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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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「怪兵と亜美」第4弾

7章

まだ、庄次カノンの話は続きます。
「2人を誘拐し、血書瓶を見つけ出し、すべての始末が付けば、全部で6億。それを3人で山分けすれば、金には苦労せずに済むということになりました。やはり桔梗さんはお金に目が眩んだんです。・・・・眩んだというより、このお金を最後に闇の世界を引退したかったんだろうと思います。ひとり2億というのは足を洗うには十分なお金ですからね。・・・・そして、その時、私は桔梗さんにお願いしたんです。江上真希をモデルにして絵を描かせて欲しいって。取り分は一切要りませんからと言って。お金なんか1円も要りませんから、彼女を描きたいって、{あの松下菜々がモデルなんて・・・・それも演技とかじゃなく本当の誘拐劇です。}・・・・相当に萌えるものを感じました。・・・・信じて貰えないかもしれませんが、お金なんかより、絶対魅力的な女性の緊縛画なんです」
私も、亜美も令子さんもこの時だけは苦笑するしかありませんでした。
2億の分け前と緊縛画を天秤にかける馬鹿がいることに。
でもそんな馬鹿が私も亜美も大好きであることもわかっていました。
だからこそ仲間に出来ると本当にこの時そう感じたのです。
話は続きます。

「先に山崎三枝子を拉致し、血書瓶を押さえ、身柄を陰間寺に引き渡せば、6億の内、5億は手に入るのですから、清水純子こと江上真希は、時間をかけてゆっくりと描き、その後で陰間寺に引き渡すことを桔梗さんも千冬さんも了承してくれました。たったそれだけで、2人の分け前は3億ずつってことになり、2人はというより、桔梗さんはこの世界から足を洗うには十分過ぎると感じたほどです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうやって、私たち3人はこの仕事を請けることにしたんです。それからは、誘拐の手筈を3人でじっくり考えました。まず最初に一番大切なことを確かめる必要があります。
何と言っても、江上真希の家に転がり込んだ同居人が、山崎三枝子なのかどうかを確認することです。千冬さんが、鍼灸院で仮に江上真希を生け捕りにしても、もしかして、山崎三枝子との間に音信不通状態であったとすれば、この計画は台無しになってしまいます。・・・・・・・・・そこで、ある夜、施術が終わったあとの江上真希を尾行して居場所を突き止めることにしたのです。ここが、一番大事なところで、絶対に尾行が悟られないように慎重にも慎重にやる必要がありました。ところが、千冬さんは、いとも簡単に尾行に成功して江上真希のマンションを割り出したのです。・・・・・・千冬さんもやっぱり殺しの仕事人なのでしょう・・・・・気配を消し、尾行したんです。私も念のために更に離れて尾行したんです。・・・・・・・・それで、江上真希は都内の賃貸マンションの5階に住んでいました。不動産屋で確認したら、名前は清水純子・・・・ここが彼女のマンションだと確信しました。福岡での事件のことが気になって偽名を使っていたんだと思います。それで、その部屋が見える場所にお誂え向きに空き部屋がありましたので、私がすぐに部屋を借り、望遠鏡で常時監視し始めたのです。・・・・・・・・・同居人は確かに居て、女性・・・・・一日のほとんどをマンションで過ごしていました。・・・・高性能の望遠鏡ですが、やはり写真の顔かどうかの確認は難しかったです。それに一日の大半をカーテンを閉めていましたし、・・・・・・それでも何度か見えた顔から私は、中の女性が山崎三枝子のように思いました。何よりも絶対に部屋の外に出ないのです。怯えている人間だと思いました。追われている立場の自分も同じ境地ですから、直感でそう思ったんです。そして、桔梗さんは、同居人が、山崎三枝子と確認が取れなければ、決行を躊躇したのですが、千冬さんが、必ずやる!と言って譲らないのです。彼女も何かに追われている身なのかもしれません。直感として大丈夫だというのです。そして、筋書きは出来ているから任せて欲しいといったのです。躊躇していた桔梗さんも身を委ねようとしたのでしょう。とうとう、次の江上真希の施術の予約が入る日に誘拐の決行を決意したんです。桔梗さんは、他の同業他社に山崎三枝子の存在が知られ、先を越されるの何より恐れていました。裏社会の情報収集能力を桔梗さんは十二分に知っていましたからね。2人の拉致監禁の計画は、千冬さん主導でした。千冬さんはとても緻密な性格でどうすれば、2人を生け捕りに出来るか?綿密に考えていました。・・・・・・千冬さんには、この時点で、すべてのストーリーを描いていたのかもしれません(深いため息)・・・・・・・・・誘拐は、実に簡単でした。・・・・江上真希が、千冬さんの鍼灸院に予約を入れた夜、他のお客の予約は一切受け付けずに、彼女だけを施術したんです。そして、盆の窪と呼ばれる首筋のツボに鍼を刺して簡単に江上真希を眠らせることに成功したんです。いくら武術の達人で、特殊部隊の精鋭でも信頼する鍼灸師のベッドで寛いでいるところを、首筋に鍼を刺されたら一溜りもありません。本来、数時間は目を覚まさないような麻酔らしいのですが、念のため、クロロフォルムも嗅がせ、たっぷり眠らせた後、深夜3時になるのを待って雑居ビルのエレベータを使って車に乗せました。酔いつぶれた女性を介抱するふりをして私たち3人で抱きかかえて乗せたんです。たぶん、幸い誰にも見られなかったと思います。新宿でも裏通りの深夜3時ですからね。人通りはありませんでした。・・・・私たちは、無事に江上真希を生け捕りにし、桔梗さんの戸建の家に運び込んだのです。桔梗さんの家は、2階建てです。その2階が監禁部屋でした。運び込んだのは明け方だったのを良く憶えています。
3人で2階に上げて、全裸にしたんです。私自身、江上真希のブラジャー姿を見た瞬間、電気が全身に走ったのを憶えています。何と言ったらいいかわかりませんが、まったく贅肉のない引き締まった弾力のある身体でした。一流の陸上の跳躍選手を思わせるような・・・・・棒高跳びや三段跳びの選手みたいな感じです・・・・・きっと日々身体を鍛えているんだと思わせる肉体美です。そして、何の飾り気もない紺系の下着姿だったのですが、今までに感じたことのない不思議なエロを感じました。桔梗さんも、「この娘、身体の均整がとれてていい身体だ」と褒めていました。確かに背が高い上に足が細く長く、身体付きのバランスがいいんです。肌もとてもなめらかで弾力があるというか・・・・・・・すみません。少し脱線しましたね。・・・・・ええっと、それから彼女の拘束ですが、革製の拘束具で後ろ手に手首と肘を併せ、ベルトで締めました。精神病棟で過去は使われていた拘束具で、これは解けない代物です。足も革製の拘束具を使い、両足を開いた上体で椅子に繋いだんです。どんな猛獣でも逃げられません。
夜が明けかけていましたが、私は興奮して眠れそうもありません。それでも私は少しは仮眠しながら江上真希が眼を覚ますのを待ちました。・・・・ただ、桔梗さんがまんじりとも出来ず見張りを続けましたが、ただ、千冬さんだけは、眼を覚ます時間を知っていたのか、短時間ですが、爆睡していました・・・・・・江上真希が眼を覚ましたのは10時頃でした。猿轡は噛ませていません。無駄だとは思ったのですが、山崎三枝子を誘き出す為に力を貸すように、会話をすると桔梗さんが言ったのです。・・・・・でも、すぐに無駄だと私は気づきました。覚醒した後、{あなたたちは誰?・・・どうする気?}とだけ口を利きました。でも、すぐに自分が拉致されたこと。誘拐犯に鍼灸師の千冬さんがいることを見て、驚き、何かを悟ったようで・・・・・それからは、一言も言葉を発しなくなったのです。いかなることにだって一切動じない屈強な女スパイのような・・・・・岩のような表情を瞬時に作りました。そして、眼光鋭く千冬さんを睨み続けていました。
千冬さんに騙されたことが、自分自身情けなかったのだろうと思いました。
どういったらいいかわかりませんが、どんな拷問にだって耐えられるという自信があるというか・・・・一目で尋問は無駄だと感じました。・・・・でも桔梗さんは、平山宏彦と言う男は自殺した。その亡霊が報復のために山崎三枝子を誘拐して生贄として差し出すように陰間寺の住職に依頼したことを言い聞かせました。江上真希自身にその気があるなら、貴女だけは助けてやる。同居している女性は山崎三枝子か?と何度も問いただしましたが・・・・岩になった彼女の表情からは何も読み取れず、私は、傍から見ていて絶対に無理だと・・・・この江上真希はどんな拷問でも決して屈しない屈強な意思の持ち主に見えました。それは栗原千冬さんも同じように感じていると見えました。ひとり桔梗さんだけが尋問を続けようとしたのですが、・・・・・
その時、千冬さんが、ここは自分に任せて欲しいと桔梗さんを止めに入ったのです。桔梗さんに千冬さんが逆らうところを初めてみました。それまでの千冬さんは、桔梗さんに対しては絶対に従順だったから、びっくりしたのです。」

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