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Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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未完成 その9

第8章

運び込まれた屋敷の20畳もある和室の真ん中に由美子は正座させられている。
由美子の身体に残っているのは、パステルイエローのブラジャーと同色の小さなショーツだけである。

165chの長身の由美子。
無駄な贅肉がまったくないその見事スレンダーボディの女性が
手を後ろに回し、胸を張り、背筋をピンと伸ばした姿勢で正座した姿が、言葉で表現出来ないほど、あまりにも美しい。
高手小手に縛り上げられているため、胸を張った姿勢になり自然と、背筋が伸びている。

その上で、ブラジャーの上下に白いロープの胸縄がきっちりと締められている。
バストの真ん中に縦縄を噛まされて、形の良い由美子のバストが少し歪に変形させられていて、被虐感が漂っている。
そして、口にはマフラータオルを使った結びコブ猿轡が頑丈に口に噛まされている。
丁度、大きなボールギャグを噛まされたように、口を大きく開けて銜え込んだという表現がピッタリなほど、由美子の口は大きく開かされてその真ん中に結びコブが自己主張しているのだ。
アップにした黒髪と長くて細く透き通るように白い襟足にマフラータオルの結び目が締めあげられている。
細く長く形の良い美脚とキュッと引き締まったウエストと可愛いおヘソ。

床の間には、水墨画の掛け軸がかかり、古伊万里の花瓶に一輪の桔梗が活けられている。
日本の茶室を思わせる佇まいの部屋の畳の上で、ブラジャーとショーツ姿の美女が後ろ手に縛られ、口に厳しすぎるほどの猿轡を頑丈に噛まされて正座させられているのだ。
その姿を正面からと真後ろから精緻に描き上げ、香港国際美術館の入口に掲げるというのがベスト画伯の構想である。

「さあ、由美子ちゃん、早速描き始めようかのお?。おや?もう猿轡が辛いのかい?・・・・・
残念じゃが、それは外せないよ。当分、体の一部じゃと悟って噛み締めていておくれ?はははは。なあに、すぐに慣れっこになるもんじゃ!」

キャンバスの大きさは、畳ほどの大きさはある。
そこに、後ろ手に縛られ正座させられた由美子の猿轡姿を精緻に描き上げるというのだ。
それも正面からと背中からと。
彼の描く絵ならば、ブラジャーの刺繍やホックの盛り上がりまで精緻に描かれるだろう。
そして、口に噛み込まされ、しっかりと嵌め込まれ結びコブの猿轡まで、はっきりと描かれるはずです。
もちろん、端正な顔立ちの美形の由美子の顔が無残に歪められ、怒りに震える表情までしっかりと表現されるはずである。
そんな畳ほどの大きな絵画2枚が香港の美術館の玄関に並んで飾られ、無数の中国人の目に触れるのである。
それは、きっとマスコミにも伝わり、もしかしたら全世界に発信されるかも知れない。
ベスト・リーとは、それほどまでに世界的に有名な画家なのである。
そんな絵を今から描かれることを知らされた由美子の恐怖と怒りは尋常なものではなかった。

※残念ですが、昨年書き上げたのは、ここまでです。
ここで終了とさせてください。
申し訳ありません。

未完成 その8

第7章

ベストが取り出したタオルは、マフラータオルと呼ばれるものだった。
サッカー中継を見ると選手入場の際、サポーターがスタンドで両手を広げて掲げているタオルをみたことがおありだろうか?
普通のタオルが、縦70ch・横30chなのに対して、マフラータオルは、縦100ch・横20chである。
その上ベストが持ってきたのは通常よりも、生地がかなり薄いタオルを準備していた。
東京にある某Jリーグ倶楽部の白地に青の文字が入ったタオルを調達してきたらしい。

通常家庭で使うタオルでは、長さが短くてうなじでの締めに問題がある。
マフラータオルだと、締め具合もしっかり出来る上に、結びコブが和式手拭よりもかなり大きく作れるのだ。
成人女子の握りコブシ位の大きさになる。

「これを今回は使う。それから詰め物じゃが、あんまり沢山は口に入らんじゃろう。
そう思って、これを用意したんじゃよ。」
そういうと、ベストは、4人の美女が居る前でズボンを脱ぎ、ブリーフを脱ぎだしたのだ。
彼が履いていたのはヘビのプリントが入った男性用Tバックだったのだ。
4人の視線などお構いなしにフル珍のまま、脱ぎたての生パンを持って、由美子に近づいてきた。
「わあああ~~~~由美子ちゃんいいわね。こんな大先生の生パンをご馳走になれるなんて?素敵だわ。」
「ははっは。ほんと羨ましい。おばさん幸せね?はははは。」
「さあ、それじゃ、結びコブを作りましょうかねえ。慶子さん、由美子さんの幸せな顔をしっかり撮影してね。皆さん見てるんだから」
{みんなが見てるってどういう意味? それに高田君と佐藤君は帰ったのかしら?。
箱から出された時には、この慶子と友美しかいなかったわ

「さあ、由美子ちゃん、お口あ~~ん。」
由美子はベストのような変質的スケベオヤジが履いてた生パンの詰め物など、許容範囲を超えている。絶対に食べられない猿轡だ。
口を閉じて拒絶しようと試みたが所詮は無駄な抵抗だとすぐに悟らされた。
「さあ、おばさん口を開けるのよ。ほら早く。・・・・・こら、ババア、世話焼かすんじゃねえよ、ほら開けんだよ。」
{ババアですって?? さっきからおばさんと言われるのだって切れてるのよ!それをババアだなんて!!}

そんなことを思った瞬間、友美が鼻を強く捻りあげた。
「いたあ~~~!!」
痛いとイヤと言いかけた時には口を開いてしまい、Tバックが捻じ込まれてしまった。
小さな詰め物ながら、吐き気を催すような屈辱的な詰め物である。
そして、慶子が器用に目の前でコブシのような結びコブを作ると、
「さあ、これも召し上がれ! こんなコーディネートをわざわざして頂けるなんて由美子ちゃん本当にあなた幸せよ。羨ましいわ」
そして、由美子の口にマフラータオルの大きな結びコブがしっかりと唇を割られて嵌め込まれた。
いやいや可愛く小さく首を振る由美子の顔が無慈悲に歪んでいく。
慶子は力任せに猿轡を締め上げて、うなじで絞り上げるように二重の米結びを作った。
マフラータオルで結びコブを作った猿轡は、まるで布製のボールギャグだ。
大きな結びコブが由美子の顔の中心で自己主張していて、端正な顔が滑稽に見える。
被せ猿轡がなければ、惨めで無残な顔を晒しているのと同じなのだ。
「どうかね、由美子さん。わしが考えた猿轡は?きっと気に入ってくれるはずじゃがな。
どれどれ、それでは由美子さんの身体を少し点検させてもらおうかのお~」

正座させられた由美子の身体をそれからそっと撫でまわした。
まるでナメクジか蛇蝎が身体を這うように、ゆっくりブラジャーをタンクトップの上から触ると、肩口にズレテきたブラのストラップを指先で摘みあげ、
「ほう、今日の由美子ちゃんは、パステルイエローのブラじゃな。フムフム。悪うない。
この絹のような白い肌にこのイエローのブラは良いのお~。・・・・・そうじゃ、このタンクトップを外してくれんか?その姿を描くとしよう。」

3人がナイフでタンクトップシャツをお腹の辺りから、切り裂いていく。
真っ白なキュッと引き締まったウエストと可愛いおへそが顔を覗かせて、最後にとうとうパステルイエローの可愛いブラジャーが顔を見せたのだ。
胸縄が噛ませてある。
女3人で胸や背中のシャツを切り刻みながら、縄目の間から剥ぎ取っていく。
今日の由美子のブラジャーは3/4カップに金糸のレースハート刺繍を施したブラでリボンのワンポイントが付いている。
背中は2段掛け3列のホックになっている。
とうとうシャツを剥ぎ取られて上半身ブラジャー姿にさせられた由美子は、
「ムグググ {お願い、もうやめて!}と身悶えした瞬間、ピシリと友美がお尻を鞭打つのだ。
「ねえ、由美子ちゃんいいこと教えてあげるわね。この部屋の隣に誰がいると思う?」
「え??」という眼になった由美子に対して、杏子が勝ち誇ったように言った。
「教えてあげるわね。あのカメラの意味もね。クスクス」
「・・・・・・・・・・」
「あのね、隣の部屋には、うちの頭取、専務が2人、常務、総務部長に総務課長、それに由美子さんの同僚の男子行員や女子行員がお招きされているのよ。みんなで14~15人くらいかしら・・・・・みんな隣の部屋で由美子さんの姿を50型大型TVでお酒飲みながらワイワイ言って見てるのよ。」
「ムグ・・・・・・・・・・・」
一瞬、由美子は何を言われているか判らなった。
そして言葉の意味を理解してから、思わず絶句した。
「ねえ、素敵でしょう、由美子さんって猿轡が大好きなんでしょ?その一番好きな顔を銀行の皆さんにお見せしたいって、ベストさんがみんなをご招待したのよ。きっとみんな隣の部屋の大型テレビで由美子さんの顔をマジマジと見ているわ。嘘だと思う?ねええ~~頭取見てますか?・・・・聞こえたら壁を叩いて下さい。」
一瞬間を空けて、壁がドンドンと鳴った。
「専務、常務、・・・・・山田君、中村主任・・・・理沙、里美・・・・」
次々に壁がドンドンとなる。
「・・・・・・・・・・・」頭の中が真っ白になる由美子。
まさかこの姿、この顔を銀行の人間に見られている。

未完成 その7

第6章

「しかし、それでは、由美子ちゃんの顔がわからんのお~。猿轡を外してくれ。どうせ、ここではいくら大きな声を出されても隣の建物には決して聞こえん。・・・・・今から3日間、わしの絵のモデルを勤めてもらうんじゃ、挨拶ぐらいしておかぬとな。」

「ねえ、由美子ちゃん、ベストさんが言ってるのは、社交辞令よ。猿轡を外したからと言って、好きにお話して言い訳じゃないのよ。わかってるわね。ねえ、友美ちゃん、カメラの準備はOKなんでしょう?」
杏子が後輩の19歳の友美に確認した。
大きなカメラが廻っている。
46型の大型TVが備え付けられ、撮影した画像が映り始めている。

「さあ、由美子さんTV中継スタートよ。まずは、そこに正座しなさい。・・・・言ってることが聞こえないの。そこに綺麗に座るのよ。」
次の瞬間、ムチを持った杉野慶子が由美子のお尻のあたりをピシッと叩いた。
「杏子さんが言ってることが聞こえないの。・・・・世話を焼かすんじゃないわよ。」

同期入行で一番仲が良いと思っていた慶子が豹変している。
あまりの口惜しさに涙すら出ない。
由美子が仕方なく正座をすると、杏子が猿轡を外した。
ベストもマジマジと素顔を見ている。
詰め物が口から出されると、由美子は一気に口を開いた。
「これって、どういうことです。これは犯罪ですよ。私こんなこと許せません、泣き寝入りなんかしませんからね。必ず警察に訴えますから。それに・・・・・」
ここまで言った時、今まで黙っていた19歳の友美の張り手が跳んだ。
「静かにしなよ、おばさん。ギャーギャーうるさいんだよ!。」
{おばさんですって?・・・・}
由美子が言い返そうとした瞬間、杏子が由美子の頤(おとがい)を鷲掴みにして、口を半開きにさせてから、由美子の顔を46型TVの方に向けさせたのだ。

「ほら、由美子ちゃんよく見なさい、あなた自分で喜んで猿轡を自分の口に噛ませたのよ。Vサインなんかしながら・・・・・・あれを証拠に提出してもいいのよ。・・・この仁科由美子さんは、とっても猿轡や縛られることが好きな子で、この日は私たち4人で楽しくプレーしました。あの映像を見せて私たち3人が口裏合わせれば、誰かあなたの訴えを信じる人なんかいるかしら?・・・・・どお?・・・・・・それに猿轡が大好きブログもあるのよ・・・ふふふ。」
「・・・・・・・・・・・・」
「まあ、まあ、八千草君、少しは素顔の由美子さんを見せてくれんか?・・・・・・ほっほう。これはまた美しい!! まさに美形じゃ、端麗というか麗人というか?小顔でシャープで瞳が綺麗で、透き通るように肌が白くて美しい。思った通りの美女じゃ。」
{これが、あれだけ毎晩のようにメールを交わしたベストさんなの}
頭は上げあがり、見るからにスケベそうなおやじだが、信じていただけに裏切られたのが口惜しい。
きっと睨み返す。
その怒った顔がゾクゾクするほどに魅力的なのだ。

美女が口惜しそうに怒った顔にこそDID真髄、猿轡された美女の魅力があるのだ。
「ふふふ。由美子さん、随分と口惜しそうじゃな? だが本当の恥辱はこれからが本番じゃ。
さあ、真顔も拝ませてもらったんで、本番に行こうかのお~」
「ベストさん、猿轡はいかがなされます?やっぱり日本手拭です?それともボールギャグ?」杏子の問いかけにベストは、一本の長いタオルを取り出したのだ。

未完成 その6

第五章

箱詰めにした由美子を載せたトラックは、都心の住宅街の中にある木の覆い茂った大きな屋敷の中に入った。
ここは、中国大使館が所有する別宅である。
よほどの事件がない限り、警察は絶対に入ってこない。
その広大な屋敷のある部屋に由美子は連れ込まれたのだ。


「ベストさん、お待たせしました。ベストさんが熱望された仁科由美子をお連れいたしました。由美子さんもベストさんとお会い出来るのを待ち望んでいたようで、ほほほ。それで、
どんな絵になるんです。」
妖艶な笑みを浮かべながら、八千草杏子がベストに尋ねた。
二人が会っているのは屋敷の中の20畳ほどある大きな和室である。
床の間があるこの家の迎賓室なのだ。
「今度、香港に新しい美術館が中国政府によって建てられる。そのオープニングを飾るようなインパクトのある絵を描きたいんじゃ。」
「そのモデルが、由美子さん、ですか?」
「そうじゃ、天の配剤というもんで初めて猿轡を噛まされた由美子さんを見た瞬間、この眼だと思ったんじゃ。『猿轡は眼が命』。やはりこの眼の活きた娘を世界中で探していたんじゃよ。あの娘は、おそらく世界で一番猿轡が好きな女だ。眼を見ただけでわかる。将に『世界一の猿轡数奇者』じゃ」
それは、宇佐美徹から八千草杏子に売られた由美子の写真だったのだ。
その写真をベスト・リーが見た瞬間、仁科由美子の運命は変わったのだ。
和室の中には、すでにすぐにでもデッサンが始められるように、画材の準備が整っている。

「さあ、早速由美子ちゃんをみせてくれ。連れてきたんじゃろう?」
「はい、もちろんですわ。すぐ隣の部屋に・・・」
「まさか、手荒なことはしておるまいな。」
「ええ、自分から喜んで猿轡を口に噛ませて。よっぽど嬉しかったと見えてカメラにVサインをしていますわ。後でその映像をお見せしますわね。とにかく傷一つない綺麗な身体のままですよ」

実は、屋敷に運び込まれ、箱から出された際に二度ほど「ムググ」と呻き声を出して身悶えしたため、総務部の他の女性2名から、またもスカートの中の「女の子」を指先できつく抓まれていた。
眼が涙が出る位の激痛が走り、陰毛の中には真っ赤な痕が残っているはずだ。
杏子が、鈴を鳴らす。
すると、するするとフスマが開いた。
足の縛めを解かれた由美子が、後ろ手縛られ、縄尻を二人の女性に持たれて部屋に入ってきたのだ。
「ほら、歩きなさいよ、・・・・何モタモタしてるの?・・・・ほら、歩きな!」
追い立てられるように由美子が部屋の中央に入ってきた。
相変わらず鼻上までの猿轡のまま。高手小手に縛られている。

縄尻を持っているのは、同期入行で同じフロアの経理部の杉野慶子と総務部の後輩の
板井友美である。

由美子は部屋の中央の畳の上に転がされた。
鼻上から見える眼は、怒りに震え、血走っている。

「ほほう、これが、生の由美子ちゃんか?想像以上に良い眼をしているのお。・・・・・・ううん、これはよい。それに、見事な肢体じゃ。職業モデルのようじゃ。それに最高の美脚じゃのお。綺麗な足とはこういうものを言うじゃ。」
もう、ベスト・リーはお触りモード全開で、由美子の下半身を触っている。
「これはよい。イメージ通りの絵が描けるぞ。ううん、前からと後ろからの2枚じゃ。
屏風のような併せ絵にしよう。八千草君、これは最上級の名品じゃ。」

由美子の肢体に大満足のベストの脳内は、すでに絵の構図でいっぱいらしい。
「それはようございました。九十九銀行の行員一同に成り代りまして、御礼申し上げますわ。」
しかし、耳を澄ますと居並ぶ3人の女たちの声が聞こえてきそうだった。
{ふ~~ん、そうなの。そんなに由美子さんの身体が素敵なの。それはベストさん良かったわね。それじゃ、私たちが、もっと素敵な由美子さんの姿をご覧にいれますわ。ほほほ}

未完成 その5

第四章

その時、大和急便の配送人の制服を着た男が2人部屋にチャイムを鳴らして入ってきた。
総務の高田と佐藤である。
いつも由美子の近くで机を並べて働いている青年だ。
「わあ~~~~。これが仁科さんですか????すげえええええ。なんて恰好なんですか????」とはしゃぐ高田。
「静かにしなさい。トラックは?」
「ハイ、マンションの駐車場に入れてきました。あのトラック外交官プレートが付いてましたけど・・・・」
「中国大使館の所有車よ。警察はすべてフリーパスよ。さあ。21時を過ぎたら運び出すわよ。」
「ねえ、八千草さん、21時まで少しだけ、由美子先輩触ってもいいですか?」
佐藤はもう、縛られた由美子にくぎ付けになっている。
「オレ、入行した時から、由美子さんの身体が気になって気になって。」
「まあ、本当はベストさんに手を付けずに綺麗な身体のまま納品する約束なんだけど・・・・・その白いブラウスはきっとベストさんはお気に召さないはずだわ。
ブラジャーが透けていないブラウスにはベストさんまったく無関心だから・・・・どうせタンクトップ姿にして納品するんですから・・・・ねえ、そのナイフでブラウスを切り取りなさい。その作業中に身体に触れても仕方がないわね。ふふふ」

もう高田と佐藤は大興奮だ。
銀行のマドンナのブラウスを切り裂けるのだ。
「オレ、マジで一回仁科先輩の身体触ってみたかったんです。・・・・・すげえナイスバディだし・・・・・へへへ。」
「おいみろよ、この足、この太もも、綺麗なもんだぜ。肌も白いし・・・・早くスカート脱がせてみてえよ。オレ」
「バカはよせよ。胸だけで我慢しろ、下半身はご法度だぜ」
二人は高手小手に縛られた由美子のブラウスをナイフで細切れに切り裂いていく、
決して素肌やタンクトップが傷つかないように

「おい、高田、お前も触ってみろよ。この胸の手触り。柔らかいぜ。へへへ。しかし、ブラジャーには大分パットが入っているぜ。この手触りだとBカップじゃねえのか?」
「まさか、これならCはあるだろ。」
「ムググググ・・・・グググ{ちょっと。やめてよ。高田あ~ 佐藤お~ お前ら憶えとけ!}」

二人はタンクトップの膨らみを入念に触り続けた。
「おい、ちょっと中見てみなよ、ブラジャーはパステルイエローかよ。へへへ。何かブラは黒でいつも男を挑発してるイメージだったけど、案外可愛い色じゃんか??」
「オレなんか、いつも由美子さんの背中にブラジャーの形が浮き上がって見えるたびに仕事中、立ってたぜ。なんと言っても由美子さんの透けブラや浮きブラが悩ましいって俺たちの間じゃ、すげえ人気だからな。」
「まったくだぜ。しかし、いい身体してるよな。引き締まってて、マジで一回お世話になってみたいよな。」
二人は由美子の着衣の上から胸や背中、お腹を触りまくり、ブラジャーに形を楽しむように、乳房を撫でまわしたのである。
それから高田が切り出した。
「ねえ、八千草さん、下半身ダメって言っても、足はいいでしょう?足の指を舐める位許してもらえませんか?」
「足の指って?・・・・あなた、汚れた足舐めるの?」
「・・・・そんな、由美子さんの足は汚れてなんかいませんよ。素敵な汗の匂いがします。
今日一日の汗をたっぷり吸った足を食べたいんです。いいですか?」
「何せこの野郎、由美子さんの黒のロングブーツを盗んだんですよ。そのブーツの匂いを寝る前に毎日嗅いでたらしいんですよ。こいつ足の匂いフェチなんですよ。」
「いいわ。まったく変態ね。それじゃ、好きなだけ舐めなさい、その代りストッキングのままよ。わかった」
「はあ~~~い。やったぜ。こいつはいい匂いがするぜ。へへへ。」
高田はそれから、由美子の揃えた足の親指から1本1本味わうように舐めつくしていった。
「まあ、由美子さん、若い男性にモテモテじゃないの?まったく羨ましいわ。ほほほ。
さあ、高田君と佐藤君。もうすぐ時間よ、あと10分で箱詰めして例の場所のお願いね。」


未完成 その4

第三章

手足を綺麗に縛り上げた杏子は、由美子自身が締め上げた猿轡をもう一度しっかりとうなじで締め上げた。
ソファに座らされた由美子は、最高の美脚に白いロープを食い込ませて、斜めに足を揃えてじっとしている。
杏子のことを何も疑っていないのだ。

由美子が、完全に捕らわれた小鳥状態になったことを確認すると、杏子が早速携帯を手に取ったのだ。
「八千草よ。今、仁科由美子を生け捕りにしたわ。クスクス。他愛もないものよ。簡単に騙されるなんてまだ所詮子供なのよ、さあ、早く佐藤君と高田君を送ってよ。中国政府公認の駐車証を運転席に置くようにいうのよ?・・・・・・由美子さん?今まだ騙されたことに気が付かないような眼でこちを見てるわよ。・・・・・もちろん、猿轡を噛ませたわ。筋書き通りよ。呻き声も出せないようにして、大人しくさせてるわ。・・・・・電話代わる?」

まだ事態が呑み込めない由美子。
{佐藤君と高田君って総務の去年と一昨年入った男の子?なの}
そして耳元に当てられた携帯からは、同期入行で同じフロアにいる杉野慶子の声が聞こえてきたのだ。
「もしもし、由美子? 今何してるの?お話出来る?・・・・クスクス。そうね。出来ないわよね。あなた猿轡が大好きなんですって?クスクス。素敵なご趣味をお持ちなのね?ふふふ。・・・・まあ、事情は八千草先輩からゆっくりお聞きになって!!・・・こっちで待ってるわ。」
「ムムムムム・・・・」

「ほほほ。やっと気が付いたようね。そうよ、あなたは罠に嵌められたのよ。・・・それも銀行の罠にね。・・・・・いいこと。これから・・・・」
「ムググググ」
由美子はやっと自分が大変な事態に陥ったことを悟った。
縛られた身体を揺すり、呻き声を出そうとした瞬間、杏子のビンタが頬に飛んだ。
「静かにするのよ。こんな小さなマンションでガタガタ音を立てるんじゃないわ。
これだけ、猿轡噛ませていると、ビンタも効かないわね。・・・・それならこれはどお?」
杏子は、縛られた由美子の足の太ももの間に手を忍び込ませると、由美子の股間のある場所を思いっきり抓り上げたのだ。
「むむううううううううう~~~」
「静かにしなさいって言ってるのがわからないの? 次も大きな呻き声を上げたら、今のを5回連続よ。ふふふ。わかったら、しばらくおとなしく私の話を聞きなさい」


今までソファに座らせていた由美子を床に転げ落とすと、杏子が代わってソファに座り、綺麗な足を組んで、床に転がった由美子を見下しながら話始めたのだ。

「いい?わかったでしょ?もうすぐ、ここに総務の高田君と佐藤君が来るわ。それから、
あなたをベスト・リーさんのところに連れて行くの?・・・・・あなたは、銀行からベストさんに売られるのよ。・・・・つまり人身御供よ。」
「むぐぐぐ・・・」
「ふふふ、もう手遅れよ。観念することね。」
足を組んでいた杏子が、ブラウンのストッキングの足先で、床に転がされた由美子の顔を触り、それから、軽く踏みつけたのだ。
そして、声が途端に変わった。
「あなたが今付き合っている宇佐美徹は、私の元婚約者よ。・・・・年下だったけど、しつこく結婚したいって,言い寄ってきたのは、トオルの方だったのよ。・・・・それが、あなたが泥棒猫みたいにして、色仕掛けでトオルを奪い取ったのよ。まったく、最低の女ね、あなたって。まさか、同じ銀行のそれも同じ総務部の女に恥かかされるとは思ってもみなかったわ。・・・・・それが1か月前、偶然羽田で遭ったのよトオルと。・・・・あいつ私を見つけると、すぐに誘ってきたわ。・・・・そして、あなたのこと全部話したのよ。猿轡なしでは夜も暮らせない女だってことも全部洗いざらいしゃべっていったわよ。
私を腕枕してね。クスクスクス。もう一回因りを戻したい なんてほざくから、あの仁科由美子と手を切って顔を洗って出直しなさいって言ってやったわよ」
「むぐぐぐぐぐぐぐ{全部ウソよそんなの。徹さんはそんな人じゃないわ。もっと誠実な人よ}」
「ふふふ。でもあなたには新しい彼が今から出来るのよ。よかったわね。そうあなたが好きなベストさんよ。彼は有名な絵描きさんなの。10日間だけのアバンチュールを楽しむことね。すごいお金持ちよ、由美子さん、彼と結婚したらどお?クスクス」

未完成 その3

第二章

その日、由美子は退行すると銀行近くの駅で杏子と待ち合わせた。
これから二人揃って電車で杏子のマンションに向かうのである。
食材を買い込み、高価なワインを持って電車に乗る二人は、他人が見れば仲の良い美人姉妹に見えたかもしれない。

今日の由美子は、白いブラウスに黒系のタイトミニ、そしてヒールのあるパンプスを履いている。
ブラウスは薄手で黒のタンクトップが透けて見えている。
長い髪を綺麗にアップにして細く長い襟足からは、27歳の妙齢の女性の色香が匂い立っていた。
ワインで乾杯をして、オードブルを摘まんだ時だった。
待ちきれないとばかりに杏子が、コレクションを見せ始めたのだ。
幾束のロープと日本手拭。
そしていろんな種類の緘口具。
「すご~~いい。杏子さん。これ全部自分で集めたのですか?・・・・・。」
「そうよ。でも、私は、やっぱり今は日本手拭の猿轡派なの。昔の人はよく言ったものね。
『猿轡は日本手拭に始まり日本手拭に終わる』って。」
「ええ、私もやっぱり日本手拭派ですわ」
由美子はそこにある白地に格子柄の手拭を手に取ってみた。
「ねえ、由美子ちゃん、お願いがあるんだけど、由美子ちゃん、自分で猿轡を噛ませてみて!
「ええええ?????・・・・」
「ねえ、いいでしょ? 由美子ちゃんが自分で猿轡するところを撮影したいのよ。
夜ひとりになった時に動画を見ながら思い出したいから。・・・・ねえ?お願い!」

何といっても恐怖のお局様である。
懇願されればNOは言えない由美子である。
それに、自分の口に猿轡を噛ませることなんか日常茶飯事だ。
毎晩、自分で猿轡を噛ませ、コケシを使って自慰している。
まさかオナニーしてみせてとは言われまい!と覚悟を決めた。
「ええ、お安い御用です、お姉さま!」
おどけるようにいいながら、ハンカチを口に丸め、手にしていた格子柄の手拭に丸い結びコブを作ると、自分の唇割るように噛ませ、アップにしたうなじで締め上げた。
その姿を、杏子が撮影している。
端正な顔立ちの由美子の顔が歪み、唇が変形している。
真正面から撮影する杏子がVサインを見せると、由美子は、笑いながらVサインをして見せた。
知らない人間が見たら、由美子は、猿轡好きの性癖があると判る映像である。

由美子は新たに2枚の手拭を取ると、1枚を三つ折りにして口まで覆う猿轡を嵌め、更にもう1枚を二つ折りにして今度は鼻上まで覆う猿轡で三重に声を塞いだ。
もう由美子の声はかすかに呻き声が漏れる程度しか聞こえない。

「ねえ、今度はこれで、足を縛って?・・・・・・自分で出来る?・・・・私が縛ってあげようか?」
杏子の声に、もう由美子はコックリと首を縦にするだけである。
由美子は、口に頑丈な猿轡を噛まされると、それだけで逝ってしまう快感をおぼえるのである。
もうすでに、猿轡に酔い始めたようなうつろな眼で杏子を見返すのみである。

杏子は、慣れた手つきでパンプスを脱いでパールホワイトストッキング姿の由美子の足に白いロープを噛ませていく。
足首を縛り、縦縄を噛ませ、膝下、膝上と綺麗に縛っていく。
縛られていく自分の足をうっとり見つめる由美子。
「ほんと、由美子ちゃんの足って綺麗だわ。同じ女に生まれてどうしてこんなに違うのかしら?」
そう笑いながら、手首を掴んだ。
もう、由美子は完全に囚われの美女モードで、眼をつぶり、腕を後ろに廻して、最後の自由を杏子に委ねたのだ。
杏子が、白いブラウス姿の由美子を高手小手に縛り上げていくとき、今日見せたことない笑みを浮かべていることに由美子は気づかなったのだ。


未完成 その2

第一章

「由美子さん、お茶をどうぞ?」
お昼休みにお弁当のお茶を準備してくれたのは、今年入行したばかりの19歳の板井友美である。
コネ入行らしく、九十九銀行では珍しい高卒で入行した子だ。
そのお茶を一口飲み、お弁当を開きながら、由美子は、自分のパソコンに届いたメールを見て、身体が凍りついた。
【ブログ始めたのね。毎晩楽しみに見てるわ。】

由美子は一瞬我を見失うほどの衝撃だった。
{誰?なぜブログを始めたことなんて知ってるの?}

差出人を見た。
そして、また凍りついた。
総務部課長代理の八千草杏子だったのだ。
同じ総務部で同じフロアである。
椅子を立てば、彼女の顔が見える位置に由美子の机はあるのだ。

九十九銀行のお局様である。

どうして彼女が?
彼女に楯をついて生き残った女子行員はいないと言われるほど、九十九銀行の女性の中では絶対的な影の権勢を持つ女性なのだ。
今年38歳ながら独身で、かなりの美人である。
怜悧な微笑を持つ美女として、総務部に君臨している。

2通目が来た。
【無視しないでよ(笑)、決して変なメールじゃないのよ。同じ趣向の女性を知って嬉しかったから。ブログ名前は、『猿轡が大好き』・・・・・でしょ?】
まさに先日書き始めた猿轡ブログの名前である。

もう間違いない。あのブログの存在、私の性癖まで知られてしまったのだ。

数分後、由美子は震える手で返信した。
【なんのことですか?】
すぐにメールは返ってきた。
【由美子ちゃんが、ブログを開いたその日にアクセスしてきた人が居るでしょ?どうして彼がすぐに貴女のことを知ったと思う?・・・・早過ぎない?・・・・その男性とは知り合いなのよ。同じマニアとしてね。ふふふ。だから安心して、お互い他人に知られたら恥ずかしいわ。今晩どこかで会わない?】

誰にも知らせずに初めたブログなのに、1回目を書いた当日にアクセスがあり、ブロ友から
メールしてきた人がいた。
名前をベストという男性である。
そこまで、読んで眩暈がしたのを憶えている。
全身から血の気が引いていったのだ。

退行後、由美子は指定された東京ヒルトンホテルに向かっていた。
{確かにベストさんは、どうやって私のブログを知ったの?・・・・確か九州の方って言っていたけど・・・・・・でも、知られた以上、断れないわ。・・・・八千草さんも本当にDIDマニアなのかしら?・・・・それ以外にも何か思惑があるのかしら?」
そんなことを考えている内に六本木のヒルトンホテルのロビーに着いた。
もう八千草杏子は先にコーヒーラウンジで寛いでいた。

「お待たせしました。」
「ううん、私もさっき着いたばかりよ。由美子さんはコーヒー?それともお紅茶?」
銀行で見る八千草杏子とは全くの別人である。
表情も声も柔らかく優しい素敵なお姉さま風なのだ。
しばらく挨拶が済むと、すぐに声を落としてきた。
「私、由美子さんのブログを知って、声を無くしたわ。だって、私とまったく同じなんですもの。私も子供の頃からずっとなのよ・・・・今まで結婚出来なかったのもきっとそのせいだわ(笑)・・・・・ねえ、これ、この前京都に行って撮影してもらった写真よ。」

着物姿に日本髪のカツラを付け、後ろ手に縛られ、口に被せ猿轡を噛まされた八千草杏子が、小舟に乗って連れ去られる写真なのだ。
「どうして、こんな写真が・・・・・・」
「クスクス。同好のマニアの集まりよ、みんな同じ性癖の人たちのサークルなの?
思い思いのコスプレで写真を撮りあうのよ。由美子さんも今度一緒にどお?・・・・ここでは隠す必要がないのよ。みんな子供の頃から同じ悩みを持った人間同士よ。思いっきり楽しめるわ。」
由美子は、少し警戒感が緩んでいくような気がした。
本当に純粋にお局様は私を誘ったのかも知れない。

「あの~、八千草さん、ひとつ聞いてもいいですか?」
「ええ、何でもいいわよ。それから、これから杏子と呼んで。ここ銀行じゃないわ。日本でも数少ない女性猿轡フェチの仲間同士よ。ねえ!!」
「はい。わかりました。それじゃ杏子さん。どうして私のブログに気づいたんですか?」
「ああ、そのこと。それはベストさんから連絡があったのよ。君の銀行のOLさんのようだよって!! ベストさんの情報収集力は並みじゃないわ。おそらくドメインか何かから探り当てたんじゃないかしら?・・・あの方ならどんな手段だって使うわ。」
「・・・・・あの~、ベストさんって一体誰なんですか?」
「えええ~~~!!!知らないの?何度もメールで話会ってるでしょ?・・・・・彼は画家よ。精緻な美人画を描くことで世界的に有名な方よ。彼が描いた絵は、写真より精緻で、一番女性が美しく見えるって世界中の女性が一度はモデルになりたがっているわ。・・・・
でも、彼にも、私たちと同じ性癖があるのよ。世間では誰も知らない秘密なんだけどね。」

それから、由美子は八千草杏子に誘われて、バーを梯子した。
彼女が連れて行く店はどれも洗練されていて、そして何より八千草杏子のおしゃべりが楽しかった。
DID世界についても深い造詣があって、彼女自身もカメラを持ってたくさんのDID写真を撮影するマニアだということも。
そして、銀行での彼女とは想像もつかないほど明るくて素敵な女性だったのだ。

そして、次の日も、その次の日も夕食を共にした。
もうまるで百年の知己と語り合うように二人は互いの嗜好を語りあったのだ。

「ねえ、今度の金曜の夜、仕事が終わったら、私の部屋に来ない?小さなマンションだけど。泊まって行ってもいいわ。見せたい写真もたくさんあるし・・・・・ロープや手拭だってたくさん持ってるのよ。」
「ええ、お邪魔します。なんかドキドキします。本当にいいのですか?」

こうして、由美子は杏子の部屋に遊びにいくことになったのだ。
これが、すべての悪夢の始まりとも知らずに。


未完成 その1

昨年の夏、ふと物語を思いつきまして、2日間、一気に小説を書き進めました。
が、3日目に挫折、その後物語が脳内で続かず、それっきりお蔵入りしていた作品です。

正直、ネタ切れ状態で、掲載可能な小説がありません。
この小説は途中までです。読まれた方は欲求不満だけが残られることはわかっていますが、
これ以上筆が進まないのです。
つまり「未完成」です。

ですが、このままお蔵入りも勿体無い気がして、途中までですが、掲載したいと思います。
あしからず です。
こんな中途半端小説がたくさんあります。
この作品、毎度マンネリのベストが主役です。
いい加減、新主人公を作らねば・・・・



「未完成」
序章

「八千草君、本当にそのベスト・リーという人物は信用が置ける人物なのかね??」
「専務。それは間違いありません。彼は中国共産党の首脳とは太いパイプがありますし、東南アジアの華僑たちには絶対的な影響力を持っていますわ。彼が本当に我が行を支持すると言ってくれれば、このプロジェクトは大成功間違いなしですわ。・・・・
もしかしたら、未来永劫、我が行の繁栄も約束されることになるかもしれません。どうです。手を結びませんか?」
「それほどまでに凄い影響力があるのかね?」
「お手元の資料はお読みになったと存じますが・・・・・」
「ああ、確かに凄い!!・・・・そんな人物が、この日本にいるのかね??」
「ええ、在日中国人画家という触れ込みでもう滞在もかなり長いですわ。とにかく日本政府にも外務省にもずいぶんと顔が利きますし・・・・・」
「う~ん。そんな大人物と八千草君はどうやって知り合ったのかね??」

九十九銀行の経営者たちが顔を揃える中、ベスト・リーとのコンタクトを進言しているのは、総務部課長代理の八千草杏子である。
今年38歳独身の美人OLである。

「それは、あるサークルを通じてとしか・・・・・ただ、先日も彼を通じてお願いした案件が容易く受注出来たのはご存じでしょ?」

今まで黙っていた頭取が初めて口を開いた。
「ああ、とにかく驚いているよ。・・・・・でも、どうすれば、彼が我が九十九銀行の陣営になってくれるのかね?・・・・すこし変わった人物だと聞いている。お金では決して心を動かさない人物だそうじゃないか??」

「ええ、すでに彼からのストレートな要求も伺っていますわ。それさえ呑めば、すぐにでも共産党書記長の毛白頭氏にTELを入れると・・・・」

今度は常務が口を挟んできた。
「どんな要求なんだね??呑めるようなものなのかね?」
「皆様は、本行受付に居る仁科由美子をご存知ですよね?」
「ああ、もちろん知ってるとも。彼女のことは取引先でも知らないものはいないくらいだ。
とにかく我が行の花、顔だからねえ!」
「ふふふ、ええ、そうですわ。九十九銀行きって美人と評判の女性ですわ。」

ここで、八千草杏子は初めて笑みを浮かべると、冷徹な言葉で言い放ったのである。
「ベスト・リー氏の要求は、仁科由美子が欲しい。・・・・それだけですわ。それさえ呑めば我が九十九銀行の繁栄が約束されるのです。皆様、いかがです。」

「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
この現代において人身御供とは!!
経営陣は皆黙り込んでしまった。
やっとの思いで、人事担当常務が口を開いた。
「たしか彼女には恋人がいたんじゃないのかな。とても身持ちの堅い女性だと聞いたが・・・・まさか外国人相手とは・・・・・彼女が承諾すまい!!」
そして自嘲気味にこう言ったのだ。
「まさか誘拐でもして、差し出すかね。ははは」

座は白けたような笑いに包まれた時だった。
八千草杏子がまたも口を開いたのだ。


「そのまさかですわ。この八千草にお任せいただけませんか?決して犯罪には致しません。
ベストさんが手を廻せば、日本国政府はまったく関与しませんわ。それに、彼女も決して告発出来ないようにさせますから・・・・・ご安心下さい。」
こうやって、経営者会議は終了した。
頭取室を出た時、八千草杏子の頬には怜悧な微笑が浮かんでいた。
{由美子さん、私の大事なひとをよくも奪ってくれたわね。きっと復讐してみせるわ}

この後、仁科由美子が10日間、乳がんの精密検査入院で、有休休暇を使うことの申請書に総務部長のデータ印が押されたのである。

アホな妄想 その1

ここは、都心の超一流シティホテルの一室。
女優兼タレントのA久仁子さん(49歳)と映画監督のリー・ベストがソファで向きあっていた。
春物の高級そうなコートを脱ぎ、薄手のブラウスと膝上までのスカート。
さすがにこの前までTVの売れっ子だっただけあって、洗練されたファッションに身を包んでいる久仁子さん。

「はじめまして。ベストです。今日はわざわざありがとうございます。本当に昔から貴女の大ファンだったのですよ。出演されるTVは必ず録画していましたよ」
「まあ、・・・・光栄ですわ。それに、こんな素敵なホテルにお招きいただいて・・・
お仕事のお話なんですよね・・・・・映画のお話かしら・・・・」
「ええ、是非、久仁子さんを主役にしたモノを作りたいと思いましてね。それで」
「ええ(絶句)・・・・主役ですか・・・・・それは・・・とても光栄ですが・・・・
本当にわたくしが主役?????・・・・・・」
「ええ、もちろん、久仁子さんが主人公ですよ。・・・昨日も電話でお話したようにギャラは500万考えています。もちろんヒットすれば、それに出来高というオプションも考えています。」
「ええ、・・・・・それは伺いましたが・・・・でもいくらなんでも主役だなんて、あの騒動があってから、まったく芸能界から声が掛からなくなっています。本当に私なんかで宜しいので?」
「私でいいの?なんて、何をご謙遜を!・・・貴女のファンは大勢いらっしゃいますよ。現に私のところにも、貴女を撮影してほしいというメールがたくさん届いていますし、ネット上でも貴女を見たいと・・・・・・・最近TVに出られなくなって寂しい想いをしているファンは大勢います」
「そんな・・・・・大勢だなんて」
「いえいえ、ここぞとばかり貴女をバッシングしている奴もいるようですが、世渡りが下手な貴女の味方したいと思う人間もたくさんいますよ」
「本当ですか!・・・・・それなら嬉しいわ。だってあの時以来、とんでもない悪女みたいな言われ方をしてきましたから・・・・・・正直、芸能界では、もう無理なんじゃないかと思っていたんです。」
「何を弱気な。・・・・・でも、最近まったくお仕事されてないのでしょう?」
「ええ、それは、あの騒動の後は、まったく・・・・」
「なんでも、今は恋人だった方とも別れて、お一人でお暮しとか?・・・・毎日フィットネスクラブで汗を流しておられるとか?・・・・・・・まあ、そんなことをされるくらいなら、仕事をされた方が、宜しいかと思って、声を掛けさせていただいたのです。本来なら事務所を通すべきだったのかもしれませんが・・・・・売れっ子タレント・A久仁子さん復活とか変な騒ぎ方は映画が出来るまでは・・・・こっそり話を進めたかったのです。」
「事務所とは、あれっきり話さえしていませんの。・・・・あれ以来、事務所の私への対応が手のひら返しみたいだったし・・・・もう、事務所とは・・・・・これからはフリーでやっていこうと考えていましたから・・・・・・でも、本当に久しぶりの仕事で、すごく嬉しいのですよ。それも監督直々のお電話には、正直びっくりしたほどですわ。・・・・でも、正直戸惑っていますわ。」
「ですから、私は昔から貴女の大ファンでしてね。・・・・・どうしても貴女と一緒に仕事がしたくて・・・」
「本当なんですね。・・・主役でその上、今の私に500万のギャラだなんて、・・・・・もしかしてAVとか、・・・・もしかしてSM映画なんかじゃないのですよね。以前、酒井N子さんの記事でそんな記事を読んだんですけど・・・・・・でも、私にはもう無理ですわ。決して若くないし・・・・・・」
「そんな、・・・・・今でも十分にお若いじゃないですか、それに凄くお綺麗なままですし、・・・
正直、私は酒井さんなんかよりずっと久仁子さんの方が魅力的で素敵だと以前から思っていましたよ。」

ひと回り以上歳が若い元人気アイドルより綺麗と言われて久仁子も悪い気がしない。
それに、最近仕事はゼロ、愛人のカメラマンとも、あれっきり会っていない。
貯金も底を尽き、生活も苦しい。
家賃にさえ困り始めている。
例えどんな仕事でも今は欲しい。その上、今回の話は、500万プラスオプション。
こんな話に飛びつかない手はない。
今なら10万のギャラでも正直なんでもやる。
リー・ベストなんて正直聞いたこともない監督だ。
どんな映画を作るのかも知らない。
しかし、とにかく今はどんなメディアでもいい、映像を流すことが重要である。
この業界、一度消えたら、二度と浮かび上がらない。
とにかく何かに出演したい。
今度は、脱ぐことは覚悟してきた。
でも、SMまでは、正直踏み切れない。
第一私のSMシーンに感じてくれる男性など何人居るのかしら?
それに、正直、もう身体には自信がない。
精一杯手入れしてきたつもりでも、もうすぐ、50歳。
さすがに、修正なしでは見せられないほど衰えているのは自覚している。
十分綺麗だなんてお世辞だとわかっているわ。

「・・・・・・正直におっしゃっていただいて結構なんですよ。アダルトなんでしょ?
それでも結構ですわ。・・・・それで、お相手の俳優さんはどなたなんです?・・・・正直、仕事は選べないと思っていますけど・・・・どんな映画をお作りになりたいのかしら」
台本次第で決めるという矜持だけは、空元気でも見せていたいというプライドだけはあるのだ。
「いえいえ、そんなアダルトだなんて、まさか・・・・・・・普通の映画ですよ。本当です。」
「・・・・・わかりました。正直本当に嬉しいですわ。・・・宜しくお願いします。・・・それでクランクインはいつから何ですか?」
「ええ、それは来週からを予定しています。・・・ですが、その前に今日は、久仁子さんとの対談もお願いしたいのです。」
そう言ったリー・ベストは、バックの中から200万の現金を差し出したのだ。




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