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「怪兵と亜美」第5弾

6章

「まずは、どっちから報告しましょうかね?・・・・・そうね・・・簡単なほうから。まずは、江上真希の履歴から説明するわ。」

奈緒美先生が江上真希の報告書を持って話し始めました。
「真希は、特別変わった生い立ちのある女性じゃないわ。普通の家庭の娘よ・・・・・ただ、幼い時に両親は離婚。母親に育てられるも高校三年のときに母親とも死別。兄弟はなし。福岡の久留米で中学、高校とバレー部に所属し、実業団チームからいくつもスカウトされるほどの名選手だった。でも、彼女が選んだのは自衛隊。成績優秀で幹部候補生学校に入学してるわ。その中の特務科ね。・・・・・志望動機として、子供の頃から、映画の中の特殊部隊に憧れていたと書いてるわ。そして卒業後、すぐにレンジャー部隊入隊を希望。学力優秀、体力抜群。戦闘能力に特に秀でていたらしく、23歳で第一特殊部隊に配属。この年齢、女性レンジャーでの配属は、異例のことらしいわ。彼女は、そこで市街地における特務作戦専任の訓練を受け、銃、ナイフ、棍棒や素手での格闘技など、ビル、建物等、狭部で敵を倒すことの専門の訓練を徹底的に受けたようね。有事におけるゲリラ戦の実行部隊としての訓練ね。専守防衛の自衛隊にもゲリラ部隊ってあるらしいの。・・・・任務遂行能力は折り紙付だったらしいわ・・・・・ただ、訓練中に人を殺してしまってるわ。事故死で処理されているけど、明らかな殺人行為よ。自衛隊内部でうやむやにされて、処理は事故死。結局彼女は除隊処分。真相は闇の中。
それで、民間企業への就職もままならず、探偵業を始めたことになってるわ。殺されたのは女性上官で、恋愛関係があったのかも知れないけど、本人は否定してるわ・・・・何度も言うけど、本人は否認、殺人を裏付ける決定的証拠もなく、あるのは状況証拠のみ。当時の上司が将来の幕僚長候補のエリートだった為、経歴に傷を付けない為に自衛隊内部でもみ消したようね。・・・・・・性格は明るくて快活。社交的、責任感が強く、とにかく自衛官というか戦闘員としての資質は特Aだったようね。真希について、掻い摘んで話すとこれだけよ。何か質問は?」
「除隊後のことは?」と亜美
「食い繋ぐ為にアダルトビデオに出てる。東京BD興行からボンデージ専門のビデオに          
 【松下菜々】の名前で出演したり、格闘技道場の講師をやったり・・・・それから私立探偵を始めて今日に至ってます。・・・・ただ、やましいところがあるのかしら・・・・秋野純子とか清水真由美とかいう偽名を使ってるわ・・・・」
奈緒美先生は、福岡での平山宏彦の出来事を知らないのだ。
「今彼女はどこに?・・・・・」と庄次
「ええ、それは把握してるわ。彼女は、今、栗原千冬と一緒に長崎に居るわ。そこは現在監視出来てるわ・・・・そのことは、後でもっと詳しくはなすわね・・・・・」


「じゃあ、それから、次が栗原千冬ね。これが、栗原千冬の調査報告書よ。彼女はとにかく数奇な運命の女性ね。
栗原千冬。今年32歳。れっきとした日本国籍よ。
父は香港人・・・・ええっと名前は王陣。母は日本人で名前は栗原小冬。長崎市出身。
もう2人とも死去していて、千冬は一人っ子で、兄弟なしね。
父親の王陣氏は香港の実業家。家は有名な「七虎飯店」他数件のレストランを経営するほどの資産家だったようね。家業を継ぐ為の修行中の32年前に、東京にビジネスで来た際、ホテルのパーティでコンパニオンをしていた当時の東京女子大2年生の栗原小冬に一目ぼれ。
猛烈なアタックで恋人同士になり、すぐに、小冬は千冬を身籠ったとのこと。当時、王陣氏は30歳。

王陣氏は、小冬と結婚し香港に連れ帰り、幸せな家庭を築き、千冬を育てるも、王陣氏は、千冬6歳のおり、病死。病名は不明。
そして、母の小冬もその前年に、死去してるわ。
小冬の死因は、他殺。
海で死体が見つかって・・・・。夫の王陣氏は、そのショックが元で病気が悪化し、病死したようなの。

王陣氏の父親、つまり千冬の祖父は、香港では有名な実業家で、七虎飯店の他、数件のレストランやゴルフ場を経営する資産家で、元々彼は、整体鍼灸師で、鍼灸院経営から事業をスタートさせて、資産家になった人物。彼が経営する鍼灸院のまな弟子が数百人といわれるほどよ。・・・・・整体鍼灸師としての腕前も、香港で名人と崇められるほどだったようだし・・・・・。その祖父の名前は、王敏。
以後、千冬は、祖父の王敏氏に育てられ、高校、大学は日本に留学。東都医科大学を首席で合格するほど優秀な学生だったようね。それで、日本語と広東語が堪能みたいね。
王敏氏は、若い頃から中国武術にのめり込み、少林拳や棒術、棍術で師範の免許を持つほどだった。千冬も幼少の頃から、この王敏氏に武術をしっかり教わったようで、また、整体鍼灸の手解きも受けているわ。」

栗原千冬が武術に長け、また鍼を使った殺し屋になったのもこんな下地があったのだ。

「4年で大学を卒業すると、香港の病院にインターンとして勤務。専門は麻酔科。かなり優秀な学生だったようね。
香港芙蓉病院と言って、大きな総合病院です。祖父の王敏氏の体調が思わしくなく、それで香港に帰国したようなんで、・・・・その香港芙蓉病院で大きな事件が起こったみたい。香港警察に調書が残っていて、信頼の置ける捜査官を香港に派遣し、当時取り調べを行った刑事からの聴取と、極秘だけど、調書のコピーを持ち帰ってきたわ。取調べに当たった捜査官は詳細に事件のことを憶えていたわ。・・・・・だから・・・かなり詳細なことが判明したわ。




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