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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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奇祭~5 USさんからの投稿

 翌日、鬼の面をつけた男の一団が行列を作って村中を練り歩いていた。男たちの担いだ神輿の上には、彼らに生け捕られた捧げものの女の姿がある。誰あろう、高見雅子である。雅子はまるで罪人のように縄をかけられ、後手に縛められたまま正座した姿で運ばれていく。むろん囚われの身の象徴、猿轡は噛まされたままだ。身につけてるものは「もっこふんどし」一貫という姿は当然、村の男たちの好色の的だった。いわば、村中引き回しの刑を一目見ようという男たちで沿道は埋め尽くされた。男たちのささやきも聞こえてくる。すでにこの村では雅子の出身、美貌、経歴などはほぼ全村民の知るところとなっており、女性に飢えた若い男たちは羨望と欲望の視線を沿道から投げつけてくる。この祭りの捧げものとなることが雅子に決まった時から、今日の「嫁仕込み」を心底楽しみにしている輩ばかりなのだ。雅子は羞恥心でこのまま果ててしまいたい、という願望以外に「奇妙な感情」が湧きあがっていることに気がつき始めていた。沿道から聞こえてくる声は、卑猥だがどれもこれも雅子の美しさを称賛するものばかりだった。老人たちは枯渇した情感を取り戻しかけ、中年の男たちは己の女房の存在すら忘れ、少年たちは美しい大人の女の囚われの美しさに息を吞んでいる。雅子本人は知る由もないが、昨日、雅子の下の世話をした女衆のもとには奇祭をまちきれぬ村の男が囚われの美女の聖水を求めてひっきりなしに訪れたのだ。
 「あれほど美しいとは・・・嫁仕込み始まって以来の別嬪の捧げものだな」
 「本当にいいオナゴじゃ」
 「あんな女房もらったら、高見家の倅、精気を吸い尽くされてしまってポックリと逝くんじゃなかろうか」
 昨日村の女衆にいたぶられている間は屈辱と恐怖以外何も感じなかった。だが、夜が明けて以降は女たちは姿を見せない。雅子を取り扱うのも鬼の面をつけた男衆ばかり。早朝監禁されていた小屋に迎えに来た彼らは雅子を荒々しく縄で縛りあげたが、その行為さえなにか雅子に敬意を払うような所業なのだった。いうなれば高名な戦国武将の妻が敵方の下級武士に捕えられた、とでも言うべき上下関係が存在するような感覚を覚える雅子なのだ。明らかに自分は村人たちの手に堕ち、あられなき姿で舌を噛み切る自由すらない。しかし、心の何処かで男たちに囚われたこの状況を愉しむ気持ちが芽生えているのも認めざるを得ない事実だった。沿道の男衆の視線や猥語にも感じてしまうものがある。全身が熱るのは昨夜の嬲りの刑にされたためか?雅子は今、自分でも認めたくない、囚われの身となった女だけに解る気持に俯いた。





 広間に設けられた祭壇で繰り広げられるあまりにも卑猥な儀式に、観衆の眼は血走り釘付けとなっている。祭壇上では打ち立てられた2本の竹柱に両手首を縛められた雅子の身体を、3人の屈強な鬼面姿の男たちが弄っている。都合6本の太い腕と硬い指が雅子の白い肌に絡みつき、その乳房、二の腕、臀部、太股を代わる代わる激しく愛撫する。両手首を縛った縄をきしませ、端正な顔を苦悶にゆがめ、噛まされた轡を激しく噛みながら身悶える雅子。荒々しい嬲りの儀に、自分とまったく異質の存在の男たちに囚われた快感を思い知らされた雅子は、ふと視線の先に夫恭平の姿を見た。縛りあげられ男たちに取り押さえられている夫は何かを叫んで、目に涙を浮かべている。だが、雅子は夫婦ともども生け捕られ、自分を助けようとも助けられない夫の前で責めを受けるという状況に言い知れない快感まで覚えて知っている。
 激しい嬲りが終わり、肩を震わせながら項垂れる雅子の姿は惨めかつ淫微で見る者をさらに興奮させた。口元からは猿轡が取り去られ唾液が一筋、透明な糸を引いている。その雅子の前では天狗のような大きな面をつけた男が棒の先端に付けた「あるもの」に何やら液体をかけていた。その「あるもの」とは明らかに男根の形をした秘具だった。天狗は存分に秘具に液体をかけ終わると雅子に近づきその白い褌を取り去った。
 「天の神々よッ この美しい女人の艶やかな声を聞け!!」
 天狗に扮した男は叫ぶように宣言すると雅子の足もとにしゃがみこんだ。その瞬間、雅子は嬌声とともに天を仰いだ。秘所に挿しいれられたモノもさることながら、そこに塗られたものが昨夜と同じ媚薬は彼女をさらに参らせた。昨夜の、興奮がずん、ずんと身体の芯から蘇る。もう観念した、というように雅子はよがり狂った。猿轡を解かれた口からは意思と関係なく喘ぎ声が漏れる。文字通りこの村の因習に囚われ嫁として仕込まれている、と思いながらも雅子には別の感情もある。それは多くの村人たちに自分の身柄を委ね奉仕をさせているという快楽だった。まるで美しい姫が下々の者たちを魅了するように・・・。その感情は下腹部の嬲りとともに昂ぶり、秘具を出し入れされるたびに、ああっああっというむせび泣く声に変わる。もうどんな責めを受けようとも捕えられた姿で彼らを虜にしたい。村人たちからさらに歓声が上がった。
 「まさしく責められる天女じゃな!!」
 一人の老人の声に雅子の感情は最高潮に達した。私は囚われの女、明日も明後日も捕え続けてほしい・・・雅子の歓喜の声はいつまでも村人たちを魅了した。(終)

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