FC2ブログ

プロフィール

ベスト

Author:ベスト
ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


「怪兵と亜美」第4弾

16章

「さあ、続きを聞かせてちょうだい」
亜美に話を促されて庄次が話を続けだしました。
「それで、桔梗さんは、長年のパートナーを裏切って、真希と一緒に千冬さんも陰間寺に誘拐するつもりで帰ってきたんです。・・・・・正直、桔梗さんってそんな冷酷で非常なところがある女性です。薄情というか、正直性悪というか・・・・きっと千冬さんとの間に何か心が離反するようなものがわだかまっていたんじゃないかと思います。
でも、それは千冬さんの方も同じだったと思うのです。・・・・・今から思うと、千冬さんと真希は、整体院のお客と施術者の関係で以前から顔見知りだった訳で、まあ、千冬さんの性格からして、その当時は、立ち入った話は絶対にしていなかったはずですが、真希の中に眠るDIDの性癖くらい見抜いていたかもしれません。そして、誘拐してきて折檻し、2人でいる時間がたくさんある間に、心が通じ合い、何かの密約が出来たのかもしれません。・・・・私は結構無頓着で気が付かない男ですし、買出しに出掛けたりするのも私でしたから、2人きりって結構多かったんですよね。・・・・・真希を味方にし、心を溶かして、2人で2億の金を持って逃走しよう考えたのかもしれません。これはすべて憶測です。でも、桔梗さんたちが帰宅したとき、すでに2人は縛めを解き、襲撃したらしいのです。陰間寺のお坊さんも2人に不意を突かれて、棍棒で殴られて失神したらしいのです。それに真希の闘い方は凄かったようです。獣ように俊敏に襲ってきたらしいです。それで全員縛られて・・・・・千冬と真希は、500万の現金と桔梗さんの貴金属と宝石を持って・・・・桔梗さんって高価な宝石を持っていましたし、それを持って逃走したようなんです。
桔梗さんが、そんなことを盗めれたと警察に届ける性格でないことも事実です。
これがすべてです。・・・・・・千冬さんが、家を出るときに私に{家に来るように!}と
桔梗さんのスマホから私にメールしたんです。私が行かなければ、みんな何日も・・・いいえ、死ぬまで発見されていなかったかもしれません。緊縛は全員厳重でしたから・・・・
私は、桔梗さんの言いつけ通り、家を出て木更津のアトリエに戻りました。面倒なことに
巻き込まれたくなかったし、桔梗さんとの関係も終了と感じました。桔梗さんの表情は、今までとはまったく別人でしたし、もう以前の桔梗さんではないと感じたのです。・・・・実は木更津のアトリエのことは、桔梗さんも千冬さんに住所を知らせていませんでした。連絡は全部携帯とメールかLINEです。・・・・その後、すぐに怪兵さんから誘われて・・・・皆さんと知り合いになったのです(笑)・・・・」

これが、庄次が語ったすべてです。
「それじゃ、何で江上真希は、庄次さんの自宅に侵入したんだろうね?」と私が疑問を挟みました。
「それは、わかりませんが・・・・おそらく絵や撮影したDVDを取り返しにきたんだと思います。座禅転がしに縛られ、秘部を丸出しにされた時、私がスケッチしたり動画撮影したりしたのを怒ってましたからね(笑)・・・・それを取り戻しにきたんじゃないかと思います。・・・・・きっと、亜美さんを桔梗さんたちの仲間だと勘違いして襲ったのだと思います。」


亜美は、途中から完全に顔つきが変わり、何かを思いつめたように考えるようになっていました。
「ねえ、亜美・・・何考えているんだい?・・・・・さっきから顔つきがマジだよ・・・・・何か腑に落ちないことでもあるのかい?・・・・」
「うん・・・・凄く気になることがあるわ・・・・・みんなは真希と千冬はどうなると思う?・・・庄次さんはどう思う?」
「おそらく桔梗さんは陰間寺の僧侶と一緒に千冬さんを追いかけ続けると思います・・・・桔梗さんは、とても執念深く・・・裏社会で生きてきた人です。何より面子を重んじます。
このまま黙っているはずがありません。・・・実兄の玄竜という人も黙っていないでしょう?」

「そうね・・・・・きっと2人は追われる身として逃げ隠れするしかないはずね・・・」

この晩は、ここで話が終わりました。

最後に亜美が言った「凄く気になること」が新しい物語になりますが、この続きは5部でまた。


コメント

いつもコメントありがとうございます。加納さんのことを意識して庄次のことを書いてます。本当にコメントが励みになります。次回作も作ってます。宜しくお願いします。

読み応えありました

連載お疲れさまでした。こういった本筋があって枝分かれしたりスピンアウトしたりっていいですね。かなり読み応えありました。特にこのシリーズは名前が同じだけに思い入れがあります。またの機会も楽しみにしてます。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://besuto.blog104.fc2.com/tb.php/1096-05a9b1c3

 | BLOG TOP |