FC2ブログ

プロフィール

ベスト

Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


「怪兵と亜美」第4弾

5章

「はい・・・そして、今から1年前です。この陰間寺の玄竜さんから、桔梗さんに連絡があったのです。つまり兄から妹にです。すべてのことがここから始まりました。・・・・・玄竜さんの夢枕に平山宏彦の亡霊が立つようになったのです。・・・・とても成仏出来ない。俺をこんな目にした山崎三枝子が許せない!!と・・・・・平山宏彦が枕元で言うらしいのです。」
「・・・・・・・・」全員が今度は「はっああ??」って感じになりました。
「夢枕って・・・それって幽霊ってこと??  ははは」と令子

「初めは、山崎三枝子を捕まえて連れてきて欲しい。そうしたら報酬を1億出すという話だったようです。・・・・・その、陰間寺はかなり裕福で、莫大な資産がある寺だそうです。裏社会からの献金が凄いそうです。・・・・でも、桔梗さんは、山崎三枝子なんてどうやって探せばいいかわからないし、誘拐とか本業じゃないし・・・・ということで、話を無視してたようなんです。・・・・・それに幽霊が出るから女一人誘拐して1億なんて、荒唐無稽な話で・・・・・・なんでもその玄竜さんは、平山宏彦の墓前に、山崎三枝子をお供えするとか言っていたそうです。生け捕りにして緊縛猿轡した山崎三枝子を差し出す以外、幽霊から逃れられないと泣きが入ったようなんです。玄竜さんは、すごく霊感が強い人らしく、幽霊が見えるし、話が出来る人だって桔梗さんは言ってました。」
「夢枕ねえ、そんなことってあるのねえ、・・・・確かに、水知らずの女一人に1億って凄いわねえ・・・自分の寺に引き取った縁なき男の供養にでしょ!」と亜美。

「本当に、桔梗さんは全然乗り気じゃなかったんです。・・・でもしばらくすると、また玄竜さんから再度の懇願があったようなんです・・・・そうとう夢枕に参っているみたいで、
本気で山崎三枝子を捕まえたら今度は2億出すと、更には共犯の江上真希まで捕まえたらプラス1億、合計3億だすと出すと言ってきて・・・・・何でも平山宏彦氏が亡くなった後にこの遺品の「告白文」を見つけて読んだ後、幽霊は毎日のように現われ、その上話しかけるようになり・・・・・これは、何が何でも平山宏彦の恨みを晴らしてあげる他ないと・・・・逃れられないと思われたようで。玄竜さんは本当に霊感が相当強い人らしく・・・・・かなり憔悴して・・・・それでマジだったのです。それから、山崎三枝子のテレビ局時代の写真を見つけ、本の中にある江上真希の「松下菜々」のDVDをネットで必死で探し出し、同梱して桔梗さんに依頼されてきたのです。」
「それで、誘拐することに?」
「いいえ、やっぱり桔梗さんは、渋っていました。・・・・でも、赤の他人の恨みを晴らすのに、あの兄さんが3億出すなんて言い出すなんて・・・・あの兄さんのことだから、誘拐した女2人を何処かに売却して補填する当てが、すでにあるに決まってるわ。売却先の当てがなけりゃ3億だなんて・・・・でも、そんなこと思いつくなんて相当なのねと言ってました。・・・・・あとでわかったことですが、確かに誘拐した後、売却する予定だったようです。もちろん売価は、もっと安いらしいのですが・・・・・いくらかの補填になると。陰間寺は、実は裏では人身売買のルートを持っているようなのです・・・・・主に海外、それも東南アジアらしいのですが・・・・そして、これからが、凄い話なんです。
告白文とDVDが手紙と一緒に届いた日、私と栗原千冬さんも家に呼ばれ、丁度今と同じ感じで、3人で告白文を読み、「松下菜々」のDVDを観たのです。・・・・・すると、なんと千冬さんが、江上真希は自分の鍼灸院のお客だと言い出したのです。お客は、清水純子と名乗っているけど、背中の黒子の位置から間違いないって・・・・・・確かにDVDの松下菜々の背中には、小豆大の特徴的な黒子があります。顔も間違いないし、施術にくる江上真希本人だと・・・・清水純子は偽名に違いないって・・・・この広い東京で奇跡のような偶然だと思います。この数年、毎週一度は必ず店に来て、鍼治療を受けるらしいのです。持病ではなく、疲れを取る為らしいのですが、千冬さんのお得意さんだとわかったのです。千冬さんの施術が相当気に入っているらしく、世間話もよくする間柄だって・・・・千冬さんが言うには、江上真希は鍛え上げられた見事な肉体を持っているが、身体の線はシャープでスタイルが良い。そして相当に身体能力は高く、フィジカルは強く、格闘技にかなり通じた肉体をしている。身体を施術するとすべてがわかる。生きて捕まえるなんて相当に無理。でも、鍼治療中なら鍼一本で簡単に生け捕りに出来る。こう言ったんです。凄い偶然と思いませんか?・・・・・・・施術中なら簡単です。・・・・千冬さんは、この仕事をやりたがっているように感じました。やはり3億なんて相当凄い額です。そして桔梗さんの心が動いているのも判りました。
でも、桔梗さんは、この仕事は何か嫌な予感がする。3億なんて仕事今までやったことないが、何か身の破滅を予感させる気がするから。と言ってやっぱり断ろう。そう言って、それでその夜は終わったのです。私も千冬さんも桔梗さんの判断は絶対でしたから。異論は言えませんでした。私たちと桔梗さんの関係には、やっぱり序列があるのです。桔梗さんには逆らえません・・・・・やっぱり桔梗さんが姐御なんですよ。実は、桔梗さんも霊感が強いというか、何か特別な感覚を持った女性で、予知能力というか、感性に異様なものを持った女性でしたから・・・・不吉に感じられたようなんです。」
話の展開が読めず、また複雑になってきて、聞いているものたちも、頭の中を整理しているのがわかります。
でも、庄次の話は、ますます複雑になってきました。

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://besuto.blog104.fc2.com/tb.php/1084-963e146e

 | BLOG TOP |