないかね? ならば…」
海老原は雅子の緊縛された柔肌の感触を確かめる。
やがて、亀甲緊縛然とした菱形の荒縄に挟み込まれ、大きく歪んだ雅子の「ロケット爆乳」を平手で強烈に殴打する。
「言え、言うのだッ!! さぁ、さあ、さあぁッ!?」
ビシッ、ビシッという柔肌を打ち据える乾いた音と共に、雅子の巨乳が縦横無尽に激しく揺れる。
「あうッ、ううッ、くうッ、い、言うものですかぁッ」
勝気な態度を崩さない雅子だが、そこは若い女だ。
心の中では愛する男に詫び、そして悲壮な決意に暮れている。
(ああ、恭平さん、ごめんなさいッ、貴方を救うどころか、捕まってしまうなんてぇッ。そればかりか、こんな恥ずかしい拷問まで受けて、貴方の事を喋ったりでもしたら、私・・・女として恥ずかしいし、あなたに顔向けできない、殺されたって死にきれないわッ!!)

「女だてらに、私に楯突きおって!! くぉのぉッ、アマッ!! ただでさえ、でっかいオッパイが腫れ上がっていくぞぉ、いいのかぁ?」
変態的な欲望を織り交ぜ、雅子を罵倒しながら乳房を打ち据え、張り続ける海老原。
「あうぅ・・・」
やがて観念した様に、真っ赤になった巨乳を揺らしながら項垂れる雅子。
「水だ、水ッ!! この女を叩き起こして、竹刀で殴り続けろ!!」
ダークスーツの三下たちに命じる海老原。緊縛された女人柱と化した雅子の顔面に、バケツに注いだ冷水が叩きつけられる。女体の凹凸、そして食い込んだ荒縄の溝を、水が滝を流れ落ちるように滴る。
「あぁ…」
蘇生した雅子だが、強烈な竹刀が柔肌をくいこむ痛みに、再び喘ぎ悶えることとなる。
「どうだ、どうだぁ!? 白状せんか、このアマぁッ!?」
サディスティックな拷問は、雅子が三度失神するまで続けられた。



US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第四章:雅子罠に嵌る・・・

「君の取材の目的は、私が帝都電力とズブズブの関係にある確証を攫むため・・・、そうだろう、可愛いお嬢さん?」
いきなり核心を突く逆質問に、狼狽する雅子。
聡明で知的な美人キャスターも、腹黒い政界財界を牛耳る闇のドンの前では、可愛いお姫さまにすぎない。
「ついでに言うと、君が私のところへ乗り込んできたのは、高見恭平という、恋人のため。私はあの男を抹殺せんとしているからねぇ」
「な、何ですって!?」
そこまで調べられていたのか、という驚愕の目で美人キャスターは恐れ戦く。
「随分、彼も好きモノのようだね、帝都ホテルで何度も逢瀬を重ねているそうじゃないか?」
「そ、そんなことをあなたに詮索される覚えはありませんわッ」
取材に来たはずが、「逆取材」を受けた雅子は羞恥心と屈辱感に唇を震わせる。
「きょ、恭平さんを狙っていると告白しましたわね!! 何よりの「裏」をとった以上、しっかりと・・・報道・・・させて・・・いただき・・・ます・・・わッ」
高飛車に言い放った雅子だが、呂律が回らない。
そして視界がぐるぐる回り始める。
「あ、あぁッ!」
テーブルに突っ伏した雅子。半分ほど飲み干したミルクティーのカップが、床に落ちてひび割れる。
「飛んで火にいる夏の虫とはこのことだね、美人キャスター殿。君は私の虜になるべくここに勇ましく乗り込んできたというわけだ」
「ひ、ひきょう…ですわ…。睡眠薬…なんて」
「私はね、自分に楯突く相手をすぐに殺しはしないのだよ。こちらの力がどれほど強大か、そして私に楯突くとどういう目に遭うか、身の程知らずな愚かさを骨の髄まで教え込んでやるのだよ」
ソファから完全に崩れ落ちた雅子は、羽衣を奪われた天女のように床に転がった。

奥寺雅子は日本経団会のドン、海老原の邸宅地下に設けられたその性的趣向を存分に表したプライベートルームで、フェチシズムの餌食と成りつつあった。軋む荒縄が、そのスレンダーでありながらも、成熟した女の肉体美を隠し切れない見事な肢体に食い込む痛みに、喘ぎ悶える。
雅子はショーツ以外の着衣は取り去られ、全身をまるで小包の様に硬く細かく緊縛されている。
縦横無尽に肉体を張った縄が芸術的な菱形の模様を作り、後ろ手に腕を結わき、そして両脚をそろえて硬く縛められた雅子。
まるで、自身の肉体が人間の柱になったように、硬直したポーズで天井の滑車から吊り下げられている。
揃えて縛られた爪先が、ようやくつく程度の位置で縄の捩れに合わせて揺れている。


US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第三章:美人キャスターの無謀なチャレンジ

「私には何もできない・・・。報道って何なのかしら…。私たちキャスターの存在って・・・」
雅子に出来ることは、何もない。報道に強いTBCとはいえ、人気女性キャスターに許されたことと言えば、所詮局の上層部の制止を振り切り、他局が「日本経団会」を「財界」とボカシて表現していることを、「日本経団会会頭」と名指しで報道するのが関の山だった。
しかし、違法性どころか、視聴者にその黒幕の存在を知らしめることすらできないではないか。雅子はCMの際に呟くのだった。

「それでは、また明日の晩にお会いいたしましょう・・・」
横でコンビを組む、TBC系列新聞社出身のジャーナリスト筑井哲忠と共に項を垂れる雅子。
社会倫理を問う真摯な表情に憂いを湛え、恋人への思慕も入り混じった潤んだ瞳は、視聴者、ことに男性のハートを鷲づかみにしたことは言うまでもない。
「雅ちゃん、よかったよ、あの一言」
筑井の言う「一言」が雅子の意地で盛り込んだ、「日本経団会会頭」という言葉であることは言うまでもなかった。
還暦を過ぎてもソフトな語り口の中に、鋭い切れ味を含む先輩ジャーナリストを尊敬する雅子は、微かに微笑んだ。
恭平と、雅子の関係を把握している数少ない番組スタッフでもある。
「ありがとうございます、筑井さん・・・。でも、キャップのこと、どうしたら守れるのかと」
「恭ちゃんの事?」
職場では雅子が恭平を「キャップ」と呼び、筑井は「恭ちゃん」と呼ぶ。
「ええ、社会正義も強い人だし・・・。命を懸けて取材したことを報道もしたいんです。そのために力になれることは何でもしてあげたいですし…。かといって世論を喚起するだけの、海老原のえげつなさを証明する何かが手に入らなくては・・・」
職務に対する恭平と雅子の真摯な姿勢、そして二人の恋愛感情を知るだけに複雑な表情の老ジャーナリストだ。
「相手が相手だけに、局としては今以上の追及はできないだろうしね。僕の若い頃は単独で朝駆けなんて、植えの命令も聞かず跳ね返った行動をとったものだよ」
筑井が気休めで発した言葉に、聡明な雅子は閃いた。
「そうだわ・・・。単独・・・」
「こらこら、雅ちゃん、何か企んでいるな」
「うふふふ、お分かりですか?」
雅子は、さっきまでの憂い顔に微かに悦びを湛え、悪戯っぽい表情で筑井を見返す。
かねてより、著名人のオジサマ方には抜群の人気を誇る雅子のチャーミングさが、一段と際立つ瞬間だ。
「君は将来ある娘だ。軽はずみな行動は・・・」
もともと、美貌に反してなかなかのおてんば娘にして、明朗活発な雅子だ。幼少期からシンクロナイズドスイミングや新体操などを嗜むスポーツ万能娘、度胸も満点だ。
「大丈夫ですよ、筑井さん。わたくしが、か弱い女であることをお忘れなぁ~~く!」
父親に甘える令嬢のような表情を浮かべ、ウインクを送る雅子だった。
「雅子さん、無茶しないでくださいよ…って言っても従うような人じゃありませんよねぇ」
ため息交じりに呟いたのは、報道局の若手AD、李だ。
なかなかのイケメンで、民団系の大物のお坊ちゃんらしく人は良いが、キレ者で頭の回転は速い。恭平に憧れる「高見門下生」だけに、上司と彼に恋する美人キャスターが心配でならないが、そのお転婆ぶりも知り尽くしている。
「李君、心配しないで頂戴。女だっていざとなれば闘えるってこと、証明してみせるから」
怪しげを含んだほほ笑みもまたなかなかチャーミングな雅子だった。

翌日、『NEWS・TODAY22』が放送されない週末は、雅子は完全オフだ。
愛車のブルーのトヨタプリウスのシートに身を沈めた雅子。
やがて、田園調布にある日本経団会会頭、海老原正源の邸宅の傍にある、まるで大規模商業施設の駐車場を思わせる私有地に停車すると、緊張を解す様に大きく甘い吐息を漏らす。
ベージュ色のパンツスーツ姿はモデルを思わせるいでたちだ。まるで敵地に切り込むような真剣な表情を浮かべた美貌の「ジャンヌダルク」。
TBC、いやテレビ界でも有数の美女と名高い、大人気の奥寺雅子キャスターの取材とあって、喜んで迎え入れた海老原正源は、一見紳士然とした顔を綻ばせて雅子を迎え入れた。
女好きであることはいとも簡単に見抜け、「取材」と称した雅子のスパイ活動はスムースだった。
TODAY22で流す「現代を斬る」と題したテーマの論客としてインタビューするという偽りの名目上での取材だ。
女優と見まがう妖艶な表情を浮かべ、パンツスーツから伸びる長い脚をピシッと揃えて、時折歩調を合わせて頷く雅子。
(なんとしても、原発にまつわる話を聞きださなくては・・・。さぁ、見せなさい、海老原正源。あなたの裏の貌を…)
「ところで、海老原センセイ。先日、熱海原発の再稼働を日本経団会がお認めになりましたけど…」
「フフフ、君の番組だけは私を名指しで報道したよねぇ。おかげで抗議文や、お叱りの電話が当団体にひっきりなしにかかってきて閉口しとるよ」
海老原は言葉とは裏腹に、意にも解さぬ様子で雅子を見据える。

US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第二章:恋人の危機

「雅子・・・俺はしばらく身を隠す! 冗談抜きで君の言う通りさ、命を狙われている。無論、君と一部のスタッフにだけは随時連絡は取る。だが極秘裏にだ・・・」
「どういうことなの…?」
雅子が言葉を失うのも無理はない。
TBC報道部で、局の上層部の制止も振り切り、数多くの政治家の不正を暴き、総理大臣も二人ほど辞任に追い込んだ彼の「はみ出し武勇伝」は業界では知らぬものは無い。
だが、華やかに見えるテレビ界の裏は欲望や嫉妬と羨望、そして、裏切りに入り混じり、権力の介入による脅威にさらされることもしばしばだ。
実際、恭平もこれまで幾多の脅迫めいた電話や投書、ネットの書き込みの餌食と成ったが、一度たりとも意に介さなかった。
その彼が命を狙われ、身を隠すとはどういうことなのか。
「詳しく聞かせて!」
恋人の腕を撮り、心底その身を案じる様に切なげな表情を浮かべる雅子。そんな彼女を愛おしむ様に、恭平は優しく微笑し、やがて口を開いた。

その際に恭平から聞き及んだ、内容を心の中で反芻しつつ、雅子はニュースを伝え続ける。
「なお、今回の再稼働につきましては、静岡県内の日本経団会会頭の意向が強く働いたと見え・・・政府がその圧力に屈する形となったと思われます」
「日本経団会会頭」この人物こそ、正義のジャーナリズムを踏みにじる黒幕であるとでも、雅子は報道してしまいたかった。
それこそ、恭平が命懸けでスクープを試みた内容そのものだからだ。

『雅子、原発は国策だ。それに異を唱える輩は、この業界でも失脚を余儀なくされる。それは君もわかるだろう?』
視聴者には窺い知れない、テレビ業界の掟は女子アナの雅子にも理解できていた。
『世論、県民の反対にもかかわらず、熱海原発を運転する帝都電力から多額の金が動いている・・・。受け取った相手は誰だと思う? 日本経団会会頭、海老原正源だ』
雅子も日本経団主催のパーティ取材などで面識のある人物だ。
『だが・・・報道はできない。それどころか、この件で情報筋を使って調べて以来、妙なことが起こってね』
こともなげに言う恭平だが、その脅迫は、背筋の凍るものだった。
無言電話や猫の死骸が自宅に投げ込まれた事にはじまり、弾痕入りの封書が届き、揚げ国は恭平の一人娘をめがけて猛スピードの車が、命を狙うが如く彼女を轢き殺さんばかりに駆け抜けたことなど、命の危険を感じるものばかりだった。
世の裏のカラクリを暴かんとするものに制裁の使者が送り込まれることは当然の事とはいえ、その犠牲に最愛の恋人が選ばれんとしていることに雅子は怒りを覚えるのだ。

US様投稿小説 美人報道キャスター雅子・事件危機録

第一章:美人キャスターの想い

東京赤坂に本社を構えるテレビキー局、TBC(東京・ブロード・センター)の22時。
看板報道番組『NEWS・TODAY22』の番組内で放送原稿に目を落とす、奥寺雅子は、その凛とした美貌に憂いと微かな怒りを湛え、原稿を視聴者に訴えかけるように読み上げる。
瓜実型の端正で純和風な顔立ちだが、通った鼻筋は西洋的な美女を彷彿させる。切れ長の瞳が印象的だ。
今年で28歳。KO大学在学時に友人に勧められて出場したミスコンでグランプリを獲得したことで、その気の無かったTV界に足を踏み入れてはや九年。バラエティと報道の垣根が極めて低い日本のマスコミ界において、かなり硬派な番組作りを売りにするTBCに局アナとして入社したことは間違え出なかったと、雅子自身感じている。
もともとは、フリーのジャーナリストや弁護士を目指していた雅子は、TBCの先輩である、ある男の熱心な勧誘で、女子アナになることを決めたのだ。その人物、TBC報道部この人にあり、と言われた辣腕記者、高見恭平は今、彼女と恋人関係にある。

「次のニュースです・・・。東日本大震災以降、稼働を停止していた静岡県にあります、熱海第一原発の再稼働を曽我部内閣が承認した問題で・・・」
キャスターという仕事をする中で雅子は常々想う。
なぜ国民は何時も世事に疎いのかと。
わずか四年半前に起きた大災害に伴う福島第一原発の事故。
その被災者の傷すら癒えぬというのに、かくも経済優先主義をひた走る政治家を選挙で勝たせ、同じ轍を踏ませるような道を選ぶのか。
この熱海原発の再稼働はその最たるものだ。
だが、雅子が、諦観を超越し、とても動かせぬ世論を動かさんと切に願いながら放送に臨むには、もう一つ理由があった。

一週間前――――――
金曜深夜の帝都ホテル。
奥寺雅子は騎乗位の姿勢で、激しく突き上げる数年来の恋人、高見恭平の愛を受け止め、そのピストン運動に身を委ねていた。
「あッ、あッ、あぁッ、い、いぃッ・・・。恭平さん・・・いいッ・・・」
普段は凛とした美貌を甘く歪め、ニュースキャスターの怜悧な表情を押し殺し、恋人の名を呼び喘ぐ彼女は一人の若く美しい女だ。
絶頂を堪えるように天を仰ぎ、屹立しきった乳首を突き出すように肉体を震わせる。一方の恭平は、12歳年下の雅子の見事な肢体を慈しむように抱き寄せると、体位を変え、猛り勃ったペニスで聖なる穴を貫くように、女体の臀部を抱きかかえる。
性感帯を知り尽くした深い仲となって五年が経過している。
雅子にとっては、自分をこの業界に引き抜いてくれた尊敬する先輩で、当初から好意を抱いていた。
だが、バツイチの恭平の離婚問題もあり、一線を超えたのは恭平がフリーとなってからだ。
「あうぁッ・・・あ、あッ、あぁッ・・・」
「雅子・・・イクよ…」
「え、ええ・・・、いいわ…。・・・はうぅッ・・・」
「僕たちは・・・、本当に、相性が良いようだね・・・」
「そうね・・・、でも・・・どうして、そんな改まって・・・あうッ」
愛を確かめ合うように結ばれる二人。恭平が強く逞しくイチモツを膣内に潜行させれば、雅子はそれを受け止めんと彼の絶倫ぶりを慈しむように締め付ける。
やがてフィニッシュだ。だが、雅子には甘く激しいSEXの中に、恭平が抱える苦悩をいち早く察していた。

ベッドに敷いたバスタオルの上には、お互いに赤面してしまうほど夥しいラブジュースが滴り落ちていた。
雅子は手際よくそれを片付けると、扇情的なビキニショーツだけを履き、ビールとグラスを取りに立ち上がる。
身長163cmのすらりとした体躯は学生時代とほとんど変わらない。
露わになった乳房は視聴者の間でも、また業界でもロケット爆乳と命名されている。
恭平の座るベッドに並びかけた雅子は、ビールを蠱惑的な唇に流し込むと、甘えるように逞しげなその腕をとり、美貌を寄せた。
「ねぇ、貴方・・・。何を考えているの? もしかしたら、命でも狙われているとか? うふふふ」
努めて無邪気にふるまったが、恋人の様子から察するに、かなりの難問を抱えていることは間違いなかろう。
今夜の様に情熱的に肉体を求めてくる時には、彼が決まって難局を迎えたシグナルだと熟知していたし、そんな不安を自分にだけは体現する彼が愛おしくてならない雅子だ。
「君には隠し事はできないな」
「そうよ、恭平さん。一緒になったら隠し事はダメよ、うふふ」
結婚は暗黙の了解の、近未来の予定だが、今宵雅子の言葉の真意はそこにはない。彼の悩みを聞き出したいだけだ。

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