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Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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鼻猿好男様投稿 明智小五郎対二十面相 その7

第7章

明智先生の言葉のとおり、隣の部屋の方では拳銃で撃ちあう音が聞こえてきます。
そして、警官隊に追われた二十面相の部下たちが応接間の方へも逃げ込んできたかと思うと、そのうちの一人はぽっかり開いた落とし穴に落ちてしまったのです。
「うぎゃああー、」
断末魔の悲鳴を上げてその男は串刺しになってしまいました。
その他の男たちは皆警官隊に取り押さえられて、次々に逮捕されていったのですが、二十面相だけは二階のベランダに逃げて行き、なんと上空に飛んできたヘリコプターから垂らされた縄梯子につかまって空を飛んで逃げおおせたのでした。
そして去り際に明智先生に向かって大声で、「おい明智、今回は俺の負けだ。しかしこれからも俺は、お前と文代の前に現れて悪の限りを尽くしてやる。覚悟しておけ。いずれまた会おう。」と叫んだのでした。
このヘリコプターを操縦していたのは、あのミモザのマスターである4号だったのです。

では最後に明智先生がどうして落とし穴のことを知っていたのか、また、運転手の斉藤さんはどこで1号と入れ替わったのか、明智先生や、斉藤さんから聞いた話から皆さんにお教えしましょう。

銀座で文代さんが明智先生に変装した二十面相と一緒に歩いているところを、われらが少年探偵団の団長である小林さんが偶然見かけたのです。
そこでそっと二人の跡をつけて行ったところ、ミモザという喫茶店に入っていったので、これは何か変だぞと思って小林さんは明智事務所へ近くの公衆電話から電話をしたのです。
そうすると事務所には明智先生ががちゃんといて、文代さんと一緒にいるのが偽物だとわかったのです。
そこで店の前に行って見張っていると、今度は自動車がやって来てなんと斉藤さんともう一人、黒眼鏡をかけてソフトをかぶった男が降りてきて店に入って行ったのです。
小林さんは車のトランクに潜り込んでどこへ行くのか見届けようと思って、得意の開錠術でトランクの鍵を開けたところ、なんと上着を脱がされて、縛り上げられ猿轡を噛まされた斉藤さんが押し込められていたのです。
すぐに斉藤さんの縄と猿轡を解き、斉藤さんはそこから離れて新宿の事務所まで電車で帰り、小林さんはトランクに隠れてアジトまで行ったのです。
斉藤さんの話を聞いた明智先生はいずれ斉藤さんに変装した男が迎えに来るものと考えて待っていたのです。

小林さんはアジトに着いて車から皆が降りた後、トランクから出て屋敷の状況をさっと眺め、見張りに見つからないようにして、屋敷の中を探ろうと木の間隠れに少しカーテンの隙間が空いている窓を覗き込むとそこが応接間だったのです。
そして床の落とし穴の仕掛けを見ることができたのでした。
明智事務所では、斉藤さんに変装した1号が明智先生を迎えに来たとき、応対に本物の斉藤さんが現れると驚いて逃げ出そうとしましたが、既に待ち構えていた警官に取り押さえられ逮捕されました。
そして、文代さんを旧牧村子爵のお屋敷に連れて行ったことも白状したのです。

旧牧村邸に駆け付けた明智先生と斉藤さんは、屋敷の近くで待っていた小林さんから応接間の状況を聞いたうえで玄関まで車で入って行きました。
二十面相の部下たちは1号が明智先生を連れてきたと思っていますので二人を応接間に案内したという訳です。
そして、警視庁の警官隊は二十面相の部下たちに気づかれないように屋敷から離れた場所で車を降り、小林さんの案内で門から忍び足で入って行き、見張りの部下たちの油断を見計らって背後から襲って気絶させ、静かに悟られないように屋敷の中へと入って行ったのでした。
そのあとの顛末は先に書いたとおりです。

この事件から1か月後には明智先生と文代さんの結婚式が行われ、私たち少年探偵団の仲間たちも出席させてもらいました。ウエディングドレス姿の文代さんは本当にきれいでした。
そしてこの後もわれらが明智先生と、怪人二十面相とは、様々な事件の度に対決していくことになるのです。
なお、明智先生と文代さんが結婚後、私と裕子の新婚時代ように寝間での縛りや猿轡プレーがあったのかどうか、私にはわかりません。


あとがき
性懲りもなく、日本の推理小説の元祖とも言われる江戸川乱歩先生の名作「少年探偵団」のぱくり小説を書いてしまいました。乱歩先生の原作にも明智探偵の奥さんとして文代という女性が登場しますが、華族の出身とかの記述はありません。
すべて筆者の考えた勝手なストーリーです。朝ドラの「花子とアン」の仲間由紀恵さんの柳原白蓮のお話が頭をよぎって、こんな設定にしてしまいました。
天国の乱歩先生、乱歩先生のファンのみなさん、どうかお許しください。
また、お話の最終段階で、どのような形で事件を解決するのか、色々頭をひねりましたが、結局安直な結末になってしまいました。本職の小説家ではない筆者にとっては、これ以上のことはとても考えがおよびませんでした。
いつものあまり上手とは言えない挿絵も、恥ずかしげもなく6枚も描いて掲載させてもらったことと合わせてお詫び申し上げます。

挿絵6

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