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ギャグフェイスコレクション外伝 洋助の回想録 我が愛しの百合子嬢篇

第8章

扉が壊れた拍子に室内に投げ出された俺は、横たわる百合子嬢を抱き起してあげる。そして硬くきつく噛まされた猿轡を外してあげた。
唾液で濡れた黒いブリーフの詰め物を取り除く。
「社長、大丈夫ですか!?」
「宇佐美さん、ど、どうしてここに!?」
百合子嬢は甘い吐息交じりに、オクターブの高い声を上げて、まだ自分が監禁されていることを思い出したのか肩をすくめた。
そんな仕草も途轍もなく愛らしい。
まずは、勇んだ俺は平田の野郎と対決を、と意気込む。
「平田、てめぇ!」
「ひ、平田さんは・・・宇佐美さんが入っていたロッカーに・・・」
百合子嬢は潤んだ瞳で、俺を促す。
その先には見事ロッカーの角に頭をつぶされた平田の失神した姿があった。
労せず俺は白星を挙げた。

しかし、である。百合子嬢、いや俺たち二人が監禁状態であることは違いがないのだ。
平田が戻らなければ大久保たちが不審に思うだろう。
だが、この社屋には多分間違いなく、奴らの監視の目がある。
裏通用口には大久保の息のかかった連中がいるだろう。
警察を呼びたいところだが、俺は車の中にケータイを置いたままだ。
おまけにキーを挿しっぱなしだったことまで思い出す。
このまま朝を迎えれば、非力な俺が彼女を守り抜いて脱出することは不可能だろう。ここは一か八か、だ。
「社長、逃げましょう。今、縄をほどきますので」
俺は、百合子嬢の背後に回り、妙にマニアックに縛められている手首に指を掛けた。
「いいえ、脱出はできません。もし見つかれば、宇佐美さんがどんな目に遭うか」
ハイエナファンドの幹部でありながら、意外にも百合子嬢は情に厚い性格の様子だ。
「でもこのままじゃ」
突如急く俺をぐっと抱き寄せた百合子嬢。鼻
先に惚れ惚れするような女優、女子アナ、顔負けの美貌が妖しく輝く。
「貴方様は私を助けてくれました。それだけで十分。あとは私に任せて」
「で、でも」
「社長命令に逆らうつもり、宇佐美クン?」
勝気娘の表情に戻った百合子嬢もまたまたチャーミングだ。
「ここは私の命令に従いなさい、うふふ・・・・もう一度私に猿轡を噛ませなさい。」

俺はこの夜のことを一生忘れないだろう。
そう、俺は百合子嬢の美貌が変形するほどの猿轡を噛ませたのだ。
百合子嬢の真っ白なうなじに猿轡を絞り上げた時の一瞬は鮮明に記憶に残っている。
「そう、遠慮なくね、宇佐美さん・・・ンン、そ、そうです・・・、ンンンッ」
もう一度詰め物を噛ませ、瘤を噛みこんだ時の百合子社長の艶めかしい喘ぎ声。瘤が唇の間に侵入する際の百合子嬢の甘い吐息に俺はくらくらしたものだ。
「い、痛くないですか・・・」
百合子嬢は、コックリと頷き、俺を促す。
そう、これは古株連中を攪乱し、脱出するための作戦だ。
俺は脱出しかけた百合子嬢を偶然みつけて捕え、大久保の前に連れ戻し、奴らと同盟関係を結んだふりをするという計画だ。
騒ぎを大きくするべく、平田は行方をくらましたように見せかけるため、俺が潜んでいたロッカーに縛り上げ、猿轡を噛まして閉じ込めて置いた。
まぁ、まるで興奮しなかったが・・・。


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