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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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「怪兵と亜美」第4弾

序章

庄次カノンが篭絡され、林亜美ファミリーの一員になって10日が起ちました。
この間、亜美はフランスに行き、フランス諜報部のNO2であるイザベル・マルソーに事の顛末を報告していたのです。
そして、そこに庄次が描いたイザベルの緊縛画を焼却する場面の動画を持参したのです。

イザベルは大きく息を吐き出し、心底から安堵した表情を浮かべ、亜美の仕事を労らいました。彼女があれほどの表情を見せたのは本当に初めてと言っていいと思います。
イザベルにとって最大の障害が排除されたのです。

イザベルの緊縛画を持ち帰ってくるという亜美のミッションは見事果たされ,
そして、カノン庄次を整理しなかった見返りの交渉が2人の間でなされのです。

亜美は、カノン庄次は使い方次第で莫大なお金を産み出す絵画製造装置であることを説明しました。
自分の手元に置き、生産管理を行えば、これほど重宝なものはないと力説したのです。
そして、庄次カノンが描く贋作絵画で稼いだ金の半分をイザベルに政治資金として送金すること。それがどれほどのメリットになるか?
それはイザベルがこれからフランス大統領を目指す上で、とても重要な金脈であることを意味しています。そのことを強調したのです。
イザベルは、亜美の提案に理解を示しました。
イザベルにとって、緊縛された絵を抹殺することこそが懸案事項であって、それが解決し、カノン庄次を信頼する子飼いの亜美の管理下に置けるのなら、庄次の処分など異存はないのです。
そして、自分を緊縛して弄んだ庄次に怒りがあるとはいえ、心の奥底で何か不思議な快感を覚えたのも事実なのです。
生まれて初めて男性から縛られ猿轡を噛まされ陵辱されながらも、自分の心の奥底にマゾヒズムが眠っていることを気づかされたのです。ただプライド高いパリジェンヌとしてそれを認めたくないとの思いの裏返して、庄次を恨んできたことをイザベルは気づきました。
もう一度、いつか庄次に会って見たい気が湧き起こってきたのです。
イザベルは、度量を示し、亜美の提案を受け入れました。

また、イザベルもフランス諜報部やその極東支部の人間を使って亜美たちを全面的にバックアップすることを約束したのです。
亜美がやるビジネスが時にダーティであることをイザベルは知っていました。
でも、民間人になる亜美とこれからも末永く付き合っていくことがお互いのメリットになることをイザベルは十分に理解していたのです。
その夜、2人はお互いに末長くお互いを尊重をしあうことを確認してワインのグラスを傾けたのです。

そして、この1週間の間、監禁され弄ばれ続けた怪兵と庄次もぐっすり睡眠と栄養を取り、すっかり回復してました。
また、日本に残った怪兵と庄次と令子はすっかり打ち解け会い、親密な間柄になってもいました。

そして、日本に戻ってきた亜美を交えて、今日は、亜美の洋館に4人が集まりパーティをすることになったのです。
4人はある意味,本当の「ファミリー」になったのかもしれません。
不思議なくらい4人はウマが合い、仲の良い仲間になったのです。
不思議なくらいに、4人は心の琴線があったのです。

4人は、供に夕飯を取り、お酒を飲み、年齢と性別を超えて、そしてDIDという共通の他人に理解されにくい性癖を持つ仲間として、絆を固めあっていました。
そして、くつろいだ時を見計らって亜美が庄次への質問を始めたのです。
亜美は、どうしても庄次に聞かなければならないことがありました。

それは例のことです。
ソファには、寛いだ怪兵や令子もいます。

「ねえ、庄次さん、あの14枚目の描きかけの絵は誰なの?・・・・それから、その絵で将校の格好をしてムチを持っている女性は?・・・・・・・・私、とても気になったの」
亜美が切り出しました。

庄次は、もちろん何の淀みもなく語り始めました。
庄次もこれまでのこと、今、現在進行形で起こっていることを語り、胸の中のモヤモヤを払拭したかったのです。
庄次も堪え切れない運命に翻弄されていたのです。
聞いて欲しいとの風情で語り始めたのです。

「今日は、すべてを語ります。皆さん、聞いていただけますか?・・・・まず、絵の2人は、江上真希さんと将校の方は、栗原千冬さんという方です・・・・・」
「誰なの?・・・・・・・・最初から判りやすく話して・・・・・・実は、あの日、私と令子さんが、木更津まで絵を取りに行った時、黒装束の女と鉢合わせなって、襲われたのよ。・・・・実は一番聞きたいことよ。
その女は、この縛られている女・・・・・江上真希さんよね!・・・・・背格好からしてそう感じたわ。・・・それにあの女、只者じゃないわよ。身のこなしは、相当訓練を受けた人間だったわ。庄次さん、貴方、何か事件に巻き込まれているわよね。」と亜美。
「・・・・その話ですが、背格好や身のこなしから想像して、おそらく江上真希さんのようだと思います。」と庄次
「それと、貴方が依然描き上げた13枚の絵の中の1枚で東洋人を描いた絵があったけど、この女が、この将校姿の女性と同じ人よね、・・・・」これも亜美
「はい、そうです。その通りです。栗原千冬さんがその絵のモデルです。あの絵です。」

全員が、部屋に置かれている庄次の油絵の方に眼を向けました。
13枚プラス1枚の未完成品は、イザベル・マルソーの絵だけが、イザベルの目の前で焼かれ、それ以外は全部庄次カノンに返されていました。

確認の意味で整理すると、庄次は、外国で12枚のDID絵を描きました。
その内1枚が、イザベルがモデルの絵です。
そして日本に帰国後、栗原千冬をモデルに13枚目を描き、そして江上真希をモデルに
14枚目を描きかけているのです。この絵が未完成なのです。
13枚目の栗原千冬の絵は、イザベルと同じように全裸にされ、後ろ手亀甲縛り。
口には豆絞りの日本手拭で結び玉を作り、パンパンに詰め物を入れられた口を塞ぐように厳重にがっちりと頬が歪むまで噛まされています。
そしてイザベルと違うのは、脚をM字開脚に縛られ、股間の黒い茂みとパックリと口を開いた秘部の赤貝の様子が精緻に描かれているのです。
女性の性器をここまで詳細に描けるものなのか不思議に感じるほど栗原千冬の黒い陰毛と赤い貝が生々しく表現されているのです。
もちろん栗原千冬は、自分の意に沿わないデッサンであることは、その怒りの表情から一目瞭然です。本気で庄次のほうを睨んでいるのが分かるのです。

こんなポーズを取らされた栗原千冬とは?
「最初から分かりやすく話して頂戴。・・・・もしかしたら・・・・」と亜美。
「・・・・・もしかしたら?・・・・・なんなんだい?・・・亜美」と怪兵。
「ううん・・・・ごめんなさい。・・・・・とにかく、凄く気になるのよ・・・・庄次さん、
この女性たちのことを教えてちょうだい!」
「わかりました。実は私自身に災難が襲って来てる気がします。一番最初から全部話しますが、かなり長い話ですよ・・・・・それに説明下手ですから・・・・話がぐちゃぐちゃになるかもしれませんが、その時はすみません。」
「ええ、いいわよ。・・・そのつもりで今日はいたの。明日はみんなお休みなんだから、夜通し付き合うわよ。・・・・・みんないいでしょ?」
「ええ、私も聞きたいわ。それにこんな素敵な絵を描いていただいた江上さんと栗原さんが羨ましいわ。お酒もたっぷりあるし・・・・徹夜覚悟よ・・・・」と令子も寛いだ格好でゆっくり付き合い気になっています。。
4人はワインをグラスに注ぎあい、語らい始めました。

こうやって、庄次カノンの物語がスタートしたのです。


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