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ここは、自分のこだわりを書き綴った場にしたいと思ってます。小説はすべて私の頭の中の妄想・空想を書き綴っています。


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US様投稿小説 少年探偵は囚われの身がお好き

第7章

「な、何をするつもりですか?」
由美子嬢が声を震わせます。
「ふふん、やはり君にも大声を出されては困るねぇ」
蜃気楼はまたもマントの内側に手を差し込むと、準之助に噛ませた轡と同様の黒い布を取り出します。
手早く瘤を作ると、由美子嬢の小さな顎を鷲掴み強引に噛み込ませるのです。いやいやという様に天を仰ぐ由美子嬢の長い睫毛が震えます。
少年探偵同様に、綺麗な猿轡顔を作り上げたことに満足げな蜃気楼は再びナイフを手にします。
「本当に綺麗な顏だねぇ。もっと怖がりなさい、もっと震えたまえよ。ははは、そうだ、そうだ、そういう顔を見たいんだよ、私は」
刃物を頬に突き付けられた由美子嬢は、小さく震えますが、声は当然出せません。
やがて蜃気楼はそのナイフの先を次第に由美子嬢の首筋から白いブラウス、縄に挟み込まれたブラウスにまで降ろしていきます。
そして、慣れた様子で、二つの膨らみの間でその操を守るように、閉じられた貝殻のようなボタンをピンと撥ね上げました。
床に転がる小さな真珠色のボタンには目もくれず、蜃気楼は由美子嬢の露わになりかかった胸元にお目見えするブラジャーを満足げに眺めます。

「ンン…ンンン…」
由美子嬢はその瞳を潤ませ、頭を振り、くぐもった悲鳴を漏らすだけです。
(お、お姉ちゃんの下着だ…すっげぇ可愛いブラジャーだ)
淳之輔はペニスの膨張を促す様に掛けられた股縄のことも忘れ、猿轡を噛み締めながら瞳を凝らして凝視します。
(も、もしや、由美子お姉ちゃん、裸にされちゃうんじゃあ!?)
ブリーフの下で、淳之輔の男の子のシンボルが激しく高ぶりました。
抑圧されるような縄の圧力がその勃起をさらに促し、逆に興奮をたかめるという悪循環です。ふと由美子嬢と目が合います。
(ヤ、ヤダ、由美子お姉ちゃんに、膨らんでいるトコを見られる! 恥ずかしい、恥ずかしいけど、見たいよッ、縛られたお姉ちゃんを、お姉ちゃんの下着姿を~~ッ)
少年探偵は微妙な心理の狭間で揺さぶられ続けました―――。
「しばらく、じっくりと考えるがいいさ、お嬢さん。君が強情を張れば張るほど、私は君を虐め苛む楽しみができる。坊やも乱歩の『少年探偵』張りに女の人が危機に陥る場面を目の当たりにできる興奮で、はち切れんばかりの喜びを股間で表すこととなるだろう」
あてつけがましい表情で蜃気楼は、二人の顔を見比べつつ倉庫を後にしました。

その後、あられもない緊縛を受けた少年探偵は、少々気まずい監禁時間を憧れのお姉様と過ごすことになります。
互いに縛られ、猿轡貌を眺めあう羽目となったわけですし、危機に陥ったお姉様に興奮しつつも、自分の無様な姿を見せつけられる羞恥心に苛まれるこの二重の責め苦から淳之輔が逃れられるときはいつなのでしょう。
一方、由美子嬢は大変聡明なレディです。
危機に陥ってもどこか冷静です。
大丈夫よ、とでもいう様に猿轡を噛み締めつつ少年探偵を鼓舞するように強いまなざしで見つめ、硬く縛られた上半身を時より悶えさせ、縛めを何とか解こうとしている様子です。その都度、ブラウスの間にお目見えしたランジェリーがより露出し、少年探偵の股間を悩ませてしまうのですが…。
ともかくも妖しく奇妙な時間は過ぎてゆくのです。

しばし、時間が経過し再び蜃気楼が顔を見せます。
「おい、娘! 倉庫の暗証番号を白状する気になったか!?」
先ほどとは少々様子が異なり、かなり乱暴な口調です。
足元もふらつく様子で、何か事態が変わったのかもしれないな、と淳之輔は思いました。蜃気楼は、縛られたまま、座り込む由美子嬢の顎を乱暴につかみ、またも凄みます。
「白状しねぇと、そこのガキを折檻するぞ!」
由美子嬢は、猿轡を無念そうに噛み締めると、観念したような表情を浮かべ、こくんと頷いたのです。

蜃気楼は由美子嬢の猿轡を外し、淳之輔の方は縛めも猿轡も解かぬまま、二人を書庫から連れ出し、例の暗証番号のキーが並ぶドアの前に連れてきました。
「さぁ、暗証番号を言え!!」
怪盗の乱暴な口調に気圧されるように、それでいて覚悟を決めた様子で、暗証番号を順に口にします。
震える手でボタンを言われるがままに押す蜃気楼。
やがてドアが重い音とともに開きました。蜃気楼はもつれる足で喜び勇むように、倉庫内部に侵入します。
そして紫色の布がかぶせられた念願の『怪写轡画』に駆け寄ると、狂喜したように咆哮するのでした。
ああ、なんということでしょう、名画はこのまま怪盗の手中に墜ちてしまうのでしょうか。

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