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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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老・女盗賊の悲劇

4章

まさか、このまま警察に通報されずに済むと考えた途端、智子は自然とこみあげてくる笑みを抑えることが出来なくなった。
{早い話、私とエッチ出来れば満足なのよね。・・・・・確かにかなり歳をとってしまったけど、まだ、この裏窓怪兵という男は、私の事が好きなのよね。・・・・男は、大概、若い時に熱を上げた女性への憬れは一生消えずに持ち続けるっていうし・・・・・今までもそんな私のファンは何人もいたわ。・・・・・まあ、厭なタイプの男だけど、我慢しなきゃ。
少しは奉仕を要求されるでしょうけど、「あなたの事好きよ」って顔をすれば、すぐに騙されるわ。こんな間抜けな男を騙すくらい、私のテクなら訳ないわ}
智子のこんな思惑が、余裕になって微笑になって顕れていた。

「それでは、小島さん、もう一度うかがいますが、警察へは知らせない方がいいのですね。」
「ええ、もし本当にそうしてくださるのなら、本当にうれしいわ。・・・・もちろん、こんな悪事を働いたのですから、どんな埋め合わせも致しますわ・・・・もちろんよ。・・・・
私に出来ることならどんな償いもするわ・・・・・。ですから、警察への通報は・・・・本当にお願い。待ってくださらない?!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうですか。そこまでおっしゃるのなら、警察へは、連絡しませんよ。なんと言っても私にとっては日本一の美人女優の小島智子さんですからね。リスペクトしたい気持ちはやまやまですよ。」
「ほんとう!!・・・・・嬉しいわ。ありがとう。・・・・・・」
{ふふふ。まったくチョロい男ね。あとはこっちのものよ。・・・・私が、今までどれだけたくさんの男を手玉にとって、この芸能界を生きてきたのか知らないのよ。・・・・・・
私が、本気になれば、どんな男も寵落出来る自信があるわ}

「それでは、さっそく条件ですが、・・・・ふふふ、何、簡単なことですよ。しばらく、この屋敷で一緒に暮らしませんか?確か今日で番組を降板されたのですよね。明日からの仕事はすべて空白と聞きましたけど。・・・・・」
「そこまで、ご存じなのですか?」
「へへ・・・・ええ、ちゃんとチェックしてますよ。今でも貴女の大ファンなのですよ。
それくらいは?」
「{今でもファン???}・・・・・・そうなの、嬉しいですわ。・・・・・・ええ、確かに明日からは完全フリーですわ。ですから、何の問題はありません・・・けど。・・・」
「そうでしょう!!・・・・・・・・では、私と当分お付き合いしていただけますね?」
「ええ、もちろんですわ。新進気鋭の絵画コレクターの裏窓怪兵さんとお付き合い出来るなんてとても光栄ですわ。・・・・・・・・それで、私は、どうすれば・・・・・」
智子は、「お付き合い」の意味をはきちがえていた。
「まずは、智子さんに・・・・・・少し馴れ馴れしいですが、これからは、智子さんとお呼びしても、いいですか? お付き合いするのに、小島さんでは、他人行儀ですからね。」
「ええ、もちろんですわ。さん付けでなくて、サトでもサトコでも結構ですのよ。・・・でも、裏窓怪兵さんは、紳士なのですね。お若い頃から、そう思っていましたわ」
智子なり精一杯持ち上げてみた。
「紳士だなんて、そんな。・・・・でも、私も今ではそれなりに社会的地位を得たつもりですから、レディに対するお持て成しもそれ相応のものに致しますよ。ふふふ」
「そんな・・・・・・でも、そう言っていただけると嬉しいですわ。・・・・・・・・・・それと、こんなことが言えた義理ではないのですが、・・・・・決して逃げたりしませんから、このロープを解いて頂くわけには・・・・・・」
「ええ、でもいましばらくその事は待ってくださいよ。ははは。少し変わった趣向があるんですよ・・・・・・はははは。」
「変わった趣向??????・・・・・」
少し変に感じている智子は、ひきつった笑いを浮かべた。
その表情が、裏窓怪兵には、可笑しくて堪らないのだ。
この後の趣向を知ったら、智子はどんな顔をするだろう??
{ふふふ、今にお願いですから、助けて下さいと泣き叫ぶことだろう、もちろん、口の猿轡で呻き声しか出せないけどな!!}

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