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葉村彰子の考察 その3

昨年、水戸黄門が終了される時、あるDIDサイトに、マニアの方が、逸見氏に対するコメントが投稿されているのを読みました。
過去の投稿から、DIDについては深い造詣をお持ちのマニアの方のようで、TV緊縛鑑賞歴も長いキャリアをお持ちだとお見受けしていた方です。
それは、亡くなった逸見稔氏が、DIDマニアであったのではないか?!
そんな推測コメントです。
正直、目から鱗が落ちる思いをしました。
なるほど、言われてみればその通りだと思いました。
彼の死去した頃を境にTV時代劇からDIDシーンが激減し始めたと思うのです。
この推論は、本当のように私も思えるのです。
彼が活動した1960年代後半から、70年代80年代こそTV時代劇のDIDシーンの黄金時代であり、彼の影響を受けた多くの監督、プロデューサ、脚本家が、時代劇でDIDシーンを作ったのに違いないと思えるのです。

でも、私が、この文章を書こうと思ったきっかけは、別のことです。
今回、葉村彰子こと逸見稔氏(必ずしも同じ人物とは言えませんが)のことを調べるうちに、あることに気づいたのです。
それは、「葉村彰子」がTVの世界に噛ませ猿轡を普及させた。
もっと言えば、結びコブ噛ませを普及させた。
そう思うのです。

では、ここから少し時代劇の猿轡の歴史をおさらいしたいと思います。
日本の時代劇に出てくる猿轡には大きく分けて5種類あります。
① 鼻の上まで手拭で覆うような被せ型猿轡(通称:鼻上被せ)
② 鼻の下の口だけを手拭で覆う被せ型猿轡(鼻下被せ)
③ 唇を割り、手拭を噛ませる猿轡。(噛ませ猿轡又はハミ噛ませ猿轡)
④ 手拭の真ん中に結びコブ、結び玉を作り、唇を割って噛ませる猿轡(結びコブ猿轡)
⑤ 竹の筒に縄を通して、竹筒を唇を割って噛ませる猿轡(竹轡)
時代劇の場合はこの5種類だと思います。

戦前の映画を見ても、美女が捕らえられ、監禁されるシーンでも猿轡シーンはありますが、
大半が①の鼻上被せです。
戦後の映画・ドラマも①または②の被せ猿轡がほぼ100%で、私の調査では、1967年頃のモノクロの時代劇にやっと③の結びコブなしの噛ませが登場します。
※これ以前の噛ませ猿轡をご存じの方教えて下さい。

私の中では、栗塚旭主演の『風』の15話の中の田島和子さんの猿轡あたりが、日本で一番最初の噛ませではないかと思ってます。
噛ませ猿轡といっても、この田島さんの猿轡は、手拭を軽く唇で噛んだ程度の甘いものですが。
そして、統計を取ったわけではないのですが、1969年頃から少しずつ噛ませ猿轡がTVに登場しはじめます。
葉村彰子が、月曜8時のナショナル時代劇を始めた頃ですよね。
1971年頃から④の結びコブ(結び玉)付噛ませ猿轡がTVに登場し始めたはずです。
私のつたない記憶では、1974年以降では、かなりポピュラーに結びコブ猿轡が使われ始めたと思ってます。
これも統計を取った訳ではありません。
単純に私の感覚です。
1971~72年頃の時代劇は、①②の被せ系が90%だったのが、数年後の1975~76年頃には、③④の唇割りの噛ませ系が70~80%になっていたように思えるのです。
そして、その後は時代劇の猿轡は、噛ませ系が主流になりました。
もちろん、70年代、80年代にも被せ猿轡は逆に存在しましたが。
でも、葉村彰子脚本の作品は、圧倒的に噛ませだったと思うのです。
水戸黄門で言えば5部以降。
大岡越前なら4部以降。
江戸を斬るなら全作。
その他、徳川三国志や雪姫隠密道中記。
これらのドラマの思いつく猿轡シーンはほとんどが噛ませタイプです。
これは、葉村彰子の功績ではないかと思ってます。
功績というのは、あくまでも私のような噛ませ系が好きなマニアにとってと言う意味ですが。(被せ系の方は忸怩たる思いでいらっしゃると推察致します)

そして、更なる推論です。【これが本題です。】
葉村彰子こと逸見稔氏は、【結びコブ猿轡の信奉者】でなかったのか?との推論です。
結びコブ猿轡。
お判りですよね。布(手拭)を一回捩り、真ん中に結びコブ(結び玉)を作り、歯を割る様に口の中に嵌め込むように噛ませる猿轡です。
猿轡そのものでは、本来正統派と呼ぶべき噛ませ方だと思うのですが、ドラマの世界では、
日本の時代劇以外見る機会がほとんどありません。
現代劇は、ガムテープという存在がありますから、布やスカーフを使った猿轡が少ない上に、やっぱり結びコブのない噛ませタイプが断然多いように思うのです。
現代劇の結びコブ噛ませって、思い出せるシーンは、数シーンしかありません。
現代劇では結びコブ猿轡は、非常に少数派です。

そして、海外の猿轡シーンです。
Youtubu他動画サイトで、海外のいろんな国のドラマの中の猿轡シーンを見ますが、
ほとんど結びコブ猿轡はありません。非常に少数派だと思います。
※BONDAGE動画を見ても、結びコブ猿轡は、200作に1作程度の割合しかないように思えます。
また、アジア(中国、香港、韓国)でも、基本噛ませはあっても結びコブは少ないように思えるのです。
※これもお詳しい方、是非現状を教えて下さい。

私のような結びコブ猿轡大好き派が、動画サイトで結びコブ猿轡シーンを見つけようとすると本当に苦労します。
基本、日本の時代劇の猿轡シーンは、Youtubuなんかではすぐに削除されますからね。

つまり、何が言いたいかといいますと、あの布に結びコブを作る猿轡って、結局世界のドラマで、日本の時代劇だけではないか?と。

正確には、時代劇自体が死滅した訳ですから、日本の時代劇だけだった。と言う事だと思うのです。
これは、誰か外国のドラマに詳しい方に教えていただきたいのですが、海外(アジアを含む)の猿轡シーンで、1970年以前に結びコブ噛ませなるものが存在したのでしょうか?

これも推測ですが、TVドラマの中での【結びコブ猿轡は、1970年代に日本で発明され、その後、若干世界に輸出されたが、あまり普及しなかったもの。】
そして、その発明者は、葉村彰子こと逸見稔氏ではなかったのか?ということです。
これが私の推論です。
この推論を裏付ける何の証拠もありません。
でも、何とか調べられないものでしょうか?
世界のTV猿轡史の研究における最大のテーマであると思うのですが・・・・・。

次回は、竹轡についてお話します。


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